投資の家計簿のつけ方。投資は支出?それとも貯蓄?
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
こんにちは。はじめまして。
現在育休中の33歳公務員です。
今年の6月以降育児休業手当金がなくなり、約一年半夫の収入のみで生活をしていくにあたり、家計の見直しをしたくてあきさんのブログに立ち寄らせていただきました。本も購入し、早速今月からあきさん流の家計簿をスタートさせました。
そこで質問させてくださいm(_ _)m
投資の扱いについてです。
わずかですが毎月投信積立をしています。この投信は年の家計簿の預貯金額に含めますか?
預貯金は支出にカウントしないというやり方が楽でいいかなと思いましたが、投信なので毎月の評価額がかわり、預貯金額に加えると収支があわなくなってしまうなと思い、悩んでいます。
お時間がある時で構いませんので、教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「投資の家計簿のつけ方・書き方」についてですね。
株、NISA(ニーサ)、ideco(イデコ)など、家計簿では投資をどのように管理したらよいだろうかと迷うこともありますよね。
わが家でも投資は行っていますが、投資は貯蓄なのか支出なのかなど投資の家計簿上の扱いに悩むことがありました。
ここでは、わが家の経験も踏まえた「投資の家計簿のつけ方」を紹介します。
投資の家計簿のつけ方は様々だと思いますが、わが家の方法が参考になれば幸いです。
投資は家計簿上の扱いとしては、貯蓄として扱えばいいのか?支出として扱えばいいのか?という点がまず疑問になりますよね。
結論からお伝えすると、私だったら投資は「支出」として家計簿に書きます。
例えば、年間の家計簿に「投資」などの項目を作って、株などに投資した金額を支出として記入していきます。
なぜ、私が投資を支出としてみなすかというと、「株などの投資は元本が保証されておらず、増えることもあるが減ることもある金融商品」だからです。
投資を100%貯蓄としてみなしてしまうと、元本を割り込んだ時に、貯蓄額が合わなくなってしまいます。
例えば、1年間の家計簿を振り返った場合、
現金での貯蓄:100万円
投資での貯蓄:-20万円
というように、マイナスがでてしまうと、その年の貯蓄額は80万円になってしまいます。
自分のやりくりでは100万円が貯められているのに、結果として80万円になってしまうと、自分のやりくりでいくら貯金ができたのか分からなくなります。
1年単位で収支を追う時だけでなく、2年、3年、10年と長い年月をかけて家計の流れを追う時にも、投資を貯蓄として通常の貯蓄と混ぜて計算していると収支がよく分からなくなります。
1年目の家計簿の実績
現金での貯蓄:100万円
投資での貯蓄:-20万円
年間貯蓄額:80万円
累計貯蓄額:80万円
2年目の家計簿の実績
現金での貯蓄:100万円
投資での貯蓄:10万円
年間貯蓄額:110万円
累計貯蓄額:190万円
3年目の家計簿の実績
現金での貯蓄:100万円
投資での貯蓄:-5万円
年間貯蓄額:95万円
累計貯蓄額:285万円
投資額も含めて貯蓄額を計算すると年間貯蓄額1年目80万円+2年目110万円+3年目95万円=285万円となります。
しかし、現金での貯金は実際には300万円しているのにもかかわらず、投資の評価額の上下により貯蓄額も変動していることが分かります。
投資の評価額は月単位で大きく変動しますので、月によって貯蓄ができていないのに、大きく貯蓄ができているように見えてしまったり、貯蓄ができているのに貯蓄ができていないように見えたりと安定した見かたをすることができなくなります。
そのような後々の混乱を防ぐため、私だったら投資は「支出」として家計簿につけることを選択します。
私だったら、↓投資は貯蓄を記入する欄にも含めません。
しかし、投資も、貯蓄であることには間違いないので、私だったら投資の評価額は↓こちらのように欄外に記入します。
なお、最近のわが家の場合は、投資は家計管理外の口座でやりくりするようにしています。
家計管理外の口座なので、支出としてもつけず、貯蓄としては把握はしていますが、毎月の貯蓄として計上していません。年に一回程度総貯蓄額としてメモをする程度にしているので、管理も簡単にしていますよ。
参考になれば幸いです。
その他、投資に関するご質問は投資カテゴリーからご覧いただけます。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
こんにちは。はじめまして。
現在育休中の33歳公務員です。
今年の6月以降育児休業手当金がなくなり、約一年半夫の収入のみで生活をしていくにあたり、家計の見直しをしたくてあきさんのブログに立ち寄らせていただきました。本も購入し、早速今月からあきさん流の家計簿をスタートさせました。
そこで質問させてくださいm(_ _)m
投資の扱いについてです。
わずかですが毎月投信積立をしています。この投信は年の家計簿の預貯金額に含めますか?
預貯金は支出にカウントしないというやり方が楽でいいかなと思いましたが、投信なので毎月の評価額がかわり、預貯金額に加えると収支があわなくなってしまうなと思い、悩んでいます。
お時間がある時で構いませんので、教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「投資の家計簿のつけ方・書き方」についてですね。
投資の家計簿のつけ方
株、NISA(ニーサ)、ideco(イデコ)など、家計簿では投資をどのように管理したらよいだろうかと迷うこともありますよね。
わが家でも投資は行っていますが、投資は貯蓄なのか支出なのかなど投資の家計簿上の扱いに悩むことがありました。
ここでは、わが家の経験も踏まえた「投資の家計簿のつけ方」を紹介します。
投資の家計簿のつけ方は様々だと思いますが、わが家の方法が参考になれば幸いです。
投資は貯蓄?それとも支出?
投資は家計簿上の扱いとしては、貯蓄として扱えばいいのか?支出として扱えばいいのか?という点がまず疑問になりますよね。
結論からお伝えすると、私だったら投資は「支出」として家計簿に書きます。
例えば、年間の家計簿に「投資」などの項目を作って、株などに投資した金額を支出として記入していきます。
私が投資を支出としてみなす理由
なぜ、私が投資を支出としてみなすかというと、「株などの投資は元本が保証されておらず、増えることもあるが減ることもある金融商品」だからです。
投資を100%貯蓄としてみなしてしまうと、元本を割り込んだ時に、貯蓄額が合わなくなってしまいます。
例えば、1年間の家計簿を振り返った場合、
現金での貯蓄:100万円
投資での貯蓄:-20万円
というように、マイナスがでてしまうと、その年の貯蓄額は80万円になってしまいます。
自分のやりくりでは100万円が貯められているのに、結果として80万円になってしまうと、自分のやりくりでいくら貯金ができたのか分からなくなります。
1年単位で収支を追う時だけでなく、2年、3年、10年と長い年月をかけて家計の流れを追う時にも、投資を貯蓄として通常の貯蓄と混ぜて計算していると収支がよく分からなくなります。
1年目の家計簿の実績
現金での貯蓄:100万円
投資での貯蓄:-20万円
年間貯蓄額:80万円
累計貯蓄額:80万円
2年目の家計簿の実績
現金での貯蓄:100万円
投資での貯蓄:10万円
年間貯蓄額:110万円
累計貯蓄額:190万円
3年目の家計簿の実績
現金での貯蓄:100万円
投資での貯蓄:-5万円
年間貯蓄額:95万円
累計貯蓄額:285万円
投資額も含めて貯蓄額を計算すると年間貯蓄額1年目80万円+2年目110万円+3年目95万円=285万円となります。
しかし、現金での貯金は実際には300万円しているのにもかかわらず、投資の評価額の上下により貯蓄額も変動していることが分かります。
投資の評価額は月単位で大きく変動しますので、月によって貯蓄ができていないのに、大きく貯蓄ができているように見えてしまったり、貯蓄ができているのに貯蓄ができていないように見えたりと安定した見かたをすることができなくなります。
そのような後々の混乱を防ぐため、私だったら投資は「支出」として家計簿につけることを選択します。
投資を家計簿で管理するには?
私だったら、↓投資は貯蓄を記入する欄にも含めません。
しかし、投資も、貯蓄であることには間違いないので、私だったら投資の評価額は↓こちらのように欄外に記入します。
なお、最近のわが家の場合は、投資は家計管理外の口座でやりくりするようにしています。
家計管理外の口座なので、支出としてもつけず、貯蓄としては把握はしていますが、毎月の貯蓄として計上していません。年に一回程度総貯蓄額としてメモをする程度にしているので、管理も簡単にしていますよ。
参考になれば幸いです。
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コメント
コメント一覧 (2)
家計改善して、積立と貯金ができて、来月、家族で旅行に行けることになりましたー(^▽^)
やったー!とってもうれしいです♪
どうもありがとうございます!
感謝しています。
あきさんの家計簿で、きっとたくさんの人が幸せになってるんだろうなぁ、うちの家族のように。
家計改善ができて旅行まで行けるようになったのですねー!おめでとうございます!
家計簿で人生が好転してきているようで何よりです(^^♪
またいつでもご連絡くださいね!