2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

夫53歳月収20万円の家計簿公開!妻パート収入月6万円。赤字続きです。いくら収入を増やせばいいですか。

日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします!

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

あきさん、いつもブログを楽しみにしています。

夫の収入が毎年ダウンする厳しい状況で、赤字続きで困っています。

夫に相談しても、暴言の嵐で話し合いになりません。せめて私が管理している部分で改善できないものかご相談したく、お願いします。

収入として家計簿で把握しているのは、夫から生活費として渡された分です。夫自身で管理しているものに☆をつけています。

★は金額や有無の交渉ができないものです。

●家族構成●
夫(53)、妻(45)、子(高2)、子(小5)
1、収入
夫 年間手取り350万円(ボーナス100万円含む)
妻 年間手取り80万円(パート)
児童手当 年間12万円
燃料手当 年間11万円
夫の実家より 年間12万円

合計 年間 465万円

2、銀行支出
住宅ローン 年間30万円(ボーナス払いのみ。☆月2万5千円。来年6月完済予定)
電気代 年間9万円
ガス代 年間4万円
水道代 年間5万円
灯油代 年間20万円
★固定電話、Wi-Fi、携帯3台分 年間22万円
★生命保険(夫)年間5万円(貯蓄型)
☆(夫)年間16万円(貯蓄型)
★(夫)年間4万円(がん)
★(妻)年間6万5千円(貯蓄型)
※ 火災保険は来年支払い予定 4万5千円
高校  年間24万円(授業料は免除)
小学校 年間7万円
NHK受信料 年間1万4千円
新聞代 年間4万円
★自動車保険2台分 11万2千円

合計 153万1千円

3、現金支出
食費 年間90万円(月7万5千円)
日用品 年間36万円(月3万円)
衣服費 年間20万円(月1万6千円)
教育費 年間40万円(月3万3千円)※習い事や旅費など
娯楽費 年間5万円(昨年旅行したので、今年はない予定)
夫小遣い 年間36万円(月3万円)
親族へ・交際費 年間12万円(月1万円)
ガソリン費 年間12万円(1台分のガソリン代のみ)
医療費  年間15万円
町内会費 年間1万円
合計 267万円

特別費
固定資産税 年間 4万円
車税(2台分) 年間 4万3千円
合計 8万3千円

貯蓄
投資信託 年 6万円
積み立て 年12万円
子ども名義  90万円と150万円(外貨保険型)
普通預金  100万円

合計 年間18万円+340万円

今年は、現時点で夫の資格取得のために20万円と、高校生の子供の歯科矯正で54万円支出したので、また赤字の家計となります。

夫の希望で保険が多い結果、娯楽が少なくなってしまっています。家計の話を何度もして、これでも少し減らしましたが、これ以上、夫の部分の支出は変えられないと思います。

車2台ないと、二人とも通勤に困ることもあり、あと車検はユーザーにすることで費用を抑える努力をしています。
どちらの車も古く、2年後に10万キロを超える1台を買い替えたいと夫は言っていますが、厳しいです。
何が何でも、借金してでも買うといって聞きませんけど。

パートを増やすにしても、あと何万円くらい稼げば安心して生活できるのか、アドバイスお願いいたします。


ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。

「家計診断」についてですね。

全体的な感想について


まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。

年間収支は?


収入465万円
支出約428.4万円

収支は年間約36.6万円の黒字の予定ということですね。

生命保険
(夫)年間5万円(貯蓄型)
(夫)年間16万円(貯蓄型)
(妻)年間6万5千円(貯蓄型)

加えてこちらの貯蓄もありますので、貯蓄率が100%以上であれば年間の貯蓄額は64.1万円となります。

上記のように計算上は黒字になる家計ですが、実際はというと大きな支払いがあると赤字。ほぼ貯蓄性保険の分の貯蓄しか残っていない状況ではないかと推測できます。

家計のやりくりはどうする?


質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。

月の家計を見てみよう!


まず質問者様の月の家計について見てみましょう。

住宅ローン 年間30万円(ボーナス払いのみ。☆月2万5千円。来年6月完済予定)
電気代 年間9万円
ガス代 年間4万円
水道代 年間5万円
灯油代 年間20万円
★固定電話、Wi-Fi、携帯3台分 年間22万円
★生命保険(夫)年間5万円(貯蓄型)
    ☆(夫)年間16万円(貯蓄型)
    ★(夫)年間4万円(がん)
    ★(妻)年間6万5千円(貯蓄型)
※ 火災保険は来年支払い予定 4万5千円
高校  年間24万円(授業料は免除)
小学校 年間7万円
NHK受信料 年間1万4千円
新聞代 年間4万円
★自動車保険2台分 11万2千円
食費 年間90万円(月7万5千円)
日用品 年間36万円(月3万円)
衣服費 年間20万円(月1万6千円)
教育費 年間40万円(月3万3千円)※習い事や旅費など
娯楽費 年間5万円(昨年旅行したので、今年はない予定)
夫小遣い 年間36万円(月3万円)
親族へ・交際費 年間12万円(月1万円)
ガソリン費 年間12万円(1台分のガソリン代のみ)
医療費  年間15万円
町内会費 年間1万円

合計 420.1万円(35万円)

ご夫婦あわせての月収は26万円ですので、毎月9万円の赤字が出ている家計と言えます。

しかし、支出の内容から考えると一部特別費と考えられる支出も混ざっていたりと全体的に支出がうまく整っていない印象を受けます。

特別費を見てみよう!


質問者様の特別費としては以下の支出が考えられます。

固定資産税 年間 4万円
車税(2台分) 年間 4万3千円
合計 8万3千円

車検の費用やその他の支出が特別費計上されていないようです。

今年は夫の資格取得のために20万円と、高校生の子供の歯科矯正で54万円を出したということですが、家計管理を続けるのであればこれらの支出も特別費として計上しましょう。

上記の点から考えと、現状では大きな支出があるたびに貯金を崩すというやりくりをされていると考えられます。

おそらく、貯金と特別費の区別が余りついていない状況と推測されます。

■参考:特別費と貯金の区別については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4655131

家計を見直そう!


質問者様の家計は、月の支出と特別費の区別をつけることと、どうしても削れないと考えている支出をうまく整えるができるようになると大きく変わる家計と考えられます。

おそらく当方の家計簿はご利用でないか、家計簿じたいつけていない可能性があるのではないかと推測されます。

当方の家計簿をご利用いただくか、家計簿をつけない場合はやりくりの仕組みを整えるかどちらかの方法を採用していただくことをオススメします。

また、具体的に以下の支出の見直しについても検討されることも合わせてオススメいたします。

■食費

食費 年間90万円(月7万5千円)

質問者様の家計は4人家族にしては食費が高いという傾向があります。

もしかしたら外食も食費に含めている可能性があります。

一般的な家計簿では外食を食費に含めることが多いのですが、当方では外食は娯楽費に分類します。

そのように分類することで家計簿の予算を守りやすくする仕組みをつくることができます。

まずは食費に何の支出を含めているかを今一度見直してみてください。

■参考:家計簿の食費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11763

■日用品

日用品 年間36万円(月3万円)

日用品についても4人家族にしては高いと言えます。

お子さんの年齢から考えてもオムツやミルクが必要ではない時期ですので、日用品は一番に節約できる支出と考えられます。

日用品についても何を日用品としているかをまず検討した上で積極的に節約することを検討してみてはいかがでしょうか。

■参考:家計簿の日用品とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9776

■衣服費

衣服費 年間20万円(月1万6千円)

衣服費についてもやや高めと言えます。

もちろん衣服費はオシャレが趣味という方にとっては大切な支出ですから、できれば削りたくない支出であるかもしれません。

しかし、家計が赤字であるときには、毎月赤字を出しながらも衣服費をしっかり確保することを優先すべきなのかは今一度考えてみてください。

■参考:衣服費については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13983

■教育費

教育費 年間40万円(月3万3千円)※習い事や旅費など

教育費の中に「旅費」が含まれているようです。

学校の修学旅行などの支出であればこのままでも構いませんが、そうでない場合は旅費は教育費から外しましょう。

習い事についても、まもなく受験生のお子さんがいらっしゃると考えれば必要な支出である可能性が高いのですが、念のため過剰になりすぎていないか確認しましょう。

■参考:教育費については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/8636254

■娯楽費

娯楽費 年間5万円(昨年旅行したので、今年はない予定)

娯楽費については反対に少なすぎるようです。

今年はない予定ということですが、当方の家計簿では「娯楽費」という費目を作成することで支出のコントロールのしやすい家計簿にすることを目的とします。

娯楽費については予算を削るというよりは、もう少し適切な金額を確保するようにした方がよいでしょう。

■参考:娯楽費については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/10890

■まとめ

上記の支出を見直すだけでも月2,3万円の節約は十分に可能な家計と推測されます。

・何の支出を何の費目で計上するか
・作ってはいけない費目、作ったほうが良い費目は何か

上記2点について今一度確認されるとスッキリとまとまった家計簿になると考えられます。

■参考:家計簿に作ってはいけない費目、作ったほうが良い費目については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4219

予算を作り直そう!


上記の点を踏まえ、月の支出と特別費を以下のように整理しながら予算を整えることをご提案いたします。

(月の家計)
住宅ローン 年間30万円(ボーナス払いのみ。☆月2万5千円。来年6月完済予定)
電気代 年間9万円
ガス代 年間4万円
水道代 年間5万円
灯油代 年間20万円
★固定電話、Wi-Fi、携帯3台分 年間22万円
★生命保険(夫)年間5万円(貯蓄型)
    ☆(夫)年間16万円(貯蓄型)
    ★(夫)年間4万円(がん)
    ★(妻)年間6万5千円(貯蓄型)
高校  年間24万円(授業料は免除)
小学校 年間7万円
新聞代 年間4万円
食費 年間78万円(月6万5千円)
日用品 年間12万円(月1万円)
衣服費 年間0万円(娯楽費へ)
教育費 年間40万円(月3万3千円)※習い事や旅費など
娯楽費 年間42万円(月3万5千円)
夫小遣い 年間36万円(月3万円)
親族へ・交際費 年間0万円(娯楽費へ)
ガソリン費 年間12万円(1台分のガソリン代のみ)
医療費  年間15万円

合計 391.5万円(約32.6万円)

衣服費については、毎月購入しているご様子なので娯楽費に計上しましたが、購入しない月もあるということなら特別費に計上してもかまいません。

また、交際費についても、娯楽費にうつしました。

ただ、それでも月32.6万円ほどの支出があるということになり、質問者様のご夫婦合わせての月収からは毎月6万6千円ほど赤字になります。

できるなら、灯油や新聞、親族への交際費、教育費、ご主人の小遣いについても再度見直し、もう少し節約ができないか検討されることをオススメします。

特にご主人のお小遣いについてですが、現状では「生活費として月20万円、ボーナスから1回50万円をもらっている」という状況であると推測されます。

ご主人の本当の月収がわかりませんので何とも言えませんが、月収20万円以上の月収があるならお小遣いはすでにもらっていると思いますので、再度渡す必要があるのかについても検討してみてはいかがでしょうか。

また、反対にご主人がお小遣いをもらっておらず月収の余りを貯蓄にしている場合は質問者様が預かっている家計の中で大きく貯蓄をする必要があるのかについても検討しましょう。

(特別費)
火災保険 4万5千円
NHK受信料 年間1万4千円
自動車保険2台分 11万2千円
町内会費 年間1万円
固定資産税 年間 4万円
車税(2台分) 年間 4万3千円
車検・その他 年間 25万円
合計 約52万円

特別費についても検討すると年間支出は約443万円。収入は465万円のため、年間で約21万円を貯蓄するプランです。その他保険の貯蓄が貯蓄率100%以上なら合計48.5万円の貯蓄となるプランです。

貯蓄額は多くはありませんが手取り年収の10%を貯蓄として確保できます。

なお、住宅ローンについてはあと1年で完済予定ということですから、来年度からは年間30万円を貯蓄に上乗せできるようになります。

なお、今回は特別費のその他の費用を取りましたので、できる限り年間ででる大きな支出についてはこの金額内に収めることで、年間貯蓄額を減らさない工夫が大切です。

今後の家計はどうなる?


質問者様の家計は今後についても注意が必要な家計です。

現状の貯蓄で数年後に車を買い替えるのは難しく、ローンを組んでしまうとさらに家計が苦しくなることが予測されます。

少なくとも住宅ローンが終わる来年以降、貯蓄がある程度貯まってからにできると安心です。

また、お子さんの年齢を考えるとこれから上のお子さんの大学進学、下のお子さんの高校受験とお金のかかる時期に突入します。

それに対しご主人の年齢は高めですので、下のお子さんが大学卒業時にはご主人は64歳。下のお子さんが大学入学時にご主人がまだお仕事をされていればいいですが、無年金時代に大学の学費の支払いも重なると大変苦しい家計となる可能性があります。

ただ、その頃奥様はまだ56歳とお若いですから、できるだけ早期に正社員として働くなど収入の増加についても同時に検討しておきましょう。

現状では当面上のお子さんの大学の費用と車の費用を貯めることが先決です。できれば年間100万円程度の貯蓄は欲しいところですので、奥様がお仕事を増やされるのであれば最低限あと月5万円ほど収入が増やせるように検討するとよいでしょう。

扶養内に収まるのか、扶養を出て働いた方がよいのかなど詳しい計算についてはご自身で再計算されることをオススメします。

ご年齢から考えると、できるだけ早期に家計の見直しをされることが必要になります。ぜひ早期にしっかりと見直してみてくださいね。

今ここで立て直せれば、今よりさらに厳しくなると予測できる将来の家計についても安定する可能性があります。
関連記事

合わせてご覧いただくと、理解が深まります!

■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。

・手取り年収400万円台の家計のまとめ


■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. まーくる
    • July 18, 2019 21:35
    • あき様
      お忙しい中、家計診断していただき、ありがとうございました❗
      費目分けも一つ一つ丁寧に説明していただき、非常にわかりやすかったです。外食や給食費など、食費として扱っていたものは、娯楽費として計上した方が予算オーバーのストレスが減るというのは、目から鱗!でした。
      夫は、月収約25万円位の中から、自身の保険料とガソリン代と(私は知らないことになっている)借金の返済をしています。冷静にお金の話し合いをしようとすると、自身のプライドを傷つけるためか、いつも相手の一方的な暴言の嵐で終わってしまうため、私が管理している部分での改善策をお聞きした次第です。
      私自身どのくらい収入を増やせば良いのかも具体的に教えていただいたので、参考にさせていただきます。
      家計簿、実は15年近くつけているのですが、つけているだけで問題点に気がつけず、書くことそのものが目的となっていたのだと思います。赤字になるはずですよね…。
      あきさん考案の家計簿も購入し、途中からではありますが、予算もたててみました。
      今回指摘のあった部分を踏まえて、再度数字や費目を見直そうと思います。
      本当にありがとうございました。また、ご相談させていただくことがあるかもしれません。その時は、よろしくお願いいたします。
    • 2. あき
    • July 24, 2019 06:13
    • マークルさんコメントありがとうございます。
      ご主人はまた別に保険やガソリンや借金の返済などがあるのですね。
      せめて借金の返済がなくなればその分をご主人も貯蓄に回してくれるようになるかもしれないですね。
      なかなか冷静に話し合いができないということで、ご自分の管理されている分だけでなんとか頑張ろうとされるマークルさんの姿勢は大変立派です!
      家計簿を15年近くつけていても問題点に気づけなかったというのは私も経験がありますからお気持ち良く分かります。
      今は予算を立てるところまでできているのですから、大きく前進しはじめていると思います!
      またいつでもご利用ください。マークルさんならしっかり家計を立て直せると信じています。
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