2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

30代の家計簿公開!年間38万円の赤字予定で焦っています。

日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

夫(30)、妻(33)、娘(小4)の3人家族です。

今年度は特別費がかさみ、年間の家計予算を立てたところ、赤字になってしまいます。

今年度が始まってまだ2ヶ月なので、今からできるところを頑張って、少しでも黒字に転換するように頑張りたいのでアドバイスをお願いします。

昨年度実績を元に立てた今年度の計画です。

<手取り収入>
・夫:256万円(ボーナスなし)
・妻:194万円
・妻ボーナス:年間合計14万円
・児童手当:12万円

手取り収入合計:476万円

<固定費=銀行口座引落>
・学資保険:13.2万円
・夫保険:11.2万円
・妻保険:7.6万円
・住宅ローン:72万円(残り34年)
・電気代:22.9万円(オール電化)
・水道代:7.9万円
・小学校:7.3万円
・奨学金返済:28.5万円(残り10年)
・ガソリン:7.7万円(普通車1台)
・ETC:2.2万円
・月額制コンタクト2人分:5.4万円
・スマホ2台:15.1万円
・インターネット:8.7万円
・ウォーターサーバー:4万円
・NETFLIX+HULU:3.1万円
・課金その他:5.7万円

合計:222.5万円

<現金やりくり費>
・食費:89.9万円
・日用品:11.3万円
・娯楽費:24.1万円
・ペット費:2.2万円
・夫お小遣い:49.9万円(昼食代、タバコ、飲み会、被服、美容院)
・妻お小遣い:24万円(飲み会、被服、美容院、化粧品含む)

合計:201.1万円

<特別費>☆印は今年度のみの大きめな出費
・自動車税:3.95万円
☆車検初回:10万円(予定)
・車メンテナンス代:0.5万円(オイル交換等)
・町内会費:0.6万円
・固定資産税:5.3万円
☆家財保険:1.81万円
・JAF:0.4万円
・NHK:1.4万円
☆旅行:14万円(3〜4年に1回程度)
・イベント費:12万円(誕生日、クリスマス、母の日、父の日など)
・被服費:9万円(クリーニング2〜3万、夫仕事着、娘衣服、夫婦下着)
・交際費:4万円(お年玉1.5万円含む、あれば香典、祝い等)
☆義兄結婚式:15万円(御祝儀含む、家族3人の準備費など)
・医療費:1.76万円
・家具家電など:10万円

合計89.7万円(☆印合計:40.81万円)

収支:37.3万円の赤字

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車検、義兄結婚式はあらかじめ分かっていた大きな支出なので、旅行は次年度以降にするべきかとも考えたのですが、
わたしが勤続10年ということで、会社から旅行券と休暇5日を頂いたので、今年度に計画をしました。

家を購入して1年半。財布の紐がゆるみつつあり、昨年度も貯金がほとんどできませんでした。

それ以前は年間30〜50万円は貯金することができていましたが、家購入時に貯金はすべて合わせて100万円程度にまで減りました。

結婚して丸10年。このままではだめだと焦っています。

電気代、水道代、食費が特に多いのではないかという自覚があります。

あきさんから何かアドバイスを頂きたいと思いメール致しました。よろしくお願いします。


ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。

全体的な感想について


まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。

年間収支は?


収入476万円
支出約514万円

収支は年間約38万円の赤字の予定ということですね。

・学資保険:13.2万円

保険などが貯蓄率100%以上なら別途13.2万円の貯蓄はあることになります。

その他の保険についてもやや高めですので、貯蓄性がある可能性もあります。

家計のやりくりはどうする?


質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。

月の家計を見てみよう!


まず質問者様の月の家計について見てみましょう。

・学資保険:13.2万円
・夫保険:11.2万円
・妻保険:7.6万円
・住宅ローン:72万円(残り34年)
・電気代:22.9万円(オール電化)
・水道代:7.9万円
・小学校:7.3万円
・奨学金返済:28.5万円(残り10年)
・ガソリン:7.7万円(普通車1台)
・ETC:2.2万円
・月額制コンタクト2人分:5.4万円
・スマホ2台:15.1万円
・インターネット:8.7万円
・ウォーターサーバー:4万円
・NETFLIX+HULU:3.1万円
・課金その他:5.7万円

合計:222.5万円

・食費:89.9万円
・日用品:11.3万円
・娯楽費:24.1万円
・ペット費:2.2万円
・夫お小遣い:49.9万円(昼食代、タバコ、飲み会、被服、美容院)
・妻お小遣い:24万円(飲み会、被服、美容院、化粧品含む)

合計:201.1万円

合計 423.6万円

質問者様の家計では月の支出が毎月35.3万円

質問者様の月収は37万円ですので、毎月1,2万円の黒字がある家計と言えます。

特別費を見てみよう!


質問者様の特別費としては以下の支出が考えられます。

<特別費>☆印は今年度のみの大きめな出費
・自動車税:3.95万円
☆車検初回:10万円(予定)
・車メンテナンス代:0.5万円(オイル交換等)
・町内会費:0.6万円
・固定資産税:5.3万円
☆家財保険:1.81万円
・JAF:0.4万円
・NHK:1.4万円
☆旅行:14万円(3〜4年に1回程度)
・イベント費:12万円(誕生日、クリスマス、母の日、父の日など)
・被服費:9万円(クリーニング2〜3万、夫仕事着、娘衣服、夫婦下着)
・交際費:4万円(お年玉1.5万円含む、あれば香典、祝い等)
☆義兄結婚式:15万円(御祝儀含む、家族3人の準備費など)
・医療費:1.76万円
・家具家電など:10万円

合計89.7万円(☆印合計:40.81万円)

特別費は合計約90万円。今年だけの支出が約41万円ほどあるということのようです。

■参考:特別費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239

家計を見直そう!


質問者様の家計は、現状では年間約38万円の赤字がある家計となっています。

特別費に今年のみの支出が約41万円あるとはいえ、そちらを除いても収支は年間3万円程度の黒字となってしまいます。

現状の家計設計では家計のやりくりは毎年ほぼトントン。他にも貯蓄性がある保険に加入している可能性はありますが、ひとまず学資保険年間13.2万円が唯一の貯蓄と考えられます。

全体的な貯蓄不足を補うため、以下の点について支出の見直しをご提案いたします。

■水道光熱費

・電気代:22.9万円(オール電化)
・水道代:7.9万円

ご自分でも自覚があるように電気代と水道代が3人家族にしては高いという印象です。
もう少し節電できないか検討してみましょう。

■保険

・学資保険:13.2万円
・夫保険:11.2万円
・妻保険:7.6万円

保険の支払いが貯蓄性がない場合は高すぎると言えます。今一度見直しをしてみましょう。

■携帯電話

・スマホ2台:15.1万円
・インターネット:8.7万円

携帯電話についても2台にしてはやや高いと言えます。どうしても削れないか今一度見直しをしてみてください。

■その他の支出

・月額制コンタクト2人分:5.4万円
・ウォーターサーバー:4万円
・NETFLIX+HULU:3.1万円
・課金その他:5.7万円

合計 18.2万円(月1.5万円)

質問者様の家計ではその他の支出に月1.5万円の支出があります。

コンタクトは削れないとしても、その他については「赤字でも続けるべきものか」という点を考慮したうえで見直されてみてはいかがでしょうか。

家計にゆとりがあれば続けても全く問題ありませんが、家計が赤字の場合はまず最初に見直すべきポイントです。

■参考:固定費を見直すならまずここから削るについては以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/505

■食費

・食費:89.9万円

食費については3人家族で月7.4万円は多すぎる印象です。

お子さんの年齢から考えると、これからますます食べるようになり、部活などが始まるころには時々弁当、高校になれば毎日弁当というように食費が増えるのはまだまだこれからです。

月5千円でも節約できないか考えてみましょう。できれば月6万円ほどまでに最低限節約したいところです。

■参考:3人家族の食費については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18411

■参考:食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11621

■日用品

・日用品:11.3万円

日用品についても、オムツ児がいない状況かつ奥様の化粧品代は小遣いに含まれている状況にしてはやや高いと言えます。

何が日用品に含まれているかを見直しながら、あと月2000円ほど節約できないか検討してみましょう。

■参考:日用品の見直し方法については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4542

■小遣い

・夫お小遣い:49.9万円(昼食代、タバコ、飲み会、被服、美容院)
・妻お小遣い:24万円(飲み会、被服、美容院、化粧品含む)
・被服費:9万円(クリーニング2〜3万、夫仕事着、娘衣服、夫婦下着)

奥様の小遣いはよいのですが、ご主人の小遣いが収入に対して多すぎるという印象です。

被服費や美容院まで小遣いで賄っていますが、別途特別費で仕事着や下着は別で予算を取られています。

特別費の被服費のうちクリーニングが年間で2,3万円かかっているということですので、残りは7万円。

そのうち娘さんの衣服費が仮に年間3万円程度とすると残りは4万円。

ここにさらにご夫婦の下着代として年間1万円程度がかかっているとすると、ご主人の仕事着はおそらく3,4万円程度なのではないかと推測されます。

年3.4万円程度の仕事着でしたら出来ればご主人の小遣いから賄ってほしいものです。

また下着についてもできればご夫婦の小遣いから賄うようにできるとさらに節約になります。

さらに、ご主人の小遣いには端数がでていますので、その分を節約するだけでもいいでしょう。

■参考:夫の小遣いの決め方については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18284

家計の予算を作り直そう!


上記の点と、来年以降増える支出を考慮した上で、質問者様の家計の予算としては以下のプランをご提案いたします。

・学資保険:13.2万円
・夫保険:11.2万円
・妻保険:7.6万円
・住宅ローン:72万円(残り34年)
・電気代:19.2万円(オール電化)
・水道代:6万円
・小学校:7.3万円
・奨学金返済:28.5万円(残り10年)
・ガソリン:7.7万円(普通車1台)
・ETC:2.2万円
・月額制コンタクト2人分:5.4万円
・スマホ2台:13万円
・インターネット:8.7万円
・ウォーターサーバー:0万円
・NETFLIX+HULU:3.1万円
・課金その他:2.85万円

合計:約208万円

・食費:72万円
・日用品:7.2万円
・娯楽費:24万円
・ペット費:2.2万円
・夫お小遣い:48万円(昼食代、タバコ、飲み会、被服、美容院)
・妻お小遣い:24万円(飲み会、被服、美容院、化粧品含む)

合計:177.4万円

<特別費>
・自動車税:3.95万円
・車メンテナンス代:0.5万円(オイル交換等)
・町内会費:0.6万円
・固定資産税:5.3万円
・JAF:0.4万円
・NHK:1.4万円
・イベント費:12万円(誕生日、クリスマス、母の日、父の日など)
・被服費:6万円(クリーニング2〜3万、夫仕事着、娘衣服、夫婦下着)
・交際費:4万円(お年玉1.5万円含む、あれば香典、祝い等)
・医療費:1.76万円
・家具家電など:9万円
☆その他今年だけの費用として 30万円(来年以降の車検など予算として)

合計75万円

月単位の支出も月35.3万円から月約32.1万円まで節約しました。特別費も調整し、年間支出額は約460万円。本年度は特別費の節約が難しいとしても年間支出額は476万円程度とし、ほぼトントンまでを目指すプランです。

本年はほぼトントン、来年以降は年間13万円以上の黒字を目指すところから(別途学資保険で貯蓄年間13万円あり)。

上記のプランの通りの節約を行うと、各種予算を変更するだけで本年は年間38万円の赤字は解消することができ、来年以降は51万円分の節約ができるようになります。

節約がもう少し可能になれば、もう少し全体的な支出を落としたいところですが、現状ではまずこれくらいから始めると無理がありません。

質問者様の家計は、奥様にはボーナスがありますが、ご主人にはボーナスがありません。

また加えて、奥様のボーナスも年間で14万円ほどと大きな金額ではないことから、ほぼボーナスがない家計として考える必要があります。

ボーナスをあてにできないということは、月収の中から特別費が賄える家計にしておく必要があるということです。

現状年間90万円程度の特別費が必要な家計ですので、最低限月7万円は特別費への備えが欲しいところです。

もちろん今年だけの支出もあるということですが、お子さんの年齢を考えると今後も今年だけの支出は毎年のように続いていく可能性があります。

理想的な月の支出は月30万円程度。月に7万円は特別費に回し、ボーナスや児童手当を全額貯金に回すというやりくりができるようになれば理想的です。

月7万円の特別費に年度末に余りがあればさらに貯金として上乗せしてもよいでしょう。

現状では特別費まで含めて月収内でやりくりすることが厳しい家計設計となっていますので、支出を今一度見直しながら月30万円を意識したやりくりを今一度検討されてみることをオススメします。

■参考:ボーナスがない家計のやりくりについては以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16674

今後の家計はどうなる?


質問者様の家計は本来ならまさに今が貯め期に該当する時期です。

この時期に赤字を出してしまう家計設計は非常に危険がともないます。

来年はいったん今年度の支出が減り、トントンか少し黒字程度までは家計が回復すると見込まれますが、再来年になると卒対費用や卒業式の準備、中学校の入学準備など、また費用がかかる時期がやってきます。

さらにお子さんが中学生になると部活も始まりますし、学校から請求される給食費やその他の教材費についても小学校より上がることが予測されます。

現在お子さんは習い事はされていないようですが、中学生になると受験を意識して学習にも力をいれなくてはならない時期に突入します。

塾にはいかないまでも、参考書や問題集などを購入する機会も増えてくると考えられます。

あと1~3年ほどはなんとかやりくりできても、その後8年は高校、大学とこれからますます支出は増える一方になります。

その頃には学資保険の支払いは終わると考えられますが、それでも費用が不足する可能性がありますので、充分な注意が必要です。

車もお持ちですから今後車の買い替えなどにも費用が掛かると考えると、出来る限りこの1,2年に貯蓄のできる家計にしっかり立て直しておくことが必要と言えます。

娯楽費を少なめに見積もったりと節約しなくてはいけないという意識はしっかりある方と見受けられますので、少しずつ上記の点を見直すなどして家計全体を整えられると安心した家計管理が可能になると考えられます。

いきなり大きな貯蓄が可能な家計にするのは難しいですが、全体的に少しずつ節約していくことで徐々に黒字になる家計を目指してみてはいかがでしょうか。

■参考:家計の貯め期については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4121561
関連記事

合わせてご覧いただくと、理解が深まります!

■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収400万円台以上の家計のまとめ

■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. みるく
    • August 15, 2019 15:38
    • あきさん、家計診断ありがとうございました。
      記事を読んで、なるほどー。だけで終わらないように大切なところをメモして、今後の家計設計に落とし込んでいきます。
      数字的にも無理すぎないプランを出していただきありがとうございます。
      まずは今年度プラマイゼロまで持っていけるように頑張ります!(*^^*)
    • 2. あき
    • August 30, 2019 08:25
    • みるくさんコメントありがとうございます!
      みるくさんの家計は頑張れば頑張るだけ成果の見込める家計です!
      これから先の家計をみすえつつゆっくりと確実に家計を改善していきましょう!
      これからの家計改善の成果を楽しみにしています。
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