子どもの小遣い!小学生に月3000円を渡しているわが家の「お金教育」
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子どもが大きくなるにつれて「お小遣い」をどう考えればいいか迷っている方はいませんか?
子どものお小遣いはいつからあげる?いくら渡せばいい?何を教えたらいい?
家計簿&家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談に答えてきた経験から、子どもに「お金の大切さ」を教える「お小遣い」について紹介します。
わが家にも3人の子どもがいますが、お小遣いをどのように渡すかというのは昔から悩みどころでした。
結論からお伝えすると、わが家では「小学校5年生の頃から長女に月3000円」お小遣いを渡しています。
※ 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」〔二人以上世帯調査〕平成30年調査結果より引用
小学校5.6年生の平均は1220円ですから、小学校5年生に月3000円を与えているわが家は相当多いことになります。
うちは1000円どころか500円だし
うちはお手伝いのたびに10円で500円にもならないし
という方も多いかもしれません。
わが家もまだ小学生なんだし、500円くらいでも充分ではないかと考えたこともあります。
でも、多くの家計相談にお答えしてきた私の場合、どうしても気になるのは「お小遣いの金額」ではなく「お小遣いの使い道」なのです。
例えば、月に500円毎月お小遣いを渡したとします。
その500円でいったい何を買うのだろう?というのがどうしても気になるのです。
月500円で買うのは女の子ならファンシー文具?男の子ならお菓子やカードゲーム?
月500円ずつ毎月ファンシー文具を買ったら、年間に6000円分もファンシー文具がたまってしまいます。
毎月頑張って稼いだお金を、使い切れないほどの子どものモノを増やすために使うのはなんだかもったいないと感じてしまったのです。
もちろん自分の小遣いなんだから好きに使わせればいいというのも分かります。
でも、わが家にとってはこのようなお金の使い方は子どもにあまりさせたいと思えませんでした。
月500円のお小遣いでは買えるものもたかが知れている。
これが私の率直な感想だったのです。
私が子どもにお小遣いを渡したいと思ったのは
・何でも欲しいものを買ってしまうと本当に欲しいものが買えなくなる
・お金は考えて使わないとすぐになくなる
・お金が足りなくなっても追加でお金は出てこない
このようなことを実体験として経験させながら、
・計画的に自分で考えてお金を管理できるようになる
・何がどれくらいの値段で売られていると高いと感じるのかなど値段の相場を知る
・どれくらいのお金を何に使えばいいのか分かるようになる
・金銭トラブルに巻き込まれないお金の使い方を身につける
このような「大人になっても使える金銭感覚」をお小遣いの活用を通じて身につけてほしいと思ったからです。
このようなことをしっかり伝えるために、わが家では小学校5年生の子どもに月500円ではなく月3000円の小遣いを渡すことから始めることにしたのです。
その代わり、そのお小遣いで何を買うかのルールをしっかり決めました。
わが家の場合は女の子ですので月3000円の小遣いの中で「洋服」は買ってもらうことにしました。
自分の小遣いから洋服を買うとなると、少し娘も頭を使わなくてはいけません。
例えばひとつ100円のかわいい文房具をたくさん買ってしまうと、洋服は買えなくなってしまいます。
またお友達とお金を使って遊びに出かけていてばかりいてもお金がなくなってしまいます(まだ小学生なのでそのような機会はめったにありませんが、時々数百円をもって地元のお祭りなどに子ども同士で待ち合せて出かけたりということがあります)。
オシャレに興味の出てくる年頃なので、洋服が買えないというのは本人にとっては痛手です。
すると、まだおうちに使ってない鉛筆がたくさんあるから…とかわいい鉛筆を見ても「まだ使っていないものがたくさんあるもの」については買い込まなくなりました。
1着3000円以上する洋服が素敵だなと思っても、自分の今持っているお金では買えないことが分かると、2,3ヶ月分貯めてから買おうという知恵も働くようになりました。
毎月洋服をたくさん買うのではなく、2,3ヶ月に一度本当に欲しい服を1着か2着だけ。
私も長女の分については子ども服を買うためのお金をやりくりしなくて済むようになりましたので、家計のやりくりもラクです。
また、子ども服がバーゲンになっていても親がお金を出して買うことはありませんので、親もバーゲンにもつられなくなりました。
もともと子どもの洋服は多少は買う予定のあるものですから、子どもに小遣いを与えることで子どもの浪費が増え家計が苦しくなったということもありません。
ただし、わが家の場合は上記のルールにしたとはいえ全てを子ども任せにはしていません。
靴やパジャマや下着や学校で使う文具といった「なくては困るもの」については親が購入するというルールにしています。また、お友達の誕生日プレゼントなどについては親がお金を出すようにしています。
いくらお金の使い方が少し分かるようになったとはいえ、まだ小学生。
もう少し大きくなりいずれは自分で自分のものは用意できるようになればと思いますが、すべてのものを自分で管理できるまでにはいたっていないと判断したからです。
あくまでも自分で買うのは普段自分が外出した時に着る洋服、ちょっとしたお友達との交際費、まだあるのに追加で欲しい文具などだけ、というように今のところお小遣いの使い道は限定しています。
欲しいものは何でも親に買ってもらえばいいと安易に考えることもなくなったようです。
このようにわが家にとってはプラスに働いた「多めのお小遣いを渡す」という方法ですが、わが家の小遣いの与え方が万能とは考えていません。
月3000円も渡したら全部あっという間に使ってしまうなどお子さんによってはマイナスに働くことも考えられます。
また、わが家の場合は「洋服」を自分の裁量で買うことにすることで「どっちにお金を使おうかな」ということを考える場を与えることができましたが、何も欲しいものが特にないお子さんにとっては月3000円も小遣いをもらっても使い道がないということも考えられます。
せっかく小遣いを渡したのに、貯めているだけで全く使わないというのでは小遣いの意味がありません。
わが家の場合は思春期に入り、本格的な小遣いが必要になる前にお金の使い方を教えたいと思い上記のような方法にしましたが、最終的には「小遣いを与えることで何を学ばせたいのか」を考えながら、その子に合わせた各ご家庭の考え方を尊重していただくのが一番良い方法だと思います。
わが家の方法はあくまで一例。参考までになさってくださいね。
■参考:子供の小遣いの相場はいくら?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18639
子どものお小遣いはいつからあげる?いくら渡せばいい?何を教えたらいい?
家計簿&家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談に答えてきた経験から、子どもに「お金の大切さ」を教える「お小遣い」について紹介します。
子どもに小遣いは渡す?渡さない?
子どもが大きくなってくると、お小遣いを渡した方がいいのだろうか、それとも欲しいものがある時はつど買ってあげた方がいいのだろうかと迷うことがありますよね。わが家にも3人の子どもがいますが、お小遣いをどのように渡すかというのは昔から悩みどころでした。
結論からお伝えすると、わが家では「小学校5年生の頃から長女に月3000円」お小遣いを渡しています。
お小遣いの平均(相場)はいくら?
子どもの小遣いの月の平均額は以下の通りです。小学校入学以前のお子さん | 820円 |
---|---|
小学校(1・2年生) | 699円 |
小学校(3・4年生) | 980円 |
小学校(5・6年生) | 1220円 |
中学生 | 2536円 |
高校生 | 6288円 |
大学生等 | 25684円 |
※ 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」〔二人以上世帯調査〕平成30年調査結果より引用
小学校5.6年生の平均は1220円ですから、小学校5年生に月3000円を与えているわが家は相当多いことになります。
お小遣いの使い道は何?
小学生なんだから平均だって1220円なのに、3000円はあきらかにあげすぎでしょ…と思われる方もいると思います。うちは1000円どころか500円だし
うちはお手伝いのたびに10円で500円にもならないし
という方も多いかもしれません。
わが家もまだ小学生なんだし、500円くらいでも充分ではないかと考えたこともあります。
でも、多くの家計相談にお答えしてきた私の場合、どうしても気になるのは「お小遣いの金額」ではなく「お小遣いの使い道」なのです。
例えば、月に500円毎月お小遣いを渡したとします。
その500円でいったい何を買うのだろう?というのがどうしても気になるのです。
月500円で買うのは女の子ならファンシー文具?男の子ならお菓子やカードゲーム?
月500円ずつ毎月ファンシー文具を買ったら、年間に6000円分もファンシー文具がたまってしまいます。
毎月頑張って稼いだお金を、使い切れないほどの子どものモノを増やすために使うのはなんだかもったいないと感じてしまったのです。
もちろん自分の小遣いなんだから好きに使わせればいいというのも分かります。
でも、わが家にとってはこのようなお金の使い方は子どもにあまりさせたいと思えませんでした。
月500円のお小遣いでは買えるものもたかが知れている。
これが私の率直な感想だったのです。
お小遣いで買うものの選別
そこで私が考えたのは、500円や1000円ではなく、初めからまとまったお金をきちんと渡すという方法でした。私が子どもにお小遣いを渡したいと思ったのは
・何でも欲しいものを買ってしまうと本当に欲しいものが買えなくなる
・お金は考えて使わないとすぐになくなる
・お金が足りなくなっても追加でお金は出てこない
このようなことを実体験として経験させながら、
・計画的に自分で考えてお金を管理できるようになる
・何がどれくらいの値段で売られていると高いと感じるのかなど値段の相場を知る
・どれくらいのお金を何に使えばいいのか分かるようになる
・金銭トラブルに巻き込まれないお金の使い方を身につける
このような「大人になっても使える金銭感覚」をお小遣いの活用を通じて身につけてほしいと思ったからです。
このようなことをしっかり伝えるために、わが家では小学校5年生の子どもに月500円ではなく月3000円の小遣いを渡すことから始めることにしたのです。
その代わり、そのお小遣いで何を買うかのルールをしっかり決めました。
わが家の場合は女の子ですので月3000円の小遣いの中で「洋服」は買ってもらうことにしました。
自分の小遣いから洋服を買うとなると、少し娘も頭を使わなくてはいけません。
例えばひとつ100円のかわいい文房具をたくさん買ってしまうと、洋服は買えなくなってしまいます。
またお友達とお金を使って遊びに出かけていてばかりいてもお金がなくなってしまいます(まだ小学生なのでそのような機会はめったにありませんが、時々数百円をもって地元のお祭りなどに子ども同士で待ち合せて出かけたりということがあります)。
オシャレに興味の出てくる年頃なので、洋服が買えないというのは本人にとっては痛手です。
すると、まだおうちに使ってない鉛筆がたくさんあるから…とかわいい鉛筆を見ても「まだ使っていないものがたくさんあるもの」については買い込まなくなりました。
1着3000円以上する洋服が素敵だなと思っても、自分の今持っているお金では買えないことが分かると、2,3ヶ月分貯めてから買おうという知恵も働くようになりました。
毎月洋服をたくさん買うのではなく、2,3ヶ月に一度本当に欲しい服を1着か2着だけ。
私も長女の分については子ども服を買うためのお金をやりくりしなくて済むようになりましたので、家計のやりくりもラクです。
また、子ども服がバーゲンになっていても親がお金を出して買うことはありませんので、親もバーゲンにもつられなくなりました。
もともと子どもの洋服は多少は買う予定のあるものですから、子どもに小遣いを与えることで子どもの浪費が増え家計が苦しくなったということもありません。
ただし、わが家の場合は上記のルールにしたとはいえ全てを子ども任せにはしていません。
靴やパジャマや下着や学校で使う文具といった「なくては困るもの」については親が購入するというルールにしています。また、お友達の誕生日プレゼントなどについては親がお金を出すようにしています。
いくらお金の使い方が少し分かるようになったとはいえ、まだ小学生。
もう少し大きくなりいずれは自分で自分のものは用意できるようになればと思いますが、すべてのものを自分で管理できるまでにはいたっていないと判断したからです。
あくまでも自分で買うのは普段自分が外出した時に着る洋服、ちょっとしたお友達との交際費、まだあるのに追加で欲しい文具などだけ、というように今のところお小遣いの使い道は限定しています。
小遣いから何を学ばせたいのかを考える
わが家の場合は月3000円の小遣いをあたえることで、子どもが自分の頭で何にお金を使うことが自分にとって有効な使い方なのかを学ぶことができていると感じることができたので、とてもよい経験をさせることができたと考えています。欲しいものは何でも親に買ってもらえばいいと安易に考えることもなくなったようです。
このようにわが家にとってはプラスに働いた「多めのお小遣いを渡す」という方法ですが、わが家の小遣いの与え方が万能とは考えていません。
月3000円も渡したら全部あっという間に使ってしまうなどお子さんによってはマイナスに働くことも考えられます。
また、わが家の場合は「洋服」を自分の裁量で買うことにすることで「どっちにお金を使おうかな」ということを考える場を与えることができましたが、何も欲しいものが特にないお子さんにとっては月3000円も小遣いをもらっても使い道がないということも考えられます。
せっかく小遣いを渡したのに、貯めているだけで全く使わないというのでは小遣いの意味がありません。
わが家の場合は思春期に入り、本格的な小遣いが必要になる前にお金の使い方を教えたいと思い上記のような方法にしましたが、最終的には「小遣いを与えることで何を学ばせたいのか」を考えながら、その子に合わせた各ご家庭の考え方を尊重していただくのが一番良い方法だと思います。
わが家の方法はあくまで一例。参考までになさってくださいね。
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります!■参考:子供の小遣いの相場はいくら?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18639
コメント
コメント一覧 (4)
それで趣味のゲームを自分で買ってもらっています。
誕生日プレゼントもクリスマスプレゼントも無しです。
(誕生日は「生まれてきてくれてありがとう、大好き」とお手紙を書きます。)
欲しいゲームがいつ発売で、予算はいくらか、そのためにいつまでに幾ら貯金をしておくべきか?
どこで買えば安いか、中古で買ったらいくらか、ネット通販と店頭では値段が違うか?
ダウンロード版の便利さをお金に換算すると?
…など様々なことを考え、親に相談し、一緒に調べて、アドバイスを参考に、自分で決断して購入しています。
月5千円は多いので毎月余りますが、数年に一度、数万円するゲーム機本体が発売されるので、その数年後を見据えて貯金してもらっています。
中学生になったらスマホが欲しいと言っているので、そちらも中学1年生の4月までに3万円と目標を立てて、貯金してもらっています。
あきさんのコラムもmmさんのコメントも勉強になりました(^-^)
まだ娘は4か月なので、ずいぶんと先の話になりますが、お金の使い方や考え方を教えるためにこんなやり方もあるのだと知れて良かったです。
ありがとうございます
なんとmmさんもわが家と似た様なお小遣いの渡し方をされているのですね…!
mmさんもお子さんにしっかりとお金の使い方について教えられているのですね。
やはり大人になっても年をとっても一生切っても切れないつきあいをしなくてはいけないのがお金ですから、上手に使える大人になってほしいですよね(#^^#)
趣味にかかるお金を通じて小学校3年生からしっかりと教えられていたらしっかりした金銭感覚が育ちそうですね☆彡
カナさんのお子さんはまだ4ヶ月なんですね(#^^#)
4ヶ月と言ったらそろそろ首がしっかりしてくるもののまだ歯も生えていないかわいい盛りですね!
お子さんの成長とともに子どものお金に関する問題は必ず出てきますので、何かの参考になれば嬉しいです(#^^#)