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正しい家計管理の仕方

欲しいものが買えない。節約が下手な人ほどいうセリフ?

お金がないから欲しいものが買えないと、はじめからあきらめていませんか?

自分は貧乏だから…。自分にはお金がないから…。今は節約中だから…。

そんな風に考えてしまう時はちょっと立ち止まって今の家計のあり方を見直してみましょう。

節約中でも「本当に欲しいものを買う方法」を紹介します。

欲しいものは買えない?

自分は貧乏だから欲しいもの1つ買えない。

だって収入が少ないから。お金が貯められないのに、欲しいものなんて買えるわけがない。

そんな風に自分の未来を自分で切り捨ててしまっていませんか?

はじめから自分で自分をあきらめてしまっているので、このように考えている方は永遠に自分の欲しいものを買うことはできません。

実はこのように考えてしまう方は意外とたくさんいます。

もちろんサラリーマンの給料なのに「1億円以上かかる品物がたくさん欲しい」など、あまりに現実離れした金額は現実的にムリなこともあります。仮に手に入れることができたとしても時間がかかります。

そうでなく、あくまで現実的な範囲なら「本当に欲しいものを買う」ということはそれほど難しくありません。

本当に欲しいものを買う技術

「本当に欲しいものを買う」というのは「技術」がいるのです。

私は今までたくさんの家計の方を見てきましたが、節約が下手な人ほど「自分の欲しいものは買えない」という傾向があります。

しかし、節約上手な方はとくに収入が高いというわけでもないのに「自分の欲しいものを次から次へと買う」という傾向があります。

節約上手な方はどのようにして「自分の欲しいものを次から次へと買う」という技術を身につけていくのでしょうか?

本当に欲しいものを買う技術1:欲しいものを減らす

お店に行けばあれこれと欲しいものは増えますよね。

あれも欲しいしこれも欲しい。しかし今ある収入は限られています。買えるものの個数にも限界があります。

「欲しいものはたくさんあればあるほど手に入れにくい」ということを節約上手な方は知っています。

そのためまず「欲しいものを吟味する」のです。

あれもこれもみーんな欲しいではなく、今の自分が欲しいものはひとつかふたつだけ。

それが手に入ったら次に欲しいものはこれ。

というように、今本当に欲しいものはひとつかふたつ程度に絞ります。

例えば「海外旅行」と「ソファー」など。具体的にこれぐらいの金額でこれくらいのものを買いたいという目測をつけます。

本当に欲しいものを買う技術2:目先の支出に敏感になる

いくら欲しいものがあっても今ある収入には限界があります。もちろん短期的に仕事を増やし収入じたいを増やしていくというのも欲しいものを手に入れるためには有効です。

しかし、どうしても収入は当面増えないという時には、目先の支出をうまく調節していく必要があります。

節約上手な方は目先の支出にとても敏感です。

例えばのどが渇いたといって自動販売機でたった150円のお金を支払うことにさえ「こんなことにお金を使うなんてもったいない」という意識が働きます。

150円の支出の積み重ねが年間にして大きなお金の節約になるということを意識しているのです。

本当に欲しいものがあるのに、「セールだったから」などの理由で目の前のちょっとしたものを次々に買っていては「本当に欲しいもの」に充てるお金は当然なくなります。

本当に欲しいものを買う技術3:金額に振り回されない

節約下手な方の買い物の基準は「値段」です。

本当に欲しいかどうかよりも安いかどうかということを気にしてしまうのです。

しかし節約上手な方は「値段」よりも「本当に欲しいかどうか」という基準で買い物をします。

安いからダメ、高いからダメということではなく「欲しいから買う」と考えます。

本当に欲しいものを買う技術4:期限を意識する

節約下手な方は欲しいものができても「いつかお金が貯まったら買おう」と「先延ばし」にする傾向があります。

しかし節約上手な方は「いつまでにこれを買う」という期限が明確にあります。

例えばいつか行きたいと思って始めた「海外旅行貯金」。

「お金に余裕がある時にお金を入金して、いつか貯まったら行こう」などと期限をあいまいにしていると、お金の余裕はいつになっても生まれず、貯金も何年経っても横ばいになります。

しかし、節約上手な方は「5年後に50万円ためて海外旅行にいこう」など、期限も一緒に考えます。

5年後に50万円貯めるということは1年では10万円。1ヵ月5千円ずつ貯金し、ボーナスの時は1回2万円ずつ貯金して年間10万円ずつ貯めようなどと具体的に計画します。

具体的に計画するので、計画は確実に実行され、したがって着実にお金を貯めることにも成功します。

本当に欲しいものを買う技術5:自分を信じる

「うちは貧乏だから欲しいものが買えない…」などと思ってしまう方は自分を信じるということが苦手です。

「どうせうちには無理だから、できるわけがない」とチャレンジする前にあきらめるクセがあります。

「自分はダメな人間だ」「自分なんて何をやらせてもうまくいかない」など得てして自分への評価も低い傾向があります。

そして「欲しいものが手に入れられるなんてどうせ収入が高いだけでしょ」と自分ができないことができる人をバカにして批判します。

日本人は欲しがらないことを美徳とする傾向もあり、何かを欲しいと考えることに「そんな贅沢なことを考えるなんてみっともない。恥ずかしい人間だ」と自制してしまう方もいます。

精神論になるようですが、このような思考回路の方はそもそも自分からチャレンジすることを手放しているので、何をやってもうまくいくことはありません。

金メダルなんて私にとれるわけがないと思いながら練習する選手がオリンピックに出ることが絶対にできないように、「自分でできないから無理」と思っていることは絶対にできるようにはなりません。

節約上手な方は「自分ならこれくらいのこと必ず達成できると思うけど何か?」というくらい当たり前にできるという意識を持っています。

わが家の場合は?

実は私もお金が貯められなかった時は、「お金が貯められていないんだから欲しいものは何一つ買えない」「なんでも我慢しなくてはいけない」と思っていたことがあります。

しかし、思うようにお金が貯められないと思っていた当時も「コンビニ弁当」「なんとなく買った100円均一ショップの商品」「まだあるのにさらに買ってしまった子どものファンシー文具」「子どもがやりたがったゲームセンターのカードゲーム」「レンタルビデオ」「半額セールで1000円以下になっていた子ども服」など、「1000円以上のものは我慢するのに1000円以下の支出には鈍感」でした(ちなみにこのような小さな支出のことを「ラテマネー」と表現する方もいます)。

もちろんこのような小さな支出もゼロにすると味気ないので、今でも多少は残しています。

しかしこのような小さな支出も、集まれば1年に数万円になっていまいます。

数万円あればブランドものの財布の1つくらい買えますよね。

昔のわが家はこのような数百円の支出は1ヵ月のうちにちょこちょこ何度も出すのに、「7000円のシーリングライト」を買うことさえ5年くらいできなかったことがあります。

「7000円なんてお金を一度に出すなんてとても高すぎてもったいない」「いつかお金に余裕ができたら買おう」と思っているうちに5年も経過していたのです。

自分で「うちは7000円のシーリングライトを買うことさえ無理だ」と思い込んでいたのですから買えるはずがありません。

「レンタルビデオ」や「カードゲーム」を少し減らして、その分を貯めれば7000円くらいなら買えるんじゃない?と自分で思った瞬間から2,3ヶ月で買えるようになりました。

期限を作らずにいつかやろうと思っていることは永遠にできないのだと実感しました。

本当に欲しいものを買おう!

欲しいものが買えない…と思ってしまった時は、まず「絶対に買おう」という意識をもつことが大切です。

次にやるべきことは「はじめは小さな目標を立てる」ことです。

例えば「ブランドものの財布2万円を買いたい」というような金額も高くない小さな目標を立てましょう。

2万円の財布を買うために1ヵ月1000円でもいいので積み立てを始めてみて下さい。家計簿が苦手なら家計簿はつけなくてもかまいません。

たった1000円でも1年では12000円です。2万円を貯めるのに2年もあれば余裕で達成できます。

1回達成できればあとはまた違うものを目標にしてみましょう。

まちがっても「分割のローン」で買ってはいけません。あくまで自分で貯めたお金で買うようにします。

コツをつかみ始めて次から次へと欲しいものが手に入れられるようになると、あとはこのサイクルを維持するだけです。

はじめの1回さえできればあとは容易に何度でも再現できるようになります。

はじめの1回は小さな金額からでも、次第に金額を大きくすることもできるようになります。

「財布」のようなものから次第に「ソファー」「ベッド」「エアコン」「海外旅行」「車」など。

欲しいものが自分の力で買えるようになると、不思議と自分のお金のやりくり力への自信もついてきますよ。

まとめ

・欲しいものが買えない…とあきらめる前に、どうやったら手に入れられるかという計画を立てることから始めましょう。

欲しいものは何でも買える!ただ今はまだ準備ができていないだけなのです。

自分の能力がないから買えないのではなく、技術が身についていないだけのことが多いので、欲しいものを買う技術を身につけましょう。

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この記事を書いた人

あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」

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