特別費

特別費の予算が足りない。予定外の特別費にはどう対応したらいい?

特別費

日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。

※その他免責事項をお読みください。

今回のご相談内容

今回もちょっとした質問なのですが、宜しくお願い致します。

毎月の家計簿の、娯楽は予算を取っているのですが、特別費は取っていません。

予算はどれぐらいが妥当でしょうか?

特別費予算表も作成して、それを使ったときは特別費に書いています。

それ以外に、何年かに一度の急な主人の出張代や、高額になった贈り物など、娯楽費ではないなぁと思ったものを書いてはいるのですが。

予定していなかった急な出費があると、どこから出せばいいのか分からず、今は少し多めに入れている特別費口座から補填している状態です。

どうすれば良いのか分からないので、お時間のあるとき、お返事頂ければ幸いです。

宜しくお願い致します。

(あきの答え)

ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。

「予定外の特別費の支払い」についてですね。

特別費の管理方法

家計には「特別費」と呼ばれる支出があります。

「固定資産税」「車検」「自動車税」などのような決まった支出から、「旅行」「家電の買い替え」などまで様々支出が特別費に含まれます。

人によっては特別費の支払いが年間100万円以上になることもありますので、特別費が上手に管理できていないと慢性的な赤字を引き起こす可能性があります。

このような一度の支払い額が大きくなる特別費にはあらかじめできるだけ予測して予算を立てておくという家計管理が有効です。

■参考:特別費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。

【特別費】はいくら?特別費の内訳・年間予算の立て方・貯める方法(まとめ)毎月あるわけではないけど、年間を通じて考えるとある支出を「特別費」と言います。 固定資産税、車検、自動車税などの税金関係から、旅行...

予定外の特別費の支払い

上記のように、特別費については「できる限り予測する」ことである程度の管理が可能になります。

しかし、実際に家計簿をつけたり家計管理をしている方はわかると思いますが、

・予測しても予測しきれない不測の特別費がどうしても発生してしまう

という現象が起こります。

このような予測しきれない支出が多くなってしまうと「特別費の予算を立てても意味がない」と感じてしまいますよね。

しかし、実はこのような「予測しきれない支出も含めて管理する」のが特別費の本当の管理です。

もちろん「事故を起こして高額な支払いが発生してしまった」「自然災害が発生し膨大な修繕費がかかった」「思わぬ体調不良で長期休業せざるを得なくなった」というような大きな緊急事態には対応しきれなくて当然です。

そのような緊急事態にまで完璧に備えられる家計にしようとすると、貯金がいくらあっても足りません。

あくまでも予定外の特別費の中でも「予定外の支出として比較的ありそうな支出」についてはあらかじめ備えておくという程度に考えましょう。

比較的予測しやすい予定外の支出

比較的に予測しやすい予定外の支出としては以下のような支出があげられます。

・家具や家電の買い替え
・夫の仕事の用のスーツなど高額な衣服の買い替え
・親戚などの冠婚葬祭
・急な体調不良による検査費用や治療費
・同窓会など急なイベント

このような支出は「いつ起こるか分からない特別費」ではありますが、もしかしたらあるかもしれないと「比較的予測しやすい予定外の支出」です。

このような支出には

・あらかじめ「積立」を行うことで予定外の支出になることを回避する
・予算を多めにとっておくということで予定外の支出にも予算を崩さず対応する
・予備費や臨時費をいう予算を作っておく

という方法がオススメです。

質問者様は、何年かに一度の急な主人の出張代や、高額になった贈り物を予定外の出費としてお考えのようですが、出張費や贈り物の予算はある程度予測のつくものであると考えられます。

■参考:予備費については以下の記事で詳しく紹介しています。

予備費とは?予定外の支出にあわてない家計簿にするコツは家計管理をする時にオススメなのが「予備費」という考え方です。 特に、毎月「予備費」を作っておくのではなく、年間を通じて使える「予備...

■参考:臨時費については以下の記事で詳しく紹介しています。

家計管理
予備費・臨時費で家計のピンチを切り抜けよう!みんなはいくら?当ブログに寄せられた日頃の「家計に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします! ※その他免責事項をお読みください。 今回の...

予定外の支出はいくらまで?

上記のようにして予定外の支出にもある程度備えることをオススメしますが、吸収できる予定外の出費にも限界があります。

年間を通じて10万円前後は予定外の出費があるかもしれないとあらかじめ予測しておくことは大切ですが、まとまった大きなお金の支払いには対応しきれないものです。

・急に歯の矯正をしなくてはいけなくなった
・子どもの習い事でビアノを購入することになった
・給湯器が壊れて数十万円の支払いになった
・急に引っ越しをしなくてはならなくなった

このような比較的高額になりやすい支出には貯金を崩して対応することになってしまうのもやむをえません。

しかし、このような大きな支出にも数年前から備え、積み立てで対応したという方もいますから分かった時点で積立を始めるのもよいでしょう。

■参考:積立については以下の記事で詳しく紹介しています。

貯金術
目的別積立貯金で家計と貯金を守る方法!海外旅行だって夢じゃないよ!家計管理をしていると「積立」という言葉をよく聞きませんか?できる主婦たちが続々と取り入れる謎の「目的別の積立貯金」。 でも、「どん...

特別費には予算を決めよう

質問者様は現在は特別費に「予算を決めていない」ということですから、予定外の出費が多くなってしまうのもやむをえません。

また、ある程度予算を立てても守れない状況になるのも仕方がありません。

特別費は毎月いくらと予算を立てるより、年間でいくらと予算を立てることが重要です。

各ご家庭によって必要な特別費は異なりますので、一律これくらいの予算でやりくりしましょうということはできません。

「4月の特別費の予定はいくらだから今月の特別費の予算はいくらにしよう」

というように考えながら、毎月バラバラになる特別費の支出を管理していくのが上手に特別費を管理するコツです。

しかし、このような考え方ができるようになるのは、家計簿2年目以降の方が多いものです。

「家計簿をつけ始めて間もない状況で1年分の特別費を正確に予測する」というのはほぼ不可能です。

・1年目は特に予算を決めすぎずにありのままの支出を書き出していく
・2年目はある程度予測した予算を決め、予算と実績の差をみる
・3年目は予算と実績にズレがでないように調整する

というように、人によっては数カ月でマスターする方もいますが、通常は3年ほどかけて管理できるようになればよいと考えましょう。

特別費というのは家計の中でも「特に管理が難しく予算通りにいかない支出」です。

初心者にとっては管理が非常に難しくて当たり前の支出ですので、長い目で様子をみながら調節していくことが必要になります。

・1年を通じた特別費の金額を見直す
・1ヵ月にかかる特別費の予算をほぼ正確に作れるようになる
・削れる特別費などが分かるようになり、全体調節ができるようになる

このような過程をたどりながら、質問者様も次第に特別費をコントロールすることができるようになるものと推測されます。

なお、特別費を特別費口座に分けて管理している点は素晴らしいですね。特別費は口座ごとわけて管理することで管理がしやすくなります。

今は予定通りにいかなくて焦ることもあるかもしれませんが、予定通りにいかないのは当たり前。

そのような予定外の支出への対応を繰り返すうちに、上手に特別費を管理できるようになりましょう。

■参考:特別費口座とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。

特別費
特別費口座とは?家計の思わぬ出費に通帳分けで対応する方法!特別費という言葉を聞いたことはありますか? 特別費とは、毎月あるものではないけれど、家計の中では比較的高額になりやすい支出のことで...
関連記事

■参考:特別費に関する記事はこちらにまとめてあります。
・特別費に関するご質問(まとめ)

■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。

家計相談Q&A
無料家計(家計簿)相談のQ&A一覧(質問疑問にお答えしています)当ブログではメールフォームより個別に無料で家計相談をさせていただいています。 お寄せいただいたご相談ご質問の結果をこちらで公開して...
ABOUT ME
あき
家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー、住宅ローンアドバイザー(住宅金融普及協会)資格所有。 節約や貯金術などお金に関する執筆多数。日本テレビ、NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。著書に 「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる!「ズボラ家計管理」トレーニング」他

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください