2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

節約に家族が協力してくれない。考え方が違う時はどうすればいいですか。

日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

主人に「ボーナスのお小遣い何に使っているのか?家計でも補うから、子供も出来たし少し減らさせてほしい」と願い出たところ「そんな節約よりもフルタイム正社員で働いて」と言われます…

家計がカツカツでやむなくならそうするのですが、私自身家事育児も丁寧にこなしたいタイプで要領も良くない為、仕事は最小限に留めたいと思っています。

あきさんは家族とお金や節約の話になった際「節約よりも稼いでよ」と言われる事はありませんか?

家族が節約に協力してくれない時、もし家族の協力を得られる秘訣等あれば、是非教えて頂きたいです。


(あきの答え)

ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。

「節約に家族が協力してくれない時」についてですね。

節約に家族が協力してくれない時


今年こそ頑張って節約して貯金をしよう!と思っても、家族が節約に協力してくれないということもありますよね。

そんな時にはどうしたらよいかというと、おもに考えられる方法は二つあります。

1つ目は、家族からの協力をあてにしない方法。

2つ目は、家計状況を数字でしっかりと見せる方法。

主にオススメできるのはこの2つです。

家族からの協力をあてにしない方法


節約に家族が協力してくれない!という時は、そもそも家族からの協力をあてにしないというのもひとつの手です。

これは節約だけでなく、片付けや家事などについてもそうですが、「自分がこうしたい」というベクトルと「家族がこうしたい」というベクトルが常に同じとは限りません。

家族とはいえ別々の人間ですから、考え方や感じ方は違って当然です。

そこをお互いに話し合い歩み寄ることができると理想的ですが、残念ながら必ずしもうまくいくとは限らないのが現実ですよね。

あてにならないものをあてにしてイライラするよりは、まずは自分ができることから始めましょう。

自分がやってみて「楽しい」という姿を見せれば自然に自分も協力しようかなと思うようになることもあります。

ただし、あきらめる前に一度きちんと話してみる姿勢は大切です。

話し方については相手を非難するだけにならないように気をつけ、協力が得られないか相談してみるという姿勢で優しく話してみてくださいね。

家計状況を数字でしっかりと見せる方法


節約に家族が協力してくれない時は、家計状況を数字でしっかり見せることも大切です。

今の家計状況では、月にいくら赤字が出て、年間ではこれくらいの赤字が出てしまう。

だから家計をこのようにしたい、と具体的な数字で家計について話してみましょう。

特に夫が節約に非協力的な場合は、数字がものをいうことがあります。

女性と違い男性の方が数字に強い傾向がありますので、数字を見ることで家計の実感がわくということもありますよ。

ただし、節約に協力してくれないのが女性の場合は、かえって数字で見せると嫌がることもあります。

過去の家計相談の中でもいらっしゃいましたが、数字をみるだけでもう何も考えたくなくなるというような数字アレルギーの方も一部存在します。

このような方の場合は、細かく数字で全体を伝えるというよりは、ざっくりと「月〇万円の小遣いの範囲でやりくりして、あとはやっておくから」というような一部分だけ説明するというのも効果的ですよ。

数字が苦手な人に苦手なことを押し付けてもなかなか協力してくれないことが多いようです。

ただし、子どもは小さいうちからしっかりと教育して


夫(または妻)が節約に協力してくれない場合は、上記のようにそもそもあてにしない、または数字でしっかりと説明するという方法が有効ですが、子どもについては別と考えましょう。

子どもが電気をつけっぱなしにしたり、水道をジャージャー出しっぱなしにしたときは「もったいない」としっかり教えましょう。

電気をつけたら消す、水道は出しすぎない、このようなことは節約のためだけでなく、社会生活を送る上でもできていて当たり前です。お金持ちはしなくてよいことではなく、地球環境を守るエコ活動としてお金持ちでも取り組んでほしいことです。

節約に非協力的な家族というのは、そのようなことを「もったいない」という教育を受けずに大人になってしまったということになります。

大人になってからやろうと思っても小さいころから染みついた習慣というものはなかなか変わりません。

大人になった時に「悪習慣」として残らないように、子どもについてはしっかりと最低限の節約については教えましょう。

もちろん、お金を使わないこと、節約することだけが美徳ではありませんから、必要以上の節約については強要する必要はありません。

自己満足の節約になっていないか見直そう


節約に家族が協力してくれないと思う前に「自己満足のための節約になっていないか」を見直すことも大切です。

例えば、すでに年間で200万円貯められていて、ライフプランから考えても老後までそれなりのお金が残せると分かっているのに「貯金が趣味」のようになってしまい、もっともっと節約しようと家族に過度な節約を強要する「守銭奴」になってしまう方もいます。

このような節約は家族にとってもストレスになりますし、協力してくれないのは当たり前です。

節約というのは、無理にするものではありませんし、ましてや貯金をするためだけにするわけではありません。

無駄な支出を抑え、家族の夢を叶えるためにするものです。

節約に家族が協力してくれないと思う前に、自分自身の節約の方向性が間違っていないかについても見直しましょう。

質問者様の場合はどうする?


さて、質問者様の場合はどのように考えたらよいかというと、基本的にはご主人のご意見も一理あると考えられます。

質問者様の家計状況を過去の相談実績から把握しておりますが、すでに年間で貯蓄はある程度しっかりできています。

これ以上節約をしようと思うと、ご主人もせっかく稼いでいるのにお金を使う自由がなくなるという意識にもなりやすい状況です。

また、節約ばかりを考えてしまうと、ご主人のおつきあいや仕事上の勉強費なども制限せざるを得なくなり、収入が上がりにくい環境をつくってしまうことにもなりかねません。

節約に気を取られるあまりに、収入が上がるチャンスをつぶさないように気をつけましょう。

もちろん、このように節約について考えていることはとても素晴らしいことですので、自分のできる範囲の節約については続け、ご主人についてはある程度の許容範囲を残しながら見守るようにしてはいかがでしょうか。

わが家の場合はどうしている?


わが家の場合はどうしているかというと、基本的に夫は「小遣いの範囲でやりくりしてもらう」ことだけはお願いしていますが、あとのことは全面的に任せてもらうようにしています。

時々「夏休み中に使えるお金はこれくらい用意しているけれど、どこに出かけたい?」というようなお金の使い方については相談しますが、細かなお金の流れについては説明せず、「年間でいくら貯めている、何年後にはこれくらい貯めることを目標にしている、なぜなら子どもの教育費にこれくらいの貯金は必要だから」というような最低限の結果と理由だけ伝えるようにしています。

夫も一緒にお金について頭を悩ませる必要がなく、自分は小遣いの使い方だけ気を付ければいいので負担にならないようです。

わが家の夫も積極的に節約するタイプではありませんから、一緒に考えて!と巻き込んでしまう方が負担になるタイプの方にはこのような方法もひとつあるかもしれません。参考までになさってください。
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他の方からのお金に関するやりくりのご相談は以下にまとめてありますので、よろしければあわせてご覧ください。

・家計のやりくりアドバイスのご質問(まとめ)

過去のご質問一覧は以下の記事にまとめてあります。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105

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