日用品費は月平均いくら?節約主婦たちの世帯別金額と内訳のリアルな例。
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「うちの毎月の日用品費は高い?安い?平均はいくらなの?」と疑問に思うことはありませんか。
また、「毎月の日用品費の予算や見直しの方法がわからない」という人もいませんか。
ここでは、家計簿・家計管理アドバイザーが、これまで1000件以上の家計に関するご相談をお引き受けしてきた経験から、節約主婦たちの日用品費の世帯別の平均と内訳のリアルな金額を紹介しています。
日用品費のリアルな平均額を知りたい人や、日用品費の予算や見直しについて迷っている方は、よろしければ参考になさってみてください。
日用品費の平均額を紹介する前に、まず「日用品費とは何か」について考えてみましょう。
日用品費とは、一般的に日常的にかかるものに関する支出を指します。
例えば、シャンプー、リンス、トイレットペーパー、ティッシュなど。
このようなものは「日常的に使う」ので、自分でも日用品だと分かりやすいですよね。
赤ちゃんがいる世帯の方だと、オムツやおしりふきなども日用品として考えてもいいでしょう。
しかし「うちは日用品費が高くて…」と悩んでいる方のなかには「それは日用品として考えない方がいいのでは?」というものまで日用品費にカウントしている方もいるので注意が必要です。
例えば、自分ひとりしかつかわない高額な化粧品。
これらは日用品というよりは「美容費」または「個人の小遣い」から出しても良いのではないかと私は考えます。
家族全員で使うボディーソープは日用品としてカウントするけれど、自分しか使わない高額な洗顔フォームは自分の小遣いに計上するなど、ひと工夫すると「うちは日用品費がどうしてこんなに高いのかしら」という疑問が解消する場合があります。
このように、何を日用品にするかは、人によって異なるということを前提に、ここでは「日常的に使うもの」を「日用品費」として紹介していきます。
1000件以上の家計相談から特に「年間で手取り年収の1割以上の貯蓄をしている節約上手な世帯別」のリアルな日用品費に注目してみました。
※貯蓄とは…?貯蓄とは現金だけでなく貯蓄型生命保険なども含めた金額を指します。
貯蓄額 年間約50万円。日用品費 月3000円(30代女性)
貯蓄額 年間約30万円。日用品費 月5000円(30代)
■手取り年収300万円台で夫婦2人暮らしの1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約40万円。日用品費 月6700円(30代)
貯蓄額 年間約88万円。日用品費 月9000円(20代。オムツあり)
貯蓄額 年間約60万円。日用品費 月10000円(40代。オムツなし)
■手取り年収400万円台で夫婦2人+子ども1人の3人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約70万円。日用品費 月5500円(20代。オムツなし)
貯蓄額 年間約140万円。日用品費 月5000円(20代。オムツなし)
■手取り年収400万円台で夫婦2人+子ども2人の4人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約95万円。日用品費 月12000円(40代。オムツなし)
貯蓄額 年間約115万円。食費 月10000円(30代。オムツ1人分あり)
■手取り年収600万円台で夫婦2人+子ども3人の5人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約105万円。日用品費 月10000円(30代。オムツ1人分あり)
貯蓄額 年間約120万円。日用品費 月6000円(40代。オムツなし)
「お金を貯めるのが苦手」という世帯の日用品費は、およそ月10000円~20000円とやや高めの傾向がみられています。
さらに、貯蓄が得意な人も苦手な人も、オムツ1人分につき約5000円ほど1ヵ月の日用品費が高くなるという傾向がみられています。
あわせて、総務省統計局の家計調査からも、確認してみると、二人以上世帯のひと月の家具・家事用品費は11,932円となっています(※1)。
こちらの支出には、家庭用耐久財や寝具類など、今回紹介した日用品の分類方法とは異なる費用も日用品費として計上されていますので、当方の推奨する日用品費と直接比較することはできませんが、おおよその参考として比較検討してみてください。
この金額をもとにして、家具・家事用品費の平均額をまとめると、以下のようになります。
※1:家計調査年報2021年(令和3年)二人以上の世帯、単身世帯(https://www.stat.go.jp/data/kakei/2021np/index.html)
それに対し、当方でご相談をお引き受けした、年間貯蓄額が手取り年収の1割を超える節約上手な世帯の日用品費は以下の通りです。
上記の通り、総務省の統計調査とは、当方で推奨している日用品費の分類が異なりますので、統計調査の傾向とは合致しておりませんし、直接比較検討をすることはできませんが、何を日用品として分類しているかによって平均も大きく異なることはお分かりいただけると思います。
総務省の統計調査、貯蓄が得意な人の日用品費、貯蓄が苦手な人の日用品費と、様々な観点からご自分の家計の日用品費を比較検討し、「わが家の日用品費が高いのではないか」と感じる場合は、日用品費の見直しを検討してもよいのではないでしょうか。
また、「何を日用品費として考えているか」によっても、大きく日用品費の金額に差がでてしまうということも確認できています。
日用品費の予算や見直しに困っている場合は、「何を日用品費としているか」を見直し、その上で「本当に必要な日用品は何か」という見直しを検討すると、「日用品の予算も立てやすく守りやすくなる」と思いますよ。
■参考:日用品費にいれたい支出をまとめた記事です。
・これって日用品費?!やりがちNG家計簿のつけ方&書き方の例!
■参考:日用品費を見直す方法について書かれた記事です。
・日用品費の見直し!いくらを予算にする?上手に節約する方法は?
↓食費の月平均についてもこちらでまとめています。
・食費は月平均いくら?節約主婦たちの世帯別金額と内訳のリアルな例。
↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう!
・正しい家計管理の仕方(まとめ)
また、「毎月の日用品費の予算や見直しの方法がわからない」という人もいませんか。
ここでは、家計簿・家計管理アドバイザーが、これまで1000件以上の家計に関するご相談をお引き受けしてきた経験から、節約主婦たちの日用品費の世帯別の平均と内訳のリアルな金額を紹介しています。
日用品費のリアルな平均額を知りたい人や、日用品費の予算や見直しについて迷っている方は、よろしければ参考になさってみてください。
日用品費とは?
日用品費の平均額を紹介する前に、まず「日用品費とは何か」について考えてみましょう。
日用品費とは、一般的に日常的にかかるものに関する支出を指します。
例えば、シャンプー、リンス、トイレットペーパー、ティッシュなど。
このようなものは「日常的に使う」ので、自分でも日用品だと分かりやすいですよね。
赤ちゃんがいる世帯の方だと、オムツやおしりふきなども日用品として考えてもいいでしょう。
しかし「うちは日用品費が高くて…」と悩んでいる方のなかには「それは日用品として考えない方がいいのでは?」というものまで日用品費にカウントしている方もいるので注意が必要です。
例えば、自分ひとりしかつかわない高額な化粧品。
これらは日用品というよりは「美容費」または「個人の小遣い」から出しても良いのではないかと私は考えます。
家族全員で使うボディーソープは日用品としてカウントするけれど、自分しか使わない高額な洗顔フォームは自分の小遣いに計上するなど、ひと工夫すると「うちは日用品費がどうしてこんなに高いのかしら」という疑問が解消する場合があります。
このように、何を日用品にするかは、人によって異なるということを前提に、ここでは「日常的に使うもの」を「日用品費」として紹介していきます。
みんなの日用品費はいくら?
1000件以上の家計相談から特に「年間で手取り年収の1割以上の貯蓄をしている節約上手な世帯別」のリアルな日用品費に注目してみました。
※貯蓄とは…?貯蓄とは現金だけでなく貯蓄型生命保険なども含めた金額を指します。
1人暮らし(独身)の日用品費
■手取り年収200万円台で1人暮らし、独身女性の1ヵ月の日用品費貯蓄額 年間約50万円。日用品費 月3000円(30代女性)
2人暮らしの日用品費
■手取り年収200万円台で2人暮らしの1ヵ月の日用品費貯蓄額 年間約30万円。日用品費 月5000円(30代)
■手取り年収300万円台で夫婦2人暮らしの1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約40万円。日用品費 月6700円(30代)
3人暮らしの日用品費
■手取り年収300万円台で夫婦2人+子ども1人の3人家族の1ヵ月の日用品費貯蓄額 年間約88万円。日用品費 月9000円(20代。オムツあり)
貯蓄額 年間約60万円。日用品費 月10000円(40代。オムツなし)
■手取り年収400万円台で夫婦2人+子ども1人の3人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約70万円。日用品費 月5500円(20代。オムツなし)
4人暮らしの日用品費
■手取り年収300万円台で夫婦2人+子ども2人の4人家族の1ヵ月の日用品費貯蓄額 年間約140万円。日用品費 月5000円(20代。オムツなし)
■手取り年収400万円台で夫婦2人+子ども2人の4人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約95万円。日用品費 月12000円(40代。オムツなし)
5人暮らしの日用品費
■手取り年収500万円台で夫婦2人+子ども3人の5人家族の1ヵ月の食費貯蓄額 年間約115万円。食費 月10000円(30代。オムツ1人分あり)
■手取り年収600万円台で夫婦2人+子ども3人の5人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約105万円。日用品費 月10000円(30代。オムツ1人分あり)
貯蓄額 年間約120万円。日用品費 月6000円(40代。オムツなし)
お金が貯まらない世帯の日用品は?
一方、「貯蓄が苦手」とご相談に見えた世帯の実際の日用品費もあわせてご紹介いたします。■手取り年収300万円台で夫婦2人+子ども1人の3人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約0万円(年間約15万円の赤字)。日用品費 月15000円(30代。オムツあり)■手取り年収300万円台で夫婦2人+子ども1人の3人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約0万円(年間約50万円の赤字)。日用品費 月10000円(オムツなし)■手取り年収300万円台で夫婦2人+子ども3人の5人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約0万円(赤字はなし)。日用品費 月15000円(オムツ2人分あり)■手取り年収400万円台で夫婦2人+子ども1人の3人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約0万円(年間約30万円の赤字)。日用品費 月25000円(オムツあり)■手取り年収400万円台で夫婦2人+子ども2人の4人家族の1ヵ月の日用品費
貯蓄額 年間約0万円(年間約40万円の赤字)。日用品費 月25000円(オムツ1人分あり)「お金を貯めるのが苦手」という世帯の日用品費は、およそ月10000円~20000円とやや高めの傾向がみられています。
さらに、貯蓄が得意な人も苦手な人も、オムツ1人分につき約5000円ほど1ヵ月の日用品費が高くなるという傾向がみられています。
日用品費は平均いくら?
あわせて、総務省統計局の家計調査からも、確認してみると、二人以上世帯のひと月の家具・家事用品費は11,932円となっています(※1)。
こちらの支出には、家庭用耐久財や寝具類など、今回紹介した日用品の分類方法とは異なる費用も日用品費として計上されていますので、当方の推奨する日用品費と直接比較することはできませんが、おおよその参考として比較検討してみてください。
この金額をもとにして、家具・家事用品費の平均額をまとめると、以下のようになります。
世帯構成員別家具・家事用品費の平均額 | 金額 |
---|---|
1人家族(単身世帯) | 5,687円 |
2人世帯 | 11,048円 |
3人世帯 | 11,974円 |
4人世帯 | 13,082円 |
5人世帯 | 14,194円 |
※1:家計調査年報2021年(令和3年)二人以上の世帯、単身世帯(https://www.stat.go.jp/data/kakei/2021np/index.html)
それに対し、当方でご相談をお引き受けした、年間貯蓄額が手取り年収の1割を超える節約上手な世帯の日用品費は以下の通りです。
1人暮らし 月3000円~5000円
2人暮らし 月5000円~7000円
3人暮らし 月5000円~10000円
4人暮らし 月5000円~12000円
5人暮らし 月5000円~15000円
2人暮らし 月5000円~7000円
3人暮らし 月5000円~10000円
4人暮らし 月5000円~12000円
5人暮らし 月5000円~15000円
上記の通り、総務省の統計調査とは、当方で推奨している日用品費の分類が異なりますので、統計調査の傾向とは合致しておりませんし、直接比較検討をすることはできませんが、何を日用品として分類しているかによって平均も大きく異なることはお分かりいただけると思います。
総務省の統計調査、貯蓄が得意な人の日用品費、貯蓄が苦手な人の日用品費と、様々な観点からご自分の家計の日用品費を比較検討し、「わが家の日用品費が高いのではないか」と感じる場合は、日用品費の見直しを検討してもよいのではないでしょうか。
日用品の平均(まとめ)
あくまで私が今まで実際にご相談させていただいた家計のなかではになりますが、日用品費は、お金の貯められている世帯ほどやや安めでお金が貯められない世帯ほどやや高めの傾向があります。また、「何を日用品費として考えているか」によっても、大きく日用品費の金額に差がでてしまうということも確認できています。
日用品費の予算や見直しに困っている場合は、「何を日用品費としているか」を見直し、その上で「本当に必要な日用品は何か」という見直しを検討すると、「日用品の予算も立てやすく守りやすくなる」と思いますよ。
■参考:日用品費にいれたい支出をまとめた記事です。
・これって日用品費?!やりがちNG家計簿のつけ方&書き方の例!
■参考:日用品費を見直す方法について書かれた記事です。
・日用品費の見直し!いくらを予算にする?上手に節約する方法は?
関連記事
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。↓食費の月平均についてもこちらでまとめています。
・食費は月平均いくら?節約主婦たちの世帯別金額と内訳のリアルな例。
↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう!
・正しい家計管理の仕方(まとめ)
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