2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

月収28万円の家計簿公開!月12万円赤字。夫の小遣いが多すぎます。

こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

あきさんはじめまして。
いつもブログ拝見しております。

●家族構成●
夫(37)、妻(30)、子(2)、子(来月出産予定)

1、収入 手取り約530万
夫 会社員 年収650万円
手取り月収30万 賞与3回150万
うち
家族手当2人分毎月1.25万 年間15万
通勤交通費 毎月約2万 年間約25万程 含む

妻 パート事務 月5~10万円 ですが現在は0円
(現在は出産のため休職中で無給2年目。在籍はしているので産後1年で復帰予定)

児童手当1.5万 年間18万
第二子誕生後は倍になります。

2、銀行支出 年間 約230万
〇家賃 月8万円 年間96万
〇電気ガス水道光熱費 月平均1.8万 年間約20万

〇保険
掛け捨て
夫*医療、がん保険 2種類月0.6万
妻*医療、がん保険 2種類0.2万
貯蓄型
夫*終身保険 60歳払込 月0.5万
終身保険 10年払ドル建て 月約1.6万(教育資金として)
学資保険 18年満期 月1万
妻*貯蓄型医療保険 0.3万
合計 月4.2万 年間約50万

〇妻奨学金 月1万 年間12万(残り25万)
〇車ローン 残クレ
月0.6万 ボーナス払9万×2回 年間25万
(残り2年と残債130万一括返済予定)
〇通信費 スマホ2台とWiFi 1.8万 年間22万
〇高速代(夫趣味のゴルフと帰省時) 月0.5万 年間6万

3、現金支出 約250万
食費 月5〜6万
日用品 月1万
被服、美容、医療 月2万
他雑費 1万
生活費として月予算10万 年間120万

夫 小遣い 月5万 ボーナス時1割強 20万 年間80万

(特別費予定)
〇車税 4万円 車保険5万
〇帰省費 手土産含 年間5万
〇お年玉お祝い、お中元お歳暮誕生日など親族間の交際費12万
〇家族の誕生日や記念日ご褒美費用7万
〇家具家電5万
〇夫の仕事用費(スーツ等備品と出張費)10万
年間約50万

(昨年度貯金実績)
昨年は私の収入がほぼゼロだったことと赤字補填もあり年間40万程の貯金実績でした。

私がパートで働いていた2年前までの年間貯金額は保険にもろくに入らず、特に節約せずにだらだらと約80~100万。

しかし復帰後は保育料もあるので切り詰めて同じくらいになるかと思っています。

結婚してから不妊治療の末出産、さらに昨年車を新車購入し頭金を出し、貯金残高は100万からのスタートで、140万時点でこの度、新築マンションの購入契約を済ませました。

手付金は100万円。

そのため現在の貯金残高は40万円になってしまいました。引越しはまる1年後でそこから住宅ローンが始まります。

それまでに出産もあり、貯金が少なくとても不安です。

夫の月収30万で交通費を除くと28万です。それに児童手当が1.5万としても月の出費が33〜35万で赤字です。
臨時出費があればそれ以上です。

私が復帰するまでの間だけと割り切ってボーナスで補填してなんとか年間では賄えているものの、毎月の貯金ができない状態での住宅購入に踏み切ってしまい少し後悔しています。

今までどんぶり勘定であまり家計管理をしてこなかったところもあり、こうなってはじめて書き出してみると非常にマズイと焦っています。

引越し後は
家賃8万→ローン9万+管理修繕駐車場1.8万で10.8万になります。

ネット代が入ってるので今よりも通信費が0.5万安くはなりますが、これに固定資産税もかかってくるのでかなり出費が増えます。

今まで二人暮し用→4人家族用住居としての引越しなのでプラスでかかるのは仕方ないと思ってましたが、ローンが始まるまでにどうにか家計改善しなければならないと思ってはいます。

診断お願いできますでしょうか。


ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「家計診断」についてですね。

年間収支


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具体的なご相談に入る前に、まず年間収支から確認してみましょう。

収入566万円
支出約530万円

収支は年間約36万円の黒字の予定ということですね。

夫*終身保険 60歳払込 月0.5万
終身保険 10年払ドル建て 月約1.6万(教育資金として)
学資保険 18年満期 月1万
妻*貯蓄型医療保険 0.3万
合計 月4.2万 年間約50万

保険などが貯蓄率100%以上なら別途50万円の貯蓄もあると考えると、年間86万円の貯蓄があることになります。

家計のやりくりはどうする?


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質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。

月の家計を見てみよう!


まず質問者様の月の家計について見てみましょう。

家賃 月8万円 年間96万
電気ガス水道光熱費 月平均1.8万 年間約20万
保険 月4.2万 年間約50万
妻奨学金 月1万 年間12万(残り25万)
車ローン 月0.6万 ボーナス払9万×2回 年間25万
通信費 スマホ2台とWiFi 1.8万 年間22万
高速代(夫趣味のゴルフと帰省時) 月0.5万 年間6万

合計 19.25万円(231万円)

食費 月5〜6万
日用品 月1万
被服、美容、医療 月2万
他雑費 1万
生活費として月予算10万 年間120万

夫 小遣い 月5万 ボーナス時1割強 20万 年間80万

合計 20万円(250万円)

合計 約40万円(481万円)

一部支出が不明なところ、特別費で計算してもよい支出はありますが、いただいた内容そのままで計算すると月約40万円の支出があることになります。

質問者様の交通費を除いた月収は28万円ですので、毎月12万円の赤字がある家計と言えます。

特別費を見てみよう!


質問者様の特別費としては以下の支出が考えられます。

車税 4万円 車保険5万
帰省費 手土産含 年間5万
お年玉お祝い、お中元お歳暮誕生日など親族間の交際費12万
家族の誕生日や記念日ご褒美費用7万
家具家電5万
夫の仕事用費(スーツ等備品と出張費)10万

合計50万円

今後は固定資産税などの支払いも増えるため、さらに特別費が増えそうだということですね。

家計を見直そう!


質問者様の家計は、計算上やや不透明なところがあり、何とも言えないところがあるのですが、ひとまず現状いただいた内容から読み取れる範囲で不明点について考えてみましょう。

■固定費

家賃 月8万円 年間96万
電気ガス水道光熱費 月平均1.8万 年間約20万
保険 月4.2万 年間約50万
妻奨学金 月1万 年間12万(残り25万)
車ローン 月0.6万  年間25万
通信費 スマホ2台とWiFi 1.8万 年間22万

合計 17.4万円(208.8万円)

ご主人の趣味費などを生活費、車のローンのボーナス払い分を特別費に移すと月17.4万円(年間208.8万円)の固定費があることになります。

固定費の中では特に保険の支払いが重いと言えます。

奨学金の支払いはまもなく終わりそうですが、
これから住宅ローンが始まると、固定費の支出はさらに月2.3万円(年間27.6万円)増える見込みと考えると、特に固定費の割合の高さには今後も家計は圧迫されると考えられます。

お子さんの年齢的にも教育費などが今後増える見込みが高い家計ですので、固定費を増やしすぎないように気をつけましょう。

■参考:固定費の見直しについては以下の記事で詳しく紹介しています。



■生活費

食費 月5〜6万
日用品 月1万
被服、美容、医療 月2万
他雑費 1万
生活費として月予算10万 年間120万

夫 小遣い 月5万 ボーナス時1割強 20万 年間80万

合計 20万円(250万円)

質問者様の計算では、月の生活費としては20万円が想定されています。

しかし、どのように計算した結果月20万円になったのかが不明です。

食費、日用品、その他を合わせて月10万円を予算にしているという意味なのか、その他に月10万円さらに生活費があるのかが分かりません。

どちらで計算しても月20万円にはならないため、とくに生活費についてはご自分でもよく把握されていない状況なのかもしれません。

■小遣い

高速代(夫趣味のゴルフと帰省時) 月0.5万 年間6万
夫 小遣い 月5万 ボーナス時1割強 20万 年間80万
夫の仕事用費(スーツ等備品と出張費)10万

合計 96万円

質問者様の家計では、ご主人の小遣いにかかる費用が高めと言えます。

高速代には実家帰省費も含まれているということですが、そちらを差し引いたとしても月に7万5千円以上小遣いを渡しているという計算になります。

現状ではお子さんが小さく、大きな教育費がかからないためこれだけご主人にお小遣いを渡してもなんとかやっていけますが、今後支出が増えるとご主人のお小遣いに家計が圧迫される可能性が高まります。

出来ればご主人のお小遣いは「住宅ローンが始まるから」「2人目が生まれたから」など区切りの良い理由を伝えて減額を申し出てみてもよいのではないでしょうか。

お子さんが大きくなるにつれて月の固定費だけでも月5万円以上負担が増える可能性もありますので、収入が大きく上がり続けない限り今後もご主人のお小遣いをこれだけ用意するのは年々厳しくなると予測されます。

■参考:みんなの夫の小遣いはいくら?については以下の記事で詳しく紹介しています。



■参考:みんなの夫の小遣いはいくら?については以下の記事で詳しく紹介しています。



■娯楽費、雑費

被服、美容、医療 月2万
他雑費 1万

質問者様の家計には、娯楽費という費目はなく、雑費という費目があるようです。
雑費という支出は、家計簿の中にはあるだけで浪費を招く支出になりますのでオススメしません。

できれば被服、美容、医療と一緒に雑費も加えて娯楽費で管理するようにすると、浪費が防止できます。

■参考:娯楽費については以下の記事で詳しく紹介しています。



■参考:雑費については以下の記事で詳しく紹介しています。


今後の家計はどうなる?


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上記の点と、来年以降増える支出を考慮した上で、質問者様の家計の予算としては以下のプランをご提案いたします。

住宅ローン 月9万円 年間108万
管理費 月1.8万円 年間21.6万
電気ガス水道光熱費 月平均1.8万 年間約20万
保険 月4.2万 年間約50万
妻奨学金 月1万 年間12万(残り25万)
車ローン 月0.6万 年間25万
通信費 スマホ2台とWiFi 1.8万 年間22万
高速代(夫趣味のゴルフと帰省時) 月0万(夫小遣いに含む)

合計 20.2万円(242.4万円)

食費 月6万
日用品 月1万
被服、美容、医療 0万(娯楽費へ)
他雑費 0万(娯楽費へ)
娯楽費 2.5万

夫 小遣い 月5万 年間60万

合計 14.5万円(174万円)

合計 約34.7万円(416.4万円)

夫 ボーナス時小遣い 10万
 ボーナス払9万×2回
車税 4万円
車保険5万

帰省費 手土産含 年間5万
お年玉お祝い、お中元お歳暮誕生日など親族間の交際費12万
家族の誕生日や記念日ご褒美費用7万
家具家電5万
夫の仕事用費(スーツ等備品と出張費)0万(夫小遣いに含む)
固定資産税 10万円
車検 10万円


合計86万円

月単位の支出も月40万円から月34.7万円まで減らしましたが、まだ月6万円ほどは赤字になってしまいます。

ただし、年間合計支出は502.4万円になりますので、年間で収支を考えれば63.6万円の貯蓄が可能になります。

保険などが貯蓄率100%以上なら別途50万円の貯蓄もありますので、合計して年間113.6万円貯蓄ができるプランになります。

主にご主人のお小遣いと娯楽費の使い方を整えるだけで年間約27万円ほどの節約が可能になります。

また、今までは車検代などが予算に入っていませんでしたので、実際にはさらに支出があったと考えられますが、上記のように予算を確保することで確実に貯金が残せるようになる効果が期待できます。

質問者様の家計は今はまさに貯め期に該当します。

今後4.5年が一生のうちでも一番お金の貯めやすい時期ですので、この時期に油断しすぎない家計設計をしておくことが大切です。

お子さんが大きくなると次第に教育費の負担が重くなり、現状の小遣いでもご主人に渡すのが年々負担になる可能性も否定できません。

できればもうひと踏ん張り小遣いについては節約したいところですが、いきなり大きな節約はストレスにもなりかねません。

今後奥様がお仕事に復帰された時の状況を見ながら、今一度家計を設計しなおした方がよいでしょう。

くれぐれも貯め期の今を逃さないような家計設計を計画されてくださいね。

■参考:家計の貯め期については以下の記事で詳しく紹介しています。


関連記事

合わせてご覧いただくと、理解が深まります。

■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。

・手取り年収500万円台以上の家計のまとめ


■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。



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