2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

家計を別々に管理?「予算が立てられず赤字」を改善するには?

当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容


初めまして。
何度かこちらのサイトを拝見させていただいており、今回やっと家計診断のご連絡をさせて頂きました。

今までカード払いが多く、うまく予算が立てられず
予算を立てても、予算オーバーすることが多く貯金を切り崩している現状です。

おそらく突発的な出費や使途不明金により、前年からの銀行預金の合計が減っています。

何から手を付けていいのかわからず、ざっとの洗い出しでわかりにくくて申し訳ありませんが、
お力を貸して頂きたいです!!!よろしくお願い致します。


●家族構成●
彼(38)
私(36)←(2人ともバツイチで、現在は入籍はせず同棲の状態です。)
子(中1)、子(小2)

1、収入
彼 年間350万円
私 年間230万円
手当 年間30万円

合計 年間610万円


2、銀行支出
彼・返済分 年間168万円(月14万円)
水道代   年間5万円
習い事代  年間9万円(月0.7万円)


3、カード払い
家賃   年間96万円(月8万円)
ガソリン 年間12万円(月1万円)
電話・携帯代 年間24万(月2万円)
電気代  年間9万円(月0.7万円)
ガス代  年間9万円(月0.7万円)


4、現金支出
食費 年間60万円(月5万円)
日用品 年間12万円(月1万円)
学用品 年間12万円(月1万円)


5、各種保険
生命保険 年間21万円(月1.7万円)
生命保険 年間24万円(年払い)
→解約返戻金を子どもの教育費に充当予定

医療保険 年間5.5万円(年払い)
こども保険 年間2.4万円(月0.2万円)

自動車保険 年間4万円(年払い)
車税 4万円

彼・保険代 年間36万円(月3万円)

6、特別費
化粧品代他 年間12万円(月1万円)
お酒代   年間12万円(月1万円)
車検代   年間20万円

など、

合計 557万円


<参考>
2017年12月の銀行残高:157万
2018年9月の銀行残高:93万



「家計診断」についてですね。

質問者様の家計状況について、いくつか気が付いた点がありますので、以下お伝えさせていただきますね。
全体的な感想について

まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます!
年間収支は?

収入610万円
支出557万円

収支は年間約53万円の黒字の予定ということですね。

生命保険 年間21万円(月1.7万円)
生命保険 年間24万円(年払い)
→解約返戻金を子どもの教育費に充当予定

彼・保険代 年間36万円(月3万円)


と、保険に年間81万円の支払いがありますので、貯蓄としてはもう少しあるのではないかと感じます。

計算上は黒字なのですが、実際には9ヶ月で64万円の貯金の減少があるとすると、月7万円くらいは赤字がでている可能性もあります。

気になるところは?


質問者様の家計で気になるところをひとつずつ見てみましょう。

保険の割合が高い


生命保険 年間21万円(月1.7万円)
生命保険 年間24万円(年払い)
医療保険 年間5.5万円(年払い)
こども保険 年間2.4万円(月0.2万円)
自動車保険 年間4万円(年払い)
彼・保険代 年間36万円(月3万円)

合計 92.9万円

なんと、年間で100万円近いお金を保険に使っています!

収入に対してこの保険の割合はかなり高いと言えます。

おそらくほとんどが貯蓄性のある保険ではないかと思います。

貯蓄性のある保険であれば、のちのち戻ってくるお金と言えますが、保険にお金がとられてしまうので、「貯蓄はできるが現金が貯まりにくい家計」になりやすい傾向があります。

支払いが終わる時期をしっかり確認しておきましょう。

返済が多い


彼・返済分 年間168万円(月14万円)

と、なんらかの返済が多い状況になっています。

もちろんこの支出はご自分でも高いと自覚があり、それでも何らかの理由で削れない支出なのではないかと思います。

ですが、この支出が一生続く支出なのかは確認しておきましょう。

いつか終わる支出であれば、この支払いがなくなるだけで年間168万円の支払いがなくなるので、家計はそうとう楽になるハズです!

娯楽費用が不明


保険、返済に年間で約260万円を使っています。

これは非常に割合としては高く、奥様の稼ぎ+児童手当は全て保険と返済で消えている状況です。

なんと収入の4割以上が「ないもの」になってしまい「使うことができないお金」になっています。

したがってご主人の稼ぎの年間350万円前後が家族で使えるお金の枠の上限になってしまうということになります。

現状貯金を切り崩していると考えると、今回は娯楽に関する記載がありませんが、おそらくなんらかの娯楽が発生し、毎月赤字を出しているものと考えられます。

全体的な予算はそれほど悪くない


保険、返済などの支出に対する割合が高く、収支としては圧迫されていますが、ひとつひとつの予算立てはそれほど悪い状況ではありません。

特に、食費などが極端に少なすぎるわけではないところなどはとてもいいですね!

改善するなら?


改善策として、以下のプランをご提案いたします。

保険を見直す


質問者様の家計は、収入に対して保険の割合が非常に高いので、是非見直しをしてみましょう。

貯蓄性があるものは解約すると元割れしてしまいますが、赤字を出し続けている現状を考えると、これだけの高額な保険の支払いが適切とは考えにくいものがあります。

保険をやめたくないどうしても続けたいということなら、現金での貯金はほとんどあきらめて保険での貯蓄だけに今は集中するなど、少し考え方を工夫してみてはいかがでしょうか。

娯楽費用も含めて予算を配分しなおす


現状では、保険と返済を除いて、質問者様が使えるお金の上限は年間350万円です。それ以上の支出になってしまうようなら毎年赤字が累積するという非常に危険な家計になってしまいます。

この年間350万円以下の支出になるように家計を整えていくことをまず考えてみましょう!

家賃   年間96万円(月8万円)
ガソリン 年間12万円(月1万円)
電話・携帯代 年間24万(月2万円)
電気代  年間9万円(月0.7万円)
ガス代  年間9万円(月0.7万円)
水道代   年間5万円
習い事代  年間9万円(月0.7万円)
お酒代   年間12万円(月1万円)
食費 年間60万円(月5万円)
日用品 年間12万円(月1万円)
娯楽費 年間24万円(学用品ふくむ)
夫小遣い 年間24万円
妻小遣い 年間24万円(化粧品ふくむ)

特別費 合計30万円
車検代 年間10万円(2年で20万円)
車税 4万円
その他(旅行など)16万円

合計350万円


学費の記載がないので、どこまでかかっているのか分かりませんが、ひとまずこれでトントンの予算です。

ご夫婦での小遣いも用意しましたし、年間で16万円ほどはお楽しみなどにつかえる特別費の余力も持たせました。

家計の流れとしては、まず上記にあたる支出のうち特別費をのぞいた金額として毎月26.6千円を銀行からおろし各銀行に入金、のこりを現金で持ち帰ってやりくり。

特別費の支払いは特別費用にプールしたお金から。

このサイクルで回せると、ひとまず現状赤字の家計から、少なくとも赤字は解消します!

これくらいの予算でまずできるかどうかを第一ステップとしてやってみて、この予算も実現するのがムリだと感じたら、いよいよ保険などを見直すという手順にするとよいのでは?と感じます。

節約できるポイントも探してみて


質問者様の場合は、月に5千円食費を削って…というよりは、まず保険や返済の支払いが減らないと厳しい家計が続いてしまうと考えても良いでしょう。

第一に見直してほしいのは保険と返済です。

それでも出来るなら、月5千円~1万円くらい節約することを目指してみるのもいいですね。

日用品、携帯電話代だけでもまず見直してみましょう。

特に日用品は、オムツのお子さんがいないので、もう少し安くできてもいいと感じます。月7000円くらいを目指してみましょう。

それでもまだ苦しかったら、本当は続けさせてあげたいですが、習い事について今後も継続するか検討してみてください。

まとめ

・大きな赤字が出ている場合は、月にいくらまで使えるのかを意識した家計設計を心がけましょう

質問者様の場合は、月いくらまで使えるのかを考えてまずやりくりをし、その金額内に収めることができるかを考えてみて下さい。

それがどうしてもムリな場合は、月々の支払いをどうにかして軽くするか、収入を増やすことを検討しなくては家計の赤字が今後も累積してしまいます。

全体的に食費日用品など、基本的な支出はきちんと多すぎない予算でやりくりできている点はとても素晴らしいので、今後は月の使える上限額を意識できると家計はかなり変わる可能性があります!

ちなみにですが、今回はご夫婦合算で予算を検討しましたが、夫婦共働きで家計を別々にしている方のやりくりは↓こちらの記事でまとめています。

よろしければあわせてご覧ください!

・夫婦共働きで別々に家計を管理している時、生活費はどう計画する?

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合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓同じくらいの年収の方の家計はこちらから
手取り年収600万円の家計のまとめ


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この記事を書いた人

あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. もりもり
    • November 26, 2018 13:03
    • この度は、家計診断ありがとうございました!!!
      お返事を読ませていただき、喉のつまりが取れたような気持ちです。
      あきさんが仰る通り、大部分を占めている返済は現状削れない支出ですが、残り3年切っていますので、その間はご提案いただいた予算を守ってやってみようと思います。
      保険も学資保険と自分の老後資金にと思って始めたもので(払込期間まで残り数年)、現金での貯金が減っていることに不安を感じていましたが、
      考え方を変えてみます☆
      本当にありがとうございました!また、変化が出てきましたらご報告させていただきます。
    • 2. あき
    • December 02, 2018 06:38
    • もりもりさんコメントありがとうございます!
      こちらこそ家計診断ありがとうございました!
      もりもりさんの家計は、保険や学資保険や毎月の大きな支払いが減った時に貯め期がやってくる家計です!
      あと数年で終わる支出なら今はその支払いを頑張り、その後ゆとりある計画を立てられるようにしておきましょう!
      またのご利用を楽しみにお待ちしております♡ご利用ありがとうございました!
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