家計のやりくりアドバイス

年収1000万円でも貯金ができない人へのアドバイス

家計相談Q&A

日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。

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今回のご相談内容

あきさん、はじめまして。

家計のやりくりや家計簿のことで悩んでいて、あきさんのブログにたどりつきました。

私は現在妹と二人暮らしで、2人の収入を合わせると年間1000万くらいあるのですが、全くお金がたまりません。

妹はフリーランスで月収20万〜80万とばらつきあり。

私は、バイトで月収40万前後です。

妹は、昔から浪費家で自分にお金がなくても、クレジットを使って洋服や靴を買ったり、リボ払いで海外旅行に行ったり、塾講師をしている関係で生徒数人としょっちゅうご飯に行って奢ったり、年金や国保、税金は滞納して督促状が来ても無視するので、私が無視できずについ肩代わりしてしまう感じで私のお金も一向にたまりません。

家賃や光熱費は妹が全額負担していて、実家への仕送りも妹がしています。(妹の口座からの引き落とし)

Amazonやネットスーパーでの買い物は私の分も妹のクレジットで引き落とし、コンビニやスーパー、日用品など毎日の現金払いの分は私が払っています。

妹は来年?アメリカの大学院に留学したいらしくお金は貯めたいという思いはあるみたいです。(五万円ずつ定期積立をしてるっぽいです)

私は妹の分も家計簿をつけて2人分のやりくりをしたいと考えているのですが、実際どのように、家計簿をつけていいのかわかりません。

今まで何回か試したのですが、結局クレジット払いのものが把握しきれず断念しました。

まずは、お金の流れを把握したいです。

アドバイスよろしくお願いします。

(あきの答え)

ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。

「年収1000万円でも貯金ができない家計」についてですね。

年収1000万円でも貯金ができない家計

年収1000万円以上でも貯金ができない。高収入なのにお金が貯められない。

そういった方からのお問い合わせも非常に増えています。

先日も「身近な方が年収1000万円以上なのに自己破産した」という話が私の耳にも入ってきました。

「年収1000万円もあれば私だったら1年で500万円貯金できる!」と思う方もいらっしゃると思いますが、そんなに簡単な問題ではありません。

きちんと年収1000万円以上の方の暮らしの立場にたって考えなくてはいけません。

年収1000万円以上の家計の割合

国税庁の「民間給与実態統計調査(平成30年9月)」によれば、4,945 万人の平均給与は432万円です。

そのうち、年収が1000万円を超える方は全体の4.5%(男性6.9% 女性0.9%)となっています。

全体的に考えれば年収1000万円を超える方は少ないと言えます。

一般的に考えれば「年収が1000万円以上もあれば裕福な生活ができそうではないか」と考えがちですが、実は年収1000万円でも貯蓄ができない人もいますので注意が必要です。

年収1000万円以上でも貯蓄ができない家計の特徴

先日お話を伺った年収1000万円以上の家計の方も、貯蓄ができないという悩みを抱えていました。

支払いが多く、贅沢は特にしておらず、年収1000万円以上でもお父さんのお小遣いは月2万円という生活でした。

ご自分なりに節約しているつもりなのに貯まらないというお悩みでした。

家計を見させていただくと、やはりいろいろな支出が多く年収1000万円以上でも生活ぶりは年収500万円の方と変わらないのです。

年収1000万円以上と「高収入なのに貯まらない」という家計のやりくりになってしまう方の特徴は以下の通りです。

年収1000万円以上なのに貯金がない人の特徴1

年収1000万円以上の高収入ともなると、毎月入ってくるお金はそれなりにあるものです。

しかし、入ってくるお金があるがゆえに気軽に支払いを追加してしまうという傾向があります。

例えば「住宅ローン」など、基本的な「固定費」の支払いが知らず知らず増加してしまうのです。

高所得な方というのはお子さんの教育にも熱心な傾向があり、「習い事」だけでなく「私立小学校」や「お受験」や「留学」といったことにも積極的な傾向があります。

「このような支出はただの見栄ではないか」という方もいますが、高所得な方というのは普段からお付き合いしている方も高所得ということが多く、周りの常識に流されやすい傾向があります。

日ごろからお付き合いしているご家庭のお子さん全員が受験しているのに、うちの子だけ公立小学校というのはかわいそうという意識も芽生えやすいものです。

年収1000万円以上なのに貯金がない人の特徴2

高収入な世帯の方というのは、毎月入ってくる金額が大きいため、「なんでも支払える」と安易に自分の支払い能力を過信してしまうところがあります。

気軽にクレジットカード払いをし、電子マネーにもお金をつぎ込み、足りなくなったら銀行から気軽にお金をおろします。

「欲しいものややりたいことを我慢する」ということが苦手なのです。

所得が少ない方は、欲しいものややりたいことに何でも我慢せずにお金を支払っていたらたちまち生活できなくなるということが分かっていますが、高所得な方はこれくらい追加してもまあ何とかなるだろうと安易に考える傾向があります。

また、実際に収入が多いので、多少そのような支出が増えても最終的には何とかなってしまうため、なかなか自分の浪費に向き合えない傾向があります。

年収1000万円以上なのに貯金がない人の特徴3

高収入なのに貯まらないという方は「小さなお金を馬鹿にしやすい」という特徴もあります。

例えば、毎日立ち寄るカフェのコーヒー代が年間にすると馬鹿にならないということが分かっていても「1日200円の支出を我慢するなんてバカバカしい」と考えてしまうのです。

「そんな小さなお金を我慢する生活なんてしたくない」「それくらい別にいいでしょ」とさえ考えている場合があります。

このような小さなお金を馬鹿にするタイプの方は、そもそもの考え方から矯正する必要がありますので、小さな節約に挫折しやすい傾向があります。

何も考えずに好きなようにお金を使うことが好きなので、毎月気づけばお金がないという状況になりがちです。

年収1000万円以上なのに貯金がない人の特徴4

高収入な方の中には一部「必要経費が多い」という方もいます。

例えば、「ゴルフの接待は外せない」「上司という立場上部下に食事をごちそうしなくてはいけない」「関係者との外せない飲み会が多い」など、仕事上のやむを得ないお付き合いが多く、給料が入ってきても持ち出しが多いというケースもあります。

なかには夫の小遣いが月10万円でも足りないという方もいます。

このようなケースに該当する方は、外せないお付き合いが多いので、給料が多くても実際手元に残せる金額がどうしても少なくなってしまいます。

貯金ゼロでも貯まる家計にするには

上記のような特徴から、高収入でも貯まらないという方でも貯まる家計に変えることは可能です。

高収入でも貯められない家計を貯める家計に変えるための方法は以下の通りです。

年収1000万円以上なのに貯金がない家計を変える方法1

高収入なのに貯金がないという家計を変えるためには、まずは支払いを整理するということから始めましょう。

高収入な方というのは、とにかく小さな支払いに鈍感という傾向があります。

例えば、携帯電話のアプリなど月数百円の支払いなどは、使っていなくても契約しっぱなしということがよくあります。

このような使っていない契約ものを外すことから始めましょう。

どこかの会員になったまま全く利用していないのに会費だけ払い続けているというようなものがないか見直してみましょう。

年収1000万円以上なのに貯金がない家計を変える方法2

高収入なのに貯金がない方というのは、美容院は月に1回は絶対に外せない、洋服も毎月買いに行くのは外せない、というように「あれもこれも絶対必要だから」という意識をもっている場合が多いのです。

そのような場合は「回数と金額を整える」ということに挑戦してみてください。

例えば、美容院も月に1回ではなく3カ月に2回にする、洋服を買いに行くのも月に1度ではなく、2カ月に1度にしてみる。

月1度1万円を美容院に支払っているとすると、年間で12万円美容院の費用がかかりますが、3カ月に2回にすると8万円で済ませられますので、回数を整えるだけで年間4万円節約できることになります。

毎日通っているカフェ代も、1日200円、31日で6200円を3日で400円にすると、31日4200円になり、1ヵ月2000円、年間で1万2千円節約できます。

このように今までより回数を少し減らすだけでも年間にすると大幅に節約できることがあります。

回数を減らすくらいであれば、完全にやめるわけではないのでストレスも少なく実践できます。

質問者様の家計の場合は

さて、質問者様の家計の場合はというと、まずは妹さんの家計とご自分の家計は別々に考えましょう。

最終的には妹さんの家計まで管理できれば理想的ですが、まずはご自分の家計を整えることから始めましょう。

妹さんにクレジットカードでの支払いはしてもらっているということですが、ご自分の分を購入したときはご自分の財布からお金を抜き妹さんに現金を渡すなどし、ご自分の家計が自分で見えるようにすることから始めましょう。

家計簿につけるのは自分の収入と支出だけから始めたほうがよいでしょう。

妹さんの分については、毎月の先取り貯金をまずは気軽に崩していないかを確認し、崩していないようなら今後も崩さないように見守りましょう。

また、もしできるなら毎月お金をおろす金額をクレジットカードなどの支払いを含めて「定額」にすることから始めるようアドバイスするとより家計が整いやすくなります。

■参考:毎月「定額制」から始める家計管理は以下の記事で詳しく紹介しています。

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あき
家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。 節約や貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。著書に 「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる!「ズボラ家計管理」トレーニング」他

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