特別費にいくら使っていいか分からない!を解消するコツ!
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当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!
※その他免責事項をお読みください。
あきさんこんにちは。
あきさんの家計簿を使用してやり始めたばかりですが、私はついつい必要だからと無計画に羽毛布団や家電など買ってしまい特別費がたくさんかかってしまい貯金できません。
このサイトを参考にこれからは積立をして貯まったら購入する方法にしようと思っています。
特別費は専用の通帳に年末に来年必要と思われる金額をボーナスなどで全額入れています。
固定資産税や車の税金など必ず払うものと洋服やイベント用の予算が一緒になっているので年間特別費の予定表を書いてあっても実際現在いくら使っても大丈夫なのかよくわからず底をついてしまったということになりがちでした。
税金などは別に計算しておけばいいのですか??なにか分かりやすい、使いすぎない方法ってありますか?
教えて下さい。よろしくお願いします!
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「特別費にいくら使っていいか分からない時」についてですね。
特別費というのは、当ブログではおなじみですが、車検、固定資産税、冠婚葬祭など毎月ある支出ではないけれど、1度の支出が高額になりやすい支出のことを指します。
この特別費の管理というのは特に一番難しい支出なんですね。
欲しいものがあるとちょっとお高いものでもすぐに買ってしまうタイプの方はだいたい特別費が高額になります。
また、貯金と特別費の区別がついていない人というのもいったんはお金が貯まったような気になるけど、結局崩してしまいすぐなくなるということの繰り返しになります。
そのようなことを防ぐために、当方では「特別費口座」と「貯金口座」を分けて管理することをオススメしています。
質問者様は「特別費口座」「貯金口座」に分けて口座を作り、「特別費口座」にお金を入金して「特別費」に使うお金を確保するというところまではできたということですね。
「特別費予算表」も作成し、その予算の通りにやっているつもり。
しかし、実際には「特別費口座のお金が底をついてしまう」ことがあり、結局お金が残らない。
もっと細かく口座を分けてお金を管理したりした方が良いのだろうか?
ということですね。
特別費口座に入金したお金が足りなくなる原因として考えられるのはおもに以下の二つです。
1.そもそも予算表で見積もっている金額が足りない
2.運用途中でいくらまでなら使っていいかがよく分からなくなる
このどちらのタイプなのかをまずは見極めましょう。
特別費口座に入金したお金が足りなくなる原因としては、そもそも予算表で見積もっている金額が足りないという場合もあります。
特に初めて家計管理をし始めたばかりの方などは、1年間やってみてはじめて大体必要な金額が分かるようになるということ多いものです。
はじめてなのに1年間にかかる特別費の金額が完璧に予測できた!という人はよほど元々のレベルが高い方だけです。
だいたいの方は、
1年目でだいたいこれくらいが必要だなというおおよその金額が分かるようになる
↓
2年目で1年目のやりくりの結果を見ながら調節を試みる
↓
3年目くらいから完全に予測ができるようになる。また、不測の事態が起きた場合でも臨機応変に対応できるようになる
これくらい年数をかけてステップアップしていく方が多いです。
家計簿歴15年以上の私でも、時には「あ!あの支出を予算に入れておくのを忘れた!」というようなこともあります。
数年前は「卒対費用」を入れ忘れたり、直近ですと「小学校の卒業式費用」「中学校の制服代・体操服代・その他備品」くらいは前もって見積もっていたのに「部活の用品購入費用」を入れ忘れて、慌てて次年度の予算にいれたりというようなことをしました。
この時に大切なのは、完全に予測できなかったことが悪いと考えるのではなく、分かった時点で臨機応変に対応する力をつけておくことが大切と考えることです。
このように多少の予算とのズレはあって当たり前なので、1年目でお金が足りなくなることがあっても、だんだん上手に対応する力がつけば大丈夫です。
質問者様の場合はどちらかといえばこちらなのかなと思いますが、特別費の口座のお金が足りなくなる原因として、運用途中でいくらまでなら使っていいかが分からなくなるということが挙げられます。
例えば、6月12月のボーナスごとに必要な金額を特別費口座入金する場合。
6月のボーナスより特別費口座に25万円入金。
↓
6月固定資産税10万円
特別費口座の残金 15万円
↓
7月の特別費 衣服2万円
特別費口座の残金 13万円
↓
8月実家帰省 2万円
特別費口座の残金11万円
というように、月が経過するごとに特別費口座の残金は減っていきます。
この口座の残金の変動が入出金を繰り返しているうちに訳が分からなくなっていくことも考えられます。
そんな時は、予算表と残高をもう一度照らし合わせてどのような流れになるのか確認してみましょう。
1.今特別費口座に15万円がはいっているなど、今の口座の残高を確認する。
2.今月必要な特別費を考える。
3.次に特別費口座にお金を入金するのはいつか考える。
これをやってみましょう。
今残金が15万円である。
今月費用な特別費は2万円である。
来月特別費用のお金として3万円を入金する予定がある。
このような時は来月の残高は15万円-2万円+3万円=16万円です。
来月はいくら口座に残る予定かな?ということを計算してみるということですね。
でも、これははっきりいって面倒くさいので、基本的に訳が分からなくなってしまった時以外はやる必要はありません。
それからもうひとつ意識したいのは、特別費は「その月の総合計」で考えるということです。
例えば、
15日に車検20万円
20日に美容院1万円
25日に家電2万円
が必要だとしたら、「今月費用な特別費は23万円だな」というように総合計だけを意識して口座からおろします。
くれぐれも15日に20万円おろして、20日に1万円おろして・・・というように分けて考えないようにしましょう。
分けて考えると、手間もかかりますし、計算も都度しなくてはいけなくなり面倒くさいです。
税金などを別にする必要はなく、今月いくらまでおろしていいかという「特別費の総額」を崩さないようにしてみる。
このようなことを意識されてみると、だんだん特別費にいくら使ってもいいのかが明確になるのではないかと思います!
ちなみに私の場合は、特別費はその年だけの支出を追加したり、収入に合わせて減らしたり増やしたりの微調整はしますが、基本的に項目は毎年ほとんど一緒。使いまわしです。来年度を作成するのにも大した時間はかからずまったく苦労がありません。
数年やりくりをするうちにだんだん安定したやりくりになるのではないかなと思います!
ちなみにですが、羽毛布団や家電など買ってしまうのが悪いことではありません!
悪いのは「無計画に買う」ということで、今後特別費をしっかり管理できるようになると計画的に楽しんで思い切って買うことができるようになりますよ^^
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
このように、ブログ内のメールフォームなどからいただいたご質問にブログでお答えいたします。
友達にもなかなか本音が聞けない家計のちょっとした質問、いつでもお待ちしています!
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。
おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
あきさんこんにちは。
あきさんの家計簿を使用してやり始めたばかりですが、私はついつい必要だからと無計画に羽毛布団や家電など買ってしまい特別費がたくさんかかってしまい貯金できません。
このサイトを参考にこれからは積立をして貯まったら購入する方法にしようと思っています。
特別費は専用の通帳に年末に来年必要と思われる金額をボーナスなどで全額入れています。
固定資産税や車の税金など必ず払うものと洋服やイベント用の予算が一緒になっているので年間特別費の予定表を書いてあっても実際現在いくら使っても大丈夫なのかよくわからず底をついてしまったということになりがちでした。
税金などは別に計算しておけばいいのですか??なにか分かりやすい、使いすぎない方法ってありますか?
教えて下さい。よろしくお願いします!
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「特別費にいくら使っていいか分からない時」についてですね。
特別費の管理方法
特別費というのは、当ブログではおなじみですが、車検、固定資産税、冠婚葬祭など毎月ある支出ではないけれど、1度の支出が高額になりやすい支出のことを指します。
この特別費の管理というのは特に一番難しい支出なんですね。
欲しいものがあるとちょっとお高いものでもすぐに買ってしまうタイプの方はだいたい特別費が高額になります。
また、貯金と特別費の区別がついていない人というのもいったんはお金が貯まったような気になるけど、結局崩してしまいすぐなくなるということの繰り返しになります。
そのようなことを防ぐために、当方では「特別費口座」と「貯金口座」を分けて管理することをオススメしています。
質問者様は「特別費口座」「貯金口座」に分けて口座を作り、「特別費口座」にお金を入金して「特別費」に使うお金を確保するというところまではできたということですね。
「特別費予算表」も作成し、その予算の通りにやっているつもり。
しかし、実際には「特別費口座のお金が底をついてしまう」ことがあり、結局お金が残らない。
もっと細かく口座を分けてお金を管理したりした方が良いのだろうか?
ということですね。
特別費にいくら使ってもいい?
特別費口座に入金したお金が足りなくなる原因として考えられるのはおもに以下の二つです。
1.そもそも予算表で見積もっている金額が足りない
2.運用途中でいくらまでなら使っていいかがよく分からなくなる
このどちらのタイプなのかをまずは見極めましょう。
1.そもそも予算表で見積もっている金額が足りない
特別費口座に入金したお金が足りなくなる原因としては、そもそも予算表で見積もっている金額が足りないという場合もあります。
特に初めて家計管理をし始めたばかりの方などは、1年間やってみてはじめて大体必要な金額が分かるようになるということ多いものです。
はじめてなのに1年間にかかる特別費の金額が完璧に予測できた!という人はよほど元々のレベルが高い方だけです。
だいたいの方は、
1年目でだいたいこれくらいが必要だなというおおよその金額が分かるようになる
↓
2年目で1年目のやりくりの結果を見ながら調節を試みる
↓
3年目くらいから完全に予測ができるようになる。また、不測の事態が起きた場合でも臨機応変に対応できるようになる
これくらい年数をかけてステップアップしていく方が多いです。
家計簿歴15年以上の私でも、時には「あ!あの支出を予算に入れておくのを忘れた!」というようなこともあります。
数年前は「卒対費用」を入れ忘れたり、直近ですと「小学校の卒業式費用」「中学校の制服代・体操服代・その他備品」くらいは前もって見積もっていたのに「部活の用品購入費用」を入れ忘れて、慌てて次年度の予算にいれたりというようなことをしました。
この時に大切なのは、完全に予測できなかったことが悪いと考えるのではなく、分かった時点で臨機応変に対応する力をつけておくことが大切と考えることです。
このように多少の予算とのズレはあって当たり前なので、1年目でお金が足りなくなることがあっても、だんだん上手に対応する力がつけば大丈夫です。
2.運用途中でいくらまでなら使っていいかがよく分からなくなる
質問者様の場合はどちらかといえばこちらなのかなと思いますが、特別費の口座のお金が足りなくなる原因として、運用途中でいくらまでなら使っていいかが分からなくなるということが挙げられます。
例えば、6月12月のボーナスごとに必要な金額を特別費口座入金する場合。
6月のボーナスより特別費口座に25万円入金。
↓
6月固定資産税10万円
特別費口座の残金 15万円
↓
7月の特別費 衣服2万円
特別費口座の残金 13万円
↓
8月実家帰省 2万円
特別費口座の残金11万円
というように、月が経過するごとに特別費口座の残金は減っていきます。
この口座の残金の変動が入出金を繰り返しているうちに訳が分からなくなっていくことも考えられます。
そんな時は、予算表と残高をもう一度照らし合わせてどのような流れになるのか確認してみましょう。
1.今特別費口座に15万円がはいっているなど、今の口座の残高を確認する。
2.今月必要な特別費を考える。
3.次に特別費口座にお金を入金するのはいつか考える。
これをやってみましょう。
今残金が15万円である。
今月費用な特別費は2万円である。
来月特別費用のお金として3万円を入金する予定がある。
このような時は来月の残高は15万円-2万円+3万円=16万円です。
来月はいくら口座に残る予定かな?ということを計算してみるということですね。
でも、これははっきりいって面倒くさいので、基本的に訳が分からなくなってしまった時以外はやる必要はありません。
特別費は総合計で考えよう!
それからもうひとつ意識したいのは、特別費は「その月の総合計」で考えるということです。
例えば、
15日に車検20万円
20日に美容院1万円
25日に家電2万円
が必要だとしたら、「今月費用な特別費は23万円だな」というように総合計だけを意識して口座からおろします。
くれぐれも15日に20万円おろして、20日に1万円おろして・・・というように分けて考えないようにしましょう。
分けて考えると、手間もかかりますし、計算も都度しなくてはいけなくなり面倒くさいです。
税金などを別にする必要はなく、今月いくらまでおろしていいかという「特別費の総額」を崩さないようにしてみる。
このようなことを意識されてみると、だんだん特別費にいくら使ってもいいのかが明確になるのではないかと思います!
ちなみに私の場合は、特別費はその年だけの支出を追加したり、収入に合わせて減らしたり増やしたりの微調整はしますが、基本的に項目は毎年ほとんど一緒。使いまわしです。来年度を作成するのにも大した時間はかからずまったく苦労がありません。
数年やりくりをするうちにだんだん安定したやりくりになるのではないかなと思います!
ちなみにですが、羽毛布団や家電など買ってしまうのが悪いことではありません!
悪いのは「無計画に買う」ということで、今後特別費をしっかり管理できるようになると計画的に楽しんで思い切って買うことができるようになりますよ^^
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このように、ブログ内のメールフォームなどからいただいたご質問にブログでお答えいたします。
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この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。
おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
コメント
コメント一覧 (2)
その後ブログも熟読させて頂いて目からうろこの
連続で先月初めて予算通りに黒字にできました!
それも辛くなく、むしろ家計がすっきりして
楽に管理できました。特別費の使い方が間違って
いたのでしっかり管理する事によりできたと思います。
また、感想や質問のメールさせてもらいたいです。
ブログも毎回楽しみに参考にしています!
よろしくお願いします!
またブログをしっかり読んでくださったとのこととても光栄です。
特別費の管理がしっかりとされてきて、予算通り黒字にできるようになったのですね!
着々と成果を出されていて素晴らしいです!
またいつでもご連絡ください(^^♪楽しみにしています!