節約の常識!食品、日用品のまとめ買いはNG!する人ほど貯まらない?!
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食費や日用品費を節約したい!そう思う節約ママも多いのではないでしょうか。
しかし、やるとかえって節約の効果は半減。支出の増大を招いてしまうのが「まとめ買い」です。
まとめ買いは安い時に安い値段で買うんだから、お得でしょ?と考えてしまいがちなのですが、家計管理をするうえではNG。
私はこれまで1000件以上の家計相談にお応えしてきましたが、「まとめ買いをする人ほど食費も日用品費もなぜか異常に高い」という現実をたくさんみてきました。
では、どうしたら食費や日用品費が節約できるのか?これまでの相談実績から、効果的な節約方法を紹介します。
「食品、日用品を底値でまとめ買い」というのは、いつからか節約の常識のように言われているので、一度は聞いたことがある節約術の王道ですよね。
いつもは298円の洗剤が248円などになっていると、二つ三つまとめ買い。
いつもより1つにつき50円安く買えたら、3つ買えば150円の節約。
日用品は必ず使うものなので、それをいつもより安くおさえられるというのは「お得で賢い買い物」と考えるという節約術です。
しかし、そのような節約術は本当に節約の効果があるのでしょうか?
一見お得に見えるまとめ買いですが、実はまとめ買いというのは心理的に無駄な消費を増やしてしまうことがあります。
例えば、「いつも使っているシャンプーがもうすぐなくなりそう。でも、そういえばシャンプーのストックをし忘れている。そんな時に限って連日用事が入っていて、2,3日買い物にはいけなさそう。」
こんなシチュエーションに遭遇したとしましょう。
こんな時、あなたならどうしますか?
ご主人に頼んで買ってきてもらう、など、対応しようと思えば対応することもできますよね。でも、ご主人も忙しくて、ドラッグストアが開いている時間帯に帰ってこれない。コンビニなどで買うと高くついてしまう。
苦肉の策で、「なるべくケチって使う」という方法をとったとしましょう。
いつもの力加減よりほんの少し少なめの量を出して使う。
すると、2,3日でなくなりそうなシャンプーでも数日多くもたせることができます。
しかし、同じシチュエーションになった時、ストックがあるとケチって使うことはせず、むしろ早く使い終わらせて新しいものを使いたくなり、いつもより多く使ってしまうという現象が起こりやすくなります。
「もうすぐなくなりそう、でも替えがない、と思うとセーブして大事に使う」けれど、「ストックがあっていつでも追加できる」と思うと「大事に使わない」という心理が働くのです。
結局いくら特売でいつもより50円安く買ったところで「ストックがある安心感」でじゃんじゃん使っていたらその50円分の割引額なんてあっという間にチャラになってしまうのです。
これは日用品だけでなく、食品でも同じです。
毎日の晩酌にかかせないビールが特売だとついついまとめ買い。
1本当たりの単価は抑えられたはずなのに、ストックがたくさんあると「たくさんあるから今日はもう一本のんじゃおう」なんてついついいつもより多くのんでしまい、結局抑えた単価を上回るスピードで消費してしまうわけです。
また、大量のストックは場所をとり、スペースのムダを生み出します。
ビジネスでもそのビジネスが成功するかしないかは在庫の多さが関係する、といいます。
つまり在庫を抱えない、という商品戦略を立てる企業の方が、倉庫代がかからないので、利益を多く確保できるということ。
それはお家の家計管理でも同じことです。
結局、在庫を抱えるということは「お得なようでお得ではない」のです。
無駄な在庫がなければ、お部屋も散らかりませんし、収納に困ることもありません。
結局、一見安く買っているようでも、たくさん買ってしまってはなんの節約にもならないのです。
ストックは最低限の防災用品だけ。それ以上は持たない。
本当に食費や日用品費を節約したいなら、「安く買うこと」よりもたとえ多少単価が上がっても、「最小限の量で済ませる」ということが結果として一番の節約になるのです。
ある方の家計の内容を拝見した時、日用品費が異常に高かったので、毎月何を買っているのですか?と尋ねたことがあります。
すると、ラップ、アルミホイル、歯磨き粉、洗剤などを毎月1,2つは必ず買いだめしておくのだそう。
何のために買いだめするのですか?と聞くと、いずれ必ず使うものなのだから少しでも安く手に入れた方がお得でしょうと言っていました。
ちょっとずつのストックの買いすぎによって、日用品費が同じくらいの家族構成の方と比べて月に数千円、約1.2倍~1.5倍も高かったのです。
まさに、「節約しているつもりで全く節約になっていない」ことの典型といえます。
また、食費が異常に高くなっている家計の方も同様の傾向がみられます。
何を買っているのか見てみると、カップ麺やレトルト食品や調味料を安い時にまとめ買いしておくのだそうです。
安いと思うとつい買ってしまうので、結局いつもお家にには大量のストックが。
日々ストックを続けることで自分が何をストックしたかも忘れてしまい、賞味期限が切れ結局捨ててしまうことさえあるようでは本末転倒です。
もちろん、日常的な食品を数日分買いだめするのはOKです。ここでのまとめ買いとは、同じようなものを何個も買うという意味でのまとめ買いとなります。
ちなみに、ではありますが、子ども3人5人家族のわが家ではどうしているかというと、上記の理由から防災用品以外のストックは持たないようにしています。
もうそろそろなくなりそうでまずいな、という頃に一つだけ。
在庫はあったとしてもせいぜい一つまで。
このようにすることで、食費や日用品費がムダに増えることを防いでいます。お家もストックだらけにならないので家族5人でも収納に困りません。
私が相談をお引き受けした家計の方でも、年間100万円以上貯めるような優秀な家計の方はみなさんまとめ買いはしないですね。
むしろまとめ買いをしたがるのは異常なほど家計が大きく肥大して貯められない方。そんな貧乏くさい節約術なんてやってられないわと言って小さな節約術を馬鹿にしている傾向があります。
まとめ買いをやめるだけで食費や日用品費が年間で数万円節約できることも多いので、是非積極的にやめてみることをオススメします。
⇒日用品費の見直し!いくらを予算にする?上手に節約する方法は?
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓その他のやってはいけない!NG節約術、新しい節約の常識は、こちらから
・節約の常識(まとめ)
しかし、やるとかえって節約の効果は半減。支出の増大を招いてしまうのが「まとめ買い」です。
まとめ買いは安い時に安い値段で買うんだから、お得でしょ?と考えてしまいがちなのですが、家計管理をするうえではNG。
私はこれまで1000件以上の家計相談にお応えしてきましたが、「まとめ買いをする人ほど食費も日用品費もなぜか異常に高い」という現実をたくさんみてきました。
では、どうしたら食費や日用品費が節約できるのか?これまでの相談実績から、効果的な節約方法を紹介します。
食費・日用品のまとめ買いがムダな理由
「食品、日用品を底値でまとめ買い」というのは、いつからか節約の常識のように言われているので、一度は聞いたことがある節約術の王道ですよね。
いつもは298円の洗剤が248円などになっていると、二つ三つまとめ買い。
いつもより1つにつき50円安く買えたら、3つ買えば150円の節約。
日用品は必ず使うものなので、それをいつもより安くおさえられるというのは「お得で賢い買い物」と考えるという節約術です。
しかし、そのような節約術は本当に節約の効果があるのでしょうか?
お得なようでムダなまとめ買い
一見お得に見えるまとめ買いですが、実はまとめ買いというのは心理的に無駄な消費を増やしてしまうことがあります。
例えば、「いつも使っているシャンプーがもうすぐなくなりそう。でも、そういえばシャンプーのストックをし忘れている。そんな時に限って連日用事が入っていて、2,3日買い物にはいけなさそう。」
こんなシチュエーションに遭遇したとしましょう。
こんな時、あなたならどうしますか?
ご主人に頼んで買ってきてもらう、など、対応しようと思えば対応することもできますよね。でも、ご主人も忙しくて、ドラッグストアが開いている時間帯に帰ってこれない。コンビニなどで買うと高くついてしまう。
苦肉の策で、「なるべくケチって使う」という方法をとったとしましょう。
いつもの力加減よりほんの少し少なめの量を出して使う。
すると、2,3日でなくなりそうなシャンプーでも数日多くもたせることができます。
しかし、同じシチュエーションになった時、ストックがあるとケチって使うことはせず、むしろ早く使い終わらせて新しいものを使いたくなり、いつもより多く使ってしまうという現象が起こりやすくなります。
「もうすぐなくなりそう、でも替えがない、と思うとセーブして大事に使う」けれど、「ストックがあっていつでも追加できる」と思うと「大事に使わない」という心理が働くのです。
結局いくら特売でいつもより50円安く買ったところで「ストックがある安心感」でじゃんじゃん使っていたらその50円分の割引額なんてあっという間にチャラになってしまうのです。
これは日用品だけでなく、食品でも同じです。
毎日の晩酌にかかせないビールが特売だとついついまとめ買い。
1本当たりの単価は抑えられたはずなのに、ストックがたくさんあると「たくさんあるから今日はもう一本のんじゃおう」なんてついついいつもより多くのんでしまい、結局抑えた単価を上回るスピードで消費してしまうわけです。
また、大量のストックは場所をとり、スペースのムダを生み出します。
ストックはなるべく持たない
ビジネスでもそのビジネスが成功するかしないかは在庫の多さが関係する、といいます。
つまり在庫を抱えない、という商品戦略を立てる企業の方が、倉庫代がかからないので、利益を多く確保できるということ。
それはお家の家計管理でも同じことです。
結局、在庫を抱えるということは「お得なようでお得ではない」のです。
無駄な在庫がなければ、お部屋も散らかりませんし、収納に困ることもありません。
結局、一見安く買っているようでも、たくさん買ってしまってはなんの節約にもならないのです。
ストックは最低限の防災用品だけ。それ以上は持たない。
本当に食費や日用品費を節約したいなら、「安く買うこと」よりもたとえ多少単価が上がっても、「最小限の量で済ませる」ということが結果として一番の節約になるのです。
ストックを持ちたがる人の日用品費は高い
ある方の家計の内容を拝見した時、日用品費が異常に高かったので、毎月何を買っているのですか?と尋ねたことがあります。
すると、ラップ、アルミホイル、歯磨き粉、洗剤などを毎月1,2つは必ず買いだめしておくのだそう。
何のために買いだめするのですか?と聞くと、いずれ必ず使うものなのだから少しでも安く手に入れた方がお得でしょうと言っていました。
ちょっとずつのストックの買いすぎによって、日用品費が同じくらいの家族構成の方と比べて月に数千円、約1.2倍~1.5倍も高かったのです。
まさに、「節約しているつもりで全く節約になっていない」ことの典型といえます。
また、食費が異常に高くなっている家計の方も同様の傾向がみられます。
何を買っているのか見てみると、カップ麺やレトルト食品や調味料を安い時にまとめ買いしておくのだそうです。
安いと思うとつい買ってしまうので、結局いつもお家にには大量のストックが。
日々ストックを続けることで自分が何をストックしたかも忘れてしまい、賞味期限が切れ結局捨ててしまうことさえあるようでは本末転倒です。
もちろん、日常的な食品を数日分買いだめするのはOKです。ここでのまとめ買いとは、同じようなものを何個も買うという意味でのまとめ買いとなります。
わが家ではどうしてる?
ちなみに、ではありますが、子ども3人5人家族のわが家ではどうしているかというと、上記の理由から防災用品以外のストックは持たないようにしています。
もうそろそろなくなりそうでまずいな、という頃に一つだけ。
在庫はあったとしてもせいぜい一つまで。
このようにすることで、食費や日用品費がムダに増えることを防いでいます。お家もストックだらけにならないので家族5人でも収納に困りません。
私が相談をお引き受けした家計の方でも、年間100万円以上貯めるような優秀な家計の方はみなさんまとめ買いはしないですね。
むしろまとめ買いをしたがるのは異常なほど家計が大きく肥大して貯められない方。そんな貧乏くさい節約術なんてやってられないわと言って小さな節約術を馬鹿にしている傾向があります。
まとめ買いをやめるだけで食費や日用品費が年間で数万円節約できることも多いので、是非積極的にやめてみることをオススメします。
⇒日用品費の見直し!いくらを予算にする?上手に節約する方法は?
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