【手取り年収400万円台】二世帯住宅の家計簿。来年度以降、貯め期が来ます…!
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- 手取り年収400万円の家計
当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!
※その他免責事項をお読みください。
あきさん、こんにちわ。
御手隙の時で構いませんので家計診断をお願いいたします。
2018年3月25~2019年3月24日までの家計簿(9月以降は仮定)です。
我が家は主人の両親と二世帯住宅で暮らしております。
生活や家計は別です。
●家賃として月5万義母に渡しています。そこから子供達の習い事の月謝が引かれており、習い事に関する現金支出として我が家が負担しているのはウエアや検定ノート代です。教育費に含んでいます。
●車は主人名義、私名義の2台所有しています。私名義の車は釣りに行く際に義父も使用しますので、我が家はガソリン代、保険代、オイル等諸経費。義父には車検、車税、タイヤ代を負担してもらっています。
●固定資産税、水道代は負担しておりません。記載した支出のみです。
恵まれている環境とは分かっているもののなかなか貯金が増やせず、自力管理の限界を感じております。ぜひアドバイスを頂きたいです。
再来年の小学校・中学校のダブル入学のために備えていきたい。
家族でUSJと那智の滝に行きたい。
少額でも投資を始めたい。
悩みや希望がてんこ盛りです。どうぞよろしくお願いいたします。
●収入●
主人 年266万+ボーナス年45万=311万
妻 年64万
手当 年24万
幼稚園返戻金 6万
▲車ローン(義父のパパローンに借り換え) 45万
計 311万+▲45万=450万
※主人給与より、税金、車保険2台分年9万(月7500円)、社内預金年11万、主人車ガソリン、オイル等諸経費が引かれています。
●銀行支出●
家賃 年60万(月5万)
保険 年15.4万(月13733円から12223円に見直し。家族4人分すべて掛け捨て)
車ローン 年77万(義父によるパパローン借り換えで6月に貯金と合わせて一括返済。義父には2020年12月まで月1.5万返済)
電気 年16.4万(オール電化。暖房代は負担していません)
携帯2台 年8.2万(月7000円、キッズ携帯1台込)
小学校 年6.4万
幼稚園 年29.5万(来年度より月3000円値上げ、10月より保育料無償化という話がでておりますが未確認です)
仕事時延長保育3.4万(来年度は倍位になる予定です)
特別費 車税 4.5万
七五三0.8万
NHK1.4万
入学積立 13.2万(9月より月2.2万積立開始)
計 236.2万
●現金支出●
食費 年47.4万(月3.9万~4万。冬場の野菜高騰と米代が増えた為予算アップ。主人、私は弁当持参。夏・冬休みは子供の分も作ります)
娯楽費 年18万(月1.5万)
日用品 年8.2万(月6800円)
犬費 年12万(月1万)
教育費 年2.8万(宿泊学習、現金徴収、習い事備品)
主人こずかい 年24.2万(月1.9万。ボーナス時に5000円上乗せ。車ローン終わり次第月2万。酒、たばこ、衣類、友達飲み等に使用)
妻投資 年1.2万(月1000円。少額ですが投資に回したいです)
娘こずかい 年0.6万(月500円)
医療費 年4.5万(毎月封筒に取り分け医療費の支払いに使用)
妻ガソリン 年6.2万
計 125.1万
●特別費●
衣類 年8万(主人以外3人分、すでに足りない予感がするので予算配分を考えます)
床屋 年1.7万(私以外3人分)
化粧・美容院 年8万(年3回美容室、家族兼用化粧水・石鹸込)
主人会社飲み会年5.5万
家具家電 年5万
冠婚葬祭 年3.5万
クリーニング 年1万
高速代 年1万(お墓参り)
レジャー費 年5.7万(外食、まとめ買い、日帰り温泉、ママ友と子連れ飲み、妻飲み代)
計 39.4万
●イベント費●
誕生日・父母の日 3.2万
祖母米寿 2万(今年のみ)
運動会弁当代 1万
犬ワクチン 3万
キャンプ 4.1万
お祭り 0.4万
お中元お歳暮 2.1万(高速代込)
予防接種 1.8万
クリスマス 1.5万
正月関係 2.7万(年賀状、お年玉等)
娘スキー費 0.5万
計 22.3万
収入450万-支出423万=27万
27万+社内預金11万=貯金額38万
これは「貯金額38万」と言っていいのでしょうか?
純粋な額は11万ですよね…(泣)
昨年度実績 2017年3月25~2018年3月24日
収入401万-支出388万=13万
13万+社内預金8.7万=貯金額21.7万
ご確認いただくだけでも大変かと思います。
文字量が多く、分かりにくい文章で大変恐縮ですが何とかしたいと心より思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます!
「家計診断」についてですね。
質問者様の家計状況について、いくつか気が付いた点がありますので、以下お伝えさせていただきますね。
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます!
収支は年間約27万円の黒字の予定ということですね。
社内預金年11万
こちらがあるので、貯蓄としては、年間38万円となります。
入学積立 13.2万(9月より月2.2万積立開始)
こちらもあるので、使っていないお金としてはもう少し残せていそうです。
質問者様の家計は、比較的よくまとまっている家計です。
大きなムダがあるということもなく、支出が多すぎるということもありません。
ただ一点、
車ローン 年77万
こちらの支出の負担が大きいことが気になります。
義父によるパパローン借り換えで6月に貯金と合わせて一括返済。義父には2020年12月まで月1.5万返済
とありますが、こちらは、7月からは月1.5万円の支出になっているという意味でしょうか?
そうすると、来年度からは年間18万円の支出になりますので、年間59万円が浮く計算になります。
ご主人のお小遣いを2万円に変更し、幼稚園の支出が増えたとしても年間50万円くらいは残ると考えられます。
それ以外は特に大きく支出を減らさなくてはいけないというほどムダ遣いをしている支出はないと考えられます。
したがって、本年度は年間38万円の貯蓄になるというのは無難な路線と感じます。
質問者様の家計の貯め時は、来年、再来年から一気にやってきます。
来年まず車の返済が減り、年間50万円が浮きます。その分を貯蓄に回せば黒字は年間88万円。
再来年になり、幼稚園が終わると、返戻金はなくなりますが、手元にさらに30万円ほど残るようになってきますので、黒字は年間118万円になります。このころにお義父様への車のローンの返済も終了すると思いますので、もう少し手元に残るようになるでしょう。
もちろん、今度は下の子の小学校の費用や習い事、上の子の中学校入学、行きたいと思っている旅行などの積み立てを始めるなど別途支出が増える可能性もありますが、年間100万円くらいは手元に残るようにしておけば貯蓄率は20%以上をキープできます。
貯蓄率は、手取り年収の年間10%~20%くらいがあまり無理をせずに貯められる貯蓄率の範囲と私は考えているので、貯蓄率20%以上は立派です。
おそらく上のお子さんが公立中学校を選択していれば、受験勉強が本格化するまでの1、2年は一番の貯め時になると思います。
受験が始まる頃になると、また支出が増える可能性がありますので、来年度から、下の子の小学校入学後の1,2年はあまり気を緩めずに貯めることに集中したほうが良いのではないかと思います。
その後、上のお子さんが高校、大学と進学されるにつれてまた厳しさが少し戻ってくる可能性がありますので、この3年ほどの貯め時をいかに逃さず貯めるかということになってきます。
少なくとも上のお子さんの大学入学までに社内貯金を含めて500万円程度を目標に貯金をしていくとその後も厳しい局面はあってもなんとかなる可能性が高まるように感じます。
もちろん、少なくともなので、それ以上になればなおいいですね。
具体的に貯金額を計算すると以下のようなプランが考えられます。
上のお子さんが現在小5とすると、
上のお子さん小5 下のお子さん年中 38万円
上のお子さん小6 下のお子さん年長 88万円
上のお子さん中1 下のお子さん小1 100万円
上のお子さん中2 下のお子さん小2 100万円
上のお子さん中3 下のお子さん小3 70万円
上のお子さん高1 下のお子さん小4 50万円
上のお子さん高2 下のお子さん小5 50万円
上のお子さん高3 下のお子さん小6 50万円
これくらいのペースで貯蓄ができれば、上のお子さんが大学生になるまでに546万円が貯まります。
車を150万円で買い替え、上のお子さんの大学費用として私立文系大学で4年間で420万円かかるとするとやや足りませんが、それでも全くないよりは随分ラクに進学できると感じます。
上のお子さんが大学に進学したら、次は下のお子さんの大学費用をまた貯めるというサイクルになっていきます。
上のお子さん大1 下のお子さん中1 90万円
上のお子さん大2 下のお子さん中2 90万円
上のお子さん大3 下のお子さん中3 90万円
上のお子さん大4 下のお子さん高1 90万円
上のお子さん社会人 下のお子さん高2 90万円
上のお子さん社会人 下のお子さん高3 90万円
上のお子さんの大学の費用はすでに見越していますので、上のお子さんが進学後はまたさらに貯金を追加していきましょう。
6年間で540万円。また車を買い替えるとすると、やはりやや足りませんが、それでもトントンくらいまではなんとかすることができます。
これくらいのペースで今後貯めていくと、少なくとも進学費に関してはそれほど困らない可能性が高まります。
ただし、高校で私立、留学をした、大学が医大になった、1人暮らしをすることになったなど条件が変わればもっと必要になりますので、お子さんと進学先についてはよく話し合っておくといいですね。公立大学に進学できれば逆にかなりラクになります。
老後の費用までは今回の計算にはいれていませんが、質問者様の下のお子さんが大学進学後の年齢によって、老後の資金の調達も可能かと思います。
また、お子さんの手がもう少し離れるようになったら扶養の範囲内でももう少し収入があげられると思いますので、収入を増やす時期についても考えておくとさらに安心ですね!どうしても厳しかったら、社会人になった上のお子さんに少し助けてもらうというのも決してダメな選択ではないと思います。
あくまでもプランですので、自由に変更していただいてかまいません。
27万+社内預金11万=貯金額38万
これは「貯金額38万」と言っていいのでしょうか?
純粋な額は11万ですよね…(泣)
ということですが、仮に残せた27万円がまったく手つかずの状況で次年度以降も残せていくなら立派な貯金です!
しかし、この27万円をなにかに使ってしまった場合は貯金とは言えなくなってしまいます。
できるだけそのまま1円たりともおろさずに残せるように計画できるといいですね!
・貯金は1年だけでなく、長い目でみて残す額を決めるといいでしょう
質問者様の家計は、現状では大きくムダ遣いが過ぎるということはありませんので、来年度以降の貯め期に備えて、まずは今年は38万円は絶対に手をつけずに残すお金として考えられるといいでしょう。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
このように、ブログ内のメールフォームなどからいただいたご質問にブログでお答えいたします。
友達にもなかなか本音が聞けない家計のちょっとした質問、いつでもお待ちしています!
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。
おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
あきさん、こんにちわ。
御手隙の時で構いませんので家計診断をお願いいたします。
2018年3月25~2019年3月24日までの家計簿(9月以降は仮定)です。
我が家は主人の両親と二世帯住宅で暮らしております。
生活や家計は別です。
●家賃として月5万義母に渡しています。そこから子供達の習い事の月謝が引かれており、習い事に関する現金支出として我が家が負担しているのはウエアや検定ノート代です。教育費に含んでいます。
●車は主人名義、私名義の2台所有しています。私名義の車は釣りに行く際に義父も使用しますので、我が家はガソリン代、保険代、オイル等諸経費。義父には車検、車税、タイヤ代を負担してもらっています。
●固定資産税、水道代は負担しておりません。記載した支出のみです。
恵まれている環境とは分かっているもののなかなか貯金が増やせず、自力管理の限界を感じております。ぜひアドバイスを頂きたいです。
再来年の小学校・中学校のダブル入学のために備えていきたい。
家族でUSJと那智の滝に行きたい。
少額でも投資を始めたい。
悩みや希望がてんこ盛りです。どうぞよろしくお願いいたします。
●収入●
主人 年266万+ボーナス年45万=311万
妻 年64万
手当 年24万
幼稚園返戻金 6万
▲車ローン(義父のパパローンに借り換え) 45万
計 311万+▲45万=450万
※主人給与より、税金、車保険2台分年9万(月7500円)、社内預金年11万、主人車ガソリン、オイル等諸経費が引かれています。
●銀行支出●
家賃 年60万(月5万)
保険 年15.4万(月13733円から12223円に見直し。家族4人分すべて掛け捨て)
車ローン 年77万(義父によるパパローン借り換えで6月に貯金と合わせて一括返済。義父には2020年12月まで月1.5万返済)
電気 年16.4万(オール電化。暖房代は負担していません)
携帯2台 年8.2万(月7000円、キッズ携帯1台込)
小学校 年6.4万
幼稚園 年29.5万(来年度より月3000円値上げ、10月より保育料無償化という話がでておりますが未確認です)
仕事時延長保育3.4万(来年度は倍位になる予定です)
特別費 車税 4.5万
七五三0.8万
NHK1.4万
入学積立 13.2万(9月より月2.2万積立開始)
計 236.2万
●現金支出●
食費 年47.4万(月3.9万~4万。冬場の野菜高騰と米代が増えた為予算アップ。主人、私は弁当持参。夏・冬休みは子供の分も作ります)
娯楽費 年18万(月1.5万)
日用品 年8.2万(月6800円)
犬費 年12万(月1万)
教育費 年2.8万(宿泊学習、現金徴収、習い事備品)
主人こずかい 年24.2万(月1.9万。ボーナス時に5000円上乗せ。車ローン終わり次第月2万。酒、たばこ、衣類、友達飲み等に使用)
妻投資 年1.2万(月1000円。少額ですが投資に回したいです)
娘こずかい 年0.6万(月500円)
医療費 年4.5万(毎月封筒に取り分け医療費の支払いに使用)
妻ガソリン 年6.2万
計 125.1万
●特別費●
衣類 年8万(主人以外3人分、すでに足りない予感がするので予算配分を考えます)
床屋 年1.7万(私以外3人分)
化粧・美容院 年8万(年3回美容室、家族兼用化粧水・石鹸込)
主人会社飲み会年5.5万
家具家電 年5万
冠婚葬祭 年3.5万
クリーニング 年1万
高速代 年1万(お墓参り)
レジャー費 年5.7万(外食、まとめ買い、日帰り温泉、ママ友と子連れ飲み、妻飲み代)
計 39.4万
●イベント費●
誕生日・父母の日 3.2万
祖母米寿 2万(今年のみ)
運動会弁当代 1万
犬ワクチン 3万
キャンプ 4.1万
お祭り 0.4万
お中元お歳暮 2.1万(高速代込)
予防接種 1.8万
クリスマス 1.5万
正月関係 2.7万(年賀状、お年玉等)
娘スキー費 0.5万
計 22.3万
収入450万-支出423万=27万
27万+社内預金11万=貯金額38万
これは「貯金額38万」と言っていいのでしょうか?
純粋な額は11万ですよね…(泣)
昨年度実績 2017年3月25~2018年3月24日
収入401万-支出388万=13万
13万+社内預金8.7万=貯金額21.7万
ご確認いただくだけでも大変かと思います。
文字量が多く、分かりにくい文章で大変恐縮ですが何とかしたいと心より思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます!
「家計診断」についてですね。
質問者様の家計状況について、いくつか気が付いた点がありますので、以下お伝えさせていただきますね。
全体的な感想について
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます!
年間収支は?
収入450万円
支出423万円
支出423万円
収支は年間約27万円の黒字の予定ということですね。
社内預金年11万
こちらがあるので、貯蓄としては、年間38万円となります。
入学積立 13.2万(9月より月2.2万積立開始)
こちらもあるので、使っていないお金としてはもう少し残せていそうです。
気になる支出は?
質問者様の家計は、比較的よくまとまっている家計です。
大きなムダがあるということもなく、支出が多すぎるということもありません。
ただ一点、
車ローン 年77万
こちらの支出の負担が大きいことが気になります。
義父によるパパローン借り換えで6月に貯金と合わせて一括返済。義父には2020年12月まで月1.5万返済
とありますが、こちらは、7月からは月1.5万円の支出になっているという意味でしょうか?
そうすると、来年度からは年間18万円の支出になりますので、年間59万円が浮く計算になります。
ご主人のお小遣いを2万円に変更し、幼稚園の支出が増えたとしても年間50万円くらいは残ると考えられます。
それ以外は特に大きく支出を減らさなくてはいけないというほどムダ遣いをしている支出はないと考えられます。
したがって、本年度は年間38万円の貯蓄になるというのは無難な路線と感じます。
貯め時はいつ?
質問者様の家計の貯め時は、来年、再来年から一気にやってきます。
来年まず車の返済が減り、年間50万円が浮きます。その分を貯蓄に回せば黒字は年間88万円。
再来年になり、幼稚園が終わると、返戻金はなくなりますが、手元にさらに30万円ほど残るようになってきますので、黒字は年間118万円になります。このころにお義父様への車のローンの返済も終了すると思いますので、もう少し手元に残るようになるでしょう。
もちろん、今度は下の子の小学校の費用や習い事、上の子の中学校入学、行きたいと思っている旅行などの積み立てを始めるなど別途支出が増える可能性もありますが、年間100万円くらいは手元に残るようにしておけば貯蓄率は20%以上をキープできます。
貯蓄率は、手取り年収の年間10%~20%くらいがあまり無理をせずに貯められる貯蓄率の範囲と私は考えているので、貯蓄率20%以上は立派です。
おそらく上のお子さんが公立中学校を選択していれば、受験勉強が本格化するまでの1、2年は一番の貯め時になると思います。
受験が始まる頃になると、また支出が増える可能性がありますので、来年度から、下の子の小学校入学後の1,2年はあまり気を緩めずに貯めることに集中したほうが良いのではないかと思います。
その後、上のお子さんが高校、大学と進学されるにつれてまた厳しさが少し戻ってくる可能性がありますので、この3年ほどの貯め時をいかに逃さず貯めるかということになってきます。
少なくとも上のお子さんの大学入学までに社内貯金を含めて500万円程度を目標に貯金をしていくとその後も厳しい局面はあってもなんとかなる可能性が高まるように感じます。
もちろん、少なくともなので、それ以上になればなおいいですね。
具体的に貯金額を計算すると以下のようなプランが考えられます。
上のお子さんが現在小5とすると、
上のお子さん小5 下のお子さん年中 38万円
上のお子さん小6 下のお子さん年長 88万円
上のお子さん中1 下のお子さん小1 100万円
上のお子さん中2 下のお子さん小2 100万円
上のお子さん中3 下のお子さん小3 70万円
上のお子さん高1 下のお子さん小4 50万円
上のお子さん高2 下のお子さん小5 50万円
上のお子さん高3 下のお子さん小6 50万円
これくらいのペースで貯蓄ができれば、上のお子さんが大学生になるまでに546万円が貯まります。
車を150万円で買い替え、上のお子さんの大学費用として私立文系大学で4年間で420万円かかるとするとやや足りませんが、それでも全くないよりは随分ラクに進学できると感じます。
上のお子さんが大学に進学したら、次は下のお子さんの大学費用をまた貯めるというサイクルになっていきます。
上のお子さん大1 下のお子さん中1 90万円
上のお子さん大2 下のお子さん中2 90万円
上のお子さん大3 下のお子さん中3 90万円
上のお子さん大4 下のお子さん高1 90万円
上のお子さん社会人 下のお子さん高2 90万円
上のお子さん社会人 下のお子さん高3 90万円
上のお子さんの大学の費用はすでに見越していますので、上のお子さんが進学後はまたさらに貯金を追加していきましょう。
6年間で540万円。また車を買い替えるとすると、やはりやや足りませんが、それでもトントンくらいまではなんとかすることができます。
これくらいのペースで今後貯めていくと、少なくとも進学費に関してはそれほど困らない可能性が高まります。
ただし、高校で私立、留学をした、大学が医大になった、1人暮らしをすることになったなど条件が変わればもっと必要になりますので、お子さんと進学先についてはよく話し合っておくといいですね。公立大学に進学できれば逆にかなりラクになります。
老後の費用までは今回の計算にはいれていませんが、質問者様の下のお子さんが大学進学後の年齢によって、老後の資金の調達も可能かと思います。
また、お子さんの手がもう少し離れるようになったら扶養の範囲内でももう少し収入があげられると思いますので、収入を増やす時期についても考えておくとさらに安心ですね!どうしても厳しかったら、社会人になった上のお子さんに少し助けてもらうというのも決してダメな選択ではないと思います。
あくまでもプランですので、自由に変更していただいてかまいません。
ご質問に関して
27万+社内預金11万=貯金額38万
これは「貯金額38万」と言っていいのでしょうか?
純粋な額は11万ですよね…(泣)
ということですが、仮に残せた27万円がまったく手つかずの状況で次年度以降も残せていくなら立派な貯金です!
しかし、この27万円をなにかに使ってしまった場合は貯金とは言えなくなってしまいます。
できるだけそのまま1円たりともおろさずに残せるように計画できるといいですね!
まとめ
・貯金は1年だけでなく、長い目でみて残す額を決めるといいでしょう
質問者様の家計は、現状では大きくムダ遣いが過ぎるということはありませんので、来年度以降の貯め期に備えて、まずは今年は38万円は絶対に手をつけずに残すお金として考えられるといいでしょう。
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この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。
おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
コメント
コメント一覧 (2)
家計診断ありがとうございました!!
お伝えした内容もかなり細かく、大変お手数をおかけいたしました。
まずは、大きなムダがないとの評価をいただき、かなりホッとしております!!
下の子の卒園の年や義父への返済がいつ終わるかという事は確認していたものの、総合的なライフプランを考えた事がなかった為、恥ずかしながら現在と比べると50万も収支が変わるという事には気付いておりませんでした。
あきさんのおかげでまた一つ大切な事を学ぶ事が出来ました。
さらに、我が家の家計でもそれだけ貯め事が出来るんだ!という明るい未来も見えました!!
これからは年間の予算と共に、ライフプラン➕貯金額も一緒にまとめていこうと思います。
ご報告できるくらい成長できた時、または再度壁にぶち当たった時…は来ないようにしたいですが…またご連絡させていただきたいと思います!
これからもあきさんのご活躍を心より応援しております。
本当にありがとうございました!!
ようこさん、ここまでやりくり力がグングンアップされていて本当に素晴らしいです!
家計はまず1年。
それから2,3年、5,10年と長期的な視点で見られるようになってくるとまた安心感が変わってきます!
時にはこれくらいなら冒険しても大丈夫!という冒険心が生まれてくることもありますよ^^
こちらこそご利用ありがとうございます!これからの家計がますますよくなっていかれますように★
またいつでもご利用下さいませ♡