国民年金や国民健康保険を前納している時の家計簿のつけ方は?
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あき様の著書
ズボラ家計簿、ズボラ家計診断を購入し、特別費年間表などをPCで作成したりしていました。
しかし自分で作成したものなのに後で見返すと意味不明…。
改めて「ズボラ家計簿」練習帳を購入し、特別費年間表の作成中です。
(ノートに計算・下書きしたのを清書という感じで活用しています)
今回メールさせていただいたのは、2年ごとの支払いはどのように、月の家計簿や特別費年間表に記入すればいいかということです。
我が家は国民年金に加入しており、2年分前納が得なので、毎月予算を決めて積み立てをしています。
こちらは積み立て時に家計簿に記入していますので、支払時には記入しないということで正解でしょうか?
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「前納している時の家計簿のつけ方」についてですね。
1ヵ月分ずつ支払うのではなく、半年分、1年分などをまとめて支払うということが可能です。
さらに、そのようにまとめて支払うことを選択すると、支払い額が割引されます。
割引率は半年払いよりは1年分の方がさらに割引されるなど、前納する期間によって差がでます。
そのように、前納をしている場合、大きな支出がでることになります。
例えば、国民年金と国民健康保険を合わせて月3万円の支払いがあった場合、半年払いを選択すると一度に18万円を支払うことになります。
このようなお金を一度に準備するのが大変な場合、質問者様のように毎月1ヵ月分相当の金額を積み立て、半年後に積み立てがたまったら支払うようにしているという方もいて、家計簿ではどのように処理をしたらいいか分からないということもありますよね。
■国民年金・国民健康保険の前納(現金払い)
■4月1日に「特別費費」で国民健康保険と国民年金の前納分として180,000円の支出があり、お財布の残金は20,000円になった。
という意味の家計簿の記入の仕方になります。
現金での支払いの場合は、お財布からお金が出ていくことになりますので、口座からおろしたお金をお財布に入れ支払う。お財布の残高は支払った分だけ減る。
というお金の流れになります。
また、前納するお金は高額な支払いになりますので、「特別費」で仕分けます。
■国民年金・国民健康保険の前納(口座引き落としまたはクレジットカード払い)
口座引き落としまたはクレジットカード払いを選択している場合は、↓こちらの「年間の家計簿」のような口座引き落としを主に扱う家計簿に記入します。
具体的な記入例としては以下のようになります。
■4月に「特別費費」で国民健康保険と国民年金の前納分として180,000円の引き落としがあった。
という意味の家計簿の記入の仕方になります。
口座引き落としを記入する家計簿にも「特別費」という欄を作成し、引き落とされる支出はこちらに記入すると便利です。
しかし、毎月積立をして、貯まった金額から支払っているという場合は、家計簿のつけ方にも一工夫が必要です。
■国民年金・国民健康保険の前納(毎月現金で積み立てている時)
■4月1日に「特別費費」で国民健康保険と国民年金の前納分の積み立てとして30,000円分を支出として記入。お財布の残金は20,000円になった。
という意味の家計簿の記入の仕方になります。
積み立てたお金は封筒などに入れて保管。支払う時は封筒から支払い、家計簿にはつけない(積立時にすでに支出として記入しているため)。
■国民年金・国民健康保険の前納(毎月口座に積み立てている時)
現金で取り分けをしておらず、口座に積立額を入金だけしている場合は以下のように家計簿につけます。
■口座に入金しているだけなので、支出として家計簿につける必要はありません。口座の残高を記入する欄に積立をして増えた分の残高を記入していきます。
■口座に積み立てている場合は残高のみ追っていきますが、支出としては家計簿につけていないため、実際に支払いがあった時に上記の基本のつけ方を用いて支出として記入します。
このようにして家計簿につけていくと、残高に狂いの出にくい正確な家計簿にしていくことができます。
■支出予定の月に積立額や支出額を記入します。
質問者様の場合は積み立て(現金)の場合に該当するのではないかなと思いますので、やってみてくださいね!
特別費予算表には毎月の積立額を「その他欄」に記入しましょう。
書籍のご購入までありがとうございます!少しでもお役に立てますように★
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
初めてメールさせていただきます。あき様の著書
ズボラ家計簿、ズボラ家計診断を購入し、特別費年間表などをPCで作成したりしていました。
しかし自分で作成したものなのに後で見返すと意味不明…。
改めて「ズボラ家計簿」練習帳を購入し、特別費年間表の作成中です。
(ノートに計算・下書きしたのを清書という感じで活用しています)
今回メールさせていただいたのは、2年ごとの支払いはどのように、月の家計簿や特別費年間表に記入すればいいかということです。
我が家は国民年金に加入しており、2年分前納が得なので、毎月予算を決めて積み立てをしています。
こちらは積み立て時に家計簿に記入していますので、支払時には記入しないということで正解でしょうか?
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「前納している時の家計簿のつけ方」についてですね。
国保・国民年金の前納をしている時
国民年金や、国民健康保険の支払いがある場合、「前納」というものが選択できます。1ヵ月分ずつ支払うのではなく、半年分、1年分などをまとめて支払うということが可能です。
さらに、そのようにまとめて支払うことを選択すると、支払い額が割引されます。
割引率は半年払いよりは1年分の方がさらに割引されるなど、前納する期間によって差がでます。
そのように、前納をしている場合、大きな支出がでることになります。
例えば、国民年金と国民健康保険を合わせて月3万円の支払いがあった場合、半年払いを選択すると一度に18万円を支払うことになります。
このようなお金を一度に準備するのが大変な場合、質問者様のように毎月1ヵ月分相当の金額を積み立て、半年後に積み立てがたまったら支払うようにしているという方もいて、家計簿ではどのように処理をしたらいいか分からないということもありますよね。
前納をしている時の家計簿のつけ方の基本
国民年金や国民健康保険の前納をしている場合の家計簿のつけ方の基本は以下のようになります。■国民年金・国民健康保険の前納(現金払い)
~〇〇〇〇年度4月分の毎月の家計簿~ | |||||
日付 | 食費 | 娯楽費 | 特別費 | 支出計 | 残高 |
4/1 | 国保・年金 180,000 | 180,000 | 20,000 |
■4月1日に「特別費費」で国民健康保険と国民年金の前納分として180,000円の支出があり、お財布の残金は20,000円になった。
という意味の家計簿の記入の仕方になります。
現金での支払いの場合は、お財布からお金が出ていくことになりますので、口座からおろしたお金をお財布に入れ支払う。お財布の残高は支払った分だけ減る。
というお金の流れになります。
また、前納するお金は高額な支払いになりますので、「特別費」で仕分けます。
■国民年金・国民健康保険の前納(口座引き落としまたはクレジットカード払い)
口座引き落としまたはクレジットカード払いを選択している場合は、↓こちらの「年間の家計簿」のような口座引き落としを主に扱う家計簿に記入します。
具体的な記入例としては以下のようになります。
~ 年間の家計簿~ | ||||||||
項目 | 4月 | 5月 | ・・・・・・・・・ | 合計 | ||||
・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | |||||
特別費 | 180,000 | ・・・ | ・・・ |
■4月に「特別費費」で国民健康保険と国民年金の前納分として180,000円の引き落としがあった。
という意味の家計簿の記入の仕方になります。
口座引き落としを記入する家計簿にも「特別費」という欄を作成し、引き落とされる支出はこちらに記入すると便利です。
積み立て時の家計簿のつけ方
国民年金・国民健康保険の前納の支払いは上記のように家計簿をつけるのが基本です。しかし、毎月積立をして、貯まった金額から支払っているという場合は、家計簿のつけ方にも一工夫が必要です。
■国民年金・国民健康保険の前納(毎月現金で積み立てている時)
~〇〇〇〇年度4月分の毎月の家計簿~ | |||||
日付 | 食費 | 娯楽費 | 特別費 | 支出計 | 残高 |
4/1 | 国保・年金 30,000 | 30,000 | 20,000 |
■4月1日に「特別費費」で国民健康保険と国民年金の前納分の積み立てとして30,000円分を支出として記入。お財布の残金は20,000円になった。
という意味の家計簿の記入の仕方になります。
積み立てたお金は封筒などに入れて保管。支払う時は封筒から支払い、家計簿にはつけない(積立時にすでに支出として記入しているため)。
■国民年金・国民健康保険の前納(毎月口座に積み立てている時)
現金で取り分けをしておらず、口座に積立額を入金だけしている場合は以下のように家計簿につけます。
~ 年間の家計簿~ | ||||||||
項目 | 4月 | 5月 | ・・・・・・・・・ | 合計 | ||||
・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | |||||
銀行A | 330,000 | 360,000 | ・・・ | |||||
銀行B | ・・・ | - | ||||||
銀行C | ・・・ | |||||||
現金 | ・・・ | |||||||
(総額) | ・・・ |
■口座に入金しているだけなので、支出として家計簿につける必要はありません。口座の残高を記入する欄に積立をして増えた分の残高を記入していきます。
■口座に積み立てている場合は残高のみ追っていきますが、支出としては家計簿につけていないため、実際に支払いがあった時に上記の基本のつけ方を用いて支出として記入します。
このようにして家計簿につけていくと、残高に狂いの出にくい正確な家計簿にしていくことができます。
予算を立てる時は?
↓以下のような特別費予算表を用いて予算を立てる場合の記入の仕方は以下のようになります。~特別費予算表~ | |||||
月 | 美容室 | … | … | その他費 | 合計 |
4月 | … | … | … … | 180,000 | 180,000 |
■支出予定の月に積立額や支出額を記入します。
質問者様の場合は積み立て(現金)の場合に該当するのではないかなと思いますので、やってみてくださいね!
特別費予算表には毎月の積立額を「その他欄」に記入しましょう。
書籍のご購入までありがとうございます!少しでもお役に立てますように★
この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
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