特別費が高い?年間100万円以上の特別費は高すぎますか?
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日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
あきさんの本やブログを読んで4月からの特別費予算管理表を作ってみたのですがこのような感じでいいのでしょうか。
ざっと我が家の収支を書くので、ご確認を宜しくお願い致します。
●家族構成・収入
夫・妻・子供(2歳)の3人暮らし、北海道住み
夫 月平均25万 ボーナス60万 年末調整10万 合計370万
妻 月15.1万 ボーナス80万 合計261.2万
児童手当 15万くらい?(今年3歳となります。)
総合計646.2万
●支出
ざっくり、夫の月収入25万を生活費(銀行支出・現金支出)ボーナス60万は新車購入費貯金
※産休に入った時から生活費を見直し、夫の月収入だけで普段の生活は出来るように調整しました。
妻の月収入の内、4万は保育園費、3万は親への借金返済(2020年完済予定)
児童手当は全額貯金です。
その為、残りの金額(646.2万-459万=)187.2万を特別費に充てています。
なんだかものすごく金額が多い気がしますのでこれでいいのか知りたいです。
【特別費予算管理表2019/4月~2020/3月】
9つに分類分けしています。
①年間固定費(私が勝手に名づけました)・・・67.2万
・固定資産税 11.5万
・車の税金(2台) 4.7万
・車の保険(2台) 9.7万
・車検 12万
・年払いの妻の保険 1.8万円
・学資保険 24.6万
・NHK 1.4万
・ガソリン年会費 1.1万 (夫曰くお得らしいのです)
・町内会費 0.4万
妻の月給与から5.6万積立
②美容室・・・予算9.6万
・夫(5,000*6回=3万)
・妻(10,000*4回=4万)
・残りは予備費
妻の月給与から0.8万積立
③被服費・・・予算9.6万
妻の月給与から0.8万積立
④イベント費・・・予算9.6万
・母の日・父の日
・誕生日・クリスマス・結婚記念日
・観楓会・インフルエンザの予防接種代等
妻の月給与から0.8万積立
⑤冠婚葬祭 積立費・・・10万
⑥家具家電 積立費・・・10万
夏・冬ボーナスから5万ずつ
⑦臨時費積立・・・8万
夏3万・冬5万
⑧レジャー費・・・36万
・GW(5万)
・7月~12月(6万)
・1月~6月(5万)
・ディズニー旅行
ボーナスより取り分け
⑨その他・・・26万
・ボーナス小遣い7万
・免許の更新1万
・教育費積立2万
・親への借金返済ボーナス払い分10万
・コンタクト1万
・お正月5万
ボーナスより取り分け
という内訳です。
私の中では全て削れないと思っているのですが
特別費100万越えたら多いというのをどこかで読んだ気がしたので
今回問い合わせて頂きました。
宜しくお願い致します。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「特別費の予算」についてですね。
家計には「特別費」といって、固定資産税、車検など毎月かかる支出ではないが高額になりやすい支出というものがあります。
この「特別費」という支出は、家計の中でも一番管理が難しい支出です。
上手に管理をするために、当方では「特別費の年間予算表」というものを作成することを推奨しています。
■参考:特別費年間予算表の作成方法については以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239
特別費の予算はいくらくらいまでにすればよいのか?ということもよくあるご質問なのですが、必要な特別費の予算は各ご家庭で異なるといえます。
少ない方でも年間20万円。多い方ですと年間200万円ほど特別費がある方もいます。
これまでお引き受けした1000件以上の家計相談では、平均的には年間100万円前後という方が多い印象です。
ひとつの基準として年間100万円を目安にし、それ以上特別費がかかる場合はやや特別費が多い家計であると考えてもよいでしょう。
もちろん年間100万円というのはひとつの目安にすぎません。世帯構成人数や家族構成や進路状況などにより各ご家庭で全く異なりますので、あくまでひとつの目安として考え、臨機応変にとらえてください。
質問者様は特別費が年間187.2万円ということですので、平均的な水準から考えるとやや多いといえます。
①年間固定費・・・67.2万
②美容室・・・予算9.6万
③被服費・・・予算9.6万
④イベント費・・・予算9.6万
⑤冠婚葬祭 積立費・・・10万
⑥家具家電 積立費・・・10万
⑦臨時費積立・・・8万
⑧レジャー費・・・36万
⑨その他・・・26万
合計 186万円(試算と若干金額のずれがあるようです)
しかし、これらの支出予定額の中には積立や貯蓄性のある保険などが含まれているようです。
・学資保険 24.6万
・冠婚葬祭 積立費 10万
・家具家電 積立費 10万
・臨時費積立 8万
・教育費積立 2万
合計 54.6万円
年間で54.6万円は積み立てや貯蓄性のある保険の支払いと考えると、実質の特別費は131.4万円となります。
この程度であればそれほど多すぎるということはないかなという印象です。
被服、レジャー、イベントとお楽しみにもしっかりと予算を割いている点がとても素晴らしいですね。
ただし、質問者様の家計で今後気にしてほしいのは貯金と特別費のバランスです。
年間収入646.2万円
月の生活費(夫) 25万円×12ヵ月=300万円
月の生活費(妻) 7万円×12ヵ月=84万円
特別費 187.2万円
支出合計 571.2万円
とすると、年間貯蓄額は103.2万円となります。
手取り収入に対して15%の貯蓄ができているので現状では充分合格点です。
■参考:理想の年間貯金額とは?
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/582
しかし、お子さんの年齢を考えると支出が増えてくるのはまだまだこれからです。
幼児教育の無償化、ご両親への借金の返済が終了したらなど、支出が減るタイミングをうまく利用しながら今後も支出の調整をするとさらに家計は安心して回すことができるでしょう。
現状では問題ありませんが、どうしても特別費が多くなり貯蓄額が確保できない時は、レジャー費をやや落とすなど検討してみましょう。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
↓他にもある!特別費のご質問のまとめはこちらから
・特別費のご質問(まとめ)
↓その他のご質問はこちらから
・家計に関するご質問一覧
↓はじめての方はこちらから
・節約を「つらい」ことから「楽しい」ことに変えたズボラ専業主婦の物語
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
あきさんの本やブログを読んで4月からの特別費予算管理表を作ってみたのですがこのような感じでいいのでしょうか。
ざっと我が家の収支を書くので、ご確認を宜しくお願い致します。
●家族構成・収入
夫・妻・子供(2歳)の3人暮らし、北海道住み
夫 月平均25万 ボーナス60万 年末調整10万 合計370万
妻 月15.1万 ボーナス80万 合計261.2万
児童手当 15万くらい?(今年3歳となります。)
総合計646.2万
●支出
ざっくり、夫の月収入25万を生活費(銀行支出・現金支出)ボーナス60万は新車購入費貯金
※産休に入った時から生活費を見直し、夫の月収入だけで普段の生活は出来るように調整しました。
妻の月収入の内、4万は保育園費、3万は親への借金返済(2020年完済予定)
児童手当は全額貯金です。
その為、残りの金額(646.2万-459万=)187.2万を特別費に充てています。
なんだかものすごく金額が多い気がしますのでこれでいいのか知りたいです。
【特別費予算管理表2019/4月~2020/3月】
9つに分類分けしています。
①年間固定費(私が勝手に名づけました)・・・67.2万
・固定資産税 11.5万
・車の税金(2台) 4.7万
・車の保険(2台) 9.7万
・車検 12万
・年払いの妻の保険 1.8万円
・学資保険 24.6万
・NHK 1.4万
・ガソリン年会費 1.1万 (夫曰くお得らしいのです)
・町内会費 0.4万
妻の月給与から5.6万積立
②美容室・・・予算9.6万
・夫(5,000*6回=3万)
・妻(10,000*4回=4万)
・残りは予備費
妻の月給与から0.8万積立
③被服費・・・予算9.6万
妻の月給与から0.8万積立
④イベント費・・・予算9.6万
・母の日・父の日
・誕生日・クリスマス・結婚記念日
・観楓会・インフルエンザの予防接種代等
妻の月給与から0.8万積立
⑤冠婚葬祭 積立費・・・10万
⑥家具家電 積立費・・・10万
夏・冬ボーナスから5万ずつ
⑦臨時費積立・・・8万
夏3万・冬5万
⑧レジャー費・・・36万
・GW(5万)
・7月~12月(6万)
・1月~6月(5万)
・ディズニー旅行
ボーナスより取り分け
⑨その他・・・26万
・ボーナス小遣い7万
・免許の更新1万
・教育費積立2万
・親への借金返済ボーナス払い分10万
・コンタクト1万
・お正月5万
ボーナスより取り分け
という内訳です。
私の中では全て削れないと思っているのですが
特別費100万越えたら多いというのをどこかで読んだ気がしたので
今回問い合わせて頂きました。
宜しくお願い致します。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
ブログへのご訪問もありがとうございます。
「特別費の予算」についてですね。
特別費の予算はいくらにする?
家計には「特別費」といって、固定資産税、車検など毎月かかる支出ではないが高額になりやすい支出というものがあります。
この「特別費」という支出は、家計の中でも一番管理が難しい支出です。
上手に管理をするために、当方では「特別費の年間予算表」というものを作成することを推奨しています。
■参考:特別費年間予算表の作成方法については以下の記事で紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239
特別費の予算はいくらが適正?
特別費の予算はいくらくらいまでにすればよいのか?ということもよくあるご質問なのですが、必要な特別費の予算は各ご家庭で異なるといえます。
少ない方でも年間20万円。多い方ですと年間200万円ほど特別費がある方もいます。
これまでお引き受けした1000件以上の家計相談では、平均的には年間100万円前後という方が多い印象です。
ひとつの基準として年間100万円を目安にし、それ以上特別費がかかる場合はやや特別費が多い家計であると考えてもよいでしょう。
もちろん年間100万円というのはひとつの目安にすぎません。世帯構成人数や家族構成や進路状況などにより各ご家庭で全く異なりますので、あくまでひとつの目安として考え、臨機応変にとらえてください。
質問者様の特別費の内訳は?
質問者様は特別費が年間187.2万円ということですので、平均的な水準から考えるとやや多いといえます。
①年間固定費・・・67.2万
②美容室・・・予算9.6万
③被服費・・・予算9.6万
④イベント費・・・予算9.6万
⑤冠婚葬祭 積立費・・・10万
⑥家具家電 積立費・・・10万
⑦臨時費積立・・・8万
⑧レジャー費・・・36万
⑨その他・・・26万
合計 186万円(試算と若干金額のずれがあるようです)
しかし、これらの支出予定額の中には積立や貯蓄性のある保険などが含まれているようです。
・学資保険 24.6万
・冠婚葬祭 積立費 10万
・家具家電 積立費 10万
・臨時費積立 8万
・教育費積立 2万
合計 54.6万円
年間で54.6万円は積み立てや貯蓄性のある保険の支払いと考えると、実質の特別費は131.4万円となります。
この程度であればそれほど多すぎるということはないかなという印象です。
被服、レジャー、イベントとお楽しみにもしっかりと予算を割いている点がとても素晴らしいですね。
貯金と特別費のバランスを考えよう!
ただし、質問者様の家計で今後気にしてほしいのは貯金と特別費のバランスです。
年間収入646.2万円
月の生活費(夫) 25万円×12ヵ月=300万円
月の生活費(妻) 7万円×12ヵ月=84万円
特別費 187.2万円
支出合計 571.2万円
とすると、年間貯蓄額は103.2万円となります。
手取り収入に対して15%の貯蓄ができているので現状では充分合格点です。
■参考:理想の年間貯金額とは?
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/582
しかし、お子さんの年齢を考えると支出が増えてくるのはまだまだこれからです。
幼児教育の無償化、ご両親への借金の返済が終了したらなど、支出が減るタイミングをうまく利用しながら今後も支出の調整をするとさらに家計は安心して回すことができるでしょう。
現状では問題ありませんが、どうしても特別費が多くなり貯蓄額が確保できない時は、レジャー費をやや落とすなど検討してみましょう。
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コメント
コメント一覧 (2)
質問にお答えいただき、ありがとうございます。高すぎる特別費に悩んでいましたがすっきりしました。
親への借金は来年、学資保険は子供が9歳の時、未記入ですが奨学金は今年終わる予定なので今後支出が増える時期には対応出来ていけたらいいなぁと思っています。
ここまで家計簿をまとめる事が出来るようになったのもあきさんのお陰です。
あきの家計簿歴3年目。あきさんの様に予定外な出費も予想通りにいける所までのレベルに達したいと思っています^^
今回もありがとうございました。
さきさんの場合は貯蓄性のある保険などが含まれていますから、その分はあまり考えなくて大丈夫です。
今後減らせる支出もあるとのことなので、支出が増える時期への備えとして考えられそうですね。
家計簿3年目にしてここまで家計がまとめられているのは本当に素晴らしいことです!
自信をもって進められてくださいね!
こちらこそご利用ありがとうございました。またのご利用をお待ちしております。