急に歯が痛んで歯医者にかかったら家計簿では何費にする?
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当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!
※その他免責事項をお読みください。
急に歯が痛むようになって、緊急で月に4,5回ほど歯医者に行き、合計1万5千円かかった。
このような時は「特別費の臨時費」に計上しています。
とありますが、「特別費の臨時費」に計上する、とはどこに書くのですか?
特別費の予算表なら、特別費をいくつかの項目に分けていますが、使ったあとに書くのは毎月の家計簿と、年間の家計簿ではないのでしょうか?
それとも、予算表にも書くということですか?
そもそも捉え方が間違っていますか…?
あきさんの家計簿を愛用して2年目になります。
今でも続けられていて嬉しいです!
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます^^
「臨時費の活用」についてですね。
家計には、どうしても突発的に発生した費用に対応しなくてはいけない支出というものがあります。
例えば、急な修理や冠婚葬祭や急な高額医療費などなど。
それらの支出はひとつひとつ年間で予算を立てようとしても難しいものです。
たとえ予算を立てたとしても守れない…という状況になりやすいのです。
そこでわが家では月々数千円程度の「臨時費積立」というものを行っています。
これは「自前医療保険」とも表現することがありますが、おもに「突発的に発生した高額医療費」や「家財の修理」や「高額な冠婚葬祭」などの費用として積み立てています。
この積立は、積み立てた時に支出として家計簿につけているので、実際に使う時には家計簿にはつけません。
例えば、急に入院することになり、10万円支払うことになった。→臨時費積立で積み立ててあったお金から出す(家計簿にはメモだけ残し支出としてはつけない)。
急に給湯器がこわれてしまい、20万円支払うことになった→臨時費積立で積み立ててあったお金から出す(家計簿にはメモだけ残し支出としてはつけない)。
急な冠婚葬祭で移動費を含めると15万円かかることになった→臨時費積立で積み立ててあったお金から出す(家計簿にはメモだけ残し支出としてはつけない)。
わが家ではこのような比較的大きな突発的な支出には「臨時費積立」を使うことにしています。
しかし、実際には「急に歯が痛んで歯医者に4,5回ほど通い1万5千円が必要になった」「急に香典で数千円が必要になった」「急に出産祝いで数千円を包んだ」「急に自転車がパンクしてしまい、タイヤごと取り換えることになり5000円かかった」「急に水漏れが発生して修理に2万円かかった」など、ちょっとした急な出費と言うのも発生します。
そのような支出に対応できるように、わが家では臨時費は2重で予算を組んでいます。
まず、特別費予算表に臨時費の予算を作成。
↓こちらのように、月々の積み立てと、予備費の2重で予算を作っておきます。
※クリックで拡大できます。
突然歯医者に行くことになり、1万5千円がかかった時は、下のように15000円で支出を毎月の家計簿の「特別費」につけ、特別費予算表の残っている予備費を減らします。
※クリックで拡大できます。
※上記の画像は記入例であり、わが家の家計簿ではありません。
あくまでわが家の場合はですが、このようにしてちょっとした支出は臨時費積立を使わずに予備費で対応しています。
もちろん、予備費まで家計に余裕がない時は、臨時費として積み立てた分から出しても構わないと思います。
わが家の場合は、年齢的にすでにご祝儀はあまりかからなくなってきているので(笑)、冠婚葬祭であまり大きなお金がかかることはなくなってきました。香典や修理費や突発的な医療費がちょこちょこ発生するというくらいです。
わが家と同じようなご家庭の場合、医療費の予算を決めても守れない、冠婚葬祭の予算を決めても守れないという現象になることがあります。
医療費は、妊娠した、持病があるなど、毎月のように通うことが想定される場合にはある程度予測が立ちますが、普段めったに病院に行かないわが家の場合だと、いついくらかかるかなんてはっきり言って予測不可能。
冠婚葬祭も、親せきのことなら多少予測がつくかもしれませんが、基本的にいつ誰が結婚するのか、香典がいつかかるのかなんて予測不可能。
家財のちょっとした修理も、いつ壊れるかなんて予測不可能。
なので、わが家の場合は予算を決める意味があまりないと考えています。
そのため、医療費という費目もつくらないし、冠婚葬祭費という費目もつくらないし、修理費という費目も作りません。
その代わりに「臨時費」と言う費目を作り、「医療費」「冠婚葬祭」「ちょっとした修理」などに総合的に対応しています。
まったく使わない年もあるので、その場合は予算には計上しておきますが、使わなかったら消失させ、貯金に上乗せしたり、自前医療保険の追加積立にしたりとその時の気分で対応を変えています。
もちろん、あまりに高額な支出が続き積立では足りない年もありますので、そのような年は臨時費の予備費の金額を増やして赤字覚悟で対応します。
臨時費は若いうちはあまり必要ないこともありますが、年をとるほど高額な支出が多く見込まれるようになりますので、事前にできるだけ備えておくことで、貯金を減らさずに高額支出に対応することができます。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
このように、ブログ内のメールフォームなどからいただいたご質問にブログでお答えいたします。
友達にもなかなか本音が聞けない家計のちょっとした質問、いつでもお待ちしています!
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
※その他免責事項をお読みください。
今回相談内容
急に歯が痛むようになって、緊急で月に4,5回ほど歯医者に行き、合計1万5千円かかった。
このような時は「特別費の臨時費」に計上しています。
とありますが、「特別費の臨時費」に計上する、とはどこに書くのですか?
特別費の予算表なら、特別費をいくつかの項目に分けていますが、使ったあとに書くのは毎月の家計簿と、年間の家計簿ではないのでしょうか?
それとも、予算表にも書くということですか?
そもそも捉え方が間違っていますか…?
あきさんの家計簿を愛用して2年目になります。
今でも続けられていて嬉しいです!
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます^^
「臨時費の活用」についてですね。
臨時費
家計には、どうしても突発的に発生した費用に対応しなくてはいけない支出というものがあります。
例えば、急な修理や冠婚葬祭や急な高額医療費などなど。
それらの支出はひとつひとつ年間で予算を立てようとしても難しいものです。
たとえ予算を立てたとしても守れない…という状況になりやすいのです。
そこでわが家では月々数千円程度の「臨時費積立」というものを行っています。
これは「自前医療保険」とも表現することがありますが、おもに「突発的に発生した高額医療費」や「家財の修理」や「高額な冠婚葬祭」などの費用として積み立てています。
この積立は、積み立てた時に支出として家計簿につけているので、実際に使う時には家計簿にはつけません。
例えば、急に入院することになり、10万円支払うことになった。→臨時費積立で積み立ててあったお金から出す(家計簿にはメモだけ残し支出としてはつけない)。
急に給湯器がこわれてしまい、20万円支払うことになった→臨時費積立で積み立ててあったお金から出す(家計簿にはメモだけ残し支出としてはつけない)。
急な冠婚葬祭で移動費を含めると15万円かかることになった→臨時費積立で積み立ててあったお金から出す(家計簿にはメモだけ残し支出としてはつけない)。
わが家ではこのような比較的大きな突発的な支出には「臨時費積立」を使うことにしています。
しかし、実際には「急に歯が痛んで歯医者に4,5回ほど通い1万5千円が必要になった」「急に香典で数千円が必要になった」「急に出産祝いで数千円を包んだ」「急に自転車がパンクしてしまい、タイヤごと取り換えることになり5000円かかった」「急に水漏れが発生して修理に2万円かかった」など、ちょっとした急な出費と言うのも発生します。
そのような支出に対応できるように、わが家では臨時費は2重で予算を組んでいます。
まず、特別費予算表に臨時費の予算を作成。
↓こちらのように、月々の積み立てと、予備費の2重で予算を作っておきます。
※クリックで拡大できます。
突然歯医者に行くことになり、1万5千円がかかった時は、下のように15000円で支出を毎月の家計簿の「特別費」につけ、特別費予算表の残っている予備費を減らします。
※クリックで拡大できます。
※上記の画像は記入例であり、わが家の家計簿ではありません。
あくまでわが家の場合はですが、このようにしてちょっとした支出は臨時費積立を使わずに予備費で対応しています。
もちろん、予備費まで家計に余裕がない時は、臨時費として積み立てた分から出しても構わないと思います。
わが家の場合は、年齢的にすでにご祝儀はあまりかからなくなってきているので(笑)、冠婚葬祭であまり大きなお金がかかることはなくなってきました。香典や修理費や突発的な医療費がちょこちょこ発生するというくらいです。
わが家と同じようなご家庭の場合、医療費の予算を決めても守れない、冠婚葬祭の予算を決めても守れないという現象になることがあります。
医療費は、妊娠した、持病があるなど、毎月のように通うことが想定される場合にはある程度予測が立ちますが、普段めったに病院に行かないわが家の場合だと、いついくらかかるかなんてはっきり言って予測不可能。
冠婚葬祭も、親せきのことなら多少予測がつくかもしれませんが、基本的にいつ誰が結婚するのか、香典がいつかかるのかなんて予測不可能。
家財のちょっとした修理も、いつ壊れるかなんて予測不可能。
なので、わが家の場合は予算を決める意味があまりないと考えています。
そのため、医療費という費目もつくらないし、冠婚葬祭費という費目もつくらないし、修理費という費目も作りません。
その代わりに「臨時費」と言う費目を作り、「医療費」「冠婚葬祭」「ちょっとした修理」などに総合的に対応しています。
まったく使わない年もあるので、その場合は予算には計上しておきますが、使わなかったら消失させ、貯金に上乗せしたり、自前医療保険の追加積立にしたりとその時の気分で対応を変えています。
もちろん、あまりに高額な支出が続き積立では足りない年もありますので、そのような年は臨時費の予備費の金額を増やして赤字覚悟で対応します。
臨時費は若いうちはあまり必要ないこともありますが、年をとるほど高額な支出が多く見込まれるようになりますので、事前にできるだけ備えておくことで、貯金を減らさずに高額支出に対応することができます。
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この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
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