ふるさと納税の家計簿のつけ方!家計が苦しくならないコツは?!
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- 家計簿の基本のつけ方
ふるさと納税はお得と言われることが多く、実際にふるさと納税をしている方も多いのではないでしょうか。
一見するとお得なはずのふるさと納税ですが、ふるさと納税をすると、なぜか家計が苦しくなるという方はいませんか?
また、家計簿をつけている方は、ふるさと納税は何費なの?というのも悩みどころではないでしょうか。
ここでは、家計簿・家計管理アドバイザーが「ふるさと納税のコツ」と「ふるさと納税の家計簿の書き方」をまとめて紹介します。
家計簿を利用して、上手にふるさと納税を活用していきましょう。
ふるさと納税とは、個人の住民税の一部を自分の応援したい自治体に寄付することで、寄附金が所得税・住民税の控除の対象となる制度です。
ふるさと納税を行うと、実質の負担金2000円で地域の特産品がもらえるので、お得!と言われることが多いのですが、デメリットもあります。
「きちんと計算をせずに寄付をしてしまうと、控除の対象にならない場合があること」と、
「いったん自分で費用を支払わなくてはならないので、赤字の家計にとっては手痛い出費にもなってしまうこと」です。
「きちんと計算をせずに寄付をしてしまうと、控除の対象にならない場合があること」は、きちんと計算をすればいいだけのことなので、比較的容易にデメリットを防止することができます。
しかし、「いったん自分で費用を支払わなくてはならないので、赤字の家計にとっては手痛い出費にもなってしまう」というデメリットは、特に「どんぶり勘定で赤字」という家計にとっては深刻な問題になります。
たとえば、「ふるさと納税で米や肉などを頼んで食費の節約に」とふるさと納税をしても、そもそもどんぶり勘定で家計のやりくりがメチャクチャな人がやっても食費の節約にはならず、余計に食費がかさみ、さらに赤字が拡大するだけで逆効果になってしまうことが多いのです。
いくらおさめた金額分は翌年戻ってくるとはいえ、家計が余計に火の車になってしまうなら本末転倒です。
せっかくのふるさと納税がさらに赤字を増長させ、家計の負担にしかならないようではもったいないですよね。
そんなやりくりの仕方にならないようにするコツは「きちんと計画的にふるさと納税をする」ということです。
家計簿をつけていないのに、どうやって計画的にふるさと納税をすればいいの?
と思う時は、ボーナスや手当など、まとまった収入がある時に行うのがオススメです。
例えば、ボーナスなどが出た時にまとめてふるさと納税をし、ふるさと納税が毎月の家計の赤字の上乗せにならないよう工夫しましょう。
ボーナスがふるさと納税に回せるほど残らない…という時は無理をしてふるさと納税をしない方がいいという家計のサインです。
ふるさと納税をしても貯金にもお金が回せるゆとりがあるかどうかを確認してからふるさと納税を行うと、ふるさと納税で毎月の家計がさらに圧迫されるという現象を防ぐことができます。
ボーナスなどで一度にふるさと納税を行うと、たくさんの特産品が届いてしまって冷蔵庫がパンパンになって困る…という場合もありますよね。
そんな時は、ボーナスから取り置いた現金の範囲内で毎月ふるさと納税をし、引き落とし時にはとりおいた現金を当てるという方法も有効です。
ボーナスがない家計で、家計が毎月赤字の時はふるさと納税はやめておきましょう。「ふるさと納税はまずは家計の赤字を改善してから」という順番にしないとさらに家計がメチャクチャになってしまう可能性があります。
ボーナスがない家計がふるさと納税を行う場合は、毎月コンスタントに黒字がでていることを確認し、黒字の範囲内で行いましょう。
家計簿をつけているというしっかりさんにはふるさと納税はメリットしかない制度になりますので、是非上手に取り入れてみて下さい。
家計簿をつける時、ふるさと納税は「おもに銀行引き落としとなる年間の支出を記録するページ」に記入するという方法があります。
■参考:ふるさと納税の家計簿のつけ方(記入例)
※クリックで拡大できます。
年間の家計簿に「特別費」という費目を作り、引き落とされる金額を記入します。
細かい項目を別に作って管理する方もいますが、家庭用の家計簿であれば、家計簿の項目は細かくしない方が分かりやすいので、私は特別費という項目を利用しています。
■参考:年間の家計簿の書き方
現金払いと同じように記入しないと、訳が分からなくなるという人は、「おもに現金払いの支出を記入する家計簿のページ」に記入するのもオススメです。
■参考:ふるさと納税の家計簿のつけ方(記入例)
※クリックで拡大できます。
こちらも同様に「特別費」という費目を作り、かかった金額を記入します。
ふるさと納税は、クレジットカードなどを利用して支払うことが多いので、財布の残高を減らさないキャッシュレス家計簿の書き方で対応すると簡単です。
現金での支払いと同様に扱いたい場合は、かかった金額分の現金をお財布から抜き、封筒などに保管し、引き落とし月に口座に戻すなど、管理の方法を工夫するとよいでしょう。
■参考:毎月の家計簿の書き方
■参考:キャッシュレスの家計簿の書き方
なお、ふるさと納税の予算を立てる時には、特別費予算表で管理すると便利です。
■参考:ふるさと納税の特別費予算表の書き方(記入例)
※クリックで拡大できます。
このようにして、年間の支出の計画の中に組み込んでおくと、計画的にふるさと納税を利用することができます。
ふるさと納税をしても家計が圧迫されないないか、支払うことが厳しくないかなどを確認してから実行できるので、安心してふるさと納税を行うことができます。
■参考:特別費予算表の書き方
家計簿アプリでふるさと納税を入力する場合も手書きの家計簿と同様に「特別費」に振り分けましょう。
家計簿アプリで家計簿を自動で作成していると、ふるさと納税が特別費に振り分けられない時があります。
家計簿アプリ「マネーフォワード」では「特別な支出」や「その他」という項目。
家計簿アプリ「Zaim」なら「大型出費」などの項目を利用すると便利ですよ。
※家計簿アプリについては、各家計簿アプリの公式ホームページをご確認ください。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
↓他にもある!こんな時どうつける?家計簿のつけ方とは?
・家計簿の基本のつけ方(まとめ)
一見するとお得なはずのふるさと納税ですが、ふるさと納税をすると、なぜか家計が苦しくなるという方はいませんか?
また、家計簿をつけている方は、ふるさと納税は何費なの?というのも悩みどころではないでしょうか。
ここでは、家計簿・家計管理アドバイザーが「ふるさと納税のコツ」と「ふるさと納税の家計簿の書き方」をまとめて紹介します。
家計簿を利用して、上手にふるさと納税を活用していきましょう。
ふるさと納税のコツ
ふるさと納税とは、個人の住民税の一部を自分の応援したい自治体に寄付することで、寄附金が所得税・住民税の控除の対象となる制度です。
ふるさと納税を行うと、実質の負担金2000円で地域の特産品がもらえるので、お得!と言われることが多いのですが、デメリットもあります。
「きちんと計算をせずに寄付をしてしまうと、控除の対象にならない場合があること」と、
「いったん自分で費用を支払わなくてはならないので、赤字の家計にとっては手痛い出費にもなってしまうこと」です。
「きちんと計算をせずに寄付をしてしまうと、控除の対象にならない場合があること」は、きちんと計算をすればいいだけのことなので、比較的容易にデメリットを防止することができます。
しかし、「いったん自分で費用を支払わなくてはならないので、赤字の家計にとっては手痛い出費にもなってしまう」というデメリットは、特に「どんぶり勘定で赤字」という家計にとっては深刻な問題になります。
たとえば、「ふるさと納税で米や肉などを頼んで食費の節約に」とふるさと納税をしても、そもそもどんぶり勘定で家計のやりくりがメチャクチャな人がやっても食費の節約にはならず、余計に食費がかさみ、さらに赤字が拡大するだけで逆効果になってしまうことが多いのです。
いくらおさめた金額分は翌年戻ってくるとはいえ、家計が余計に火の車になってしまうなら本末転倒です。
せっかくのふるさと納税がさらに赤字を増長させ、家計の負担にしかならないようではもったいないですよね。
そんなやりくりの仕方にならないようにするコツは「きちんと計画的にふるさと納税をする」ということです。
ふるさと納税のコツ(家計簿をつけていない時)
家計簿をつけていないのに、どうやって計画的にふるさと納税をすればいいの?
と思う時は、ボーナスや手当など、まとまった収入がある時に行うのがオススメです。
例えば、ボーナスなどが出た時にまとめてふるさと納税をし、ふるさと納税が毎月の家計の赤字の上乗せにならないよう工夫しましょう。
ボーナスがふるさと納税に回せるほど残らない…という時は無理をしてふるさと納税をしない方がいいという家計のサインです。
ふるさと納税をしても貯金にもお金が回せるゆとりがあるかどうかを確認してからふるさと納税を行うと、ふるさと納税で毎月の家計がさらに圧迫されるという現象を防ぐことができます。
ボーナスなどで一度にふるさと納税を行うと、たくさんの特産品が届いてしまって冷蔵庫がパンパンになって困る…という場合もありますよね。
そんな時は、ボーナスから取り置いた現金の範囲内で毎月ふるさと納税をし、引き落とし時にはとりおいた現金を当てるという方法も有効です。
ボーナスがない家計で、家計が毎月赤字の時はふるさと納税はやめておきましょう。「ふるさと納税はまずは家計の赤字を改善してから」という順番にしないとさらに家計がメチャクチャになってしまう可能性があります。
ボーナスがない家計がふるさと納税を行う場合は、毎月コンスタントに黒字がでていることを確認し、黒字の範囲内で行いましょう。
ふるさと納税のコツ(家計簿をつけている時)
家計簿をつけているというしっかりさんにはふるさと納税はメリットしかない制度になりますので、是非上手に取り入れてみて下さい。
年間の家計簿でふるさと納税を管理する
家計簿をつける時、ふるさと納税は「おもに銀行引き落としとなる年間の支出を記録するページ」に記入するという方法があります。
■参考:ふるさと納税の家計簿のつけ方(記入例)
※クリックで拡大できます。
年間の家計簿に「特別費」という費目を作り、引き落とされる金額を記入します。
細かい項目を別に作って管理する方もいますが、家庭用の家計簿であれば、家計簿の項目は細かくしない方が分かりやすいので、私は特別費という項目を利用しています。
■参考:年間の家計簿の書き方
年間の家計簿でふるさと納税を管理する
現金払いと同じように記入しないと、訳が分からなくなるという人は、「おもに現金払いの支出を記入する家計簿のページ」に記入するのもオススメです。
■参考:ふるさと納税の家計簿のつけ方(記入例)
※クリックで拡大できます。
こちらも同様に「特別費」という費目を作り、かかった金額を記入します。
ふるさと納税は、クレジットカードなどを利用して支払うことが多いので、財布の残高を減らさないキャッシュレス家計簿の書き方で対応すると簡単です。
現金での支払いと同様に扱いたい場合は、かかった金額分の現金をお財布から抜き、封筒などに保管し、引き落とし月に口座に戻すなど、管理の方法を工夫するとよいでしょう。
■参考:毎月の家計簿の書き方
■参考:キャッシュレスの家計簿の書き方
特別費予算表でふるさと納税の予算を立てる
なお、ふるさと納税の予算を立てる時には、特別費予算表で管理すると便利です。
■参考:ふるさと納税の特別費予算表の書き方(記入例)
※クリックで拡大できます。
このようにして、年間の支出の計画の中に組み込んでおくと、計画的にふるさと納税を利用することができます。
ふるさと納税をしても家計が圧迫されないないか、支払うことが厳しくないかなどを確認してから実行できるので、安心してふるさと納税を行うことができます。
■参考:特別費予算表の書き方
家計簿アプリでふるさと納税を入力する
家計簿アプリでふるさと納税を入力する場合も手書きの家計簿と同様に「特別費」に振り分けましょう。
家計簿アプリで家計簿を自動で作成していると、ふるさと納税が特別費に振り分けられない時があります。
家計簿アプリ「マネーフォワード」では「特別な支出」や「その他」という項目。
家計簿アプリ「Zaim」なら「大型出費」などの項目を利用すると便利ですよ。
※家計簿アプリについては、各家計簿アプリの公式ホームページをご確認ください。
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
↓他にもある!こんな時どうつける?家計簿のつけ方とは?
・家計簿の基本のつけ方(まとめ)
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