正しい家計管理の方法

子ども1人育てるのにいくらお金がかかる?子育て費用の総額を調査しました!

貯金術

子どもを一人育てるのにいったいいくらかかるの?

これから子どもが育っていくと家計は将来どのように変わっていくの?

わが子はかわいいけれどお金のことが心配になるパパママもたくさんいるのではないでしょうか。

そこで、「子どもを1人育てるのにいったいいくらお金がかかるのか」「家計はどのように変わっていくのか」を調査してみました。

子どもを1人育てるのにかかるお金は何がある?

子どもを1人育てるにはお金がかかるのでは?と漠然と考えたことはあると思います。

子どもを育てるのにはいったいどんなお金がかかるようになるの?いくらあれば足りるの?と心配になってしまうこともありますよね。

そんな疑問を解決するために、まずは子どもを育てるためにかかるお金について紹介します。

1.生活に関わる支出

子どもを育てるのにかかる支出と言えば「教育費」。

と答える方は多いのですが、意外と見落としがちなのが「生活に関わる支出」です。

子どもが産まれると増える支出としては主に以下のような支出が挙げられます。

・食費

生まれたての赤ちゃんは食事はとりませんが歯が生え離乳食が始まる頃から子どものための食費がかかるようになります。

専用のおやつや飲み物を購入するようにもなります。

そして、小さい頃は親の食事の取り分けで済んでいたのに、小学校中学年くらいになると気づけば大人より食べるほどに。

小学校、中学校は給食があっても、高校生にもなるとお弁当を持参しなくてはならない場合もあります。

部活によっては「食べることも部活動の一環」として食事内容の写真をコーチに送らなくてはいけない場合もあるなど、特に運動部男子の食事量は増える傾向があります。

男子3人など、男の子が多い世帯構成の場合も食費が多くなる傾向があります。

・日用品費

生まれたばかりの赤ちゃんの頃は「ミルク」「オムツ」「おしりふき」など、赤ちゃん専用の日用品がかかるようになります。

家計簿をつけている人だと、これらの支出を赤ちゃん費と仕分ける方もいますが、私の個人的なオススメは日用品費です。

過去1000件以上のご相談実績の平均で考えると、赤ちゃんがいる世帯の方といない世帯の方を比べると、赤ちゃん一人につき月5000円ほど日用品費が高いというケースが多いです。

オムツが終わるとぐっと日用品費はかからなくはなりますが、それでもシャンプー、ティッシュ、トイレットペーパーなどの基本的な日用品も子どもが一人ふえるごとに消費量が増えます。

・外食費

外食費も子どもがひとり増えると多くなります。

赤ちゃんの頃は親の食事の取り分けで済ませられた場合でも、だんだん大人と同じ一人前の量を食べるようになります。

家族で出かける機会の多い年齢のうちは特に支出が増える傾向があります。

高校生、大学生くらいになると、親と外食に行くより友達と行く方が楽しくなる時期でもありますので、親子で外食をする頻度はやや少なくなる傾向があります。だんだん外食費より子どもへの小遣いが増えていきます。

・衣服費

赤ちゃんの頃は小さなお洋服で親の好みのものを着ている場合でも、だんだん大きくなると自分の好みの服を着るようになります。

女の子だと、中学生ごろからお友達と洋服を選びに行くような機会も増え、小遣いと合わせて数千円を渡すような場面も増えてきます。

高校生、大学生くらいになると、自分でアルバイトをして衣服をそろえるような場面も増え、親の負担は軽くなる傾向があります。

・通信費

最近は通信機器の普及率も高く、小学校から携帯電話を持ち始める子どもも増えています。

子ども一人につき一台持たせるようなケースも多く、家計の通信費の負担額も上がってきています。

・水道光熱費

水道光熱費も子どもが一人増えると負担が増えます。

お風呂、トイレ、洗濯などにかかる基本的な水道代やガス代や電気代も子どもが大きくなるほどうなぎ上りに上昇する傾向があります。

特に子どもが大きくなると、自分の部屋にこもるような機会も増え、子ども専用のエアコンやテレビなどを所有するようになることもあり、子ども専用の家電が増えると、電気代が上がります。

・交通費・旅行費

交通費や旅行にかかる費用も子どもが一人増えると負担が増えます。

子どもが小さいうちは子ども料金でも、中学生ごろから大人料金になります。

お子さんが複数いるご家庭ですと、一回の国内旅行に50万円かかるというようなケースも出てきます。

ただ、親子で旅行を楽しむような機会も子どもが大きくなるにつれて減ってきます。

お子さんが小さくまだ大人料金ほど金額の負担が大きくないうちが旅行のねらい目です。

・家具・家電費

家具や家電にかかる支出も子どもが一人増えると増える傾向があります。

赤ちゃんがいるご家庭でしか必要ない家具などを購入するような機会もあるでしょう。

また、学習机などを購入したり、子どもが大きくなるとワイヤレスイヤホンが欲しいと言われたり、子ども専用の家具や家電を購入する機会も増えます。

・イベント費

子どもがかかるとイベントごとにかかる費用も増えます。

誕生日やクリスマス、七五三のお祝い、節句のお祝い、成人式など、節目の祝い事にかかる支出も増えます。

などなど、挙げればきりがありませんがざっと書き出すだけでも様々な支出が想定できます。

2.教育に関わる支出

上記のような生活にかかわる支出だけでなく当然「教育費」もかかるようになります。

公立 私立
幼稚園(3年間) 70.2万円 144.6万円
小学校(6年間) 193.2万円 916.8万円
中学校(3年間) 143.7万円 398.1万円
高校(3年間) 135.3万円 312万円

出典元:「子どもの学習費調査」文部科学省 平成28年度 より(子どもの学習費調査では学校の授業料のほか塾や習い事などの学校外教育費も含まれています。当方にて端数の切り上げなどの加工をしています)

4年間
国立大学 242.6万円
私立大学文系学部 389.9万円
私立大学理系学部 530.8万円

出典元:
「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」文部科学省
「私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額」文部科学省 平成28年度
※当方にて端数の切り上げなどの加工をしています

オール国公立でも785万円ほど学費がかかります。

私立を選択するとさらにお金がかかるようになります。一人暮らしをしたり、医歯科系大学を選択した場合など進路によってはもっとお金がかかります。

学費については、どのような進路を選択するかによって負担額に大きく差が出ます。

子どもを1人育てるのにいくらかかる?

子どもを一人育てるのにかかるお金には、上記のように

1.生活に関わる支出
2.教育に関わる支出

二つの側面の支出があります。

そのうち一つ目の生活に関わる支出にはいくらかかるのかというと、平成17年版国民生活白書(内閣府)によれば、22年間で775万円(教育費を除く)

775万円÷22年間=約35万円。

35万円÷12カ月=約2.9万円。

子ども一人につきおおよそ月3万円ほど生活に関わる支出が増えるといわれています。

「第二子以降のため第一子ほどお金がかからない」「節約家のご家庭である」など諸条件を加えて考えてもおおよそ月2万円ほどは支出の負担が増えると考えられます。

これに加え、

赤ちゃん~保育園(幼稚園)まで +0万円
保育園  +2万円(幼児教育無償化により軽減される可能性あり)
私立幼稚園 +4万円(幼児教育無償化により軽減される可能性あり)
公立小学校 +2.6万円

というように、各年齢ごとに二つ目の「教育に関わる支出」がさらに加算されていく…というイメージになります。

なおこの支出には習い事などの費用も含まれていますので、習い事を全くしないご家庭の場合はもう少し負担額が少なくなります。

赤ちゃんの頃は月2,3万円程度の負担で済んでいたものが、高校生(公立)になると月5,6万円ほどは子どもにお金がかかるようになると考えると、手当だけでは足りないですよね。

22年間の総額で考えると、以下のようになります。

子ども一人を育てるのにかかるお金(22年分)

・オール国公立を希望する場合

生活に関わる支出 775万円 + 教育に関わる支出 785万円= 約1560万円

・大学のみ私立大学文化系学部を希望、あとは国公立を希望する場合

生活に関わる支出 775万円 + 教育に関わる支出 933万円= 約1708万円

・高校は私立、大学は私立大学文化系学部、あとは国公立を希望する場合

生活に関わる支出 775万円 + 教育に関わる支出 1109万円= 約1884万円

・中学、高校は私立、大学は私立大学文化系学部、あとは国公立を希望する場合

生活に関わる支出 775万円 + 教育に関わる支出 1363万円= 約2138万円

・小学校、中学、高校は私立、大学は私立大学文化系学部、あとは国公立を希望する場合

生活に関わる支出 775万円 + 教育に関わる支出 2087万円= 約2862万円

・幼稚園から高校まで私立、大学は私立大学文化系学部希望する場合

生活に関わる支出 775万円 + 教育に関わる支出 2161万円= 約2936万円

私立大学文化系学部に進学することを希望する場合、子ども一人を育てるのにかかる費用は1560万円~2936万円となります。

なお、理系大学や医歯科系学部を希望する場合や、一人暮らしを希望する場合はさらにお金がかかります。

わが家にも3人の子どもがいますが、子ども3人を大学まで出そうと思うと、子ども一人につき生活費の負担が月2万円増えているとしても月6万円。

さらに3人分の大学の費用は、標準で1200万円。気が遠くなるような金額です…(笑)

ただ、教育費については、もう少し少なめに見積もることも可能です。

⇒教育費・学費の貯め方のコツ!やりがちNG貯金法とは?

わが家では、大学の費用は一人200万円×3人で600万円を最低限の金額として想定し、できれば1200万円を目標にしています。

このようにして具体的にどれくらいを貯めなくてはいけないか把握しておくと、家計管理の目標を立てやすくなります。

まとめ

・子ども一人を育てるのにかかる費用は希望する進学先により大きく異なります。

どのような進路を選ぶかによって負担が大きく変わりますので、日ごろからお子さんの進学先は収入と希望に合わせて相談しておくようにしましょう。

この記事を書いた人

あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」

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あき
家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。 節約や貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。著書に 「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる!「ズボラ家計管理」トレーニング」他

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