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食費の予算の立て方!食費の予算が守れるようになる6つのポイント!

「食費の予算を立てたのに守れない」と思うことはありませんか?

「1日いくら、1週間でいくら、1ヵ月でいくら…としっかり計算して予算を立てたはずなのに、食費の予算が守れないのはなぜ?」と疑問に思っている方もいるかもしれませんね。

実は、食費の予算を立てたのに守れない原因は「守りやすい食費の予算の立て方を知らない」からなのです。

ここでは、家計簿・家計管理アドバイザーが1000件の家計相談から見えた「守りやすい食費の予算の立て方」を紹介します。

なお、こちらの記事は書籍「あきのズボラ家計簿(講談社)」にも掲載されています。

食費の予算の立て方

皆さんは、食費の予算をどのように立てていますか?

「1日いくら、1週間でいくら、1ヵ月でいくら」というように、一定の期間に区切って予算を立てているのではないでしょうか。
1日2000円
1週間で14000円
1ヵ月で62000円
このように計算すると、1日、または1週間にいくらまでなら食費に使っていいかがわかるようになりますよね。

食費の上限さえ守れば自動的に1ヵ月の食費の予算も守れるというものです。

確かに、決められた食費の予算の上限を守ればいいだけなので、簡単にできそうですよね。

ところが、この方法で予算を立て実際にやってみてもなぜか食費の予算が守れないという現象が起きてしまうのです。

「実際にやってみると難しい」という方が多いのですね。

食費の予算が守れない理由は何?

食費の予算が守れない!
と言う時に考えてほしいチェックポイントは以下の6つです。

そもそも食費とは?

食費の予算を決めたのに守れないという時にまずチェックしてほしいのは「何を食費として考えているか」です。

例えば、「外食」を「食費」に入れている人と入れていない人。「酒代」を「食費」に入れている人と入れていない人。「生協」を「食費」に入れている人といれていない人。

このように何を「食費」としてとらえているかは人それぞれになりやすいのです。

雑誌などで食費を月2万円台におさえている方などを見かけると、それに比べてうちの食費は高すぎるのでは?なんてつい考えてしまいがち。

ですが、おそらく雑誌に掲載されているような方の食費には「外食」や「酒」や「生協」は含まれていません。もしかしたら人によっては「米代」も含まれていないかもしれません。

反面、自分だけの「ご褒美スイーツ」などをちゃっかり食費に忍ばせていたりすることもありませんか?

食費にいれる内容が月によってバラバラだったりすると、当然食費の予算も守れなくなりますので注意しましょう。

普段の買い物と大きな買い物を分けていないのでは?

例えば、食費を月4万円とし、1週間の予算を1万円とした時「米」や「ボトルの酒」を買ったらどうなるでしょうか?

「醤油」や「油」や「味噌」のような「調味料」をたくさん買った時もどうなるでしょうか?

当たり前ですが、その週の食費の予算はカツカツになってしまいます。

そんなカツカツの予算で食費をなんとかやりくりするのが節約主婦の腕の見せ所!ではありません。

節約上手な方は、みなさん「米」などの大きな買い物の予算は別にとっています。

なかには調味料も別予算にしている方もいます(ちなみにわが家では調味料についてはたくさん買わないので厳密には別予算にしていません)。

このような時は、月の食費の予算は「4万円」だけど「日常的な食費が月3.5万円」「米などが5千円」というように「大きな支出の予算を別」に考えると「日常的な食費の予算」が守りやすくなります。

食費の支払いにクレジットカードや電子マネーを使っているのでは?

食費に支払いにクレジットカードや電子マネーを使うと、ポイントが貯まってお得!と考えている方も多いのですが、実は食費の支払いにクレジットカードや電子マネーを使っている方の食費は平均より高い傾向があります。

なぜなら、ちょっとぐらい予算をオーバーしていても気にせず買えてしまうから

まあいいやこれくらい…という予算管理の甘さがつもりつもって月に1,2万円ほど食費がオーバーしてしまうことも…。

昨今はクレジットカードや電子マネーといったキャッシュレス社会になってきていますから、食費をキャッシュレスで支払うこと自体が悪いわけではありません

ポイントにつられたり、油断しすぎて使いすぎないような工夫をしながら上手に利用しましょう。

クレジットカードや電子マネーで食費を支払いたい場合は、現金払いの時より慎重に食費の予算を意識しましょう。

そもそも予算の計算方法が間違っているのでは?

食費の予算の計算方法を、例えば「食費月4万円だから、1週間1万円にしよう」などと、安易に予算を4週に分けている方をよく見かけますが、この方法で上手くいく方はよほどやりくり上手な方だけだと考えられます。

また、4週ではなく5週になったらどうすればいいのか?初めから5週に分けると、1週間10000円だった予算が1週間8000円になる計算になり、予算がキツキツで守れない!

というような悩みも発生しがちです。

食費は、月の予算を単純に週に分けるのではなく、まず1日の予算を考えることが大切です。

家計簿をつけていないなら、まず「米」や「ボトルの酒」など大きな買い物をしない状況で、食費が1日いくらあれば足りるのか?を把握することから始めましょう。

1日大体1000円?1500円?2000円?2500円?いくらあれば足りますか?

1日1000円の場合は、31日分で31000円。

1日1500円の場合は、31日分で46500円。

1日2000円の場合は、31日分で62000円。

1日2500円の場合は、31日分で77500円。

この金額に米などの大きな買い物をした時の予算を足した金額が1ヵ月の食費です。

1週間いくらと計算する時には、1日分×7日で計算します。

1日1000円×7日で1週間7000円。

1日1500円×7日で1週間10500円。

1日2000円×7日で1週間14000円。

1日2500円×7日で1週間17500円。

家計簿をつけている人は、月にいくら食費がかかっているかがだいたい分かると思いますので、1ヵ月の食費がいくらかから計算することもできます。

1ヵ月の食費40000円。米など大きな買い物5000円。

この場合は、40000円-5000円=35000円。

35000円÷31日=1日約1129円。

1日約1129円×7日=1週間7903円。

このようにして、まず日額を計算してから1週間分を計算すれば、5週の場合でも1週間分ではなく、日数分だけで済ませられます。
すると、5週ある週の予算はどうすればいいのか、予算が足りないということがなくなります。

イベントなどにかかる費用が含まれているのでは?

例えば、夏休みや春休みや冬休み、クリスマスや誕生日や運動会のお弁当など、いつもよりちょっと食費がかかりがちな月というのもありますよね。

そのような時もいつもと同じ食費の予算でやりくりしようとすると、だいたいいつもの食費がカツカツになったり、予算がオーバーしたりという現象になります。

そのような時の食費も別に用意すると、食費のカツカツ感が解消されるのでオススメです。

そもそも予算が厳しすぎるのでは?

食費の予算の立て方で大切なのは、あくまで自分なりにちょうどいい予算にするということです。

よそのお宅が食費が月2万円だからといって今食費が5万円の人が食費2万円を目指す必要はありません。

家計簿をつけているなら、2,3ヶ月は予算を意識せずに買い物をし、毎月かかる大体の金額を平均化して予算にするのがオススメです。

赤ちゃんしかいないご家庭と、モリモリどんぶりご飯を食べる部活男子がいるご家庭では同じ子ども1人の世帯でも食費が大きく異なるのは当たり前です。

総務省統計局の家計調査によると、二人以上世帯のひと月の食費は75,783円です。

ここには、外食費14,757円が含まれていますので、外食費を除いた食費は61,026円です。

世帯人数の平均は2.98人なので、世帯構成員ひとりにつき食費の平均は20,478円です。

参考引用:家計調査(二人以上の世帯)2019年(平成31年)1月分(http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/index.html)

この調査結果をもとにして考えると、世帯構成員別食費の予算は以下のようになります。
世帯構成員別食費の平均額 金額
1人家族の食費 20,478円
2人家族の食費 40,956円
3人家族の食費 61,434円
4人家族の食費 81,912円
5人家族の食費 102,390円

世帯人数が増えるほど一人にかける食費は安くなる傾向がありますので、実際にはもう少し安くなります。

平均値を踏まえたうえで、カツカツにならない無理のない食費を予算にしましょう。


ちなみに、ですが、全国の食費の平均と、貯金に成功している世帯の食費の平均は異なります。

当方の家計相談・家計診断に寄せられた家計のうち、貯蓄に成功している世帯の収入別の食費は食費は月平均いくら?節約主婦たちの収入・世帯構成別食費と内訳例!で紹介しています。

家計簿アプリの食費の予算の立て方

上記はおもに「手書き家計簿」「袋分け家計簿」「エクセル家計簿」で食費を管理している方向けの「食費の予算の立て方」ですが「家計簿アプリで食費を管理している」という方もいるのではないでしょうか。

自分で好きなように家計簿の項目を変えられる家計簿アプリもありますが、項目が変えられないアプリだと「食費」の項目はあらかじめ決まっているということもありますよね。

また、自動的に支出が振り分けられる家計簿アプリだと、一度振り分けられた項目を振り分けなおさなくてはいけないので面倒です。

そのような時は、まず何が食費として設定されているかを確認し「外食以外の予算が守れていればOK」など自分なりのルールを作ると食費の予算が守りやすいですよ。

また「旅行中の食費だけは特別費に振り分けなおす」など、ご自分で気になる支出だけ再分類するという方法もオススメです。

食費の予算の立て方(まとめ)

・食費の予算を立てる時は、まず日額を出すことから

・何を食費としているかによって、食費の予算が大きく変わってしまうので、食費として計上しているものを見直す

・よそのお宅の予算より、自分なりの予算が大切

食費の予算を立てるのは、実は簡単なようでつまずく方が多いポイントです。

今一度食費の予算の立て方を見直して、守れる食費の予算を立てていきましょう。

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合わせてご覧いただくと、理解が深まります!

正しい家計管理で家計を立て直しましょう!
・正しい家計管理の方法(まとめ)

みなさんからの食費の予算に関するご質問です。


食費と合わせて日用品の予算の立て方も確認しましょう。

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. さき
    • March 30, 2019 12:44
    • こんにちわ(*^^*)
      2月中旬に問い合わせしたのですが
      まだ返事も来てません(^_^;)
      現在お返事に時間がかかっているのでしょうか??届いてないようであればまた送りたいと思い、コメントさせて頂きました。
    • 2. あき
    • March 30, 2019 13:32
    • さきさんコメントありがとうございます!お返事が遅くなり大変申し訳ありません!
      2月中旬ごろにお問い合わせが集中してしまい、現在お返事が2カ月待ちくらいになってしまっています!!
      さきさんの順番まであとお二人です!あと少々お待ちくださいませ~!
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