消費税10%増税!車の買い替え時はいつ?得する買い方を検証!
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当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!
※その他免責事項をお読みください。
何度か質問させて頂いています。
いつも丁寧な回答をありがとうございます。
あきさんのお陰で浪費家だった我が家が少しずつですが改善していっています。
今回の質問ですが、車の買い替え時期を悩んでいます。
これまで車はローンで買っていましたが、あきさんのお陰で新車を現金で買えそうな位貯金力が付いてきました。
ただその貯金が2020年に貯まるので、新車はそれ以降に買おうと決めていたのですが・・・2019年10月から消費税10%に上がりますよね。
計算しやすいように税抜200万の車を買うとしたなら、2019年9月以前なら216万、10月以降なら220万になるので、差額は4万円。
車として考えると大した金額ではないのかもしれませんがよく考えると4万は大きいですよね。それでもやはり貯金が貯まってから買うべきでしょうか。
あきさんの考えを教えて頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「消費税増税と車の購入」についてですね。
2019年10月から消費税が10%になることが決定しましたね。
現状8%から10%に増税されるわけですから、質問者がおっしゃるように200万円の車を購入するなら216万円→220万円に増税されてしまいますね。同じ車を購入する場合でも4万円ほど購入価格に差が出てしまいます。
たかが4万円ですが、されど4万円。すこしでもお得に買いたいと考えると、4万円でも多く支払うのはもったいないと感じてしまいますね。
増税前に4万円でも安く購入した方がいいのではと特に意識して考えたいのは「はじめて車を買う場合」。
消費税が上がれば本体価格だけでなく、オプションでつけるあれやこれ、手数料や納車費用などにも増税されるわけですから、増税分は本体価格分だけにとどまらず全体的に上がってしまう可能性があります。
ただし、代わりに自動車取得税が廃止され、環境性能割が導入され多少の減税になる可能性も考えられます。
しかし、環境性能割にはエコカー減税が適用されないなど、購入する車によって様々な諸条件が変わってくる可能性があります。
車の販売の専門家によれば、金利のキャンペーンなど行っている増税前の1月~3月が狙い目ではという見解を出している方が多いです。
新規で車を購入するなら3月までの方がいいのではないかというのが専門家の見解でも多いのですが、問題は車を買い替えるという場合です。
この場合は、昨年車検を通したばかりなのに…まだ買い替えるほど年数がたってないのに…ということになりやすいですよね。
そんな時に予定を繰り上げて買い替えをした方がいいのかどうか気になる方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、ケースバイケースになりやすいということになります。
ただ、以下の点からどちらが自分の場合は得か?を計算することができますから、実際に自分の場合に当てはめて計算してみるといいですね。
まず車を買う場合には、生涯でかかる車のコストというものを意識することが大切です。
例えば1台200万円の車を30歳で購入するとします。
その後免許の更新をやめ、車にのることをやめると自分なりに想定できる年齢を考えてみましょう。
例えばその年齢が80歳とすると、50年間は車に乗ることになります。
さて、この50年の間に車は何回買い替える予定でしょうか?
1台につき約10年は乗ると想定すると、生涯で5台の車が必要になります。
1台200万円なら×5台で1000万円が必要になる計算です。
もしこれを予定を繰り上げて1、2年早く車を買い替えると、もしかしたら50年の間に6台車を買い替えることが必要になってしまうかもしれません。
すると、1台200万円×6台で1200万円が必要になってしまいます。
1台4万円安く買うために、もしかしたら196万円以上損するかもしれないわけです。このような買い方になってしまうと、目先のちょっとした利益のために、長い目で見た時に損をしてしまいます。
例えば繰り上げて購入した分、今回の車は繰り上げた年数分長く乗るなど全体の購入回数を調整できるか考えてみましょう。
またもうひとつ注意しなくてはいけないのは、車のローンの組み方です。
消費税があがるからと慌てて買い、頭金の用意が間に合わずローンが増えてしまった場合。
現金一括で購入する場合と違って、分割ローンを組んだことで加算される総支払い額が1台4万円を超えてしまったら、これもまた本末転倒な買い方になってしまいます。
車は現金一括で購入する。
生涯で購入する車の台数にも変更はない。
このような時は繰り上げて購入することでどれだけの差額がでるかも計算してみましょう。
繰り上げて購入する場合の下取り車の購入価格の上昇は〇〇円。
繰り上げて購入することでなくなる車検の負担額は〇〇円。
今回購入した車をその分長くのることで、今回購入した車の下取り価格の下落は〇〇円。
今回購入した車をその分長くのることで、今回購入した車の車検の負担額は〇〇円。
税金などでの割引額が〇〇円。
新車であることで増額したい車の保険の補償額は〇〇円。
などのようにして具体的な数字をいれて計算した時に、やはりプラスが出ると思う場合は早めに買い替えた場合に得である可能性があります。
例えば、昨年20万円で車検を通したばかりで2年後の車検の時期に下取り価格20万円で車の買い替えを予定していたという場合。
1年予定を繰り上げ、次の車検を待たずに買い替えを行うと、1年分10万円の車検費用が今後ずれ込んで加算されて行くということになります。
しかし、1年繰り上げて購入することで下取り価格が10万円上がるというならずれ込んだ車検の費用はほぼ負担になりません。消費税が上がる前に購入したことで4万円安く購入できたならむしろ得になる可能性もあります。
しかし、1年繰り上げたところで下取り価格がそれほど上がらず損失だけ加算されるなら消費税分の4万円分を得したところで全体で見れば損をすることになります。
このような感じでそれを行うことで損をするか得をするかは、下取りで出せる車の状態や、今後の買い替え計画、購入する車の総価格、車の保険の補償内容などで総合的に判断することが大切かなと思います。
車を一括で買えるほどの貯金力がついてきたとのこと、何よりです!素晴らしい成果ですね!
自分の場合はどうなのか?という点をまずは調査してみましょう。
特に、今の車の下取り価格について、1年差がでることでどれだけ買取価格に差が出るか査定してもらうことと、車の保険の補償内容の変更、増額が必要かどうかを調べることから始めてみるとよいのではないかなと思います。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
このように、ブログ内のメールフォームなどからいただいたご質問にブログでお答えいたします。
友達にもなかなか本音が聞けない家計のちょっとした質問、いつでもお待ちしています!
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
何度か質問させて頂いています。
いつも丁寧な回答をありがとうございます。
あきさんのお陰で浪費家だった我が家が少しずつですが改善していっています。
今回の質問ですが、車の買い替え時期を悩んでいます。
これまで車はローンで買っていましたが、あきさんのお陰で新車を現金で買えそうな位貯金力が付いてきました。
ただその貯金が2020年に貯まるので、新車はそれ以降に買おうと決めていたのですが・・・2019年10月から消費税10%に上がりますよね。
計算しやすいように税抜200万の車を買うとしたなら、2019年9月以前なら216万、10月以降なら220万になるので、差額は4万円。
車として考えると大した金額ではないのかもしれませんがよく考えると4万は大きいですよね。それでもやはり貯金が貯まってから買うべきでしょうか。
あきさんの考えを教えて頂けると嬉しいです。
宜しくお願い致します。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「消費税増税と車の購入」についてですね。
車の購入と消費税
2019年10月から消費税が10%になることが決定しましたね。
現状8%から10%に増税されるわけですから、質問者がおっしゃるように200万円の車を購入するなら216万円→220万円に増税されてしまいますね。同じ車を購入する場合でも4万円ほど購入価格に差が出てしまいます。
たかが4万円ですが、されど4万円。すこしでもお得に買いたいと考えると、4万円でも多く支払うのはもったいないと感じてしまいますね。
はじめて車を買うなら
増税前に4万円でも安く購入した方がいいのではと特に意識して考えたいのは「はじめて車を買う場合」。
消費税が上がれば本体価格だけでなく、オプションでつけるあれやこれ、手数料や納車費用などにも増税されるわけですから、増税分は本体価格分だけにとどまらず全体的に上がってしまう可能性があります。
ただし、代わりに自動車取得税が廃止され、環境性能割が導入され多少の減税になる可能性も考えられます。
しかし、環境性能割にはエコカー減税が適用されないなど、購入する車によって様々な諸条件が変わってくる可能性があります。
車の販売の専門家によれば、金利のキャンペーンなど行っている増税前の1月~3月が狙い目ではという見解を出している方が多いです。
問題は車を買い替える時
新規で車を購入するなら3月までの方がいいのではないかというのが専門家の見解でも多いのですが、問題は車を買い替えるという場合です。
この場合は、昨年車検を通したばかりなのに…まだ買い替えるほど年数がたってないのに…ということになりやすいですよね。
そんな時に予定を繰り上げて買い替えをした方がいいのかどうか気になる方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、ケースバイケースになりやすいということになります。
ただ、以下の点からどちらが自分の場合は得か?を計算することができますから、実際に自分の場合に当てはめて計算してみるといいですね。
車を繰り上げて早めに購入したほうが得か損か
まず車を買う場合には、生涯でかかる車のコストというものを意識することが大切です。
例えば1台200万円の車を30歳で購入するとします。
その後免許の更新をやめ、車にのることをやめると自分なりに想定できる年齢を考えてみましょう。
例えばその年齢が80歳とすると、50年間は車に乗ることになります。
さて、この50年の間に車は何回買い替える予定でしょうか?
1台につき約10年は乗ると想定すると、生涯で5台の車が必要になります。
1台200万円なら×5台で1000万円が必要になる計算です。
もしこれを予定を繰り上げて1、2年早く車を買い替えると、もしかしたら50年の間に6台車を買い替えることが必要になってしまうかもしれません。
すると、1台200万円×6台で1200万円が必要になってしまいます。
1台4万円安く買うために、もしかしたら196万円以上損するかもしれないわけです。このような買い方になってしまうと、目先のちょっとした利益のために、長い目で見た時に損をしてしまいます。
例えば繰り上げて購入した分、今回の車は繰り上げた年数分長く乗るなど全体の購入回数を調整できるか考えてみましょう。
車をローンで買う人は要注意
またもうひとつ注意しなくてはいけないのは、車のローンの組み方です。
消費税があがるからと慌てて買い、頭金の用意が間に合わずローンが増えてしまった場合。
現金一括で購入する場合と違って、分割ローンを組んだことで加算される総支払い額が1台4万円を超えてしまったら、これもまた本末転倒な買い方になってしまいます。
車を現金一括で購入する場合は
車は現金一括で購入する。
生涯で購入する車の台数にも変更はない。
このような時は繰り上げて購入することでどれだけの差額がでるかも計算してみましょう。
繰り上げて購入する場合の下取り車の購入価格の上昇は〇〇円。
繰り上げて購入することでなくなる車検の負担額は〇〇円。
今回購入した車をその分長くのることで、今回購入した車の下取り価格の下落は〇〇円。
今回購入した車をその分長くのることで、今回購入した車の車検の負担額は〇〇円。
税金などでの割引額が〇〇円。
新車であることで増額したい車の保険の補償額は〇〇円。
などのようにして具体的な数字をいれて計算した時に、やはりプラスが出ると思う場合は早めに買い替えた場合に得である可能性があります。
例えば、昨年20万円で車検を通したばかりで2年後の車検の時期に下取り価格20万円で車の買い替えを予定していたという場合。
1年予定を繰り上げ、次の車検を待たずに買い替えを行うと、1年分10万円の車検費用が今後ずれ込んで加算されて行くということになります。
しかし、1年繰り上げて購入することで下取り価格が10万円上がるというならずれ込んだ車検の費用はほぼ負担になりません。消費税が上がる前に購入したことで4万円安く購入できたならむしろ得になる可能性もあります。
しかし、1年繰り上げたところで下取り価格がそれほど上がらず損失だけ加算されるなら消費税分の4万円分を得したところで全体で見れば損をすることになります。
このような感じでそれを行うことで損をするか得をするかは、下取りで出せる車の状態や、今後の買い替え計画、購入する車の総価格、車の保険の補償内容などで総合的に判断することが大切かなと思います。
車を一括で買えるほどの貯金力がついてきたとのこと、何よりです!素晴らしい成果ですね!
自分の場合はどうなのか?という点をまずは調査してみましょう。
特に、今の車の下取り価格について、1年差がでることでどれだけ買取価格に差が出るか査定してもらうことと、車の保険の補償内容の変更、増額が必要かどうかを調べることから始めてみるとよいのではないかなと思います。
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この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
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