2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

マインドが9割だけでは節約は成功しない

節約はマインドです。
そんな言葉をどこかで聞いたことがあるかもしれません。

「家計の革命」を起こすことを決意し、「絶対に家計を改善してみせる!」と志高く立ち上がる。

そのマインドは絶対に必要だと思います。

なぜなら
「まあとりあえず?改善できたらいいなと思って?」
というような半端な気持ちよりもずっと成功する確率は上がるからです。

ですが、マインドだけでなんとかしようとすると、私の経験上大体失敗します。


「よし!今度こそ絶対に節約を成功させてお金を貯めるぞ!!」
と、私も家計簿をつけてから10年の間に幾度となく決意しました。

でも、一度も成功しませんでした。

この10年で家計簿を見直した回数は1度や2度ではありません。

食費の予算を立て、日用品の予算を立て、
この予算で生活できればお金が貯められる、
というプランを何度も何度も立てたことがあります。

電気代の節約のためにアンペアを下げ、
水道代の節約のためにお風呂のお湯を浴槽の半分以下にしたこともあります。

でも、せっかく節約できた多少のお金も、
いつの間にかどこかに消え、
予算通りの生活は数か月も続かない。

どうして予算通りにいかないのか。

それは予算を守れない自分のマインドが足りないせいだとずっと思ってきました。

だからまたしばらくするとより強く決意をもって
「今度こそ!」ともう一度予算を立て直す、の繰り返しでした。

マインドはしっかりあるつもりなのに失敗ばかり。

どうしてこんな負のスパイラルに10年もはまってしまったのか。

今ならその理由がはっきりと分かります。

それは、家計を見直す順番を間違えていたからです。

効率よく家計を見直す手順には順番があったのです。


1、家計の現状を把握する
2、見直しをする
3、見直しを実行する
4、予算を立てる
5、予算を守る


我が家では、家計簿をつけていたので、
家計の現状が把握できてるつもりになって
いきなり2番以降に手を出していました。

私の実の母もお金を貯めなくてはと
焦るあまりに月3万円の定額貯金を始めたのですが、
毎月通帳の残高がどんどんマイナスになるばかりで
すぐにやめたそうです。

これもいきなり3番に手を出して失敗した例です。

まず1番にしっかりと現状を把握すること。

これをせずにマインドだけでなんとかしようとすると
私の母や私のように失敗してしまう可能性があります。

しっかりと現状を把握するために
必要なのは地道な計算です。

計算というと、面倒で難しいもののように感じることも
ありますが、家計簿をつけたことがなくてもできる簡単なものです。

服を選ぶ時にも試着をしますよね。

見た目の良さだけで選んでも、
自分の体型に全くあっていなければ
着ることはできません。

「これが理想のモデルさんの体型に合わせて作った美しい服ですから、
あなたの体型をこの理想に合わせてください。そうすれば理想的ですよ」
と言われても、困りますよね。

それと同じで、
家計の体型をしっかりはかってから
家計の見直しをしないと、

「食費を月1万円でやりくりしている人が本に紹介されていたからうちも食費を1万円にする」
「生命保険は収入の〇割以内が理想だと書いてあるから生命保険料を削ろう」

など、今までの私のように
世間の理想に振り回されて、
見た目の良い理想の家計ばかりを追い求め、
自分にあった家計を見失って
しまいます。

自分のスタイルに
あった家計を用意して、
試着してみてきつかったら
もう少しゆるい家計を用意する。

この作業を繰り返すことで、
自分にとってちょうどよいサイズの家計が
自然と出来上がります。

ちょうどよいサイズの家計ができあがれば、
必要以上の強いマインドを持つ必要もなく、
ストレスなく維持することも簡単
です。

今までに何度も家計の見直しに失敗してしまった方は、
どうぞ自分を責めないでください。

もしかしたら、私と同じように、
ただ順番が間違っていただけかもしれないのですから。

↓次の記事はこちらです。
・家計簿はつけなくてもお金は貯められる

このエントリーをはてなブックマークに追加