2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

月収30万円台の家計簿。夫が転職し大幅に収入が減ることになりました。

ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

夫が転職をします。近々。

収入は減るし、健康保険国保や、介護&年金も払わないといけません。

夫55歳収入は680万社員→手取り月24万〜28万に。自営業に。

妻43歳収入は月96,000年120万契約社員
子6歳双子女の子
子6歳双子男の子

年金や、国保のことなど、わかりません。
どれくらい?必要か?
貯金はゼロです。
貯蓄したいです。
月々86,500
可能なら、子供にもそれぞれ
55,000+2=110,000 合計196,500

今は、
固定費
年払い保険
医療保険夫婦 91,000
がん保険 131,600
学資保険へんもんがよいの
二人 131,400
132,000
従って月々上記 40,000貯める
学資カンポ 10,540
車ローン 45,000
車保険 12,000
車維持費 15,000
車検2年に×127万一度
車税45,000年に一度
家賃 95,000
光熱費 15,000
携帯代 25,000
学費私立園 66,000
小学校は公立あり予定は、二人でどれくらい?予算組むか?
お稽古
プール週二回 18,720
ドラム 11,820
ピアノ 10,000

医療腎臓の病気のため、2、3年に一度の入院月に回の通院。東京慶応大学まで。
通院費は、新幹線に乗る為、
新幹線 往復 11,000
検査費 7,000
美容院 1,000
一度三千3ヶ月に一度
生活費 20,000
4,000×5週
米15キロ+酒代一ケース2,300+焼酎1,500 + 炭酸水一ケース 1,200
上記 10,000
日用品、文具、掃除用品、小物、
上記 5,000
ダイエットの、サプリ
月々 4,000
妻小遣い 9,000
夫小遣い 30,000

です。
なにがわるいのか?よくわからない。
節約してるのに、何かない、
家族費を作らないから、毎月1万近くつかう。
レシートは取ってあり、月末に見直します。


「家計診断」についてですね。

質問者様の家計状況について、いくつか気が付いた点がありますので、以下お伝えさせていただきますね。
全体的な感想について

まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます!
年間収支は?

収入???万円
支出???万円

収支は年間約???万円の予定ということですね。

学資保険131,400があるようですので、貯金はゼロかもしれませんが、貯蓄はゼロではないようです。
家計のやりくりはどうする?

質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです!
1.月の家計を見てみよう!

質問者様はまず月の家計をしっかりと見ていく必要がありそうです。

家計の考え方として、やや複雑に考えてしまうクセがあるように見受けられます。

一度複雑に考えてしまうところを整理して、分かりやすく管理しやすい家計として考えてみましょう。

質問者様のの月の家計の支出としては以下の支出があります。

保険支払い 40,000
学資カンポ 10,540
車ローン 45,000
車保険 12,000
車維持費 15,000
車検2年に×127万一度
車税45,000年に一度
家賃 95,000
光熱費 15,000
携帯代 25,000
学費私立園 66,000
小学校は公立あり予定は、二人でどれくらい?予算組むか?
お稽古
プール週二回 18,720
ドラム 11,820
ピアノ 10,000
生活費 20,000(4,000×5週)
その他 10,000(米15キロ+酒代一ケース2,300+焼酎1,500 + 炭酸水一ケース 1,200)
日用品、文具、掃除用品、小物 5,000
ダイエットの、サプリ 4,000
妻小遣い 9,000
夫小遣い 30,000
新幹線 往復 11,000
検査費 7,000
美容院 1,000

ここまでで合計461080円の計算になります。

ご主人がお仕事をやめ、ここに国民年金、国民健康保険、介護保険、住民税などの支出が加算されてきます。

この国民年金、国民健康保険、介護保険、住民税の金額は、奥様の社会保険への加入状況や、前年の収入の状況や、お住まいの地域によって変わってきますので今の時点では何とも言えませんが、仮に月5万円支払いが増えるとすると、月の収入は50万円以上が必要な家計の設計になっています。

さらに、ここにはレジャー関連の支出が一切記入されていませんので、実際には洋服その他の購入があると考えると、月に55万円くらいは収入がないと生活できないという家計になっています。
2.特別費はない

上記のように、質問者様の家計は現状では月55万円程度の収入が必要な家計になってはいますが、特別費もすべてこみで月いくらという視点で考えていらっしゃいますので、想定される高額な支出になるお金はすでに支出の予算にいれてあり、その他必要な特別費はあまりないようです。

したがって、現時点で必要最低限の家計の収入は年間660万円前後となります。

少し余裕を見て家計を設計したい場合は手取りで年間700万円の収入が得られるように考えてみましょう。

児童手当で24万円は収入がありますから、残りは676万円です。

ご主人も自営業になるということですが、ご家族があっての転職への決意ですから、前職よりも稼げる見込みがあると考えての決断ではないかと思います。

軌道に乗るまでは月24~28万円の収入になるかもしれませんが、軌道に乗ったらもう少し収入が得られるように考えてお仕事をしていただけるようにお話ししてみてはいかがでしょうか。

自営業ですと、収入の全てを家計に回すことはできず、別途事業費がかかるようになりますから、その事業に必要なお金が月にいくらなのかを考えた上で、プラスして月47万円以上稼いでもらうというのが一番家計のやりくりとしてはラクです。

ご主人の事業費をここに加算して考えますので、月10万円事業費が必要なら月57万円以上の収入が必要ということです。

もしそこまでの収入にできない場合は、別途アルバイトなどもしてもらいながら収入を上げる、奥様は契約社員ではなく正社員になれるようにして、奥様の月収が手取りで32万円程度の職業につくということを考えてみるのも良いでしょう。
3.どうしても収入が増やせない場合

どうしても収入が増やせない場合は家計を大幅にコンパクトにする必要が出てきます。

ご主人の収入が月25万円、奥様の月収が月9万6千円とすると、月の基準収入は約34万円です。

(ご主人の収入は事業費こみで25万円前後なのか、事業費は別に稼ぐことができ、生活費として家に入れられる金額が25万円前後なのかによって全く家計内容が異なりますので確認されてみて下さい)

国民年金、国民健康保険、介護保険、住民税の支払いに仮に月5万円が必要と考えると、

現在の家計の状況としては月約55万円が最低限必要な家計になっていますので、月に26万円ほど節約をする必要があります。

収入が増えない場合は今の家計状況ですと、毎月26万円赤字が出るので、年間312万円もの赤字が出ます。

もし今後の家計を立て直すとしたら約半分のお金で生活できるように家計を設計しなおさなくてはいけませんので、一度まっさらな状態にしてからもう一度家計を作り直すくらいの覚悟が必要です。

かなり節約をしなくてはいけませんので、「こんなこともできなくなるのか」と家計には痛みが伴いますが、新たな収入に合わせて家計を作り直す必要がありますので、仕方がありません。

やや手厳しくなりますが、今後の家計を正常にするためです。

できることから手をつけることを検討してみて下さい。
家計をもう一度ゼロから作り直そう

質問者様の家計は、収入が上記のような条件まで増やせない限りは大幅な家計のやり直しが必要です。

これをいくら削って…というようなちょっとした節約ではなく、もう一度ゼロから家計をやり直してもいいくらい危険のある家計です。

家賃 95,000
車ローン 45,000
光熱費 15,000
携帯代 25,000

まず、この支出のうち徹底的に携帯電話にかかる料金を減らしましょう。

お子さんの年齢から考えても、携帯電話が4台も必要な年齢ではありません。

携帯電話は2台まで。WIFIつきとしても月15000円までには抑えましょう。

車保険 12,000

車の保険も現状の収支から考えると高すぎます。補償内容などをよく見直し、月5000円以下になるように考えてみましょう。

医療保険夫婦 91,000
がん保険 131,600
学資保険へんもんがよいの
二人 131,400
132,000
従って月々上記 40,000貯める
学資カンポ 10,540

各種保険も一度見直してみましょう。学資保険も解約すると元割れしてしまいますが、年間300万円以上も赤字を出しながら続けるのかは考えた方がいいでしょう。

できれば保険関係の支払いは月10000円前後まで落としてもよいくらいです。

今後自営業としてずっと続けていくおつもりなら、自営業者のための生命保険がありますから、そちらも検討してみてはいかがでしょうか。

学費私立園 66,000
小学校は公立あり予定は、二人でどれくらい?予算組むか?
お稽古
プール週二回 18,720
ドラム 11,820
ピアノ 10,000

お子さんの教育にも月10万円近い支払いがありますが、こちらも今は緊急事態ですから、今後も収入が上がらない場合は厳しく考えた方がいいでしょう。

今と同じ収入から上がる見込みがないならば、おそらく6年生までこのまま習い事をつづけることも難しいでしょう。

月5000円程度の給食費で済む公立小学校への入学とし、習い事は小学校入学を機に一度すべてやめることを検討してもいいでしょう。

続けたい思いもあると思いますが、毎年300万円以上の借金を背負って、大学への進学をあきらめさせなくてはいけない状況を作るよりは、小さい頃の習い事をグッと我慢したほうがずっといいのではないでしょうか。

夫小遣い 30,000

ご主人のお小遣いについても見直しましょう。

今後は事業主となるわけですから、事業費の中で様々な費用が捻出できるようになるはずです。

事業費の中から様々な支出をやりくりしてもらうようにし、あらためて小遣いを与える必要はないと考えます。

また、ご自宅で開業する場合は、家賃や車のローンなども経費として折半できる可能性もありますから、具体的な詳細は税理士さんなどに相談されるといいでしょう。

どうしても必要なら衣服費、美容院費など事業費として計上できない支出があればそちらのみとして月10000円程度に減額してもよいのではないかと考えます。

以上の支出を削減して、新しく家計を作るとしたら以下のようになります。

家賃 95,000
車ローン 45,000
保険支払い 10,000
車保険 5,000
車維持費 15,000
光熱費 15,000
携帯代 15,000
公立小学校 15,000(現金での教材費含む)
お稽古 当面は0円
生活費 20,000(4,000×5週)
その他 10,000(米15キロ+酒代一ケース2,300+焼酎1,500 + 炭酸水一ケース 1,200)
日用品、文具、掃除用品、小物 5,000
ダイエットの、サプリ 4,000
妻小遣い 9,000
新幹線 往復 11,000
検査費 7,000
美容院 1,000
娯楽費 15,000
国保など支払い 50,000

合計 34.7万円

ここまで落として何とかトントン。児童手当の分くらいは貯金が可能な家計になります。ただ、旅行などのお楽しみにかける費用は今のところとれません。車のローンと車の維持費を何とか今後減らすことができれば、旅行なども組み込めるようになり多少ゆとりある生活ができるというところでしょうか。

車ももし今後買い替える時は軽自動車にするなど、より費用の掛からない車を選ぶ方がいいでしょう。

またご主人の税務署に申告する所得の金額によっては2年生くらいから一定の所得以下の世帯だけに支給される小学校の助成金の対象になる可能性もありますから、小学校に入学したら対象となる金額をよく確認してみましょう。少しでも手当が出れば助かると思います。
お金についてしっかりと考えよう

今後ご主人は事業主になられるということですが、事業主になるということは今後経費などについてもしっかり勉強していかなくてはなりません。

今までは会社がやってくれていた年末調整なども、自分で確定申告をし、どれくらいの所得が得られるのかしっかりと考えていかなくては自営業者として生き残っていけません。

とくに会計について今後しっかりと勉強していく必要がでてきますから、これを機に家計のことだけでなく事業の会計についてもしっかりと勉強していくとよいでしょう。

自営業者になることで、年金など老後の備えについても会社員より不利になりますし、今後年齢的なものもあわせて住宅ローンを組むことを考えたとしてもより条件が厳しくなります。

お金については何も分からないでは老後まで相当に厳しい生活になってしまいますから、奥様が勉強するのではなくご主人が勉強するのでもかまいませんから、しっかりとお金について勉強されて行くことをオススメします。

特にご主人の年齢から考えると、お子さんの年齢に対してご主人の年齢が高いので、今後お子さんを大学卒業することまで考えると、年齢的なハンデも出てくる可能性があります。自営業なら定年がありませんから、是非70歳以降まで元気で働いてもらえるように事業について考えていきたいものです。

今回は少し手厳しくなってしまったかもしれません。もし不愉快に思われたら大変申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。

それでも何とかして家計を回し、質問者様のご家庭がより安心して生活できるにはどうしたらいいかという視点で考えさせていただきました。

全てを取り入れるのは難しいかもしれませんが、一部でも参考になるところがあれば幸いです。
この記事を書いた人

あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
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