2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

【みんなの家計簿公開】月収32万円。子ども3人。義父母と同居中です。

当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容


家計簿診断お願いします。1年間の家計簿の平均値です。

夫38歳、妻38歳、子6歳(年長)、子4歳(年小)、子2歳
義父74歳、義母75歳

手取り 320000円/月、ボーナス140万円/年
子供手当は貯金(今後はジュニアNISAも検討)に充てる

あき計算補足 年間524万円

住宅 85000円
保険 15000円
車・維持費  40000円(2台)・・・私:通勤用(コンパクトカー)、妻:日常(ファミリーカー)
                 休日も2台で別れて病院に行くことあるので2台必要。
                 支払い済の車体台も含む。
車保険 7000円・・・インターネット自動車保険利用 2人とも20等級
光熱費 35000円・・・オール電化
携帯・自宅通信(NHK含む) 17000円・・・格安SIMとガラケーの2台持ち
新聞 3000円
幼稚園(2人公立) 19000円
習い事 7000円・・・6歳が始めた。4歳もやりたい
子供費用 19000円
ガソリン 15000円
医療   8000円
夫小遣い  15000円
食費   56000円
雑貨   12000円
被服(妻) 6000円・・入園式のスーツ(妻)
美容(妻) 8000円・・・肌が弱い、くせ毛のため
他     8000円・・・帰省他

支出計 379000円/月
320000-379000=△59000円/月 毎月赤字、ボーナスで賄う

支出は抑えているのですが、毎月赤字です。

子供手当や両親の年金額を家計簿に入れるのはどうなのかと思うので入れていません。私たち夫婦で家計をやりくりしたい。


(あきの答え)

ご質問ありがとうございます。あきです。ブログへのご訪問もありがとうございます!「家計診断」についてですね。

質問者様の家計状況について、いくつか気が付いた点がありますので、以下お伝えさせていただきますね。
全体的な感想について

まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます!

気になるところは?


質問者様は、毎月赤字ということで悩まれているということですね。

確かに今回送ってくださった内容からみると月単位では月約6万円ほどの赤字のようです。

しかし、年間で見るとどうでしょうか?

月に約38万円の支出がありますが、それを単純に12ヵ月分用意しても年間で456万円の支出となります。

年間524万円の手取り収入があるので年間68万円の黒字です。

加えて、3人のお子さんの児童手当年間42万円、年金があるので年間で最低でも年間110万円の貯蓄があると考えられます。

おそらく保険も貯蓄性があると思われますので、年間の貯蓄額はさらに多いと考えられます。

もしかしたら

車・維持費  40000円(2台)

こちらの支出も、ガソリン代が別に計上されているので、車の買い替えのための積み立てで、貯金なのかもしれません。すると年間48万円の貯蓄も上乗せされるのでさらに貯蓄は増えます。

それでもまだ「月単位では赤字」という思いがあるため、もっともっと支出を削らなくては…と考えていらっしゃるのかな?と推測します。

それでももちろん「月単位で黒字」を目指していくことも素晴らしいですが、その場合はどのような生活になるか考えてみましょう。

毎月黒字の生活にした場合


質問者様が考えている月単位の赤字は月約6万円。年間にすると72万円になります。

この赤字を解消すると、年間の支出は456万円から72万円を引き384万円になります。

年間の貯金額は、ボーナス分140万円+児童手当42万円+おそらく貯蓄性の保険=年間182万円以上となります。

この金額を10年間貯めると1820万円。20年では3640万円。

投資もお考えということなので、実際にはさらにもう少し増えることになるでしょう。

貯蓄をすると言う意味ではそこまで支出を減らし貯蓄を増やすというのはとても素晴らしい成果です。

しかし、まず質問者様の家計で「必ず支払うもの」を見てみましょう。

住宅 85000円
車・維持費  40000円(2台)
保険 15000円
車保険 7000円・・・インターネット自動車保険利用 2人とも20等級
光熱費 35000円・・・オール電化
携帯・自宅通信(NHK含む) 17000円・・・格安SIMとガラケーの2台持ち
新聞 3000円
幼稚園(2人公立) 19000円
習い事 7000円・・・6歳が始めた。4歳もやりたい
ガソリン 15000円
医療   8000円
合計 25.1万円


ここまでで月25.1万円がかかっています。

それでも月単位で黒字にしたいのであれば、その他使えるお金は毎月32万円-25.1万円=6.9万円。

食費もご主人のこづかいも実家への帰省も旅行代も衣服代も全部含めて月6.9万円以下の支出にしなくてはいけないということになります。

ご主人の小遣いも現状月1.5万円ととても少ない金額で頑張っていらっしゃるなか、ご主人の小遣いを引いて7人家族で月に5.4万円。食費、日用品だけでなく旅行や衣服代も全部含めてこの金額で生活する計画を立てることが果たして家族にとって幸せなのでしょうか。

光熱費やガソリン代や保険料などをちょこちょこ削ってさらに生活費の足しにしたところでたかが知れています。また、たとえここをもう少し削って…と言ったとしても、これはこういう理由でこれ以上削れないということになるのでは?と感じます。

ちょこちょこ少し削って生活を切り詰めれば年間の貯金額は大幅に増えるでしょうが、この生活を7人家族で今後数十年と続けていくことが本当に得策とは私には思えません。

お子さん3人、7人家族で年間で使うお金は300万円台の計画をたてるというのはとても支出の少ない方だと感じます。

たとえ計画が立てられたとしても、これからお子さんが大きくなり習い事などが増えると考えると、食費、日用品だけでなく旅行や衣服代も全部含めて7人家族で月2,3万円の生活費でやっていかなくてはいけないという現実にもぶち当たることになるのは目に見えています。

これはあきらかにムリのある家計計画と感じます。

月単位で黒字を目指すなら


質問者様の家計は、全てを理想通りにしようとしすぎてかえって家族を追い詰めるやりくりになっていると考えられます。

質問者様の場合は、特に特別費と生活費の切り分けが上手く出来ていないと感じます。

何を月の支出とし、何を特別費にするのか今一度振り分け直してみましょう。

住宅 85000円
保険 15000円
車保険 7000円・・・インターネット自動車保険利用 2人とも20等級
光熱費 35000円・・・オール電化
携帯・自宅通信(NHK含む) 17000円・・・格安SIMとガラケーの2台持ち
新聞 3000円
幼稚園(2人公立) 19000円
習い事 7000円・・・6歳が始めた。4歳もやりたい
ガソリン 15000円
医療   8000円
夫小遣い  15000円
食費   56000円
美容(妻) 8000円・・・肌が弱い、くせ毛のため(毎月かかるなら月の支出でかまいません)
娯楽費 30000円(子供用品、外食、ちょっとしたお出かけなど)
合計 32万円


車の維持費がもしも車のローンでないなら「特別費」として計算しましょう。

もしどうしても月にのせたいのであれば、なんとかして「光熱費、保険、新聞、習い事、医療費、娯楽費」などを合算して支出を減らし、合計32万円以下になるように再計算してみてください(かなり厳しいカツカツの予算になるとは思いますが)。

この予算を守っていけば月単位でも赤字にはなりません。もちろんボーナスなどから支払うものに回した支出がありますが、やりくりとしてはボーナスから補てんして・・・というようなわけのわからないやりくりにはなりません。

また、月の娯楽費も3万円用意していますので、全くお楽しみがない家計ではなく、そこそこのゆとりが充分に感じられると思います。

月3万円の娯楽費が多いと感じるようでしたら2万5千円にし、その分特別費に回しても良いでしょう。

ボーナス(140万円)から支払う特別費
車・維持費  48万円
実家帰省など 10万円
合計 58万円


車の維持費と実家帰省費は特別費にしました。

支出の内容はほとんど変えていませんが、合計の支出は年間456万円→年間442万円に節約できます。

個人的には、減らした支出年間14万円分は、誕生日、クリスマスなどのイベント費、家電などの買い替え積み立て、旅行代、ランドセルやスーツなどの家族のイベントやお楽しみに配分していただいて、現状の貯蓄を維持でもいいかな?と思います。

どうしても貯蓄を増やしたい場合のみ浮いた14万円をそのまま貯蓄にしてもいいでしょう。

ただこのやりくりでなんとかなるのも数年のうちだけでしょう。

習い事や教育費が増えたりすると、とたんにまた月単位は赤字に転落します。年間の貯蓄額はそれなりに維持できますが、旅行などには一切いけない家計のやりくりになるでしょう。

その時は収入を増やすか、支出を削れるように計画を立て直してみて下さい。収入を増やすことも支出を減らすことも出来ない場合は、年間の貯蓄額をやや減らしたとしても、それまでにしっかりとある程度の貯蓄ができていればそれでもいいと思います。

あまりに貯蓄重視の家計にすると、旅行などのお楽しみは一切ない家族全員がかなりの我慢を強いられる家計になりますので、守銭奴になりすぎないように気をつけて配分されてみて下さいね。

それでもどうしても月単位で黒字にしたいなら


現状の支出をほとんど変えずに無理のない家計管理の計画を立てるなら…という視点で上記のプランを作成しました。

それでもどうしても家族7人で384万円以下の支出で生活したい。どうしてももっと毎月黒字をだしたいということならば、以下の支出を徹底的に見直しましょう。

住宅 85000円
車・維持費  40000円(2台)→20000円(車は1台にする。1台は原付などにする)
保険 15000円→8000円
車保険 7000円・・・インターネット自動車保険利用 2人とも20等級→4000円(車は1台)
光熱費 35000円・・・オール電化→20000円(エアコンなどを一切つけない部屋を増やす)
携帯・自宅通信(NHK含む) 17000円・・・格安SIMとガラケーの2台持ち→15000円(WIFI・受信料こみ)
新聞 3000円→0円
幼稚園(2人公立) 19000円
習い事 7000円・・・6歳が始めた。4歳もやりたい→0円(しばらく習い事はしない)
ガソリン 15000円→7000円(1台のみ)
医療   8000円
ここまで合計 25.1万円→18.6万円
夫小遣い  15000円
食費   56000円
美容(妻) 8000円・・・肌が弱い、くせ毛のため(毎月かかるなら月の支出でかまいません)
娯楽費 20000円(子供用品、外食、ちょっとしたお出かけなど)
特別費 10000円(実家帰省はできますが旅行などは一切なし)
ここまで合計 10.9万円
総合計 37.9万円→29.5万円


どうしても車は2台必要ということですが、それでもお金を貯めるために車を手放すことも検討しましょう。

保険も見直したり光熱費も徹底的に削れば月に6.5万円ほど節約できます。月々も黒字になり、年間支出は354万円なので、貯蓄は170万円。児童手当も加算すれば200万円以上貯蓄できます。

どうしても車は2台にしたいという場合は、以下のプランも考えられます。

住宅 85000円
車・維持費  40000円(2台)
保険 15000円→8000円
車保険 7000円・・・インターネット自動車保険利用 2人とも20等級
光熱費 35000円・・・オール電化→15000円(エアコンなどを一切つけない部屋を増やす。20Aなど少ないアンペアに契約しなおし、それでもブレーカーがとばない生活にする)
携帯・自宅通信(NHK含む) 17000円・・・格安SIMとガラケーの2台持ち→15000円(WIFI・受信料こみ)
新聞 3000円→0円
幼稚園(2人公立) 19000円
習い事 7000円・・・6歳が始めた。4歳もやりたい→0円(しばらく習い事はしない)
ガソリン 15000円
医療   8000円
ここまで合計 25.1万円→21.2万円
夫小遣い  15000円→14000円
食費   56000円
美容(妻) 8000円・・・肌が弱い、くせ毛のため(毎月かかるなら月の支出でかまいません)
娯楽費 20000円(子供用品、外食、ちょっとしたお出かけなど)
特別費 10000円(実家帰省はできますが旅行などは一切なし)
ここまで合計 10.9万円
総合計 37.9万円→32万円


車は2台残しますが、習い事は一切なし、旅行もなしというプランです。光熱費も7人であっても2LDKで生活するようなイメージで光熱費を使いましょう。

このように無理やりでも支出を落とせば貯蓄の達成はできます。

しかし現実的ではない、家族にも負担が大きいというのが私の印象です。

ちなみに私だったら…で考えると

住宅 85000円
保険 15000円
車保険 7000円・・・インターネット自動車保険利用 2人とも20等級
光熱費 35000円・・・オール電化→20000円(エアコンなどを一切つけない部屋を増やす)
携帯・自宅通信(NHK含む) 17000円・・・格安SIMとガラケーの2台持ち
新聞 3000円→0円
幼稚園(2人公立) 19000円
習い事 7000円・・・6歳が始めた。4歳もやりたい
ガソリン 15000円
医療   8000円
ここまで合計 21.1万円→19.3万円
夫小遣い  15000円
食費   56000円
美容(妻) 8000円
娯楽費 20000円(子供用品、外食、ちょっとしたお出かけなど)
ここまで合計 9.9万円
総合計 31.5万円→29.2万円(年間350.4万円)


ボーナス(140万円)から支払う特別費
車・維持費  48万円
実家帰省など 10万円
旅行などお楽しみ 30万円
合計 88万円


年間支出 456万円→438.4万円
貯蓄 68万円→85.6万円


光熱費は徹底的に削りますが、逆に年間での特別費(お楽しみ費用)は大幅に増額します。お楽しみを大幅に増加させても年間で17万円は節約できます。

児童手当をプラスすると127.6万円貯蓄できるプランです。貯蓄の増加はそこそこですが、お楽しみが増加することで家族のストレスも軽減されると思います。

欲を言えば、家族7人ならもっとお楽しみの費用をかけたいところですがほどほどにしています。

どのようなプランを選ぶのかは自由です。貯蓄を重視し、子どもの習い事や旅行などは一切なしというプランを優先していくのか、今とそれほど変わらない生活の中でそこそこの貯蓄を維持していくのかは自由にお選びくださいね。

まとめ

・特に子育て世帯は、月単位の黒字にこだわりすぎると、無理のある家計になりやすいので注意が必要です

質問者様は、お金にたいして慎重なタイプで、よりお金を貯めなくてはという意識がやや高すぎるところがあるように思います。

もちろんそのような目標を立て頑張ることも素敵な事ですが、家族に無理のある家計計画は今後数十年と続けていくのはとても大変なことです。

一生をお金を貯めること、財産を作ることだけに集中するのが自分や家族の幸せなのか今一度振り返りながら、ちょうどいい家計の計画を立てて行ってくださいね!

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