単身赴任・子どもの一人暮らし。2重3重の家計簿を回すには?
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当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!
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現在、夫が単身赴任中、長男が遠方の大学へ進学し一人暮らし中、この春から次男も遠方の大学へ入学予定です。
というわけで、自宅(持ち家)には私と末っ子のみとなり、我が家は四つに分かれて生活することになります。
夫には会社から生活費・住宅費の一部が支給されており、子供たちも奨学金がありますが、それだけでは足りるはずもなく、、このままでは貯蓄どころか破産です。
ここ数年悩んできたのですが、自宅外で生活する家族の分の家計簿はどのようにつけたらよいのでしょうか?
ちなみに、領収書やレシート等を集めることはムリです。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「単身赴任や子どもの一人暮らし」についてですね。
単身赴任や子どもの一人暮らしが始まり、家計が2重、3重になってしまうということもありますよね。
そんな時の家計簿のつけ方はどうしたらいいのか?どうやって家計を回したらよいのか?など心配になることもありますよね。
そのような時の家計簿のつけ方について紹介します。
単身赴任や子どもの一人暮らしで家計が2重、3重の生活になる時の家計簿のつけ方のコツは、できるだけシンプルに考えておくことです。
ものすごく単純に家計を考えると、家計簿に必要なのは、それぞれの家計にいくらを渡すか?ということだけに注目すればよいということになります。
例えば
■夫単身赴任 生活費10万円
■子ども 一人暮らし 生活費5万円
とあったら、家計簿につけるのは「夫 生活費10万円」「子ども 生活費5万円」で終了でOKということです。
ただし、生活費が足りなくなった時に「追加で渡すお金」や「それぞれのカード払い」があると、途端に家計の訳が分からなくなってしまうので、注意が必要です。
特にカード払いについては、夫の生活費を振り込む口座、子供の生活費を振り込む口座にそれぞれ引き落とし先を設定するなど、夫や子ども本人のやりくりの中でカード払いを消化させるように工夫しておく必要があります。
また追加の生活費もなしでやってほしいということは夫にも子どもにもしっかりと伝えておく必要があります。
家計簿につけるのは自分の生活分の内容だけでOKです。
このように家計簿をつけると、夫の単身赴任先の家計の支出はいくらで、子どもの一人暮らし先の家計の支出はいくらでと細かなことを調査したり考えたりする家計簿の負担も極力へらすことができ、自分も楽ができます。
質問者様も気にされている通り、レシートや領収書を集めて、それぞれの生活でかかった支出を細かく集計した方がよいのだろうかと考えてしまうこともあるかもしれませんが、物理的にそのようなことは無理なことが多いですよね。
ご主人やお子さんにそれぞれ家計簿をつけてもらうというようなことも理解が得られないことが多いと推測します。
そのような「できない・協力が得られない」ようなことを無理強いするのは家計管理上、また家族が円満に生活するうえでも支障が出ます。
やってくれない、できないことへのストレスもたまります。
単身赴任や一人暮らしで家計の2重3重(質問者様の場合は4重!)の生活が始まることで、家計がピンチになってしまうこともありますよね。
ただでさえお金がかかるのに、さらに家計それぞれに支出が増えると相当に収入が多くないとやっていけないこともありますね。
そのような時は、特にお子さんの労働力に期待しましょう。
大学生になればもう受験勉強は必要ありません。
アルバイトなどをして、
自分の生活費の足りない分は自分で賄ってもらう。
携帯電話や国民年金などの支払いは自分でしてもらう。
そのように家計の足しになるように行動してもらいましょう。
まもなく成人となる年齢ですから、成人後自分の力でお金を管理し生活させる勉強にもなります。大学生にまでなってまだ全部親のすねかじりでは困ります。
ちなみに19歳から23歳までのお子さんを扶養されている場合、「特定扶養親族(現在は63万円)」という扶養控除があります。
お子さんのアルバイトの収入によってはこの特定扶養親族を外れてしまうことがありますので、アルバイトの収入は扶養の範囲を外れないように調整してもらいましょう。
家計が厳しいときはお子さんも含め、家族総出で頑張ることも大切です。
お子さんの年齢から考えると、厳しい時期もあと数年。ここを乗り越えたらグッと家計は楽になります。
あと数年の辛抱と思って家族みんなで乗り切れる工夫をぜひ考えてみてくださいね!
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
このように、ブログ内のメールフォームなどからいただいたご質問にブログでお答えいたします。
友達にもなかなか本音が聞けない家計のちょっとした質問、いつでもお待ちしています!
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
現在、夫が単身赴任中、長男が遠方の大学へ進学し一人暮らし中、この春から次男も遠方の大学へ入学予定です。
というわけで、自宅(持ち家)には私と末っ子のみとなり、我が家は四つに分かれて生活することになります。
夫には会社から生活費・住宅費の一部が支給されており、子供たちも奨学金がありますが、それだけでは足りるはずもなく、、このままでは貯蓄どころか破産です。
ここ数年悩んできたのですが、自宅外で生活する家族の分の家計簿はどのようにつけたらよいのでしょうか?
ちなみに、領収書やレシート等を集めることはムリです。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「単身赴任や子どもの一人暮らし」についてですね。
単身赴任や子どもの一人暮らし
単身赴任や子どもの一人暮らしが始まり、家計が2重、3重になってしまうということもありますよね。
そんな時の家計簿のつけ方はどうしたらいいのか?どうやって家計を回したらよいのか?など心配になることもありますよね。
そのような時の家計簿のつけ方について紹介します。
単身赴任や子どもの一人暮らしの家計簿
単身赴任や子どもの一人暮らしで家計が2重、3重の生活になる時の家計簿のつけ方のコツは、できるだけシンプルに考えておくことです。
ものすごく単純に家計を考えると、家計簿に必要なのは、それぞれの家計にいくらを渡すか?ということだけに注目すればよいということになります。
例えば
■夫単身赴任 生活費10万円
■子ども 一人暮らし 生活費5万円
とあったら、家計簿につけるのは「夫 生活費10万円」「子ども 生活費5万円」で終了でOKということです。
ただし、生活費が足りなくなった時に「追加で渡すお金」や「それぞれのカード払い」があると、途端に家計の訳が分からなくなってしまうので、注意が必要です。
特にカード払いについては、夫の生活費を振り込む口座、子供の生活費を振り込む口座にそれぞれ引き落とし先を設定するなど、夫や子ども本人のやりくりの中でカード払いを消化させるように工夫しておく必要があります。
また追加の生活費もなしでやってほしいということは夫にも子どもにもしっかりと伝えておく必要があります。
家計簿につけるのは自分の生活分の内容だけでOKです。
このように家計簿をつけると、夫の単身赴任先の家計の支出はいくらで、子どもの一人暮らし先の家計の支出はいくらでと細かなことを調査したり考えたりする家計簿の負担も極力へらすことができ、自分も楽ができます。
レシートや領収書は必要?
質問者様も気にされている通り、レシートや領収書を集めて、それぞれの生活でかかった支出を細かく集計した方がよいのだろうかと考えてしまうこともあるかもしれませんが、物理的にそのようなことは無理なことが多いですよね。
ご主人やお子さんにそれぞれ家計簿をつけてもらうというようなことも理解が得られないことが多いと推測します。
そのような「できない・協力が得られない」ようなことを無理強いするのは家計管理上、また家族が円満に生活するうえでも支障が出ます。
やってくれない、できないことへのストレスもたまります。
家計がピンチ!な時は
単身赴任や一人暮らしで家計の2重3重(質問者様の場合は4重!)の生活が始まることで、家計がピンチになってしまうこともありますよね。
ただでさえお金がかかるのに、さらに家計それぞれに支出が増えると相当に収入が多くないとやっていけないこともありますね。
そのような時は、特にお子さんの労働力に期待しましょう。
大学生になればもう受験勉強は必要ありません。
アルバイトなどをして、
自分の生活費の足りない分は自分で賄ってもらう。
携帯電話や国民年金などの支払いは自分でしてもらう。
そのように家計の足しになるように行動してもらいましょう。
まもなく成人となる年齢ですから、成人後自分の力でお金を管理し生活させる勉強にもなります。大学生にまでなってまだ全部親のすねかじりでは困ります。
大学生のお子さんの控除も忘れずに
ちなみに19歳から23歳までのお子さんを扶養されている場合、「特定扶養親族(現在は63万円)」という扶養控除があります。
お子さんのアルバイトの収入によってはこの特定扶養親族を外れてしまうことがありますので、アルバイトの収入は扶養の範囲を外れないように調整してもらいましょう。
家計が厳しいときはお子さんも含め、家族総出で頑張ることも大切です。
お子さんの年齢から考えると、厳しい時期もあと数年。ここを乗り越えたらグッと家計は楽になります。
あと数年の辛抱と思って家族みんなで乗り切れる工夫をぜひ考えてみてくださいね!
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この記事を書いた人
あき:家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。
家計簿、家計管理、節約術、貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。掲載雑誌なども多数。
東京都在住。子ども3人5人家族の主婦。

おもな著書は以下の3冊。
「1日1行! 2年で350万貯めた あきのズボラ家計簿」
「年1回見直すだけ! ラクして貯まる! あきのズボラ家計管理」
「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」
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