2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

年収400万円台の家計簿公開!貯蓄1000万円あっても家計が不安です。

ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

あきさん、はじめまして。あきさんの家計簿に出会って約一年が経ちます。

それまでは封筒で1ヶ月の生活費を管理していましたが、特別費は本当ザルでして、あきさんの方法で1年間の収支を洗い出すと10万円の赤字。

できてると思ってた貯金ができてなくてショックだったのを覚えています。

まず固定費の削減を考え、格安スマホへ乗り換えたり、衛星放送の解約したり。生活費の項目ごとの金額も見直しました。

年始に特別費を予算組みましたが、予期せぬ出費や予算オーバーしたりとまだまだ勉強中です。

保険は下記の他に、旦那の職場でみんな入るように言われている保険があり、月1万2000円ほど払っています。還付金として1年に一度4万ほど返ってきます。

車は何度も考えてきましたが、やはり住んでる地域が車必須なので、どうしても二台(軽とファミリーカー)がいります。
再来年の夏にファミリーカー(今現在で13年乗ってます)の方が車検なので、税金や保険を支払う四月までには買い換えたいと思っています。その際ローンは組まず、新車か新古車を現金で買おうと思っています。

私は第一子妊娠を機に仕事をやめて以来専業主婦で、ただ今第三子を考えており、妊活(通院)しています。その通院に病院代として特別費を組んでいます。無事妊娠出産し、一歳を迎えた頃に働きにいけたらと考えています。

子どもの貯金は2人合わせて高校入学までに学資500万とその他で180万はある予定です。

現在貯蓄が700万ほど(自分の貯蓄は別に300万ほど)ありますが、車の購入を控えていることや3人目を迎えたいこともありこのままの生活をしてて大丈夫なのか不安があります。

今年は旅行なしだったので40万ほど貯金できそうですが、来年は旅行したり旦那にボーナス時ぐらいは寸志を渡してあげたいし、みんなが笑顔になる家計を目指したいです。

まとまりのない文章ですが、下記のような使い方や予算組みで大丈夫でしょうか?

減らした方がいいところ、見直しが必要なところなど教えてください。

またあきさんのいう豊かな生活になるような楽しみにあてるお金をうまくとるにはどこを改善したらいいか教えてください。


家族構成
夫(32)、妻(34)、長男(4)、次男(2)

1、収入
夫手取り年300万
夫ボーナス110万
児童手当年28万
売電13万
合計、451万円

2、銀行支出
住宅ローン 年108万円
通信 年6600円
電気 年9万6000円
水道 年42000円
スマホ 年9万6000円
保育料 年33万6000円
保険(夫婦で) 年12万円

合計 年183万6000円

2、現金支出
食費 32000円
日用品 5000円
ガソリン 16000円
夫こづかい 15000円
私こづかい 4000円
娯楽 25000円

合計、97000円(年1164000円)

4、特別費
イベント(誕生日、記念日) 3万5千円
病院 7万円
GW 25000円
夏休み 3万円
年末年始 3万円
カットとカラー 3万6千円
車メンテナンスと車検 127000円
車税金 6万円2台分
車保険 10万3000円2台分
固定資産税 10万円
学資保険年払い 20万円
JAF 4000円
NHK 13000円
入園準備 4万円
中元歳暮、年賀状 21000円
旅行 10万円
インフル予防接種 1万円
ふるさと納税 4万
歯検診 6000円
七五三前撮り15000円
義姉出産祝い 1万円
衣服代 13万円

合計 1192600円

「家計診断」についてですね。

質問者様の家計状況について、いくつか気が付いた点がありますので、以下お伝えさせていただきますね。
全体的な感想について

まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます!
年間収支は?

収入451万円
支出418万円

収支は年間約33万円の黒字の予定ということですね。

学資保険年払い 20万円

こちらがありますので、貯蓄としては年間53万円あります。

家計のやりくりはどうする?

質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです!
1.気になるところは

質問者様の家計の気になるところは、ほとんどありません!ほぼ完璧です!

細かく言えば、旦那様の小遣いが少ない、食費もお子さん2人で今後妊娠を考える方にしては少ない、というところはありますが、おそらくこの食費で旦那様にお弁当も作られているのだと思いますし、全体的にはとても節約上手な奥様という印象です。

電気、水道といった水道光熱費も少なく、またよくありがちな「車が2台なので車の保険は高くても仕方ないですよね…」という家計のパターンにもなっておらず、車が2台でも車の保険は年間10万円台。

かといってすごくケチかというとそうでもなく、

娯楽 25000円
イベント(誕生日、記念日) 3万5千円
GW 25000円
夏休み 3万円
年末年始 3万円
旅行 10万円
衣服代 13万円

とお楽しみにも比較的予算を割くことができています。

メリハリが上手につけられている点も素晴らしいですね。

2.私だったら…


お子さんがまだ小さく、それほど子どもにかかる支出が多くない時期と考えると、私だったら

食費 37000円
娯楽 20000円

と娯楽を少し減らしてその分食費をあげるかな?と思いますが、ふるさと納税もありますので、そちらである程度食費削減が可能になっているなど条件がある場合は、このままでもいいかなと思います。

また、男の子ふたりと考えると、衣服にかかるお金もやや多いかなとも感じますので、

旅行 13万円
衣服代 10万円

と旅行の方に配分を多めにするかなと思います。

このようにちょっとした支出についてはもう少しこうなっても・・・というところはありますが、誤差の範囲内。あとは全く気になるところがないというお手本のような家計です。

3.問題は今後


今のところは家計の内容としてもほぼ完璧ですし、貯蓄も全くできないわけではないので優秀です。

ただし、今後お子さんが大きくなってくると今の家計のやりくりはかなり心配になります。

下のお子さんの幼稚園?入園なども重なると、ダブルで幼稚園に費用がかかるようになってきます。

年齢差的にも園服などがおさがりできず2着必要になるのでそのような支出もかかってくると予測できます。

お子さんが3人になると、さらに支出は増えるので、今と収入が変わらない場合は3人目のお子さんの学資保険の加入は控えるなどの調節が必要になってくるでしょう。

ただ、幼児教育無償化などがはじまると、お子さんふたりを幼稚園に行かせていても多少家計にゆとりができることも考えられますので、そのような点も含めて今後について考えていくといいですね。

3人目の出産が済んだら働きに出るなど収入面についてもすでに考えられているご様子ですので、収入面も含めた全体調節が可能なら今後もそれほど心配はいらないかなと思います。

老後についても考えてみよう


質問者様の家計はすでに現状ではほぼ完璧。

心配なのは今後だけですが、収入アップの可能性も考えればそれほど深刻な状況にはならないという印象です。

しかし、質問者様の中には、すでに貯蓄がしっかりできる予定があってもお金の面で心配が残っているご様子です。

この不安を払拭するには、老後の資金についての理解をもう少し進めるといいのかなと考えます。

質問者様は老後はどれくらいの貯蓄を残したいと考えていますか?

1000万円でいいのか、3000万円は最低欲しいのか。

それによって今後準備しておいた方がよいお金は異なります。

なんとなく3000万円はほしい・・・というようなぼんやりした目標ではなく、老後はこれくらいの生活をしたいからこれくらい必要というある程度の目算をつけておくといいでしょう。

例えば、わが家の場合で言うと、60歳の時に800万円~1500万円ほどの現金が残せれば老後は最低限それほど困らない生活ができるのではないかと予測しています(もちろん子どもの学費や車の費用などは別途準備します)。

なぜなら、保険の返戻金や株式の配当による収入が別途見込まれるように計画をしているからです。

現金をいくら残しておいても増えない今のご時世に、現金ばかりを持つ必要性はあまり感じておらず、ある程度現金が貯まったら現金での貯金はやめ、全額投資に回すことも検討しています。

またこれ以上の現金を貯めても何かあったら遺産になるだけですし、それほど多くのお金を子どもたちに残すことが子どもたちにとってのベストとは考えていませんので、やや少ないと思われるかもしれませんが、わが家の場合はこれくらいの現金でまずまずと考えています。

もちろん余裕があればこれ以上でもかまいませんが、ひとまずの最低限としてこらくらいで計画していければ充分という風に予測しています。

わが家の場合は、「これくらいで最低限充分」という欲張りすぎないラインを自分で作ったことで、「もっと貯金しなくては」ととにかく貯金額だけ増やそうと焦る必要がなくなりました。

質問者様も、家計のやりくり力は非常に高いところまで来ていますので、次はそのような基準をつくることをオススメします。

質問者様の場合で言うと、

当面の間は

3人のお子さんの大学費用 600万円~1200万円(学資保険も含め、お子さんがそれぞれ高校または大学入学までに準備)
車2台の買い替え費用 

をまずは準備できるようにしておき、その準備が終わったら

老後の費用 
リフォーム費用 
車2台の買い替え費用 2台分×生涯で買い換える回数 を買い替える年数に応じて準備

などを貯めるという順番にしていくとよいのではないかと思います。

すでにある程度の部分は準備できていると思いますので、残りの部分を収入が上がった時にカバーできるように考えておくと不安がなくなると思います。

早1年も家計簿のご利用ありがとうございます!

特別費がザルだったという家計から、ここまでしっかりした予算を立てられるまでになられているのですから、今後もさらに実力を磨かれて行くことと思います!

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この記事を書いた人

あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」

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コメント

 コメント一覧 (4)

    • 1. くまき
    • January 18, 2019 00:09
    • あきさん、家計診断していただきありがとうございました。貴重なアドバイスなので何度も何度も読み返し、去年一年の家計簿とにらめっこ、自分の生活や今年の予定等に当てはめながら考え直してみました。まず自分も気になっていたので、ご指摘通り夫のお小遣いを2万円に。去年の家計簿より、2000〜3000円の赤字になりやすかった食費を35000円に増額。娯楽費はおでかけや外食好きの旦那がおりますし、赤字になりやすかったので、今年は予算を守るという目標でまずは25000円据え置きで。
      1月のお給料から15000円アップと住宅ローン控除の還付金の記載漏れがあったので、今年の収入は記載より28万は増えそう。このことから予算アップしても貯金は確保できそうです。
      私の言葉不足でしたが、下の子は9月から満3歳クラスで幼稚園へ入園予定ですので、その入園準備費として組んでいます。保育料も10月からの無償化になる想定で2人分を計算して出したものなのですが、それでもこれから今のままのやりくりだと心配でしょうか?3人目の学資は私が働き出してから考えたいと思います。
      また、教育費や老後の資金などいっぺんに考え漠然とした不安がどーんとのしかかっていましたが、車と教育費→老後と順番にためたらいいことや、具体的な数字を出すことなどを教えてもらい気持ち的にすごく楽になりました。これからじっくり老後の生活を想定して数字を出して貯蓄していきたいと思います。
      長くなりましたが、手探りでやってきた自分の家計管理を褒めていただけたことはすごく自信になりました。これからもあきさんのブログを読んで勉強して、楽しくお金を使って貯めたいと思います。
    • 2. あき
    • January 21, 2019 10:12
    • くまきさんコメントありがとうございます!
      くまきさんの家計がこれからが心配とお伝えした理由は、今回頂いた内容では黒字額が55万円である点です。
      また、加えてお子さんの年齢がまだ幼く、教育費がかかるのはまさにこれからであるという点が心配でした。
      つまり、現状の収入、やりくりのままでいくとお子さんが大きくなったり三人目のお子さんを迎えたことで思うように働きに出られなかったりというようなことがあった場合に年間55万円の黒字があっというまになくなってしまうという可能性があると考えました。
      ただ、くまきさんの方で3人目のお子さんが1歳になったら働きに出る、幼児教育無償化についても視野に入れている、すでにある程度の貯蓄額がまとまってあるという点を考えるとくまきさんのやりくり力でなんとか今後もカバーできるのではないかなと思っています!
      くまきさんはすでにとても節約上手なので、今後もその時の状況に応じた適切な家計を作っていかれてくださいね(#^^#)
      またいつでもご利用下さい♡楽しみにお待ちしております。
    • 3. くまき
    • January 25, 2019 09:04
    • 詳しありがとうございます。今のやりくりでありがたいことにそこまでご指摘がなかったことを考えると、収入を増やすしか方法はないですよね?
      3人目を諦めたくないので、働けるまでは現状維持でしのいで、働けるようになればもう少し黒字が出せるようにしていきたいと思います。
      これからもあきさんのブログで勉強していきたいと思います。
    • 4. あき
    • January 26, 2019 06:42
    • くまきさんコメントありがとうございます!
      そうですね、働けるようになるまでは今の状況をキープ、働けるようになってから貯金を加速させていく
      というやり方の方がくまきさんの家計はストレスなく回せると思います!
      現状のやりくりはとてもお上手なので自信を持って大丈夫ですよー♡
      またいつでもご利用下さい!楽しみにお待ちしています♡
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