特別費口座にお金を移すと年間の貯金額が狂いませんか?
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する質問や疑問」にお答えするコーナーです。
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本やブログで参考にさせて頂いてます。
来年は特別費予算表で計画立ててやろうと思うのですか、よくわかりません!
今年の年度末に来年の前期分を貯めると本に、書いてあったのですか、今年の貯金がくるうのでは?と思ってしまいます!
また、ワンクッション用の通帳は来年用で別の通帳に入れたほうがいいのですか?
わかりにくくてすみません!
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「特別費口座に移したお金」についてですね。
特別費というのは、冠婚葬祭、固定資産税、車検など、季節やイベントに関連して発生しやすい比較的高額な支出です。
このような高額な支出には、都度対応するよりも、前もって対応するクセをつけておくことをオススメします。
そのような事前準備をすることで、大きな出費があっても「こんなに高額な支出払えるかな?」「これを払ったらこの後の生活がなりたたない!」というような「大きなお金の支払いによるお金の心配」を防ぐことができます。
そのために、例として、ボーナスの度に次の半年分の特別費を「特別費口座に分けておく」というようなことをオススメしています。
しかし、そのようにして特別費に使うお金を事前に準備してしまうと、
年間100万円貯金できた
↓
特別費口座に50万円をうつした
↓
年間貯金額が100万円→50万円になってしまうのでは?
ということが気になる、というのが質問者様のご質問ではないか推測します。
結論から言うと、「特別費は手持ちのお金として計算に入れてよいお金」ではあるものの「厳密にいえば貯金ではありません」ので、貯金額には影響はでないと言えます。
例えば、今は
貯金口座 100万円
と貯金口座だけにお金が入っているとします。
それを特別費口座に50万円入金したとして
貯金口座 50万円
特別費口座 50万円
となったとします。
しかし、このようにお金を分けたとしても、月末に「今ある手持ちのお金」を計算する時に、この両方の口座の金額を合算して「100万円」としてかまいません。
ただ、頭の中では
「貯金口座に入っている50万円は純粋な貯金」
「特別費口座に入っている50万円は減ったり増えたりする流動的なお金」
というように理解しておくと、混乱を防ぐことができるのではないでしょうか。
わが家でも毎年特別費口座に入っている金額は貯金額にカウントしています。
ただ、上記のように自分の頭の中でこれは特別費の分だから貯金額にカウントはするけれど、厳密に貯金とはみなさないというように頭の中で分類して整理しています。
これを特別費は貯金ではないから資産としてカウントしないようにしようなど、カウントに入れる入れないで考え始めると、計算が複雑になり訳が分からなくなる可能性が高まると考えられるからです。
家計を管理していく上で大切な事のひとつは「何を計算するにしても単純な足し算引き算くらいで計算できること」だと私は考えていますので、このように対処しています。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
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今回のご相談内容
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来年は特別費予算表で計画立ててやろうと思うのですか、よくわかりません!
今年の年度末に来年の前期分を貯めると本に、書いてあったのですか、今年の貯金がくるうのでは?と思ってしまいます!
また、ワンクッション用の通帳は来年用で別の通帳に入れたほうがいいのですか?
わかりにくくてすみません!
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「特別費口座に移したお金」についてですね。
特別費口座にお金を移すこと
特別費というのは、冠婚葬祭、固定資産税、車検など、季節やイベントに関連して発生しやすい比較的高額な支出です。
このような高額な支出には、都度対応するよりも、前もって対応するクセをつけておくことをオススメします。
そのような事前準備をすることで、大きな出費があっても「こんなに高額な支出払えるかな?」「これを払ったらこの後の生活がなりたたない!」というような「大きなお金の支払いによるお金の心配」を防ぐことができます。
そのために、例として、ボーナスの度に次の半年分の特別費を「特別費口座に分けておく」というようなことをオススメしています。
しかし、そのようにして特別費に使うお金を事前に準備してしまうと、
年間100万円貯金できた
↓
特別費口座に50万円をうつした
↓
年間貯金額が100万円→50万円になってしまうのでは?
ということが気になる、というのが質問者様のご質問ではないか推測します。
特別費口座にお金を移すと貯蓄が減る?
結論から言うと、「特別費は手持ちのお金として計算に入れてよいお金」ではあるものの「厳密にいえば貯金ではありません」ので、貯金額には影響はでないと言えます。
例えば、今は
貯金口座 100万円
と貯金口座だけにお金が入っているとします。
それを特別費口座に50万円入金したとして
貯金口座 50万円
特別費口座 50万円
となったとします。
しかし、このようにお金を分けたとしても、月末に「今ある手持ちのお金」を計算する時に、この両方の口座の金額を合算して「100万円」としてかまいません。
ただ、頭の中では
「貯金口座に入っている50万円は純粋な貯金」
「特別費口座に入っている50万円は減ったり増えたりする流動的なお金」
というように理解しておくと、混乱を防ぐことができるのではないでしょうか。
特別費口座にお金は貯金としてカウントする?
わが家でも毎年特別費口座に入っている金額は貯金額にカウントしています。
ただ、上記のように自分の頭の中でこれは特別費の分だから貯金額にカウントはするけれど、厳密に貯金とはみなさないというように頭の中で分類して整理しています。
これを特別費は貯金ではないから資産としてカウントしないようにしようなど、カウントに入れる入れないで考え始めると、計算が複雑になり訳が分からなくなる可能性が高まると考えられるからです。
家計を管理していく上で大切な事のひとつは「何を計算するにしても単純な足し算引き算くらいで計算できること」だと私は考えていますので、このように対処しています。
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります。
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コメント
コメント一覧 (2)
何度か質問させていただいています。今回初めて10万単位の特別費の支出がありました。
毎月家計簿をしめる時に、特別費口座を含めた各通帳の残高を記入しています。
今回は特別費の支出が多かったので、先月よりも合計残高が減ってしまいました。
もちろん、貯金口座だけを見ると増えてはいるのですが…。
これは仕方ないのですよね?なんとなくテンションが下がってしまって…。
テンションを維持していくのに、貯金口座の残高の変化を見ていくようにしたら良いのでしょうか?
月単位で赤字が出てしまうとテンションが下がるというお気持ちよくわかります。
しかし、それは月単位でしか収支をみていないためにおこることです。
家計は年間で予算を見ることが大切です。たとえ今月赤字でも年間では黒字になるとわかっていれば特に落ち込む必要がないことが分かるようになると思います!
↓こちらの記事の要領で年間予算をさくせいされてみてはいかがでしょうか?
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7911190
よろしければご覧ください!またいつでもご利用くださいませ。