2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

「貯金」と「積立」の違いとは?区別をつける方法!

こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

今年は支出の多い年で「積立」と「貯金」の分け方、優先が自分の中で揺らいできています。

我が家は築30年ほどの中古住宅に越してきて住んでおります。
外壁塗装の支払いにローンを組みました。
70万のローンが2月から始まります。(2万/月×3年)

今年5〜6月頃にシロアリ薬剤散布16万をしてもらう予定があります。

最大は夫の通勤車の買い替えです。

今年11月に車検なので、全部合わせて程度のいい中古70万以内の軽を考えてます。

そこでこれをどういうプランで出そうか迷っています。

・これから9月頃まで集中して3〜4万程積立てる
・夏ボーナス時に15万程取り置く

の2つで、資金を少しでも作り残りを積立または貯蓄を合わせてと思っているのですが、

積立から出すか貯蓄としてなのか。

これをやると他の積立がほぼできない。

貯蓄もほぼできない(車購入後はまた貯蓄0になる)。

と、自分で分け方がわからなくなっています。。

そもそもどちらも大してたまっていない場合、「貯蓄」と「積立」を分けること自体が難しいのか。

今ある積立と貯蓄は合算してしまい、「積立」として扱い、積立はペースダウンさせ、集中的に「貯蓄」を貯め直したほうがいいでしょうか?

今までお金が上手く貯めれなかったためこうなったと、今更で恥ずかしい限りですが、貯蓄や積立の大切さを本当に痛感しています。(TT)

ぜひアドバイスをいただけたら嬉しいです!


ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。

「貯金と積立の違い」についてですね。

貯金と積立の違い


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家計を管理していると、大きな出費が急にあることがありますね。

予測していなかった大きな支出があると、今まで貯めてきた貯蓄があっという間になくなってしまいますので、また1から貯蓄をし直さなくてはなりません。

そのような大きな出費に備えるために通常の「貯金」とは別に「積立」を行うことをおすすめしています。

一般的な「積立」や「貯金」の解釈とは異なり、私がおすすめしている「積立」とは「近い将来使うことを前提とした貯金」のことを指します。

「貯金」は当面使わないお金(遠い将来使う予定のお金)。
「積立」は近い将来使う予定のお金。

と考えると分かりやすいと思います。

貯金と積立のどちらを優先する?


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貯金の他に積立までするのは難しいと考える方も多いのですが、積立(または取り分け)をしておかないと、どちらにしても貯金を崩すことになるので結果としては貯金が減ってしまいます。

それなら使う予定のあるお金はしっかりと積立に分けておく方が安心です。

従って、私の個人的な考えを述べると、どうしても近いうちに必要な支出がある場合は、貯金よりも積立を優先した方が良いと思います。

例えば、半年後に子どもの学校の入学金として20万円が必要になったなどの場合は、半年間は貯金は行わず、まず入学金のための積立を行い、余力があったら貯金にもお金を回すといったやりくりが考えられます。

さて、質問者様もこの件についてお悩みのようですが、近々の大きな出費の予定が非常に多いということですね。

・外壁塗装(70万円)
・シロアリ駆除(16万)5月
・車(70万円)8月ごろ?

の3つの支出を想定されているご様子ですので、それぞれの支出への対応を考えてみましょう。

まず、外壁塗装についてはすでにローンを組まれたということなので、毎月の支出に組み込まれていると考えるとあらためて積み立てをする必要のない支出と考えられます。

当面用意しなくてはいけないお金は

・シロアリ駆除(16万)5月
・車(70万円)8月ごろ?

合計86万円ということになるかと思います。

このお金を出すには今ある積立では足りない。

今後毎月貯めようと思うと貯蓄はできない。

ということなのですね。

その財源として月3,4万円の積立と、夏のボーナス15万円の取り置きを考えているということですね。

月4万円の積み立てを2月から始めれば、5月には16万円が貯まりますので、ひとまずシロアリ駆除のお金は足りそうです。

その後6月、7月、8月と3ヶ月間4万円を貯めると12万円

夏のボーナスから15万円を取り置くと27万円。車を70万円で購入した場合43万円足りない計算になります。

この43万円をどう用意するかを検討しておきましょう。

今貯金の残りがあればそちらを一度積立に回して一度合算してしまってもよいのではないでしょうか。

貯金はお休みして、全額積み立てとして、準備してもよろしいかと思います。

ただ、これは大きな支出が重なってしまったためにとる臨時の措置です。

今後も貯金をお休みして積立だけ増やすというのは貯金がいつまでも作れない原因になります。

このように「まだ積み立てがたまっていないのに支出を増やす」というのは今回で終わりにしましょう。

今回のような車の支出は大きな支出なので貯金から出して構いませんが、少なくとも貯金として車を買い替えられるだけのお金が貯まってから。また購入する年数も次回もやはり6年以上になるように間をしっかりあけて購入する。

このように計画し、次回は車の購入に慌てずに対応できるようにしましょう。

今年一年は貯金ができない年になる可能性もありますが、その代わり来年からはしっかり貯めるというように計画しておくと安心です。

今後は「貯金」と「積立」の区別をしっかりつけ、短期的な「車検」「固定資産税」「シロアリ駆除」などのようなお金は積立から。

このようにふたつを区別して貯めていきましょう。

また、貯金は車など大きな支出専用として別に貯める。車の買い替えや外壁塗装のようなローンを組むほどの大きな支出はなるべく「毎年」のように出さず「6年に一度」などなるべく年数をあけるように工夫しましょう。

このように、近いうちに予定される大きな支出に対してあらかじめ備えることを「積立」で行い、「貯金」にはなるべく手を付けないというのが、当方でオススメしている「積立の方法」となります。

このようにすることで、「貯まったと思ったら貯金がすぐになくなる」ということを防ぐことができますよ。
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります。

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