貯め期って何?人生で3回から4回に増加?!貯めどきに貯める家計管理の方法!
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貯め期という言葉を聞いたことがありますか?
これまでは人生に3回あると言われていた貯め期が、なんと人生で4回に増加!
貯めどきを逃さず貯蓄に変えるために「人生で4度ある貯め期とはいつか?」「それぞれの時期で気を付けることは何か?」について紹介します。
貯め期とは何か?というと、人生の中でも「比較的お金の貯めやすい時期」のことです。
貯め期は人生で3回あるとこれまでは一般的に言われてきました。
1回目は結婚してからお子さんが生まれるまで
2回目はお子さんが小さく幼稚園や保育園に上がる前、または小学校低学年まで
3回目はお子さんが大学を卒業した後、定年するまで
なかには子どもが保育園、幼稚園に通っている時期も含めて貯め期と表現する方もいますが、子どもが保育園、幼稚園に通っている時期というのは保育料が高く貯蓄ができないという方もいらっしゃるので、私の考えでは「貯め期」とは考えません。
しかし、近年「幼児教育無償化」の決定により、本来貯め期から外れていた「幼稚園や保育園の費用がかかる時期」も「貯め期」に加えることができるようになりました。
これまで3度あると言われていた貯め期が4度に増加(もしくは2度目の貯め期の延長)したと言えます。
「貯め期」について知らずに無計画に過ごしてしまうとせっかくの貯められるチャンスをみすみす逃してしまうことに…。
それぞれの時期に合わせた「貯め期を逃さない家計設計のコツ」を紹介します。
1度目の貯め期は結婚してからお子さんが生まれるまで。
この時期の貯め期を逃さない家計設計のコツは「浪費を防ぐ」ことです。
結婚してお子さんが生まれるまでの間というのは、支出を少なくできる時期なので本来なら貯めやすい時期です。
しかし、様々な要因で貯められない方が多くみられます。
例えば夫婦で財布を別にする。
夫婦それぞれに収入があると、家賃は夫、光熱費は妻といった具合に支出を分担するような夫婦別財布の家計管理をしている方が多くみられます。
夫婦別財布というのは家計管理の観点から考えると非常に貯めにくい管理方法です。
なぜなら夫婦それぞれに衣服や交際費など自分のための浪費が増えてしまうから。
より貯めやすい家計にするには夫婦で生計を共にしてお金を管理することをオススメします。
夫婦で生計を共にすることが難しければそれぞれに浪費しないような仕組みを作りましょう。
■参考:二人暮らしの家計のコツは以下の記事で詳しく紹介しています。
2度目の貯め期はお子さんが小さく幼稚園や保育園に上がる前、または小学校低学年まで。
この時期の貯め期を逃さない家計設計のコツは「子どもにお金をかけすぎない」ことです。
お子さんが生まれたばかりでまだ保育園や幼稚園などに行っていない頃もまだまだ支出を少なくできる時期ですので、貯め時と言えます。
この頃の家計の特徴としては「まだまだ二人暮らしの延長程度の支出くらいしかかからない」ことがあげられます。
まだ小さいお子さんですと食事量も少なく済みますし、小遣いが欲しいと言い出すこともありません。
洗濯物の量も小さな衣類が少し追加されるくらいですので、回数が多くなることもなく、お風呂も一緒に入るでしょうから水道料金が極端にあがるということもありません。
二人暮らしの頃に比べれば多少お子さんに費用がかかるようにはなりますが、それでもまだこれからくる教育費の負担に比べたらかわいいもの。
しかし、特に一人目のお子さんですと、あれもこれもといろいろなものをお子さんに与えたくなってしまう時期でもあります。
知育玩具や衣類などを頻繁に購入したり、なかには数十万円もするような早期教育教材をローンで購入するような方もいます。
子どもの成長は楽しみなものですが、身の丈以上に欲張りすぎないように気を付けてほしいものです。
また、子どものために貯金をしなくてはと焦るあまりに学資保険など貯蓄性のある保険に加入しすぎてしまい、のちのち教育費が本当にかかるころに学資保険など貯蓄性のある保険の支払いが苦しくなってしまい解約。
元本割れを引き起こし貯蓄性保険の意味がなくなってしまったというケースもよくみられます。
■参考:学資保険が支払えなくなるケースについては以下の記事で詳しく紹介しています。
幼稚園、保育園を終え、公立小学校に進学したお子さんが低学年の頃も支出を少なくできる時期ですので、貯め時と言えます。
この頃の家計の特徴としては「一番学費がかからない時期」ということがあげられます。
公立小学校の小学校の学費は文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」によると、公立小学校では322,310円とされています。
私立小学校の学習費は1,528,237円となっていますので、私立小学校に比べ公立小学校では年間120万円(月10万円)ほど学習費が少なくなります。
よって私立小学校に入学した場合は貯め期にはなりませんが、公立小学校に入学した場合は貯め期になると言えます。
ただし、この時期に不用意に「子どもの習い事」を増やしてしまうと、せっかくの貯め期でも家計が苦しくなるなど、その後の進学費に影響が出ることがあります。
特にお子さんの習い事費については安易に増やしすぎないように気をつけましょう。
■参考:子どもの習い事はいくらまで?については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:公立小学校6年間にかかる学費については以下の記事で詳しく紹介しています。
3度目の貯め期はお子さんが大学を卒業した後定年するまで。
この時期の貯め期を逃さない家計設計のコツは「老後にローンを残さない」ことです。
まずは、一番下のお子さんが大学卒業時に主たる働き手となる方が何歳になるのかを確認しましょう。
下のお子さんが大学卒業時に56歳、定年を60歳とした場合は貯め期は4年ほどあることになります。
下のお子さんが出生時の年齢が高いと貯め期がないまま老後を迎えるケースも多くみられますので、貯め期があるのかを確認することが大切です。
また、特にこの時期に注意したいのは、老後にローンを残さない家計設計を行うことです。
教育ローン、車のローン、住宅ローンなど各種ローンが多額に残っている状況で老後に突入してしまうと老後の家計のやりくりが非常に厳しくなることが予測されます。
各種ローンの残金と老後に残したい資金のバランスをとるような家計設計を心がけましょう。
■参考:老後の家計簿については以下の記事で詳しく紹介しています。
上記の3回が通常言われてきた人生で3度ある貯め期です。
しかし、近年「幼児教育無償化」により、本来「保育園や幼稚園の費用がかかり貯めにくかった時期」も「貯め期」に追加することができるようになりました。
この時期は、特に「油断しない」ようにする家計設計を心がけましょう。
子どもが幼児と言われる時期は、やはり本来ならそれほど子どもに費用が掛からない時期にあたります。
幼児教育無償化により保育料が無償になったからと油断して安易に支出を増やさないように気をつけましょう。
■参考:幼児教育無償化については以下の記事で詳しく紹介しています。
人生に4度(または2度目の貯め期の延長)となった貯め期にまったく貯蓄ができない家計管理をしていると、厳しい時期の資金の準備が整いませんので、苦しい家計のやりくりを強いられることにもなりかねません。
「住宅」「教育」「老後」の3大資金に計画的に優先順位をつけて備えておきましょう。
■参考:貯金は何から貯める?については以下の記事で詳しく紹介しています。
・人生で3度あるといわれている貯め期が4度(または2度目の貯め期の延長)になりました。
・貯め期に貯められない家計にならないような家計設計を心がけましょう。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:他にもある!正しい家計管理の方法については以下にまとめてあります。
・正しい家計管理の方法
■参考:無料で家計簿&家計管理アドバイザーに相談できます。
これまでは人生に3回あると言われていた貯め期が、なんと人生で4回に増加!
貯めどきを逃さず貯蓄に変えるために「人生で4度ある貯め期とはいつか?」「それぞれの時期で気を付けることは何か?」について紹介します。
貯め期とはいつ?
貯め期とは何か?というと、人生の中でも「比較的お金の貯めやすい時期」のことです。
貯め期は人生で3回あるとこれまでは一般的に言われてきました。
1回目は結婚してからお子さんが生まれるまで
2回目はお子さんが小さく幼稚園や保育園に上がる前、または小学校低学年まで
3回目はお子さんが大学を卒業した後、定年するまで
なかには子どもが保育園、幼稚園に通っている時期も含めて貯め期と表現する方もいますが、子どもが保育園、幼稚園に通っている時期というのは保育料が高く貯蓄ができないという方もいらっしゃるので、私の考えでは「貯め期」とは考えません。
しかし、近年「幼児教育無償化」の決定により、本来貯め期から外れていた「幼稚園や保育園の費用がかかる時期」も「貯め期」に加えることができるようになりました。
これまで3度あると言われていた貯め期が4度に増加(もしくは2度目の貯め期の延長)したと言えます。
「貯め期」について知らずに無計画に過ごしてしまうとせっかくの貯められるチャンスをみすみす逃してしまうことに…。
それぞれの時期に合わせた「貯め期を逃さない家計設計のコツ」を紹介します。
1度目の貯め期の家計設計のコツ
1度目の貯め期は結婚してからお子さんが生まれるまで。
この時期の貯め期を逃さない家計設計のコツは「浪費を防ぐ」ことです。
結婚してお子さんが生まれるまでの間というのは、支出を少なくできる時期なので本来なら貯めやすい時期です。
しかし、様々な要因で貯められない方が多くみられます。
例えば夫婦で財布を別にする。
夫婦それぞれに収入があると、家賃は夫、光熱費は妻といった具合に支出を分担するような夫婦別財布の家計管理をしている方が多くみられます。
夫婦別財布というのは家計管理の観点から考えると非常に貯めにくい管理方法です。
なぜなら夫婦それぞれに衣服や交際費など自分のための浪費が増えてしまうから。
より貯めやすい家計にするには夫婦で生計を共にしてお金を管理することをオススメします。
夫婦で生計を共にすることが難しければそれぞれに浪費しないような仕組みを作りましょう。
■参考:二人暮らしの家計のコツは以下の記事で詳しく紹介しています。
2度目の貯め期の家計設計のコツ
2度目の貯め期はお子さんが小さく幼稚園や保育園に上がる前、または小学校低学年まで。
この時期の貯め期を逃さない家計設計のコツは「子どもにお金をかけすぎない」ことです。
子どもが産まれたばかりの頃の家計
お子さんが生まれたばかりでまだ保育園や幼稚園などに行っていない頃もまだまだ支出を少なくできる時期ですので、貯め時と言えます。
この頃の家計の特徴としては「まだまだ二人暮らしの延長程度の支出くらいしかかからない」ことがあげられます。
まだ小さいお子さんですと食事量も少なく済みますし、小遣いが欲しいと言い出すこともありません。
洗濯物の量も小さな衣類が少し追加されるくらいですので、回数が多くなることもなく、お風呂も一緒に入るでしょうから水道料金が極端にあがるということもありません。
二人暮らしの頃に比べれば多少お子さんに費用がかかるようにはなりますが、それでもまだこれからくる教育費の負担に比べたらかわいいもの。
しかし、特に一人目のお子さんですと、あれもこれもといろいろなものをお子さんに与えたくなってしまう時期でもあります。
知育玩具や衣類などを頻繁に購入したり、なかには数十万円もするような早期教育教材をローンで購入するような方もいます。
子どもの成長は楽しみなものですが、身の丈以上に欲張りすぎないように気を付けてほしいものです。
また、子どものために貯金をしなくてはと焦るあまりに学資保険など貯蓄性のある保険に加入しすぎてしまい、のちのち教育費が本当にかかるころに学資保険など貯蓄性のある保険の支払いが苦しくなってしまい解約。
元本割れを引き起こし貯蓄性保険の意味がなくなってしまったというケースもよくみられます。
■参考:学資保険が支払えなくなるケースについては以下の記事で詳しく紹介しています。
子どもが小学生低学年の頃の家計
幼稚園、保育園を終え、公立小学校に進学したお子さんが低学年の頃も支出を少なくできる時期ですので、貯め時と言えます。
この頃の家計の特徴としては「一番学費がかからない時期」ということがあげられます。
公立小学校の小学校の学費は文部科学省の「平成28年度子供の学習費調査」によると、公立小学校では322,310円とされています。
私立小学校の学習費は1,528,237円となっていますので、私立小学校に比べ公立小学校では年間120万円(月10万円)ほど学習費が少なくなります。
よって私立小学校に入学した場合は貯め期にはなりませんが、公立小学校に入学した場合は貯め期になると言えます。
ただし、この時期に不用意に「子どもの習い事」を増やしてしまうと、せっかくの貯め期でも家計が苦しくなるなど、その後の進学費に影響が出ることがあります。
特にお子さんの習い事費については安易に増やしすぎないように気をつけましょう。
■参考:子どもの習い事はいくらまで?については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:公立小学校6年間にかかる学費については以下の記事で詳しく紹介しています。
3度目の貯め期の家計設計のコツ
3度目の貯め期はお子さんが大学を卒業した後定年するまで。
この時期の貯め期を逃さない家計設計のコツは「老後にローンを残さない」ことです。
まずは、一番下のお子さんが大学卒業時に主たる働き手となる方が何歳になるのかを確認しましょう。
下のお子さんが大学卒業時に56歳、定年を60歳とした場合は貯め期は4年ほどあることになります。
下のお子さんが出生時の年齢が高いと貯め期がないまま老後を迎えるケースも多くみられますので、貯め期があるのかを確認することが大切です。
また、特にこの時期に注意したいのは、老後にローンを残さない家計設計を行うことです。
教育ローン、車のローン、住宅ローンなど各種ローンが多額に残っている状況で老後に突入してしまうと老後の家計のやりくりが非常に厳しくなることが予測されます。
各種ローンの残金と老後に残したい資金のバランスをとるような家計設計を心がけましょう。
■参考:老後の家計簿については以下の記事で詳しく紹介しています。
新しい貯め期の家計設計のコツ
上記の3回が通常言われてきた人生で3度ある貯め期です。
しかし、近年「幼児教育無償化」により、本来「保育園や幼稚園の費用がかかり貯めにくかった時期」も「貯め期」に追加することができるようになりました。
この時期は、特に「油断しない」ようにする家計設計を心がけましょう。
子どもが幼児と言われる時期は、やはり本来ならそれほど子どもに費用が掛からない時期にあたります。
幼児教育無償化により保育料が無償になったからと油断して安易に支出を増やさないように気をつけましょう。
■参考:幼児教育無償化については以下の記事で詳しく紹介しています。
何から貯めたらいい?
人生に4度(または2度目の貯め期の延長)となった貯め期にまったく貯蓄ができない家計管理をしていると、厳しい時期の資金の準備が整いませんので、苦しい家計のやりくりを強いられることにもなりかねません。
「住宅」「教育」「老後」の3大資金に計画的に優先順位をつけて備えておきましょう。
■参考:貯金は何から貯める?については以下の記事で詳しく紹介しています。
まとめ
・人生で3度あるといわれている貯め期が4度(または2度目の貯め期の延長)になりました。
・貯め期に貯められない家計にならないような家計設計を心がけましょう。
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:他にもある!正しい家計管理の方法については以下にまとめてあります。
・正しい家計管理の方法
■参考:無料で家計簿&家計管理アドバイザーに相談できます。
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