仕事にかかる経費のお金は家計簿では何費?仕事費?小遣い?
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日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
あきさん、こんにちは。
夫が仕事で必要でパソコンキーボードを購入したのですが、特別費に仕事用の項目がないのですが、娯楽費でしょうか?
飲み会の多い職場で仕事交際費で予算を組んでいるので、そちらに入れた方がいいのか迷います。
分かりづらい文章で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「仕事にかかる費用の家計簿のつけ方」についてですね。
仕事にかかる費用は家計簿では何費にしたらいいの?
仕事費を作ったほうがいいの?それとも他の支出でやりくりしたほうがいいの?
仕事にかかる支出があると家計簿のつけ方に迷う方もいますよね。
そのような場合の「仕事にかかる支出の家計簿のつけ方」について紹介します。
夫や妻に仕事にかかる支出がある場合、まず気になるのは「何費で分類するか」ということです。
仕事にかかる支出は仕事費?小遣い?娯楽費?特別費?
何費にしたらよいか分からないというご相談は比較的よく寄せられます。
結論からお伝えすると基本は「小遣いまたは仕事費」で分類することをオススメします。
このような仕事に関わる支出を何費で考えたらいいか分からない時は、「プライベートな支出」か「仕事の支出」かで考えましょう。
例えば
・仕事で新幹線の費用や飛行機の費用を立て替えた
・仕事で必要な資格取得のための講座を受講した
・仕事で必要な資格更新料を支払った
・仕事の社員旅行で旅行に費用がかかった
これらの支出は仕事に関わる支出です。仕事以外に使わない支出といえます。
・スーツを買った
・定期券のパスケースを買った
これらの支出は、仕事にかかわりはありますが、仕事だけでなくプライベートでも使えるものです。
また、強制的に「今日買わなくてはいけない」というものではなく、支払いの時期は自分の裁量で決めることができます。
家計簿で一番簡単な仕分けの方法は、上記の支出をすべて夫(または妻)の小遣いでやりくりしてもらうという方法です。
毎月定額の小遣いを渡し、その中で仕事に関わる支出もプライベートに関わる支出もすべてやりくりしてもらうようにすれば、家計簿には「小遣い 40000円」などと1行記入するだけで終わらせることができます。
毎月1行の記入ですみますから家計簿をつけるのも簡単で時間もかかりません。
しかし、理由があって毎月定額で渡す小遣いを少なくしている場合、上記のような高額な支出は小遣いからは賄えないということになります。
上記のように仕事に関わる支出はすべて「小遣い」で賄うような仕組みにすることが一番ラクな方法です。
しかし、理由があり「小遣い」を少なく渡しており、仕事に関わる支出まで小遣いで賄うことができないという場合は、まず「小遣い」の範囲を確認しましょう。
小遣いから支払うものとしている支出はどこまでですか?
・ランチの費用
・月数回の飲み会の費用
・衣服
・美容院
・仕事上の経費
何を小遣いで賄うことにしているかによって対応が異なります。
■参考:小遣いの範囲とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16610
毎月定額で渡す小遣い以外に仕事でかかる経費や飲み会代は別に渡しているというやりくりをしている場合は、「小遣い」または「仕事費」といった費目を家計簿に作りましょう。
小遣いと仕事費のふたつの費目を作るという意味ではなく、小遣いまたは仕事費という名目の費目を作るという意味になります。
したがって作成する費目は1つでかまいません。
小遣いの欄に「飲み会」「仕事にかかった支出」などをすべて記入します。
経費が月にいくらかかるかは見通しのつかない支出ですから、この場合の小遣い(または仕事費)の予算は「月にいくら」というより「年間でいくら」という視点で考えるようにしましょう。
ただし、ご希望によっては上記の「スーツ」「衣服」「ちょっとした雑貨」「美容院」など、「仕事ではなくプライベートでかかる支出」については「小遣い(または仕事費)」に記入せず「衣服費」「特別費」など家計の娯楽費用に関わる支出に計上してもかまいません。
質問者様の場合は「仕事上費用なパソコンキーボードを購入した」ということですから「小遣い(仕事費)」として計上してかまいません。
家族も使うものであれば「安価なものなら娯楽費」「高価なものなら特別費」でもよいでしょう。
質問者様は「仕事交際費」という費目を作成しているということですので、仕事に関わる経費などがその他にもあるのならこちらの費目をつかってもいいでしょう。
上記のように仕分けをすることをオススメするのかには理由があります。
なぜ「小遣い」または「仕事費」ですべて仕分けるかというと、「家計(家族)の支出」と「個人にかかる支出」をごちゃごちゃにしないためです。
例えば「新幹線の費用」だからといって「仕事で立て替えた新幹線代」を「交通費」に振り分けてしまうと、夫(または妻)の経費の交通費が高いのか、「家族で遊びで使った交通費」が高いのかパッと見ただけでは分からなくなります。
そのような混乱を防ぐために、夫(または妻)の個人の支出としてあとから振り返った時にもわかるような仕組みで家計簿をつけることをオススメします。
上記のように家計簿につけると、家族の支出と個人の支出をはっきりと区別することができます。
仕事でかかる支出の家計簿のつけ方は比較的よくいただくご質問ですので、よろしければ仕事でかかる支出に関する以下の記事もあわせてご覧ください。
■参考:仕事の経費精算がある場合の家計簿のつけ方は?
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4248
■参考:仕事の経費を精算したお金は家計簿では収入?
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9870
■参考:パパは営業職。立て替えが多く小遣いがかかる場合。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9661
なお、上記のように小遣いで仕分けるのは基本的に夫婦など家族のある世帯の場合のやりくりになります。
一人暮らし、独身の方の場合は、上記の小遣いにあたる支出が支出のすべてになりますので、対応を変えましょう。
■参考:一人暮らし・独身の家計簿の項目の作り方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2282165
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:他にもある!経費・精算・立て替えに関するご質問は以下にまとめてあります。
・経費・精算・立て替えに関するご質問一覧
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
あきさん、こんにちは。
夫が仕事で必要でパソコンキーボードを購入したのですが、特別費に仕事用の項目がないのですが、娯楽費でしょうか?
飲み会の多い職場で仕事交際費で予算を組んでいるので、そちらに入れた方がいいのか迷います。
分かりづらい文章で申し訳ありませんが、宜しくお願いします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「仕事にかかる費用の家計簿のつけ方」についてですね。
仕事にかかる費用と家計簿
仕事にかかる費用は家計簿では何費にしたらいいの?
仕事費を作ったほうがいいの?それとも他の支出でやりくりしたほうがいいの?
仕事にかかる支出があると家計簿のつけ方に迷う方もいますよね。
そのような場合の「仕事にかかる支出の家計簿のつけ方」について紹介します。
仕事にかかる支出の家計簿のつけ方
夫や妻に仕事にかかる支出がある場合、まず気になるのは「何費で分類するか」ということです。
仕事にかかる支出は仕事費?小遣い?娯楽費?特別費?
何費にしたらよいか分からないというご相談は比較的よく寄せられます。
結論からお伝えすると基本は「小遣いまたは仕事費」で分類することをオススメします。
プライベートな支出か仕事の支出かを見極めよう
このような仕事に関わる支出を何費で考えたらいいか分からない時は、「プライベートな支出」か「仕事の支出」かで考えましょう。
例えば
・仕事で新幹線の費用や飛行機の費用を立て替えた
・仕事で必要な資格取得のための講座を受講した
・仕事で必要な資格更新料を支払った
・仕事の社員旅行で旅行に費用がかかった
これらの支出は仕事に関わる支出です。仕事以外に使わない支出といえます。
・スーツを買った
・定期券のパスケースを買った
これらの支出は、仕事にかかわりはありますが、仕事だけでなくプライベートでも使えるものです。
また、強制的に「今日買わなくてはいけない」というものではなく、支払いの時期は自分の裁量で決めることができます。
家計簿で一番簡単な仕分けの方法は、上記の支出をすべて夫(または妻)の小遣いでやりくりしてもらうという方法です。
毎月定額の小遣いを渡し、その中で仕事に関わる支出もプライベートに関わる支出もすべてやりくりしてもらうようにすれば、家計簿には「小遣い 40000円」などと1行記入するだけで終わらせることができます。
毎月1行の記入ですみますから家計簿をつけるのも簡単で時間もかかりません。
しかし、理由があって毎月定額で渡す小遣いを少なくしている場合、上記のような高額な支出は小遣いからは賄えないということになります。
小遣いの範囲を確認しよう
上記のように仕事に関わる支出はすべて「小遣い」で賄うような仕組みにすることが一番ラクな方法です。
しかし、理由があり「小遣い」を少なく渡しており、仕事に関わる支出まで小遣いで賄うことができないという場合は、まず「小遣い」の範囲を確認しましょう。
小遣いから支払うものとしている支出はどこまでですか?
・ランチの費用
・月数回の飲み会の費用
・衣服
・美容院
・仕事上の経費
何を小遣いで賄うことにしているかによって対応が異なります。
■参考:小遣いの範囲とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16610
小遣いまたは仕事費
毎月定額で渡す小遣い以外に仕事でかかる経費や飲み会代は別に渡しているというやりくりをしている場合は、「小遣い」または「仕事費」といった費目を家計簿に作りましょう。
小遣いと仕事費のふたつの費目を作るという意味ではなく、小遣いまたは仕事費という名目の費目を作るという意味になります。
したがって作成する費目は1つでかまいません。
小遣いの欄に「飲み会」「仕事にかかった支出」などをすべて記入します。
経費が月にいくらかかるかは見通しのつかない支出ですから、この場合の小遣い(または仕事費)の予算は「月にいくら」というより「年間でいくら」という視点で考えるようにしましょう。
ただし、ご希望によっては上記の「スーツ」「衣服」「ちょっとした雑貨」「美容院」など、「仕事ではなくプライベートでかかる支出」については「小遣い(または仕事費)」に記入せず「衣服費」「特別費」など家計の娯楽費用に関わる支出に計上してもかまいません。
質問者様の場合は「仕事上費用なパソコンキーボードを購入した」ということですから「小遣い(仕事費)」として計上してかまいません。
家族も使うものであれば「安価なものなら娯楽費」「高価なものなら特別費」でもよいでしょう。
質問者様は「仕事交際費」という費目を作成しているということですので、仕事に関わる経費などがその他にもあるのならこちらの費目をつかってもいいでしょう。
なぜ小遣いまたは仕事費なのか
上記のように仕分けをすることをオススメするのかには理由があります。
なぜ「小遣い」または「仕事費」ですべて仕分けるかというと、「家計(家族)の支出」と「個人にかかる支出」をごちゃごちゃにしないためです。
例えば「新幹線の費用」だからといって「仕事で立て替えた新幹線代」を「交通費」に振り分けてしまうと、夫(または妻)の経費の交通費が高いのか、「家族で遊びで使った交通費」が高いのかパッと見ただけでは分からなくなります。
そのような混乱を防ぐために、夫(または妻)の個人の支出としてあとから振り返った時にもわかるような仕組みで家計簿をつけることをオススメします。
上記のように家計簿につけると、家族の支出と個人の支出をはっきりと区別することができます。
仕事でかかる支出の家計簿のつけ方は比較的よくいただくご質問ですので、よろしければ仕事でかかる支出に関する以下の記事もあわせてご覧ください。
■参考:仕事の経費精算がある場合の家計簿のつけ方は?
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4248
■参考:仕事の経費を精算したお金は家計簿では収入?
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9870
■参考:パパは営業職。立て替えが多く小遣いがかかる場合。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9661
一人暮らしの時は対応を変えよう
なお、上記のように小遣いで仕分けるのは基本的に夫婦など家族のある世帯の場合のやりくりになります。
一人暮らし、独身の方の場合は、上記の小遣いにあたる支出が支出のすべてになりますので、対応を変えましょう。
■参考:一人暮らし・独身の家計簿の項目の作り方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2282165
関連記事
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:他にもある!経費・精算・立て替えに関するご質問は以下にまとめてあります。
・経費・精算・立て替えに関するご質問一覧
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
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