夫がカードの利用をやめない!使いすぎにならないコツを教えて!
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こちらは、日頃の家計管理に関する疑問や質問に家計簿・家計管理アドバイザーがお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
こんにちは。
参考にさせてもらっています。
もうすぐ結婚で新生活が始まるので家計簿について相談です。
結婚を機に旦那がカード派なのでポイント貯める為に旦那カードで支払いをしていきます。
その際項目ごとに予算を決め、カード払いをしてもその都度現金で払ったようにして予算内にやりくりして行く予定です。
旦那のカードは毎月15締め翌月10日払いで、私は家計簿を1日~月末で考えた方が楽なのですが、締め日と支払い日が月の真ん中に来るので困っています。
また旦那のメイン口座が入出金無料回数が3回なのですが、給料日に予算を下ろして、使った分の現金を封筒に分けてやろうと思ったのですが、入金がもったいないからわざわざ予算を下ろしてくる必要もないと言われてしまい、現金取り分けができません。
こういった場合、カードの締め日支払日を無視して、1日~月末の1ヶ月の予算でやりくりをし、今月は予算内だった、予算オーバーだったと把握するしかないのでしょうか?
締め日は真ん中だし、現金を取り分けない分、口座の残高は多いままなのであまり残高は頼りにならないので、毎月ちゃんと貯めれていけるのか不安です。
そして、カード主義の旦那の小遣いは現金に変えたいのですが、ポイントのことを考えると旦那はカードを使いたいときもあるそうです。(ネット購入なども含めて)
その場合小遣いから現金を旦那から受け取る方法しかないでしょうか?
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「旦那様がクレジットカードの支払いをやめない時」についてですね。
クレジットカードでの支払いは、ポイントも貯まりますし、何より便利ですよね。
ネットでしか買えない商品もあり、魅力的です。
しかし、どんぶり勘定の方がいい加減にカードを利用すると、家計がメチャクチャになるという危険なものでもあります。
特に、手元に現金がないので、足りない生活費を補うためにカードを使っている方は要注意。
家計のサイクルが完全に狂ってしまっています。
そのような家計の方がいくらポイントのためとはいえクレジットカードを使い続けると、家計はいつしか自転車操業になり、徐々に破たんしていきます。
■参考:クレジットカード地獄とは?
さて、まずクレジットカードの危険性をお伝えしましたが、だからといってクレジットカードを使わないようにするというのは、キャッシュレス社会の現代では難しいものです。
クレジットカードは、使ってはいけないのではなく、うまく使う技術がこれからは求められるようになります。
私はこれまでに1000件以上の家計相談にお答えしてまいりましたが、「クレジットカードの支払いで家計が危機的な状況」に陥ってしまっている方をこれまでに何人も実際に見てきました。
なかには、クレジットカードの支払いで自己破産をしてしまった方もいらっしゃいました。
しかし、そのような方でも、時間はかかるものの、何度か相談を重ねるうちに見事に家計を再生されて行く様も同時に見てまいりました。
現在、クレジットカードの管理がうまくできていない人も、あきらめる必要はありません。
さて、前置きが長くなりましたが、今回の質問者様の場合で考えてみましょう。
質問者様のご質問の内容から推測すると、問題は以下の4点ではないかと推測いたします。
1.夫がカード払いをやめるつもりがない。今後も夫の分はカードでの買い物が発生する。
2.購入時に現金を取り分ける方法も夫が反対するためできない。
3.家計簿の締め日とカードの締め日が違うため、やりくりが難しい。
4.口座に引き落とし分の現金を残しておくので、残高が多くても貯金とは言えず、貯まっているのか分からない。
1つずつ、回答させていただきます。
このような時は、夫専用のクレジットカードを持っていただくのが有効と私は考えます。
ご主人は、カード払いをした時に現金で取り分けることはしなくないと考えているのですから、それはそのまま尊重したほうがよいと思います。
その代わり、ご主人には夫専用のクレジットカードを持ってもらい、そのカードを使って支払いをしてもらうようにしてはいかがでしょうか。
引き落としも夫のカード払い専用口座にしておきます。
現在メインバンクのカードが夫のカードになっている場合は、もう一つ別の口座を作るなどして、夫の支払いと生活費での支払いは分けるようにしましょう。夫のカード払い専用口座に生活費は残しておかないようにし、生活費からの入金はほぼゼロにしておきます。
ほぼ残金ゼロの口座の中で、小遣いの範囲でご自分で支払いをやりくりしてもらうという方法です。
この方法なら、ご主人はカードでの支払いを現金で取り分ける必要もありませんし、ご自分のペースで口座に引き落とし分を入金してもらえばいいだけなので、ご自分でもカードの支払い額がいくらかきちんと把握できるようになると思います。
くれぐれもご主人のカードの支払いに生活費は充てないようにしましょう。
もちろんこの対応はご主人の自分のものをカードで買う時の対応です。
ご主人が家族のものをカードで購入する場合は、引き落とし先が生活費の口座になる家族カードをつかってもらうようにするといいでしょう。
ご主人が夫専用カードと家族カードを使い分けるのが面倒だからイヤだという時には、家族のものを購入した時は生活費をご主人の専用口座に入金するなど、臨機応変に対応してください。
このようにして、嫌がることを無理にやらせるのではなく、やらなくても回る仕組みを提供するようにすると、個人の考えの自由が尊重されます。
夫婦間で支払い方法を巡ってトラブルになる可能性も低くなるでしょう。
わが家でも同じ方法にしていますが、こうすることで、夫自身もカードで支払った金額を自分が把握していないと、2ヵ月後の自分の小遣いがなくなってしまい、お昼ご飯が食べられなくなったり、支払いが滞る可能性があることを自然に察知できるようになりました。
これも、ご主人の口座と生活費の口座をしっかりわけることで解消すると思われます。
口座の利用回数が減ってしまうのがイヤだというのは、ご自分が入出金をする回数を取っておきたいということなのかもしれません。
しかし、自分専用の口座があれば、ご自分が入出金を行うのは自分の口座だけですので、奥様が管理している口座の利用回数が減ってもまったく影響がありません。
ご主人が現金取り分けをしたくないという意見を尊重するのと同時に、奥様が現金取り分けをしたいという意見も尊重されてよいと私は考えます。
そこまでも自分の考えの通りにしろというご主人はあまりいないと思いますが、そこを強制されてしまうと、特に奥様には思想の自由がない状況になります。
今はまだ新婚さんということで、ご主人を尊重しなくてはという思いもあるかもしれませんが、これから長い夫婦生活を円満に不満なく維持していくには、やはり夫婦それぞれに自分の考えが尊重される場面も必要ではないかと感じます。
なんでも夫の考えに合わせていくだけの生活では、今はよくても数年後には不満が爆発することにもなりかねません。
お子さんが成人されたご夫婦に夫婦円満の秘訣はなんですか?と聞いたところ「もちろん必要な時はお互いに向き合うけれど、あとは隣にいるけどそっぽを向いていることかな」とおっしゃっていた方もいます。
私も結婚して15年以上になりますが、やはり、夫婦とはいえ別の人間なので、個人の考えや自由が確保されないと、どちらかが我慢ばかりしなくてはいけない夫婦関係になりやすいと感じます。
これから新生活を始めるにあたって、時には夫に合わせる部分も大切ですが、お互いにお互いの考えを尊重できる状況にしておくというのも検討してみてはいかがでしょうか。
こちらについては、家計簿の締め日と、カードの締め日の関連性は特に気にする必要はありません。
例えば、家計簿の締め日が12月1日~31日が12月分、1月1日~31日が1月分なのに、カードの締め日は12月15日~1月15日がだったとしても、12月中に発生したカード払いは12月の家計簿、1月中に発生したカード払いは1月の家計簿につけてしまってかまいません。
家計簿は1円の狂いもなくつけることが目的ではなく、大まかな予算管理ができればよいので、カード払いの分も支出として記入することで、全体的な予算が守れていれば問題ありません。
この点については、「生活費口座」と「貯金口座」を分けて持つことが有効と私は考えます。
カード払いの分の現金を口座に残しておくのは当然ですが、引き落とし額のみとし、それ以上の金額は生活費口座には入れないようにしておくと分かりやすくなります。
・夫婦間で意見が食い違う時は、時には合わせることも大切ですが、個人の自由を尊重するのもひとつの選択肢です。
結婚されての新しい生活、楽しみですね。
授かり婚でなければ、新婚さんのうちは特に二人の時間が持ちやすい時期です。
お互いの考えの違いなども出る時期ですが、これから長い年月を過ごすことになるのですから、お互いにリラックスした関係を保てるといいですね。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
※その他免責事項をお読みください。
今回相談内容
こんにちは。
参考にさせてもらっています。
もうすぐ結婚で新生活が始まるので家計簿について相談です。
結婚を機に旦那がカード派なのでポイント貯める為に旦那カードで支払いをしていきます。
その際項目ごとに予算を決め、カード払いをしてもその都度現金で払ったようにして予算内にやりくりして行く予定です。
旦那のカードは毎月15締め翌月10日払いで、私は家計簿を1日~月末で考えた方が楽なのですが、締め日と支払い日が月の真ん中に来るので困っています。
また旦那のメイン口座が入出金無料回数が3回なのですが、給料日に予算を下ろして、使った分の現金を封筒に分けてやろうと思ったのですが、入金がもったいないからわざわざ予算を下ろしてくる必要もないと言われてしまい、現金取り分けができません。
こういった場合、カードの締め日支払日を無視して、1日~月末の1ヶ月の予算でやりくりをし、今月は予算内だった、予算オーバーだったと把握するしかないのでしょうか?
締め日は真ん中だし、現金を取り分けない分、口座の残高は多いままなのであまり残高は頼りにならないので、毎月ちゃんと貯めれていけるのか不安です。
そして、カード主義の旦那の小遣いは現金に変えたいのですが、ポイントのことを考えると旦那はカードを使いたいときもあるそうです。(ネット購入なども含めて)
その場合小遣いから現金を旦那から受け取る方法しかないでしょうか?
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「旦那様がクレジットカードの支払いをやめない時」についてですね。
夫がカードの利用をやめない
クレジットカードでの支払いは、ポイントも貯まりますし、何より便利ですよね。
ネットでしか買えない商品もあり、魅力的です。
しかし、どんぶり勘定の方がいい加減にカードを利用すると、家計がメチャクチャになるという危険なものでもあります。
特に、手元に現金がないので、足りない生活費を補うためにカードを使っている方は要注意。
家計のサイクルが完全に狂ってしまっています。
そのような家計の方がいくらポイントのためとはいえクレジットカードを使い続けると、家計はいつしか自転車操業になり、徐々に破たんしていきます。
■参考:クレジットカード地獄とは?
カードとは上手に付き合おう
さて、まずクレジットカードの危険性をお伝えしましたが、だからといってクレジットカードを使わないようにするというのは、キャッシュレス社会の現代では難しいものです。
クレジットカードは、使ってはいけないのではなく、うまく使う技術がこれからは求められるようになります。
私はこれまでに1000件以上の家計相談にお答えしてまいりましたが、「クレジットカードの支払いで家計が危機的な状況」に陥ってしまっている方をこれまでに何人も実際に見てきました。
なかには、クレジットカードの支払いで自己破産をしてしまった方もいらっしゃいました。
しかし、そのような方でも、時間はかかるものの、何度か相談を重ねるうちに見事に家計を再生されて行く様も同時に見てまいりました。
現在、クレジットカードの管理がうまくできていない人も、あきらめる必要はありません。
夫がカード払いをやめない時
さて、前置きが長くなりましたが、今回の質問者様の場合で考えてみましょう。
質問者様のご質問の内容から推測すると、問題は以下の4点ではないかと推測いたします。
1.夫がカード払いをやめるつもりがない。今後も夫の分はカードでの買い物が発生する。
2.購入時に現金を取り分ける方法も夫が反対するためできない。
3.家計簿の締め日とカードの締め日が違うため、やりくりが難しい。
4.口座に引き落とし分の現金を残しておくので、残高が多くても貯金とは言えず、貯まっているのか分からない。
1つずつ、回答させていただきます。
夫がカード払いをやめない時の問題点1
夫がカード払いをやめるつもりがない。今後も夫の分はカードでの買い物が発生する。
このような時は、夫専用のクレジットカードを持っていただくのが有効と私は考えます。
ご主人は、カード払いをした時に現金で取り分けることはしなくないと考えているのですから、それはそのまま尊重したほうがよいと思います。
その代わり、ご主人には夫専用のクレジットカードを持ってもらい、そのカードを使って支払いをしてもらうようにしてはいかがでしょうか。
引き落としも夫のカード払い専用口座にしておきます。
現在メインバンクのカードが夫のカードになっている場合は、もう一つ別の口座を作るなどして、夫の支払いと生活費での支払いは分けるようにしましょう。夫のカード払い専用口座に生活費は残しておかないようにし、生活費からの入金はほぼゼロにしておきます。
ほぼ残金ゼロの口座の中で、小遣いの範囲でご自分で支払いをやりくりしてもらうという方法です。
この方法なら、ご主人はカードでの支払いを現金で取り分ける必要もありませんし、ご自分のペースで口座に引き落とし分を入金してもらえばいいだけなので、ご自分でもカードの支払い額がいくらかきちんと把握できるようになると思います。
くれぐれもご主人のカードの支払いに生活費は充てないようにしましょう。
もちろんこの対応はご主人の自分のものをカードで買う時の対応です。
ご主人が家族のものをカードで購入する場合は、引き落とし先が生活費の口座になる家族カードをつかってもらうようにするといいでしょう。
ご主人が夫専用カードと家族カードを使い分けるのが面倒だからイヤだという時には、家族のものを購入した時は生活費をご主人の専用口座に入金するなど、臨機応変に対応してください。
このようにして、嫌がることを無理にやらせるのではなく、やらなくても回る仕組みを提供するようにすると、個人の考えの自由が尊重されます。
夫婦間で支払い方法を巡ってトラブルになる可能性も低くなるでしょう。
わが家でも同じ方法にしていますが、こうすることで、夫自身もカードで支払った金額を自分が把握していないと、2ヵ月後の自分の小遣いがなくなってしまい、お昼ご飯が食べられなくなったり、支払いが滞る可能性があることを自然に察知できるようになりました。
夫がカード払いをやめない時の問題点2
購入時に現金を取り分ける方法も夫が反対するためできない。
これも、ご主人の口座と生活費の口座をしっかりわけることで解消すると思われます。
口座の利用回数が減ってしまうのがイヤだというのは、ご自分が入出金をする回数を取っておきたいということなのかもしれません。
しかし、自分専用の口座があれば、ご自分が入出金を行うのは自分の口座だけですので、奥様が管理している口座の利用回数が減ってもまったく影響がありません。
ご主人が現金取り分けをしたくないという意見を尊重するのと同時に、奥様が現金取り分けをしたいという意見も尊重されてよいと私は考えます。
そこまでも自分の考えの通りにしろというご主人はあまりいないと思いますが、そこを強制されてしまうと、特に奥様には思想の自由がない状況になります。
今はまだ新婚さんということで、ご主人を尊重しなくてはという思いもあるかもしれませんが、これから長い夫婦生活を円満に不満なく維持していくには、やはり夫婦それぞれに自分の考えが尊重される場面も必要ではないかと感じます。
なんでも夫の考えに合わせていくだけの生活では、今はよくても数年後には不満が爆発することにもなりかねません。
お子さんが成人されたご夫婦に夫婦円満の秘訣はなんですか?と聞いたところ「もちろん必要な時はお互いに向き合うけれど、あとは隣にいるけどそっぽを向いていることかな」とおっしゃっていた方もいます。
私も結婚して15年以上になりますが、やはり、夫婦とはいえ別の人間なので、個人の考えや自由が確保されないと、どちらかが我慢ばかりしなくてはいけない夫婦関係になりやすいと感じます。
これから新生活を始めるにあたって、時には夫に合わせる部分も大切ですが、お互いにお互いの考えを尊重できる状況にしておくというのも検討してみてはいかがでしょうか。
夫がカード払いをやめない時の問題点3
家計簿の締め日とカードの締め日が違うため、やりくりが難しい。
こちらについては、家計簿の締め日と、カードの締め日の関連性は特に気にする必要はありません。
例えば、家計簿の締め日が12月1日~31日が12月分、1月1日~31日が1月分なのに、カードの締め日は12月15日~1月15日がだったとしても、12月中に発生したカード払いは12月の家計簿、1月中に発生したカード払いは1月の家計簿につけてしまってかまいません。
家計簿は1円の狂いもなくつけることが目的ではなく、大まかな予算管理ができればよいので、カード払いの分も支出として記入することで、全体的な予算が守れていれば問題ありません。
夫がカード払いをやめない時の問題点4
口座に引き落とし分の現金を残しておくので、残高が多くても貯金とは言えず、貯まっているのか分からない。
この点については、「生活費口座」と「貯金口座」を分けて持つことが有効と私は考えます。
カード払いの分の現金を口座に残しておくのは当然ですが、引き落とし額のみとし、それ以上の金額は生活費口座には入れないようにしておくと分かりやすくなります。
夫がカード払いをやめない時(まとめ)
・夫婦間で意見が食い違う時は、時には合わせることも大切ですが、個人の自由を尊重するのもひとつの選択肢です。
結婚されての新しい生活、楽しみですね。
授かり婚でなければ、新婚さんのうちは特に二人の時間が持ちやすい時期です。
お互いの考えの違いなども出る時期ですが、これから長い年月を過ごすことになるのですから、お互いにリラックスした関係を保てるといいですね。
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