2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

毎月給料が出たらやりたい!お金の分け方・整理法の3つのステップ!

こんにちは!

家計簿&家計管理アドバイザーのあき(@aki_kakeibo)です。

みなさんは、毎月給料が出たらやることを決めていますか?

わが家の場合は「お金の整理」を毎月行うと決めていますよ。

お金を「より明確に分かりやすく分ける」ことで「お金を貯めやすい家計」の土台を作ることができると私は考えています。

今回は、難しいことは一切なし!家計簿が苦手な方にも取り組んでいただける「わが家のお金の整理法」を紹介します。

お金の整理は何故必要?



まずはじめに、「毎月お給料が出たらお金をしっかりと分ける」という作業がどうして必要なのかについて考えてみましょう。

お金が貯められないと悩んでいる方の多くは「お金の流れが複雑でグチャグチャ。しかも適当」という特徴があります。

このカードの引き落としがこの口座で、このカードの引き落としはこの口座。というようにさまざまな引き落としもあちこちの口座から。

私はこれまでに1000件以上の家計相談にお答えさせていただきましたが、お金の貯められない方ほど「自分でも自分のお金がどこにいくらあるのか、どのようにお金を管理していけばいいかさっぱり分からない」という方がとても多いのです。

そのため、毎月なんとかその場しのぎでお金を調達するようなことを繰り返してしまうのですね。

家計簿をつけるなど、具体的な家計管理を始める前にまずお金の流れを整理しないと効果が半減する可能性もあります。

そのために、まず「毎月のお金の分け方・整理法」をしっかりと身につけておくと「お金の流れの見える化」ができるようになりますよ。

銀行口座を分けよう!


貯金口座イメージ画像

私のオススメは口座の役割を3つにわけることです。

引き落とし口座
特別費口座(1時保管口座)
貯金口座

3つです。

↓わが家ではこんな風に口座を使い分けています。

口座の使い分け
口座の使い分け


役割を3つに分けるという意味で、3冊にするということではありません。

新しい口座を作ることは必ずしも必要ではなく、すでに複数の口座を持っている場合はお手持ちの口座を上手く使うことをオススメします。


お給料がでたらまずやること!その1



私のオススメは上記の上記の通り口座の役割を3つにわけるということなのですが、そのうち「毎月お給料が出たらまずやること」について紹介していきます。

わが家がお給料がでたらまずやっていることは、お給料を全額引き出すことです。

お給料の口座から引き落としがあって、全額引き出しても意味がないと思う場合でも、細かい計算が苦手な人ほどまず「全額引き出す」ことをオススメします。

お給料の口座に引き落としがあるなら、全額を一度引き出してからまた戻すという作業を行います。

ちなみにわが家では端数は引き出さずにそのまま残していますよ。

単純なことのようですが、毎月必ずこの1ステップを行うことで、「今月の収入はいくらある」といった当たり前のことをしっかり再認識することができ、お金の流れが頭の中で整理されると思います。

お給料がでたらまずやること!その2



お給料をひとまず全額おろしたら、次にやることはお金の仕分けです。

例えば

月収 25万円

A銀行 引き落とし額 10万円
B銀行 引き落とし額 3万円

とA銀行とB銀行から毎月引き落としがあるなら各口座に引き落とされる金額を入金します。

この時、家計管理をラクにシンプルにするコツは、毎月入金する金額を一定にするということです。

  • 今月はエアコン代が高かったから電気代が高い

  • 今月はカードの引き落としがいつもより多い


このような支出の多少の高い安いを見越して平均額を毎月入金します。

例えば、

A銀行の引き落とし
家賃 7万円
光熱費 1万円
携帯電話 1万円
生命保険 1万円
合計10万円

B銀行の引き落とし
幼稚園 3万円

なら、例えば光熱費の場合は、今月が光熱費が8000円だった、今月は12000円だったというような多少の波は見越して、月10000円で計算。

幼稚園代の場合は、今月は保育料+給食費のみで月25000円だった、今月は保育料+給食費+遠足代で月32000円だったというような多少の波を見越して、月30000円で計算。

このように「毎月必ずかかる支出」に関してはだいたいの平均額で入金額を固定してしまうと計算が楽になります。

お給料がでたらまずやること!その3



給料25万円で、「毎月必ずかかる支出」が月13万円だったら、残りは25万円-13万円=12万円です。

この残った金額を「生活費」「貯金」「特別費」の3つに分けて家に持ち帰るかまたは各口座に入金します。

わが家の場合は、現在の支払いはほぼ全てキャッシュレスなので、毎月おろすお金は月5万円で充分。各引き落とし口座にお金を入金した後は、毎月5万円だけ現金をおろし、残りは「貯金」か「特別費」の口座に入金。

自宅に持ち帰る金額は毎月同じ金額に固定し、月の途中で追加でおろさないように気をつけています。

わが家では、一度「貯金」の口座に入れたお金は、車、マイホーム、老後、万が一の場合など人生の中でも大きな節目に当たるような支出以外には1円たりとも使ってはいけない貯金と考えます。

一方「特別費」の口座に入金したお金は、「固定資産税」「車検」「旅行」など大きな「今月だけの支出」があった時に使うお金として入金しています。

人によっては、まず「貯金」「特別費」にかかるお金を入金してから残りを生活費にすべきという場合もあります。

この方法はそれで生活できるならOKですが、だいたい生活費が足りなくなって結局貯金したお金をまた崩して生活費を補てんするというサイクルになりやすいので、はじめのうちはまず生活費を確保してから貯金と特別費にお金を分配するという方法にした方が確実です。

なれてきて、生活費を追加でおろさないようになったら貯金や特別費にかかるお金から先に取り分けてもかまいません。

お給料がでたらやるべき3つのステップ!



このように、毎月お給料が出た時にわが家がやっているのは、

1.給料を全額おろす
2.毎月必ずかかる支出のお金を確保し入金する
3.残ったお金を「生活費」「貯金」「特別費」の3つに分配する

この3つのステップです。

夫婦で収入がある場合は夫婦それぞれにこのステップを繰り返します。

お金が貯めらない方は、この3つのステップがだいたいグチャグチャになっています。この3つのステップに要約したいと思っているけど、あっちのお金がたりないからこっちから持ってこないとならないなど、余計なステップが必ずと言っていいほど追加されています。

一方お金がスムーズに貯められる方は、だいたいこの3つのステップを毎月ラクラクこなします。毎月お金の管理でやることはたった3つなので時間もかかりません。

毎月同じことを繰り返すだけなので、毎月電卓をたたいてお金の配分を計算をするというようなこともなくなります。

お給料がでたらやるべき3つのステップ!番外編



上記の3つのステップを崩す支出として、「今月だけの支出」というものがあります。

例えば、

今月は固定資産税や自動車税の支払いがある
今月は学校の卒業対策費用が引かれるからお金が必要
今月は急に家電が壊れて買いなおすことになった

というような支出によって、毎月定額にしたいのに支出のデコボコが引き起こされます。

このような支払いのことを家計管理では特別費といいますが、特別費がある場合は以下のように対応しています。

特別費の対応方法


今月は固定資産税の支払いがあってお金が必要などと言う時は、わが家ではあらかじめ特別費口座に入金しておいたお金をおろして対応します。

1.特別費口座に入金しておいたお金のうち引き落としの分は特別費の引き落とし口座に入金し、現金払いの分は家に持ち帰る
2.給料を全額おろす
3.毎月必ずかかる支出のお金を確保し入金する
4.残ったお金を「生活費」「貯金」「特別費」の3つに分配する

特別費がある月は、毎月の3つのステップは以下の4つに変えて対応しています。

毎月の3つのステップにひとつステップが追加されるので少し面倒くさいですが、生活費の口座にたくさんお金を入れて置きすぎてつい使いこんでしまったり、大きなお金の支払いがあるたびに払えるかとびくびくするといったことをなくすために行っています。

特別費については毎月のステップとは別にすることで、大きな出費にも慌てずに対応することができていますよ。

ボーナスや手当が出たら?




ボーナスや手当がある時は、わが家では「貯金」または「特別費」にお金を振り分けます。

お金が貯まらない方は、だいたいボーナスも「生活費」になってしまいますが、「生活費への補てん」は極力少ない状態にしておきましょう。

毎月の生活費が足りなくなった時のために、多少赤字のための貯金もしているので、予定外の出費にも慌てずに対応することができています。


お金の分け方・整理法を簡単にするコツは?




わが家の場合は、上記のように特別費の支払いがあるとお金の入出金が複雑で面倒くさくなるため、できるだけクレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス決済を行うようにしています。

キャッシュレス決済を中心にすると、お金の出し入れが簡単になるだけでなく、ポイントが貯まるので家計の節約にも貢献してくれます。

特別費の対応も面倒くさいので数ヵ月分をまとめて1回でやってしまうようにしたり、極力お金の出し入れの回数を減らしています。

毎月給料がでたら基本は上記の3つのステップを行うだけで終わりという状態の月をなるべく多くしておくことで、家計管理の手間を省いています。

毎月あっちこっちの口座にお金を入金したり、お金の計算をしたりする回数を極力減らす事がシンプルで分かりやすい家計を作るコツです。

まとめ




お金の流れをシンプルにしておくことで、分かりやすい家計を作ることができます。また、使えるお金の上限も明確になりますのでオススメです。
関連記事

合わせてご覧いただくと、理解が深まります。

↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう。
・正しい家計管理の仕方(まとめ)
この記事を書いた人

あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の5冊。
1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿
年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理
1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)
1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる! 「ズボラ家計管理」トレーニング
スマホでもできる あきの新ズボラ家計簿

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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. くろまる
    • November 01, 2019 05:21
    • あき様
      初めまして!くろまると申します。
      いつもブログを見ながら大変勉強になるなぁと思い、参考にさせて頂いています。
      大変お忙しいとは思いますが、いつも更新楽しみにしています。
    • 2. あき
    • November 01, 2019 06:17
    • くろまるさんコメントありがとうございます!
      ブログをご覧いただきありがとうございます(^^♪
      少しでもお役に立てたならうれしいです!
      またいつでも遊びに来てくださいね。
    • 3. らいと
    • October 21, 2021 22:31
    • 5 掛け持ちバイトをしていてお給料日が1ヶ月に3回きます。
      その場合どうやりくりすれば、貯金出来ますか?
    • 4. あき あき
    • October 22, 2021 10:00
    • らいとさんコメントありがとうございます。
      そのような時は、月末に1回だけまとめて行うとよろしいかと思います。
      3回同じことをやらないと回らないやりくりではなく、月1回だけで回るように各口座の残高を調整しておくと簡単です。
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