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貯金の優先順位が分からない。住宅ローン、教育費、老後。何から貯める?

貯金術

日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。

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今回のご相談内容

教育費が貯まってから住宅ローンの繰り上げ返済をしたほうがいい、とも聞きます。

また定年前に住宅ローンが完済できるといい、とも聞きます。

子供が18歳の時に私達は57歳で住宅ローン、教育費のピーク、老後資金の確保と考えなければなりません。

何を優先的にどのように貯めていけばいいのでしょう?

(あきの答え)

ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。

「貯金の優先順位の決め方」についてですね。

貯金の優先順位の決め方

貯金をした方がいいのは分かっているが、何から貯めたらよいのか分からない。

家計を管理しているとそのような悩みに直面することがありますね。

いつまでにいくらをどのように貯めたらよいのか貯金の優先順位の決め方について紹介します。

「住宅」「子どもの教育」「老後」+「車」の4大貯金について考えよう

一般的に「住宅に関わる資金」「子どもの教育に関わる資金」「老後に関わる資金」のことを人生の三大資金と言います。

日ごろの家計管理はこの三大資金への備えを中心に行うことが求められます。

さらに必要な方にとっては「車に関わる資金」も加えた四大資金への備えが必要となります。

そのうち何の資金どのような優先順位をつけて貯蓄するか検討してみましょう。

「住宅に関わる貯金」

マイホームは人生最大の買い物といっても過言ではありません。

住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査(2017年度)」によると、建売住宅の所要資金(購入価額)は全国平均で3338万円、マンションの所要資金(購入価額)は全国平均で4267万円

また、住宅に関わる資金というのは購入価格だけではなく、住宅ローンを組めば手続きのための諸費用や金利の支払いもあります。

長く住み続けるのであればリフォームも必要です。

住宅の購入資金だけでなく、諸費用、金利、リフォームまで含めて「住宅に関わる資金」として考えておく必要があります。

「子どもの教育に関わる貯金」

子どもをひとり育てるのにも大きなお金がかかります。

教育費だけなく生活費も夫婦二人暮らしの時に比べると大きく増えます。

平成17年版国民生活白書(内閣府)によれば、教育費を除いた生活費の負担だけでも22年間で775万円

そこにさらに教育費の負担が加算されます。

子どもの学習費調査(文部科学省)」によれば、教育費は高校まで公立、大学のみ私立大学文化系学部を選択した場合でも1708万円かかります。

■参考:子どもひとり育てるのにいくらかかる?子育て費用の総額については以下の記事で詳しく紹介しています。

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「老後に関わる貯金」

総務省の「家計調査年報(2017年)」によると、高齢夫婦無職世帯(夫65歳以上,妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯)の収入から税金や社会保険料を引いた可処分所得は約181000円であるのに対し、消費支出は約236000円となっており、毎月約5万5000円が赤字とされています。

この毎月の赤字に備えるために必要なのが「老後に関わる貯金」です。

■参考:老後の備えはいくら必要かについては以下の記事で詳しく紹介しています。

老後の家計簿。生活費はいくら必要?年金暮らしの両親の例老後の家計を正常に維持するための「老後の生活費」「老後の準備のための貯蓄」は一体いくら必要なのでしょうか? 家計簿をつけたことがな...

「車に関わる貯金」

車を所有している場合は、車に関わる貯金をすることも大切です。

車はローンで購入しているから貯金は必要ないと考える方もいますが、健全な家計管理をするためには「車は現金一括で購入」することをオススメします。

現金一括で車を購入するためには、車の買い替えの時期に合わせて車の積立貯金をする必要があります。

■参考:車にかかる生涯の費用については以下の記事で詳しく紹介しています。

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車の買い替えのタイミングは何年おきがお得?貯金したほうがいい?ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします! ※その他免責事項をお読みください。 今回のご...

■参考:車を現金一括で購入するために積立貯金をする方法については以下の記事で詳しく紹介しています。

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何の貯金を優先して貯める?

上記の4大資金についての備えを行うために貯金をする必要がありますが、何のための備えから優先して貯金をするか迷うこともありますよね。

結論からお伝えすると、貯金の優先順位は「近いうちに必要な資金ほど優先して貯める」という方法がオススメです。

例えば、数年後にマイホーム購入を予定しているならまず優先して貯めるのは「住宅に関わる貯金」

数年後に車の買い替えを予定しているなら「車に関わる貯金」

数年後に子どもの進学を予定しているなら「子どもの教育に関わる貯金」

子どもが巣立ち、まもなく定年、老後を迎えるという場合は「老後に関わる貯金」

このようにして、近いうちに必要な資金から優先して貯めていくようにしましょう。

貯金の配分を考えよう!

まとまった金額が貯金できる場合はいくつかの資金を同時にまとめて並行して貯めてもよいでしょう。

年間100万円の貯金が可能な場合は例えば以下のように内訳の配分を考えてみましょう。

50万円は子どもの教育に関わる貯金
30万円は車に関わる貯金
10万円は住宅のリフォームのための貯金
10万円は老後に関わる貯金

内訳の配分は各ご家庭の裁量で自由に変更して構いません。

どの貯金を優先的に貯めるのか検討しておきましょう。

年齢を考えよう!

貯金の優先順位を決める場合に重要なことのひとつは「年齢」です。

お金のことで将来が不安にならないという方は、毎年いくらの貯金が必要かを定年退職をする年齢から逆算して考えています。

「この年齢の頃にはこれくらいの貯金が必要だから今年はこれくらいの貯金をしよう」といった明確な目標を持っているのです。

質問者様のご年齢はわかりませんが、まずはお子さんの教育のための貯金を第一に優先し57歳よりも前に貯め終える。

次に住宅、老後に関わる資金を同時に並行して貯めていくという順番になさると、少なくともお子さんの進学のために教育ローンを組むような無謀な家計にならない可能性が高まります。

年間で貯金できる金額とご年齢を考えながら具体的なライフプランを作成することが有効と考えられます。

■参考:簡易ライフプランの作り方

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あき
家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー資格所有。 節約や貯金術などお金に関する執筆多数。NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。著書に 「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる!「ズボラ家計管理」トレーニング」他

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