【家計シミュレーション】子ども3人で年間50万円貯めたら60歳までにいくら貯まる?
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子どもが3人いたら、家計のやりくりはどうなるの?と不安になることもありますよね。
将来のライフプランをシミュレーションしておくとある程度の予測が可能になります。
本格的なものを作成するのは大変なので、誰にでも簡単に作成できる簡易的な家計のライフプランシミュレーションで将来の資金計画を想像してみましょう!
ここでは、夫が30歳、妻28歳で第一子が誕生。夫が32歳、妻30歳で第二子が誕生。夫が34歳、妻32歳で第三子が誕生。
年間50万円ずつ貯めた場合の60歳までの簡易ライフプランシミュレーションを作成してみました。
【家計シミュレーションの条件】
この条件で作成した家計の簡易ライフプランシミュレーション表は↓こちらになります。
※クリックで拡大できます。
こちらの表の一番下の欄にある総貯金額という欄が、今回のシミュレーションの結果残せると想定される貯金額となります。
この簡易ライフプランシミュレーションだと、1年に50万円ずつ貯金すると60歳ではなんと340万円の赤字になります。
退職金や貯蓄性のある保険などその他に貯蓄があればもう少し残せそうですが、現金だけで見ると老後の資金はほとんど残らないどころかマイナスです。
また、今回はリフォームの費用を200万円と少なめに見積もりましたが、住宅の状況によってはもっとかかります。
リフォームにお金がかかると、赤字はさらに拡大し、老後は破産してしまう可能性が高まります。
夫が46歳になるまでは、大学生の子どもがいないので、一度は650万円が貯められます。しかし、その後3人の子どもが次々に大学に入学すると、貯金がどんどん崩れてしまい、おまけに車の買い替えもありで、53歳には貯金も底をつき赤字が累積しはじめます。
子ども達が大学を卒業した後、いくらか赤字は解消しますが、それでも60歳までにすべての赤字を解消することはできません。
もし、子どもが大学卒業後、年間100万円の貯蓄が可能になった場合は以下のようになります。
※クリックで拡大できます。
57歳から60歳まで年間100万円貯蓄できた場合でも、60歳で140万円の赤字です。
退職金や貯蓄性のある保険などその他に貯蓄があれば赤字も相殺できますが、何もない場合は赤字だけが残ってしまいます。
子どもが三人とも私立大学に進学すると、40代後半から50代後半まで大きな出費が続きます。子どもが小さいうちは貯められていたのに、思うように収入が上がらないと非常に苦しい家計のやりくりを強いられることになります。
子ども3人を私立大学文科系学部に入学させ、200万円の車1台を9年後ごとに買い替え、リフォームが200万円かかるという今回のシミュレーションに関しては、年間貯金額は50万円では足りない可能性の方が高いと言えます。
子どもが3人とも国立・公立大学に行ってくれると、だいぶ違います。また、車を所有しない場合もだいぶ楽になる可能性があります。
上記のように子どもが3人とも私立大学文科系学部を選択する予定とすると、年間50万円の貯金していても、苦しくなってしまう可能性があります。
子どもが3人いる場合は、子どもが小さいうちからコツコツと年間50万円以上貯金をする、またはひとりでも国立・公立大学を選択できるように子供の教育に力を入れておく、車を所有しないなど、一工夫した家計のやりくりを計画しておく方がより安心できる可能性が高まります。
本格的なライフプランはご自身の収入や支出をしっかりと把握してからでないと作成できませんが、簡易ライフプランなら、年間でどれくらい貯めるとどれくらい残せるのかという簡易的なシミュレーションが可能です。
あくまで簡易版なので、収入や支出が分かる方は本格的なライフプランの作成を行うとさらに具体的にシミュレーションすることが可能になります。
簡易ライフプラン表の作成方法は、↓こちらの記事で紹介しています。
・超簡単!簡易ライフプラン表の作り方と記入例!家計の中長期的な計画を立てよう!
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう!
・正しい家計管理の方法(まとめ)
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
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将来のライフプランをシミュレーションしておくとある程度の予測が可能になります。
本格的なものを作成するのは大変なので、誰にでも簡単に作成できる簡易的な家計のライフプランシミュレーションで将来の資金計画を想像してみましょう!
簡易的な家計のライフプランシミュレーション
ここでは、夫が30歳、妻28歳で第一子が誕生。夫が32歳、妻30歳で第二子が誕生。夫が34歳、妻32歳で第三子が誕生。
年間50万円ずつ貯めた場合の60歳までの簡易ライフプランシミュレーションを作成してみました。
【家計シミュレーションの条件】
・子どもは3人とも大学は私立大学文科系学部を選択したと想定。
・車は38歳で新規購入。9年に1度200万円を現金一括で購入。
・30歳でマイホーム購入。56歳でリフォーム200万円を想定。
・高校までの学費は私立・公立問わず月々の給料から負担できていると想定。大学の費用のみ貯金を崩して対応。
・大学の費用は、初年度130万円、次年度から100万円を想定。
・年間50万円の貯金には、学資保険など貯蓄は含まない。
・子どもは三人。
※大学の費用は文部科学省「平成26年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果(http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1365662.htm)」の私立大学文科系学部にかかる費用を参考にしています。ただし端数を切り上げるなどの加工を行っています。
・車は38歳で新規購入。9年に1度200万円を現金一括で購入。
・30歳でマイホーム購入。56歳でリフォーム200万円を想定。
・高校までの学費は私立・公立問わず月々の給料から負担できていると想定。大学の費用のみ貯金を崩して対応。
・大学の費用は、初年度130万円、次年度から100万円を想定。
・年間50万円の貯金には、学資保険など貯蓄は含まない。
・子どもは三人。
※大学の費用は文部科学省「平成26年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果(http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/1365662.htm)」の私立大学文科系学部にかかる費用を参考にしています。ただし端数を切り上げるなどの加工を行っています。
この条件で作成した家計の簡易ライフプランシミュレーション表は↓こちらになります。
※クリックで拡大できます。
こちらの表の一番下の欄にある総貯金額という欄が、今回のシミュレーションの結果残せると想定される貯金額となります。
この簡易ライフプランシミュレーションだと、1年に50万円ずつ貯金すると60歳ではなんと340万円の赤字になります。
退職金や貯蓄性のある保険などその他に貯蓄があればもう少し残せそうですが、現金だけで見ると老後の資金はほとんど残らないどころかマイナスです。
また、今回はリフォームの費用を200万円と少なめに見積もりましたが、住宅の状況によってはもっとかかります。
リフォームにお金がかかると、赤字はさらに拡大し、老後は破産してしまう可能性が高まります。
夫が46歳になるまでは、大学生の子どもがいないので、一度は650万円が貯められます。しかし、その後3人の子どもが次々に大学に入学すると、貯金がどんどん崩れてしまい、おまけに車の買い替えもありで、53歳には貯金も底をつき赤字が累積しはじめます。
子ども達が大学を卒業した後、いくらか赤字は解消しますが、それでも60歳までにすべての赤字を解消することはできません。
もし、子どもが大学卒業後、年間100万円の貯蓄が可能になった場合は以下のようになります。
※クリックで拡大できます。
57歳から60歳まで年間100万円貯蓄できた場合でも、60歳で140万円の赤字です。
退職金や貯蓄性のある保険などその他に貯蓄があれば赤字も相殺できますが、何もない場合は赤字だけが残ってしまいます。
子どもが三人とも私立大学に進学すると、40代後半から50代後半まで大きな出費が続きます。子どもが小さいうちは貯められていたのに、思うように収入が上がらないと非常に苦しい家計のやりくりを強いられることになります。
子ども3人を私立大学文科系学部に入学させ、200万円の車1台を9年後ごとに買い替え、リフォームが200万円かかるという今回のシミュレーションに関しては、年間貯金額は50万円では足りない可能性の方が高いと言えます。
子どもが3人とも国立・公立大学に行ってくれると、だいぶ違います。また、車を所有しない場合もだいぶ楽になる可能性があります。
上記のように子どもが3人とも私立大学文科系学部を選択する予定とすると、年間50万円の貯金していても、苦しくなってしまう可能性があります。
子どもが3人いる場合は、子どもが小さいうちからコツコツと年間50万円以上貯金をする、またはひとりでも国立・公立大学を選択できるように子供の教育に力を入れておく、車を所有しないなど、一工夫した家計のやりくりを計画しておく方がより安心できる可能性が高まります。
まとめ
本格的なライフプランはご自身の収入や支出をしっかりと把握してからでないと作成できませんが、簡易ライフプランなら、年間でどれくらい貯めるとどれくらい残せるのかという簡易的なシミュレーションが可能です。
あくまで簡易版なので、収入や支出が分かる方は本格的なライフプランの作成を行うとさらに具体的にシミュレーションすることが可能になります。
簡易ライフプラン表の作成方法は、↓こちらの記事で紹介しています。
・超簡単!簡易ライフプラン表の作り方と記入例!家計の中長期的な計画を立てよう!
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓正しい家計管理で家計を立て直しましょう!
・正しい家計管理の方法(まとめ)
この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
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