貧乏体質の特徴!12の習慣を改善してお金持ち体質になる方法
-
- カテゴリ:
- お金を貯める節約術や考え方
働けど働けどわが暮らし楽にならざり。石川啄木の有名な言葉です。
まさにその通り!と共感する方も多いのではないでしょうか。
しかし、差別や身分があった昔と違い、今は個人の努力でなんとでもできる可能性のある世界です。
それでも暮らしが楽にならない。うちは貧乏だからと考えてしまう人も多いことでしょう。
ここでは、家計簿・家計管理アドバイザーが1000件以上の家計相談にお答えしてきた経験から「貧乏体質の特徴と習慣」を紹介します。
自分のことを「貧乏だ」という人の特徴と習慣をまとめます。
貧乏な人というのは、「カネなんて」と、お金のことをバカにした態度を取りがちです。
放り出すようにお金を出したり、お財布の扱いもぞんざいだったり…。
お金を大切にするなんて卑しい人間のすること。「お金なんてどうでもいい」という意識が格好いいという美意識を持っていたりすることがあります。
お金をキライな人がお金に好かれるハズがありません。
「うちは貧乏だから」と自分で言ってしまう方は全体的にあきらめるのが早い傾向があります。
何とかしようと思えば何とかなる可能性があるのに、何もしようとしないのです。
「どうせ無理だから」とやる前にあきらめてしまう方が非常に多いです。
貧乏体質だという人は、ラクを求めすぎる傾向があります。例えば「お金の計算なんて面倒くさい」と思うと、面倒くさいことにはなかなか重い腰が上がりません。
例えば、「通帳の記入を毎月または2ヵ月に1回は必ずする」というような一般的には比較的小さなことと考えられることも「それは面倒くさいのでできません」とあきらめてしまいます。
もちろん人間はラクを求める生き物です。何でも面倒くさいことをすべてやる必要はありませんが、自分にとって必要なことに関しては、多少面倒でもやってみる気持ちが大切です。
貧乏体質だという人は、自分に自信がないことが多いです。「どうせ自分はダメだから」「どうせ自分はできないから」と自分の可能性を自分で決めつけてしまいます。
はじめから自分にはできないと思っていることは、できるようになるはずがありません。
まずは、できるようになると自分が自分を信じてあげなくては、できるものもできるようになりません。
貧乏体質だという人は、お金持ちな人をみると「あの人は才能があるから」「あの人は頭がいいから」などと、「その人は特別な何かを持っているけれど、自分にはないから貧乏なのだ」と考えがちです。
持って生まれた才能などに差があると考えてしまいます。
確かに持って生まれたものには多少の差があります。ですが、努力で埋められることもたくさんあるハズです。
何も「自ら望んで貧乏になっているわけではない」と現在貧乏体質な人は思うかもしれません。
もちろん、どうしても避けられない不幸によって貧乏に転落してしまった方もいますので、一概にいうことはできませんが、「自ら貧乏であることを望んでいるのではないか」と思われる方が時々いらっしゃいます。
例えばやっとローンを返し終わったと思ったら新しいローンを組んでしまったり、借金を返し終わったと思ったら別の借金を背負ってしまったり…。
特に「お金を持つことは卑しい。悪いことだ」「私がお金持ちになれるハズがない」という意識のある方は、どこかで「貧しいことこそ美しい」「私は貧乏なのが当たり前だ」と考えている場合があります。
「貧しいことが美しい」「貧乏なのが当たり前」と思っている方は、「美しい自分」「いつもの自分」でいるために、自ら望んで貧しくなるような出来事を選んでしまうのです。
貧乏体質な方というのは、金銭感覚がアンバランスであることがあります。
例えば、有料のレジ袋を買うために5円を出すことはものすごく嫌がります。それなのに、自分の通帳からお金を引き出す時にかかる手数料は気にしない。料金を払い遅れて手数料が上乗せされても気にしない。
まず払うべきものから払った方がレジ袋で5円を節約することを頑張るよりよほど節約になると思うのですが、なぜか料金は払い遅れても、レジ袋の5円の方ばかりに気をとられたりします。
貧乏体質な方は、何でも先延ばしにすれば何とかなると考える傾向があります。
例えば、クレジットカード払いにして、支払いを2ヵ月遅らせれば払えるだろう。
一括で買わずに分割にして月々の支払いを安くすれば払えるだろう。
目先の金額が小さくなればあとから払えると考えがちです。
しかし、先延ばしにしても払う金額は一緒。むしろ分割した分だけ支払い額は大きくなります。
それでも「うちはそんな大きなお金なんて払えない」と考えてしまうのです。分割しても同じかそれ以上の金額をはらっているのに、一括でなんでも払える人を「お金持ち」と考えてしまいます。
支払総額が多くなっている人の方がお金持ちです…。
やろうやろうと思っていることにもなかなか手をつけません。
やってしまえば数秒で終わるようなこともいつも後回しにします。
もちろんなんでも先回りしてやるのは大変ですが、1つでも2つでも先延ばしにせずやるクセをつけると、いろいろなことが円滑に回り始めます。
貧乏体質な方と言うのは、自分を大切にしない傾向があります。
例えば、食事に気を使ったり、適度な運動をはじめたりといった自分の健康に気を遣うという意識が欠如していることがあります。
厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000106405.html)に、平成26年「国民栄養・健康調査」の結果が掲載されています。(平成27年12月9日)
少し前のデータとなりますが、
*所得が低い人ほど運動の習慣がない
*所得が低い人ほど健康診断未受診の割合が高い
*所得が低い人ほど野菜と肉類の摂取が少ない
*所得が低い人ほど喫煙している率が高い
このような結果が掲載されていますので、ご参考までに紹介いたします。
■参考:こちらの記事でも厚生労働書の「国民栄養・健康調査」の結果について紹介しています。
・厚生労働省平成26年「国民栄養・健康調査」の結果について
貧乏体質な方は、健康診断を受診する、禁煙する、しっかり食べるといった未来の自分への投資をしない傾向があります。
そもそも体調が悪ければ、何事も頑張ろうという気力さえ生まれてきません。やりたいとは思っているんだけど、なかなかできないというのは、本人の怠慢ということもありますが、そもそも体が言うことをきかないという場合もあります。
貧乏体質な方は、現状を変えるために勉強をしようという意識がない場合があります。
例えば、私の両親もそうですが、住宅ローンをバブル絶頂の非常に高い金利で契約してしまったのに、バブル崩壊後の低金利になっても、借り換えを行わないなどのようなことがあります。
どうすれば自分に有利に働くかということを知らないのです。
また、それを自分から勉強しようとはせず、誰かが教えてくれればいいのにと他力本願なところがあります。
貧乏体質な方というのは、なんだかんだで現状に満足していることがあります。
勉強したり、月に1回または2ヵ月に1回記帳をしたり、コンビニで手数料を払ってお金をおろすのをやめたりと「ちょっと面倒くさいことを新しい習慣」にするくらいなら「今のままでいい」と考えてしまいます。
少し前に、「うちは全然贅沢1つしていません。旅行1つもう何年も行っていません。自分の洋服さえ買っていません。もう老後にさしかかっています。私の望みは、生きている間にほんの少しの蓄えを作って、それを子供に残す事くらいです」とおっしゃっている方がいました。
しかし、家計診断をしてみると、自分次第、夫婦で話しあうことでなんとでも変えることができる家計でした。確かに大きな贅沢はできませんが、今後も永久にお金が貯められないという家計ではありませんでした。
でも、いくら変えることができる可能性がある家計であっても、本人が「わが家は貧乏ですから。贅沢1つできるはずがありませんから。そんな余裕なんてあるはずがありません。家族で話し合うのも無理です」と言い切ってしまえば、それ以上何とも変わることはありません。
貧乏体質な方と言うのは、時間を味方につけることが苦手です。
例えば、毎日時間をかけて「献立ノート」や「お買い物リスト」を作ることに一生懸命になったり、チラシを穴が開くほど何度も見たりして食費を1円でも安くしようとしたりということには頑張ります。
しかし、「投資の勉強をする」「資格をとる勉強をする」「副業を始める」といったことに時間を割くのは苦手です。
毎日1時間献立ノートを作って月数千円食費を安くするより、例えばハンドメイドの作品を作って販売する、投資を勉強してお金を増やす、資格を取って収入を上げるなど、新たなお金を生み出すことに時間を費やした方がよほど生産効率がいいです。パートなら1時間献立ノートを作るより、1時間労働時間を増やす方が食費の節約分よりはるかに稼げます。
貧乏体質な方というのは、「会社に所属して働くことでしか収入を得る手段がない」と考えている場合も多いです。
「うちの会社は副業は禁止なので収入を増やす手段はありません」と言う方もいますが、たとえ公務員のような副業が禁止されている職業であっても、一定範囲内の株式投資や不動産投資なら副業とみなされない場合もあります(ただし、規模によっては副業とみなされる場合もありますので、職場のきまりなどをきちん調べることが大切です)。
このように少し時間をかけて勉強すればなんとかなる道もあるのですが、そもそも新しい道を開拓しようとはしない傾向があります。
もし上記の貧乏体質にあてはまってしまっても、問題ありません。
いつからでも人は変わることができます。また、完璧な人間はどこにもいないものですから、上記の全てを完璧にクリアしないとお金が貯められるようにならないと考えるのではなく、今より少し変えられたら今より少し変わるかもしれないと柔軟に考える方がよいでしょう。
はたらけど
はたらけど猶が生活(くらし)樂にならざり
ぢつと手を見る
石川啄木の「一握の砂」の「我を愛する歌」より。
貧乏体質な方は石川啄木のように考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、お金に関する名言はこの他にもたくさんあるので、知っておくと励みになります。
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。
おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう。
まさにその通り!と共感する方も多いのではないでしょうか。
しかし、差別や身分があった昔と違い、今は個人の努力でなんとでもできる可能性のある世界です。
それでも暮らしが楽にならない。うちは貧乏だからと考えてしまう人も多いことでしょう。
ここでは、家計簿・家計管理アドバイザーが1000件以上の家計相談にお答えしてきた経験から「貧乏体質の特徴と習慣」を紹介します。
貧乏体質な人の特徴と習慣
自分のことを「貧乏だ」という人の特徴と習慣をまとめます。
1:お金にたいして敬意がない
貧乏な人というのは、「カネなんて」と、お金のことをバカにした態度を取りがちです。
放り出すようにお金を出したり、お財布の扱いもぞんざいだったり…。
お金を大切にするなんて卑しい人間のすること。「お金なんてどうでもいい」という意識が格好いいという美意識を持っていたりすることがあります。
お金をキライな人がお金に好かれるハズがありません。
2:あきらめるのが早い
「うちは貧乏だから」と自分で言ってしまう方は全体的にあきらめるのが早い傾向があります。
何とかしようと思えば何とかなる可能性があるのに、何もしようとしないのです。
「どうせ無理だから」とやる前にあきらめてしまう方が非常に多いです。
3:ラクを求めすぎる
貧乏体質だという人は、ラクを求めすぎる傾向があります。例えば「お金の計算なんて面倒くさい」と思うと、面倒くさいことにはなかなか重い腰が上がりません。
例えば、「通帳の記入を毎月または2ヵ月に1回は必ずする」というような一般的には比較的小さなことと考えられることも「それは面倒くさいのでできません」とあきらめてしまいます。
もちろん人間はラクを求める生き物です。何でも面倒くさいことをすべてやる必要はありませんが、自分にとって必要なことに関しては、多少面倒でもやってみる気持ちが大切です。
4:自分に自信がない
貧乏体質だという人は、自分に自信がないことが多いです。「どうせ自分はダメだから」「どうせ自分はできないから」と自分の可能性を自分で決めつけてしまいます。
はじめから自分にはできないと思っていることは、できるようになるはずがありません。
まずは、できるようになると自分が自分を信じてあげなくては、できるものもできるようになりません。
5:あの人と自分は違うと考えてしまう
貧乏体質だという人は、お金持ちな人をみると「あの人は才能があるから」「あの人は頭がいいから」などと、「その人は特別な何かを持っているけれど、自分にはないから貧乏なのだ」と考えがちです。
持って生まれた才能などに差があると考えてしまいます。
確かに持って生まれたものには多少の差があります。ですが、努力で埋められることもたくさんあるハズです。
6:貧乏であることが好き
何も「自ら望んで貧乏になっているわけではない」と現在貧乏体質な人は思うかもしれません。
もちろん、どうしても避けられない不幸によって貧乏に転落してしまった方もいますので、一概にいうことはできませんが、「自ら貧乏であることを望んでいるのではないか」と思われる方が時々いらっしゃいます。
例えばやっとローンを返し終わったと思ったら新しいローンを組んでしまったり、借金を返し終わったと思ったら別の借金を背負ってしまったり…。
特に「お金を持つことは卑しい。悪いことだ」「私がお金持ちになれるハズがない」という意識のある方は、どこかで「貧しいことこそ美しい」「私は貧乏なのが当たり前だ」と考えている場合があります。
「貧しいことが美しい」「貧乏なのが当たり前」と思っている方は、「美しい自分」「いつもの自分」でいるために、自ら望んで貧しくなるような出来事を選んでしまうのです。
7:金銭感覚がアンバランス
貧乏体質な方というのは、金銭感覚がアンバランスであることがあります。
例えば、有料のレジ袋を買うために5円を出すことはものすごく嫌がります。それなのに、自分の通帳からお金を引き出す時にかかる手数料は気にしない。料金を払い遅れて手数料が上乗せされても気にしない。
まず払うべきものから払った方がレジ袋で5円を節約することを頑張るよりよほど節約になると思うのですが、なぜか料金は払い遅れても、レジ袋の5円の方ばかりに気をとられたりします。
8:先延ばしにする
貧乏体質な方は、何でも先延ばしにすれば何とかなると考える傾向があります。
例えば、クレジットカード払いにして、支払いを2ヵ月遅らせれば払えるだろう。
一括で買わずに分割にして月々の支払いを安くすれば払えるだろう。
目先の金額が小さくなればあとから払えると考えがちです。
しかし、先延ばしにしても払う金額は一緒。むしろ分割した分だけ支払い額は大きくなります。
それでも「うちはそんな大きなお金なんて払えない」と考えてしまうのです。分割しても同じかそれ以上の金額をはらっているのに、一括でなんでも払える人を「お金持ち」と考えてしまいます。
支払総額が多くなっている人の方がお金持ちです…。
やろうやろうと思っていることにもなかなか手をつけません。
やってしまえば数秒で終わるようなこともいつも後回しにします。
もちろんなんでも先回りしてやるのは大変ですが、1つでも2つでも先延ばしにせずやるクセをつけると、いろいろなことが円滑に回り始めます。
9:自分を大切にしない
貧乏体質な方と言うのは、自分を大切にしない傾向があります。
例えば、食事に気を使ったり、適度な運動をはじめたりといった自分の健康に気を遣うという意識が欠如していることがあります。
厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000106405.html)に、平成26年「国民栄養・健康調査」の結果が掲載されています。(平成27年12月9日)
少し前のデータとなりますが、
*所得が低い人ほど運動の習慣がない
*所得が低い人ほど健康診断未受診の割合が高い
*所得が低い人ほど野菜と肉類の摂取が少ない
*所得が低い人ほど喫煙している率が高い
このような結果が掲載されていますので、ご参考までに紹介いたします。
■参考:こちらの記事でも厚生労働書の「国民栄養・健康調査」の結果について紹介しています。
・厚生労働省平成26年「国民栄養・健康調査」の結果について
貧乏体質な方は、健康診断を受診する、禁煙する、しっかり食べるといった未来の自分への投資をしない傾向があります。
そもそも体調が悪ければ、何事も頑張ろうという気力さえ生まれてきません。やりたいとは思っているんだけど、なかなかできないというのは、本人の怠慢ということもありますが、そもそも体が言うことをきかないという場合もあります。
10:知らないことが多い
貧乏体質な方は、現状を変えるために勉強をしようという意識がない場合があります。
例えば、私の両親もそうですが、住宅ローンをバブル絶頂の非常に高い金利で契約してしまったのに、バブル崩壊後の低金利になっても、借り換えを行わないなどのようなことがあります。
どうすれば自分に有利に働くかということを知らないのです。
また、それを自分から勉強しようとはせず、誰かが教えてくれればいいのにと他力本願なところがあります。
11:現状に満足している
貧乏体質な方というのは、なんだかんだで現状に満足していることがあります。
勉強したり、月に1回または2ヵ月に1回記帳をしたり、コンビニで手数料を払ってお金をおろすのをやめたりと「ちょっと面倒くさいことを新しい習慣」にするくらいなら「今のままでいい」と考えてしまいます。
少し前に、「うちは全然贅沢1つしていません。旅行1つもう何年も行っていません。自分の洋服さえ買っていません。もう老後にさしかかっています。私の望みは、生きている間にほんの少しの蓄えを作って、それを子供に残す事くらいです」とおっしゃっている方がいました。
しかし、家計診断をしてみると、自分次第、夫婦で話しあうことでなんとでも変えることができる家計でした。確かに大きな贅沢はできませんが、今後も永久にお金が貯められないという家計ではありませんでした。
でも、いくら変えることができる可能性がある家計であっても、本人が「わが家は貧乏ですから。贅沢1つできるはずがありませんから。そんな余裕なんてあるはずがありません。家族で話し合うのも無理です」と言い切ってしまえば、それ以上何とも変わることはありません。
12:時間の大切さに気づいていない
貧乏体質な方と言うのは、時間を味方につけることが苦手です。
例えば、毎日時間をかけて「献立ノート」や「お買い物リスト」を作ることに一生懸命になったり、チラシを穴が開くほど何度も見たりして食費を1円でも安くしようとしたりということには頑張ります。
しかし、「投資の勉強をする」「資格をとる勉強をする」「副業を始める」といったことに時間を割くのは苦手です。
毎日1時間献立ノートを作って月数千円食費を安くするより、例えばハンドメイドの作品を作って販売する、投資を勉強してお金を増やす、資格を取って収入を上げるなど、新たなお金を生み出すことに時間を費やした方がよほど生産効率がいいです。パートなら1時間献立ノートを作るより、1時間労働時間を増やす方が食費の節約分よりはるかに稼げます。
貧乏体質な方というのは、「会社に所属して働くことでしか収入を得る手段がない」と考えている場合も多いです。
「うちの会社は副業は禁止なので収入を増やす手段はありません」と言う方もいますが、たとえ公務員のような副業が禁止されている職業であっても、一定範囲内の株式投資や不動産投資なら副業とみなされない場合もあります(ただし、規模によっては副業とみなされる場合もありますので、職場のきまりなどをきちん調べることが大切です)。
このように少し時間をかけて勉強すればなんとかなる道もあるのですが、そもそも新しい道を開拓しようとはしない傾向があります。
貧乏体質にあてはまってしまったら
もし上記の貧乏体質にあてはまってしまっても、問題ありません。
いつからでも人は変わることができます。また、完璧な人間はどこにもいないものですから、上記の全てを完璧にクリアしないとお金が貯められるようにならないと考えるのではなく、今より少し変えられたら今より少し変わるかもしれないと柔軟に考える方がよいでしょう。
お金の名言
はたらけど
はたらけど猶が生活(くらし)樂にならざり
ぢつと手を見る
石川啄木の「一握の砂」の「我を愛する歌」より。
貧乏体質な方は石川啄木のように考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、お金に関する名言はこの他にもたくさんあるので、知っておくと励みになります。
若いときの自分は、金こそ人生でもっとも大切なものだと思っていた。
今、歳をとってよくわかったのだが、まったくその通りだった。
オスカー・ワイルド
今、歳をとってよくわかったのだが、まったくその通りだった。
オスカー・ワイルド
人間よりは金の方がはるかに頼りになりますよ。頼りにならんのは人の心です。
尾崎紅葉
尾崎紅葉
金がないから何もできないという人間は、 金があってもなにも出来ない人間である。
小林一茶
小林一茶
この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。
おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
関連記事
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう。
コメント