ボーナスの使い道は貯金だけでは危険!ボーナスの振り分け方は?
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- 簡単な家計管理の方法
みなさんは、ボーナスの使い道をどのように決めていますか?
給料以外の収入が入ると嬉しい反面、「貯蓄に回すお金」と「使っていいお金」の振り分けに悩むことはありませんか?
そこで今回は、わが家の「ボーナスの使い道や振り分け方」について紹介します。
1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた実績も踏まえて紹介していますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。
「ボーナスはなかったものと考えて全額貯金にします」という人もいると思いますが、なかなか難しいですよね。
「これができたら理想的だけど、ボーナスを全額貯金できるほどゆとりがない…」と思っている方が多いのではないでしょうか。
月の給料がそれほど高くなく、ボーナスも使わないと生活できないという人にとって、ボーナスの割り振りを考えることは、健全な家計を維持するために非常に重要なポイントになります。
家計簿、家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験を踏まえ、私がみなさんにおすすめしているボーナスの振り分け方は以下の通りです。
1.貯金
2.特別費
3.赤字
実際にわが家でもボーナスはこの3つに限定して振り分けていますよ。
この3つにボーナスを振り分ける方法を以下具体的に紹介していきます。
ボーナスが出たらやはり一番に考えたいのは「貯金」ではないでしょうか。
大きなお金が入ってきたときほどお財布のひもは緩めすぎないことが浪費を防ぐポイントでもあります。
家計簿をつけている方ならより詳細に貯金への割り振り金額を計算できますが、
家計簿をつけていないなら最低限ボーナスの1割、できるならボーナスの5割などだいたいの割合を決めて「貯金専用通帳」に入金しておくのがおすすめです。
いつまでも給料口座にボーナスをいれっぱなしにしておくと、せっかくのボーナスをいつの間にかいつもの生活費として使い込んでしまう危険性がありますから、ボーナスが入ったらできるだけ早く「貯金専用通帳」に入金しておくとよいでしょう。
とりあえず別口座に移すという方法で、無意識にボーナスを使いこんでしまうことは防止できるはずです。
もちろん「貯金」だけでなく、一部を投資に回すなど、取り分けた後の活用は自由です。
わが家でもボーナスからは毎回一定額を貯金するようにしていますが、加えて、ひとたび「貯金専用通帳」入金したお金はよほどのことがない限り使わない貯金として考えています。
せっかく一度は貯金専用通帳に入金したお金も、旅行に行くたびに引き出してしまうようではいつまでたっても貯金は増えませんよね。
家計には「特別費」と呼ばれる支出があります。
自動車税、固定資産税、車検、年払いの生命保険といった税金や保険などで必ず支払わなくてはいけない大きなお金
旅行、家電、家具など自分で支払い額を決められるものの金額が大きくなるお金
誕生日プレゼントや予防接種など、毎月ではないが年に数回程度はかかるお金
など、季節やイベントに左右されやすく家計の中でも比較的高額になりやすい支出のことを私は特別費としています。
この支出への備えしていないと、大きな支出があるたびに貯金を崩すという家計運営になってしまいます。
毎月またはボーナスの度に貯金をしているはずなのに、なぜか貯まりにくいという「見せかけだけの黒字家計」になる傾向があると私は考えています。
そのため、「特別費」にボーナスのお金を取り分けておくと、大きな出費があっても慌てずに支払うことができます。
わが家ではだいたい半年程度の特別費を目安にボーナスから「特別費専用口座」に入金しています。
このようにして特別費のお金をあらかじめ分けることで、ボーナスが入ったからとついつい浪費してしまうのも防ぐことができます。
なお、この特別費口座に入金したお金についてはその後半年かけてゆっくり「ほぼ全額使いきり」にしています。
旅行にいったり家電を買い替えたり、家族の希望に合わせて使い道を考えます。
家計のやりくりは、毎月順調に黒字が出せれば苦労はありませんよね。
しかし多くの家計では、毎月黒字にしたいもののどうしても赤字になってしまうということがあります(実はわが家でも年に数回は赤字の月があります…)。
その時の費用を多少でも取り分けておくと、急な赤字でも慌てることがありません。
もちろん毎月10万円も赤字を出し続けているようではボーナスが年間120万円あっても足りない計算になってしまいます。
赤字としてとっておく金額はだいたい半年分で5万円程度など、多すぎない程度にできると安心です。
2年で350万円の貯蓄(現金、株、生命保険)に成功したわが家の場合は、ボーナスをどのように割り振っているかというと、上記とほとんど同じです。
1.半年分の特別費をまず特別費口座に入金
2.半年分の赤字用として多少多めに特別費口座に入れておく
3.残った金額を貯金にする
このような手順でボーナスを割り振っています。
半年分の特別費を一気に取り分けると、確実な貯金に回せる金額が少なくなる場合がありますが、半年間大きな支払いのお金をどうしようかと頭を悩ませる必要がなくなりますので、この方法にしてから家計のやりくりは非常にラクになりました。
また、ここで貯金に回したお金は「確実に残せる貯金」なので、もしもの緊急事態や車の購入など予定していた非常に大きな出費があったという時以外は、次のボーナスまでの間「貯金を1円たりとも崩さない」という生活ができます。
お金がうまく管理できなかった頃は、ボーナスが出たから〇〇を買おう!と衝動的に買い物をしてしまったものですが、現在は全額ひとまず「貯金」「特別費」「赤字」に振り分けてから、半年かけてゆっくり使うというスタイルに変更。
衝動的な買い物をしなくなってからかえって旅行など本当に使いたいところにしっかりお金が使えるようになりました。
何に使ったか分からないうちにボーナスがなくなったということもなくなりましたよ。
・ボーナスの使い道は「貯金」「特別費」「赤字」に分けておくと、大きな出費に慌てない家計管理にすることができます。
こちらの記事は日刊ゲンダイに取材、掲載されました。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
■参考:他にもある!こんな時はどう考える?正しい家計管理で家計を立て直しましょう。
・正しい家計管理の仕方(まとめ)
給料以外の収入が入ると嬉しい反面、「貯蓄に回すお金」と「使っていいお金」の振り分けに悩むことはありませんか?
そこで今回は、わが家の「ボーナスの使い道や振り分け方」について紹介します。
1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた実績も踏まえて紹介していますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。
どうする?ボーナスの使い道
「ボーナスはなかったものと考えて全額貯金にします」という人もいると思いますが、なかなか難しいですよね。
「これができたら理想的だけど、ボーナスを全額貯金できるほどゆとりがない…」と思っている方が多いのではないでしょうか。
月の給料がそれほど高くなく、ボーナスも使わないと生活できないという人にとって、ボーナスの割り振りを考えることは、健全な家計を維持するために非常に重要なポイントになります。
わが家のボーナスの使い道
家計簿、家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験を踏まえ、私がみなさんにおすすめしているボーナスの振り分け方は以下の通りです。
1.貯金
2.特別費
3.赤字
実際にわが家でもボーナスはこの3つに限定して振り分けていますよ。
この3つにボーナスを振り分ける方法を以下具体的に紹介していきます。
ボーナスの使い道1:貯金
ボーナスが出たらやはり一番に考えたいのは「貯金」ではないでしょうか。
大きなお金が入ってきたときほどお財布のひもは緩めすぎないことが浪費を防ぐポイントでもあります。
家計簿をつけている方ならより詳細に貯金への割り振り金額を計算できますが、
家計簿をつけていないなら最低限ボーナスの1割、できるならボーナスの5割などだいたいの割合を決めて「貯金専用通帳」に入金しておくのがおすすめです。
いつまでも給料口座にボーナスをいれっぱなしにしておくと、せっかくのボーナスをいつの間にかいつもの生活費として使い込んでしまう危険性がありますから、ボーナスが入ったらできるだけ早く「貯金専用通帳」に入金しておくとよいでしょう。
とりあえず別口座に移すという方法で、無意識にボーナスを使いこんでしまうことは防止できるはずです。
もちろん「貯金」だけでなく、一部を投資に回すなど、取り分けた後の活用は自由です。
わが家でもボーナスからは毎回一定額を貯金するようにしていますが、加えて、ひとたび「貯金専用通帳」入金したお金はよほどのことがない限り使わない貯金として考えています。
せっかく一度は貯金専用通帳に入金したお金も、旅行に行くたびに引き出してしまうようではいつまでたっても貯金は増えませんよね。
ボーナスの使い道2:特別費
家計には「特別費」と呼ばれる支出があります。
自動車税、固定資産税、車検、年払いの生命保険といった税金や保険などで必ず支払わなくてはいけない大きなお金
旅行、家電、家具など自分で支払い額を決められるものの金額が大きくなるお金
誕生日プレゼントや予防接種など、毎月ではないが年に数回程度はかかるお金
など、季節やイベントに左右されやすく家計の中でも比較的高額になりやすい支出のことを私は特別費としています。
この支出への備えしていないと、大きな支出があるたびに貯金を崩すという家計運営になってしまいます。
毎月またはボーナスの度に貯金をしているはずなのに、なぜか貯まりにくいという「見せかけだけの黒字家計」になる傾向があると私は考えています。
そのため、「特別費」にボーナスのお金を取り分けておくと、大きな出費があっても慌てずに支払うことができます。
わが家ではだいたい半年程度の特別費を目安にボーナスから「特別費専用口座」に入金しています。
このようにして特別費のお金をあらかじめ分けることで、ボーナスが入ったからとついつい浪費してしまうのも防ぐことができます。
なお、この特別費口座に入金したお金についてはその後半年かけてゆっくり「ほぼ全額使いきり」にしています。
旅行にいったり家電を買い替えたり、家族の希望に合わせて使い道を考えます。
ボーナスの使い道3:赤字
家計のやりくりは、毎月順調に黒字が出せれば苦労はありませんよね。
しかし多くの家計では、毎月黒字にしたいもののどうしても赤字になってしまうということがあります(実はわが家でも年に数回は赤字の月があります…)。
その時の費用を多少でも取り分けておくと、急な赤字でも慌てることがありません。
もちろん毎月10万円も赤字を出し続けているようではボーナスが年間120万円あっても足りない計算になってしまいます。
赤字としてとっておく金額はだいたい半年分で5万円程度など、多すぎない程度にできると安心です。
わが家のボーナスの使い道は?
2年で350万円の貯蓄(現金、株、生命保険)に成功したわが家の場合は、ボーナスをどのように割り振っているかというと、上記とほとんど同じです。
1.半年分の特別費をまず特別費口座に入金
2.半年分の赤字用として多少多めに特別費口座に入れておく
3.残った金額を貯金にする
このような手順でボーナスを割り振っています。
半年分の特別費を一気に取り分けると、確実な貯金に回せる金額が少なくなる場合がありますが、半年間大きな支払いのお金をどうしようかと頭を悩ませる必要がなくなりますので、この方法にしてから家計のやりくりは非常にラクになりました。
また、ここで貯金に回したお金は「確実に残せる貯金」なので、もしもの緊急事態や車の購入など予定していた非常に大きな出費があったという時以外は、次のボーナスまでの間「貯金を1円たりとも崩さない」という生活ができます。
お金がうまく管理できなかった頃は、ボーナスが出たから〇〇を買おう!と衝動的に買い物をしてしまったものですが、現在は全額ひとまず「貯金」「特別費」「赤字」に振り分けてから、半年かけてゆっくり使うというスタイルに変更。
衝動的な買い物をしなくなってからかえって旅行など本当に使いたいところにしっかりお金が使えるようになりました。
何に使ったか分からないうちにボーナスがなくなったということもなくなりましたよ。
ボーナスの使い道(まとめ)
・ボーナスの使い道は「貯金」「特別費」「赤字」に分けておくと、大きな出費に慌てない家計管理にすることができます。
お知らせ
こちらの記事は日刊ゲンダイに取材、掲載されました。
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
■参考:他にもある!こんな時はどう考える?正しい家計管理で家計を立て直しましょう。
・正しい家計管理の仕方(まとめ)
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