【節約のコツ】ケチケチしないで貯める節約術!節約主婦がやってる成功法は?
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- 簡単な家計管理の方法
「節約と言えば食費やレジャー費や小遣いなどの削減」など「とにかくお金を使わないこと」と考えてしまう人もいますよね。
私は家計簿・家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談にお答えしてきました。
など、様々な節約主婦の方の家計を実際に拝見させていただきました。
なかでも興味深いと感じたのが「節約上手な節約主婦の節約術」は一般的な節約の考え方とは大きく異なるということです。
ここでは「節約が上手!」と言われる節約主婦たちの節約のコツを紹介します。
これから節約を頑張りたい!と思う方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
私がこれまでお引き受けしたたくさんの家計相談の中で「節約上手」と感じるポイントは以下の8つです。
節約と言えばまっさきに思い浮かぶのが「食費の節約」ですが、節約上手な節約主婦はまず最初に食費を削ろうとは考えません。
むしろ食費は家族のための大切な支出と考え、いかに減らさないかを考えている方が多いですよ。
もちろん、平均より大きく上回っている食費は節約しようと努力されます。
しかし、ある程度の節約に成功したらそれ以上の食費は節約しないと考える方が多く見られます。
私がお引き受けしてきた多くの節約上手な節約主婦の食費はおおよそ家族1人につき月1万円~1万5千円が平均的です。
あまりに少ない食費では家族の健康を無視した節約になるという考えを持っている方が多いですね。
一方、節約しているつもりなのに貯金ができない節約下手な主婦にありがちなのが「食費」は安く済ませているのに、その他の支出が大きく肥大しているというものです。
「食費」に関する支出は毎日のことですから大きく節約しようとすればするほどストレスになります。
反動で他の支出が節約できないという現象が起こりやすいということを節約上手な節約主婦はよく理解しています。
節約しようと思うと、真っ先にレジャーを削ろうと考える方もいますが、節約上手な節約主婦はレジャーを削ろうとは考えません。
むしろどうやってレジャーを増やそうかと考えている方が多く見られます。
もちろんレジャーを大切にしたいからといってどのようなレジャーでも優先するようでは散財につながります。
ケチケチしないで貯める節約主婦は、散財にならない程度に「これくらいのレジャーなら確保しても大丈夫。だけどこれ以上の出費は難しい」という明確な線引きを持っています。
なかには「数年に一度は海外旅行」に出かけたり、「毎年年間50万円を旅行につかう」という節約主婦もいます。
使ってもいいレジャー費がいくらかあらかじめ分かっているので、「レジャーでお金を使うとたくさんお金がなくなるのが怖い」というようなお金を使う恐怖心もありません。
「お金を貯めるために一切のお付き合いは禁止。飲み会も食事会もしない」
多くの節約上手な節約主婦はそんな風には考えません。
したいおつきあいはきちんと行い、お祝いのお金をケチるということもありません。
もちろんすべてのお付き合いに何でもつきあっていてはお金がもちません。ですから、周りに振り回されることなく、自分の意志で回数と優先順位を決めて、本当に自分が行きたいしたいと思うおつきあいだけを残します。
大切にしたいことにはしっかりお金を使うので、節約を頑張るあまり友達もいなくなったというようなこともありません。自宅に引きこもっているだけということもありません。
「節約するために、夫の小遣いも妻の小遣いもとにかく極力少なくしなくては」
多くの節約上手な節約主婦はそんな風には考えません。
仕事上のお付き合いもほどほどに大切にしますし、夫や妻の小遣いも多すぎず少なすぎずを維持します。
毎日なんとなくダラダラと小遣いを使うこともなく、目的を決めて小遣いを使うので、小遣いの使い方も上手です。
一方、お金を貯められない人やお金を貯められていてもケチと言われやすい人は、節約をしなくてはと考えるとまっさきに夫や妻の小遣いを削ろうとします。
収入に対して極端に小遣いが少なかったり高かったりとアンバランスな事が多く、小遣いも上手に使うことができない方が多く見られます。
多くの節約上手な節約主婦は「いかにしてお金を使わないか」を考えるのではなく「いかにしてお金を使うか」ということを考えています。
何にお金を使うかの優先順位がはっきりしているので、お金を使う優先順位から外れたものには自動的にお金は使わないという流れになります。
支出を削ることばかりを考えるのではなく、「支出をどう生かすかを考える」のです。
何もかもにお金を使うということではなく、ポイントを絞って自分の使いたいところにだけお金を使うので、結果として「お金を使っても節約ができる家計」になります。
お金を貯めるということは相当に頑張らないとできないことだと思っている方は意外と多いのですが、ケチケチしないで貯める節約主婦は頑張りません。
例えば食費を安くするために、チラシを見て1円でも安いスーパーをはしごするようなマニアックな節約術には手を出しません。
なぜなら、常に時間効率を考えるからです。
「そんなことに時間を使っても大した節約にはならない」と考え、「それよりも浮いた時間を収入アップのための勉強に費やした方が効率的だ」「過度な節約術はストレスがたまるのでいずれリバウンドしてしまう」など、時間効率に合わせた節約術を選択します。
全力疾走を短距離よりも、軽いジョギングで長距離の方が最終的に残せるお金が多くなると考えるからです。
一度に払うのは無理だからと、何でもクレジットカードで分割払いにして1度に支払う金額を少額にすれば払えると考える方もいますが、ケチケチしないで貯める節約主婦はなるべく一括で支払います。
その方が手数料などを取られることがなく、ムダなコストがかからないからです。
もちろんリボ払いなどにも手を出しません。
車さえ現金一括で支払い、なるべく借金を負わないようにしています。
節約を頑張っているのに、急に家電が壊れて買い替えなくてはいけなくなった。
修学旅行のお知らせが来て急に高額なお金を学校におさめなくてはいけなくなった。
お金がない人は、急な高額支出があったからお金が貯められなくても仕方がないとなにかと理由をつけます。
しかし、ケチケチしないで貯める節約主婦はそのような不測の事態に備えてあらかじめ積み立てなどをして備えています。
壊れそうな家電の支払いも一度に払えば高額ですが、数ヵ月前から少しずつ貯めておけば、万が一貯めたお金が足りなくても減らす貯金は最小で済みます。
ケチケチしないで貯める節約主婦は、一般的なサラリーマン家庭の稼ぎだけでは残せるお金に限界があることを知っています。
また超がつくほどの低金利の今のご時世では銀行にいくらお金を預けてもお金が増えないことを知っています。
そのため貯蓄の一部を少しずつ投資に回すなど、お金を増やすことを考えます。
決してリスクの大きい投資はしませんが、少額からでも投資に回すことでムリなく将来の資産を形成している方も多く見られます。
投資に抵抗がある方はポイントを集めて使えるお金を増やすなど、何らかの形でお金を増やせるように計画しています。
このように書くと、「うちはお金がないからどうせ旅行なんて無理」「毎月赤字なのに備えるお金なんてあるわけない」「こんなことができるのは収入が高い人だけでしょ」と卑屈に考えてしまう方がいます。
しかし、ケチケチしないで貯める節約主婦は収入が高いからレジャーや積立などにもお金が配分できるというわけではありません。
レジャーや積立などにお金を配分しても大丈夫なくらい使えるお金が余るよう全体の支出調を節しているのです。
例えば、手取り年収300万円台であっても、家賃や光熱費などを安く済ませることができれば、使えるお金はたくさん余ることになります。
もちろん事情があって収入が激減してしまい今はどうしても生活が苦しいという方もいるので、一概にはいえません。
しかし、収入が減ったなどの特別な事情がないのに、お金がない、お金が貯まらないという人は、どんぶり勘定を繰り返し、カード払い、リボ払い、ローン、借金などなんとなく支払いを増やしてしまい、給料から払うものを払ったら残るお金がほとんどない。
そのため旅行などお楽しみに使うお金も削るしかないという状況に自らを追い込んでしまうことが多いです。
このような状況になってしまうと、旅行もお楽しみも一切なし、食費を1日数百円削ることにも必死になるしかないという状況になってしまいます。
ケチケチしないで貯める節約主婦はそのような状況に自分を追い込んでなんとか節約してお金を貯めるということはしません。
そのような状況にならないようにあらかじめ支出をコントロールし、適度な節約程度で充分お金が貯められる状況を維持しているのです。
食費、小遣い、レジャー費など生活に密着した支出を削らないとお金が残せないという状況の方は、まず「固定支出」を見直しましょう。
ケチケチしないで貯める節約主婦は「住宅費・光熱費・生命保険・携帯電話」といった基本的な毎月引かれる固定費が収入に対してとにかく少なめです。
少しでも自由に使えるお金を増やせば家計はグッとラクになります。
まず自由に使えるお金を増やし、それから上記のような節約に取り組んでいく。
このような順番にすると、お金の使い方が上手になる節約術を簡単に取り入れることができますよ!
■参考:固定費の削減方法
・家庭の固定費をガツンと削減!節約の効果を倍増してお金を貯める!(記事一覧)
これさえも無理!固定費の節約はすでにやっている!という方は、もう一度ご自分の家計がどうにもならない慢性的な赤字の家計なのか診断してみるのもいいでしょう。
■参考:毎月赤字の家計の計算方法
・毎月赤字の家計は、こう計算!家計を確実に黒字にする方法
私もお金が思うように貯められなかった頃は「少しでもお金を使わないようにすること=節約」だと勘違いしていたことがあります。
恥ずかしい話ですが私も昔は「うちにはそんな贅沢なことに使うお金なんてない」「うちは子供が多いのに収入が少ない」「貧乏だから」「そんな身分じゃないから」なんて言葉に出してしまうこともありました。
ですから、貯められない方の気持ちがとてもよく分かるのです。
しかし、自分で思った通りの貯蓄ができるようになり、家計を完全に自分の思うようにコントロールできるようになった今では「節約=いかにうまくお金を使うか考えること」なのだと自分の体験からも実感しています。
「過度にお金を使わないように家計をコントロールすること」は私も苦手ですし、できません。やりたいとも思いません。
私は、自分自身を「節約主婦」と表現したいともそう思ってほしいとも考えてはいませんが、「決められた予算の中でより豊かに生活すること」は得意です。
キツイ節約生活を送るのではなく、ゆったりとした節約生活を送ること。
そのためには、そのような生活が送れるような土台をしっかり築くことが何よりも大切なのです。
ゲームオーバーになりそうなほどブロックが積みあがった状態でなんとかブロックを消すゲームをするのではなく、いつもブロックが少ない状態に整理しておくことなのです。
ケチケチしないで貯める節約主婦たちは次々にそのような生活を送っています。
それは収入が多いからできるということではないということを最後にもう一度強調しておきます。きっとあなたにもできるハズですよ!
今回は、ケチケチしないで貯める節約主婦の特徴をまとめてきました。
今までたくさんの家計の方と向き合ってきましたが「この人はお金の使い方が上手」と感じる方は上記のような特徴をだいたいすべて網羅しています。
目先の安い高いに振り回されることなく、疲弊しない節約術で一生使えるやりくり力は一日では身につきませんが、早い人で数ヵ月、遅い人でも1,2年で身につけてしまう方が多いようです。
今度こそ節約を頑張ろう!と思っている方は、ただのケチにならない節約術を取り入れると、リバウンドしにくい骨太な家計をつくることができますよ。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう!
正しい家計管理の仕方(まとめ)
私は家計簿・家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談にお答えしてきました。
- 年収300万円でも年間100万円貯めた人
- 子供が3人でも年間200万円貯めた人
- 貯金ゼロから1000万円貯めた人
など、様々な節約主婦の方の家計を実際に拝見させていただきました。
なかでも興味深いと感じたのが「節約上手な節約主婦の節約術」は一般的な節約の考え方とは大きく異なるということです。
ここでは「節約が上手!」と言われる節約主婦たちの節約のコツを紹介します。
これから節約を頑張りたい!と思う方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
節約上手な節約主婦の節約のコツ
私がこれまでお引き受けしたたくさんの家計相談の中で「節約上手」と感じるポイントは以下の8つです。
節約主婦の節約のコツ1:食費は削らない
節約と言えばまっさきに思い浮かぶのが「食費の節約」ですが、節約上手な節約主婦はまず最初に食費を削ろうとは考えません。
むしろ食費は家族のための大切な支出と考え、いかに減らさないかを考えている方が多いですよ。
もちろん、平均より大きく上回っている食費は節約しようと努力されます。
しかし、ある程度の節約に成功したらそれ以上の食費は節約しないと考える方が多く見られます。
私がお引き受けしてきた多くの節約上手な節約主婦の食費はおおよそ家族1人につき月1万円~1万5千円が平均的です。
あまりに少ない食費では家族の健康を無視した節約になるという考えを持っている方が多いですね。
一方、節約しているつもりなのに貯金ができない節約下手な主婦にありがちなのが「食費」は安く済ませているのに、その他の支出が大きく肥大しているというものです。
「食費」に関する支出は毎日のことですから大きく節約しようとすればするほどストレスになります。
反動で他の支出が節約できないという現象が起こりやすいということを節約上手な節約主婦はよく理解しています。
節約主婦の節約のコツ2:レジャー費はなくさない
節約しようと思うと、真っ先にレジャーを削ろうと考える方もいますが、節約上手な節約主婦はレジャーを削ろうとは考えません。
むしろどうやってレジャーを増やそうかと考えている方が多く見られます。
もちろんレジャーを大切にしたいからといってどのようなレジャーでも優先するようでは散財につながります。
ケチケチしないで貯める節約主婦は、散財にならない程度に「これくらいのレジャーなら確保しても大丈夫。だけどこれ以上の出費は難しい」という明確な線引きを持っています。
なかには「数年に一度は海外旅行」に出かけたり、「毎年年間50万円を旅行につかう」という節約主婦もいます。
使ってもいいレジャー費がいくらかあらかじめ分かっているので、「レジャーでお金を使うとたくさんお金がなくなるのが怖い」というようなお金を使う恐怖心もありません。
節約主婦の節約のコツ3:交際費を大切にする
「お金を貯めるために一切のお付き合いは禁止。飲み会も食事会もしない」
多くの節約上手な節約主婦はそんな風には考えません。
したいおつきあいはきちんと行い、お祝いのお金をケチるということもありません。
もちろんすべてのお付き合いに何でもつきあっていてはお金がもちません。ですから、周りに振り回されることなく、自分の意志で回数と優先順位を決めて、本当に自分が行きたいしたいと思うおつきあいだけを残します。
大切にしたいことにはしっかりお金を使うので、節約を頑張るあまり友達もいなくなったというようなこともありません。自宅に引きこもっているだけということもありません。
節約主婦の節約のコツ4:小遣いは適切に使う
「節約するために、夫の小遣いも妻の小遣いもとにかく極力少なくしなくては」
多くの節約上手な節約主婦はそんな風には考えません。
仕事上のお付き合いもほどほどに大切にしますし、夫や妻の小遣いも多すぎず少なすぎずを維持します。
毎日なんとなくダラダラと小遣いを使うこともなく、目的を決めて小遣いを使うので、小遣いの使い方も上手です。
一方、お金を貯められない人やお金を貯められていてもケチと言われやすい人は、節約をしなくてはと考えるとまっさきに夫や妻の小遣いを削ろうとします。
収入に対して極端に小遣いが少なかったり高かったりとアンバランスな事が多く、小遣いも上手に使うことができない方が多く見られます。
節約主婦の節約のコツ5:お金を使うことを考える
多くの節約上手な節約主婦は「いかにしてお金を使わないか」を考えるのではなく「いかにしてお金を使うか」ということを考えています。
何にお金を使うかの優先順位がはっきりしているので、お金を使う優先順位から外れたものには自動的にお金は使わないという流れになります。
支出を削ることばかりを考えるのではなく、「支出をどう生かすかを考える」のです。
何もかもにお金を使うということではなく、ポイントを絞って自分の使いたいところにだけお金を使うので、結果として「お金を使っても節約ができる家計」になります。
節約主婦の節約のコツ6:時間効率を考える
お金を貯めるということは相当に頑張らないとできないことだと思っている方は意外と多いのですが、ケチケチしないで貯める節約主婦は頑張りません。
例えば食費を安くするために、チラシを見て1円でも安いスーパーをはしごするようなマニアックな節約術には手を出しません。
なぜなら、常に時間効率を考えるからです。
「そんなことに時間を使っても大した節約にはならない」と考え、「それよりも浮いた時間を収入アップのための勉強に費やした方が効率的だ」「過度な節約術はストレスがたまるのでいずれリバウンドしてしまう」など、時間効率に合わせた節約術を選択します。
全力疾走を短距離よりも、軽いジョギングで長距離の方が最終的に残せるお金が多くなると考えるからです。
節約主婦の節約のコツ6:借金はできるだけ作らない
一度に払うのは無理だからと、何でもクレジットカードで分割払いにして1度に支払う金額を少額にすれば払えると考える方もいますが、ケチケチしないで貯める節約主婦はなるべく一括で支払います。
その方が手数料などを取られることがなく、ムダなコストがかからないからです。
もちろんリボ払いなどにも手を出しません。
車さえ現金一括で支払い、なるべく借金を負わないようにしています。
節約主婦の節約のコツ7:不足な事態に備える
節約を頑張っているのに、急に家電が壊れて買い替えなくてはいけなくなった。
修学旅行のお知らせが来て急に高額なお金を学校におさめなくてはいけなくなった。
お金がない人は、急な高額支出があったからお金が貯められなくても仕方がないとなにかと理由をつけます。
しかし、ケチケチしないで貯める節約主婦はそのような不測の事態に備えてあらかじめ積み立てなどをして備えています。
壊れそうな家電の支払いも一度に払えば高額ですが、数ヵ月前から少しずつ貯めておけば、万が一貯めたお金が足りなくても減らす貯金は最小で済みます。
節約主婦の節約のコツ8:お金を増やすことを考える
ケチケチしないで貯める節約主婦は、一般的なサラリーマン家庭の稼ぎだけでは残せるお金に限界があることを知っています。
また超がつくほどの低金利の今のご時世では銀行にいくらお金を預けてもお金が増えないことを知っています。
そのため貯蓄の一部を少しずつ投資に回すなど、お金を増やすことを考えます。
決してリスクの大きい投資はしませんが、少額からでも投資に回すことでムリなく将来の資産を形成している方も多く見られます。
投資に抵抗がある方はポイントを集めて使えるお金を増やすなど、何らかの形でお金を増やせるように計画しています。
節約上手な節約主婦の節約に対する考え方
このように書くと、「うちはお金がないからどうせ旅行なんて無理」「毎月赤字なのに備えるお金なんてあるわけない」「こんなことができるのは収入が高い人だけでしょ」と卑屈に考えてしまう方がいます。
しかし、ケチケチしないで貯める節約主婦は収入が高いからレジャーや積立などにもお金が配分できるというわけではありません。
レジャーや積立などにお金を配分しても大丈夫なくらい使えるお金が余るよう全体の支出調を節しているのです。
例えば、手取り年収300万円台であっても、家賃や光熱費などを安く済ませることができれば、使えるお金はたくさん余ることになります。
もちろん事情があって収入が激減してしまい今はどうしても生活が苦しいという方もいるので、一概にはいえません。
しかし、収入が減ったなどの特別な事情がないのに、お金がない、お金が貯まらないという人は、どんぶり勘定を繰り返し、カード払い、リボ払い、ローン、借金などなんとなく支払いを増やしてしまい、給料から払うものを払ったら残るお金がほとんどない。
そのため旅行などお楽しみに使うお金も削るしかないという状況に自らを追い込んでしまうことが多いです。
このような状況になってしまうと、旅行もお楽しみも一切なし、食費を1日数百円削ることにも必死になるしかないという状況になってしまいます。
ケチケチしないで貯める節約主婦はそのような状況に自分を追い込んでなんとか節約してお金を貯めるということはしません。
そのような状況にならないようにあらかじめ支出をコントロールし、適度な節約程度で充分お金が貯められる状況を維持しているのです。
節約上手な節約主婦の節約術
食費、小遣い、レジャー費など生活に密着した支出を削らないとお金が残せないという状況の方は、まず「固定支出」を見直しましょう。
ケチケチしないで貯める節約主婦は「住宅費・光熱費・生命保険・携帯電話」といった基本的な毎月引かれる固定費が収入に対してとにかく少なめです。
少しでも自由に使えるお金を増やせば家計はグッとラクになります。
まず自由に使えるお金を増やし、それから上記のような節約に取り組んでいく。
このような順番にすると、お金の使い方が上手になる節約術を簡単に取り入れることができますよ!
■参考:固定費の削減方法
・家庭の固定費をガツンと削減!節約の効果を倍増してお金を貯める!(記事一覧)
これさえも無理!固定費の節約はすでにやっている!という方は、もう一度ご自分の家計がどうにもならない慢性的な赤字の家計なのか診断してみるのもいいでしょう。
■参考:毎月赤字の家計の計算方法
・毎月赤字の家計は、こう計算!家計を確実に黒字にする方法
わが家の節約術
私もお金が思うように貯められなかった頃は「少しでもお金を使わないようにすること=節約」だと勘違いしていたことがあります。
恥ずかしい話ですが私も昔は「うちにはそんな贅沢なことに使うお金なんてない」「うちは子供が多いのに収入が少ない」「貧乏だから」「そんな身分じゃないから」なんて言葉に出してしまうこともありました。
ですから、貯められない方の気持ちがとてもよく分かるのです。
しかし、自分で思った通りの貯蓄ができるようになり、家計を完全に自分の思うようにコントロールできるようになった今では「節約=いかにうまくお金を使うか考えること」なのだと自分の体験からも実感しています。
「過度にお金を使わないように家計をコントロールすること」は私も苦手ですし、できません。やりたいとも思いません。
私は、自分自身を「節約主婦」と表現したいともそう思ってほしいとも考えてはいませんが、「決められた予算の中でより豊かに生活すること」は得意です。
キツイ節約生活を送るのではなく、ゆったりとした節約生活を送ること。
そのためには、そのような生活が送れるような土台をしっかり築くことが何よりも大切なのです。
ゲームオーバーになりそうなほどブロックが積みあがった状態でなんとかブロックを消すゲームをするのではなく、いつもブロックが少ない状態に整理しておくことなのです。
ケチケチしないで貯める節約主婦たちは次々にそのような生活を送っています。
それは収入が多いからできるということではないということを最後にもう一度強調しておきます。きっとあなたにもできるハズですよ!
節約上手な節約主婦の節約のコツ(まとめ)
今回は、ケチケチしないで貯める節約主婦の特徴をまとめてきました。
今までたくさんの家計の方と向き合ってきましたが「この人はお金の使い方が上手」と感じる方は上記のような特徴をだいたいすべて網羅しています。
目先の安い高いに振り回されることなく、疲弊しない節約術で一生使えるやりくり力は一日では身につきませんが、早い人で数ヵ月、遅い人でも1,2年で身につけてしまう方が多いようです。
今度こそ節約を頑張ろう!と思っている方は、ただのケチにならない節約術を取り入れると、リバウンドしにくい骨太な家計をつくることができますよ。
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正しい家計管理の仕方(まとめ)
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