子ども費は家計簿に必要?子どもにかかる費用は何費にすればいい?
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- 家計簿の費目(項目)
「子どもにかかる費用を何費で家計簿につけたらいいか分からない…」という方も多いのではないでしょうか。
・子供にかかる費用には子ども費を作るべき?
・子供に学費がかかっているから子供費ではなく教育費?
・それとも違う費目で対応すべき?
家計簿&家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談にお答えしてきた実績から「つけ方で差が出る子供費の分類方法」について紹介します。
なお、こちらの記事の内容は書籍(ズボラ家計簿(講談社))にも納められています。
結論からお伝えすると「家計簿に子ども費という項目」は必要ありません。
もちろん、子ども費を家計簿につくることは必ずしも間違いではありません。
どうしても作りたいという場合はお好みに応じて作っていただいてもかまいません。
しかし、これまでの相談実績から判断すると「子ども費という項目がある家計簿は、家計簿をつけているのに貯まらない」と悩む原因になることが多くみられました。
そのため家計簿に「子ども費という項目は作らない」ことをオススメしています。
上記の通り、家計簿に子ども費という項目を作成することはオススメできません。
その理由は以下の通りです。
・子ども費という項目があると、子どもに関わる支出がすべて子ども費に集約されてしまう
・そのため、子ども費が大きく膨らむ原因になる
・一度で高額になる支払いも子ども費になるため、月にいくらと予算を立てても守れないことが増える
・予算が守れないため、家計簿をつけても支出のコントロールができない
このような点から、子供費という費目が家計簿にあると「支出がコントロールできないために浪費がち」になり、家計簿をつけているのに貯まらない原因になります。
なお、子供費だけでなく「〇〇ちゃん費」というような子供の名前を費目名にするのも子ども費と同様の扱いとなりますので、オススメしません。
家計簿に子供費という費目を作らない場合、では代わりに何費で分類すればいいのかと疑問になるのではないでしょうか。
家計簿&家計管理アドバイザーとしての実績から考えると、子どもに関わる支出は以下のように分類することをオススメします。
■赤ちゃんに関わる支出
・オムツ、ミルク
・赤ちゃんの衣類
赤ちゃんに関わる支出を「子供費」「〇〇ちゃん費」「赤ちゃん費」などという費目を作って対応する方をよく見かけますが、上記の理由からオススメしません。
・オムツ、ミルク→日用品(ミルクは食費とも考えられますが、オムツと一緒に購入すると考えると日用品でも充分です)
・赤ちゃんの衣類→娯楽費や特別費など衣類の支出として分類。赤ちゃん費としては分類しない
このように「本来分類すべきところに分類する」という方法がオススメです。
■参考:赤ちゃんに関わる支出については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/3374585
■教育に関わる支出
・保育料
・学費
・園や学校から現金で徴収される支出
・習字道具、水着など購入が義務付けられている支出
保育や教育にかかる支出については「教育費」という費目を作成することをオススメします。
「教育費」ではなく子供の年齢に応じて「保育園費」「幼稚園費」「小学校費」「中学校費」「高校費」「大学費」などと費目名を変更してもかまいません。
卒業対策費用、修学旅行代など一度にまとまって高額になる支出についてはお好みに応じて後述する「特別費」に分類しても構いません。
■参考:教育費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/8636254
■習い事に関わる支出
・習い事に関わる支出
・習い事をしておらず部活の場合は部活の支出
習い事にかかる支出については「習い事費(部活費)」という費目を作成することをオススメします。
■参考:習い事費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/15900
■小遣いに関わる支出
・子供に小遣いを渡すようになった場合にかかる費用
子供の小遣いにかかる支出については「娯楽費」または「小遣い」という費目を作成することをオススメします。
子供がまだ小さく「お手伝いをしたら10円渡す」という程度の小遣いの場合は、他の支出と一緒にまとめて管理する「娯楽費」。
子供が大きくなり、毎月定額の小遣いを渡す場合は「小遣い」という費目で対応することをオススメします。
なお、小遣いに関しては家族の名前がついていても構いません。
例えば、パパ小遣い、ママ小遣い、〇〇ちゃん小遣いというような具合です。
■参考:娯楽費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/10890
■参考:小遣いについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4732
■一度で高額になる支出
・ベビーカー、ベビーベット、寝具などの赤ちゃん用品
・七五三のようなお祝いなどにかかる支出
・入園・入学、卒園・卒業に関わる支出
子どもが小さい時にかかるベビーカー、ベビーベット、赤ちゃん用の寝具など一度の支払いが高額になる支出については「特別費」という費目で対応することをオススメします。
入園・入学、卒園・卒業でフォーマルな洋服を親子で購入したというような場合も「特別費」で分類します。
制服の購入など一度にまとまった支払いが必要な場合は「特別費」または「教育費」で分類します。
■参考:特別費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239
上記のように家計簿をつけるなら「子ども費」という項目は作らず他の項目を作成して分類することをオススメします。
上記のように子どもに関わる支出を分類することで、以下のような効果が期待できます。
・一度で高額になる支出が日常的に含まれないため、予算管理がしやすくなる
・予算が立てやすく守りやすくなる
・予算を意識した管理ができるようになるため、無駄に支出が増えない(浪費が減る)
予算が立てやすく守りやすい状況を作ることができれば、支出のコントロールをすることが可能になりますので「つけるだけで貯まる家計簿」にすることができるという仕組みです。
必要に応じてご自身の家計簿にも取り入れてみてくださいね。
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:他にもある!家計簿に作っていはいけない項目(費目)については以下にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4219
・子供にかかる費用には子ども費を作るべき?
・子供に学費がかかっているから子供費ではなく教育費?
・それとも違う費目で対応すべき?
家計簿&家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談にお答えしてきた実績から「つけ方で差が出る子供費の分類方法」について紹介します。
なお、こちらの記事の内容は書籍(ズボラ家計簿(講談社))にも納められています。
家計簿に子ども費は必要?
結論からお伝えすると「家計簿に子ども費という項目」は必要ありません。
もちろん、子ども費を家計簿につくることは必ずしも間違いではありません。
どうしても作りたいという場合はお好みに応じて作っていただいてもかまいません。
しかし、これまでの相談実績から判断すると「子ども費という項目がある家計簿は、家計簿をつけているのに貯まらない」と悩む原因になることが多くみられました。
そのため家計簿に「子ども費という項目は作らない」ことをオススメしています。
POINT・家計簿に子供費という項目は作らないのがオススメ
子ども費はなぜいらない?
上記の通り、家計簿に子ども費という項目を作成することはオススメできません。
その理由は以下の通りです。
・子ども費という項目があると、子どもに関わる支出がすべて子ども費に集約されてしまう
・そのため、子ども費が大きく膨らむ原因になる
・一度で高額になる支払いも子ども費になるため、月にいくらと予算を立てても守れないことが増える
・予算が守れないため、家計簿をつけても支出のコントロールができない
このような点から、子供費という費目が家計簿にあると「支出がコントロールできないために浪費がち」になり、家計簿をつけているのに貯まらない原因になります。
なお、子供費だけでなく「〇〇ちゃん費」というような子供の名前を費目名にするのも子ども費と同様の扱いとなりますので、オススメしません。
POINT・家計簿に子供費があると浪費が増える
子どもにかかる費用は何費で分類する?
家計簿に子供費という費目を作らない場合、では代わりに何費で分類すればいいのかと疑問になるのではないでしょうか。
家計簿&家計管理アドバイザーとしての実績から考えると、子どもに関わる支出は以下のように分類することをオススメします。
■赤ちゃんに関わる支出
・オムツ、ミルク
・赤ちゃんの衣類
赤ちゃんに関わる支出を「子供費」「〇〇ちゃん費」「赤ちゃん費」などという費目を作って対応する方をよく見かけますが、上記の理由からオススメしません。
・オムツ、ミルク→日用品(ミルクは食費とも考えられますが、オムツと一緒に購入すると考えると日用品でも充分です)
・赤ちゃんの衣類→娯楽費や特別費など衣類の支出として分類。赤ちゃん費としては分類しない
このように「本来分類すべきところに分類する」という方法がオススメです。
■参考:赤ちゃんに関わる支出については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/3374585
■教育に関わる支出
・保育料
・学費
・園や学校から現金で徴収される支出
・習字道具、水着など購入が義務付けられている支出
保育や教育にかかる支出については「教育費」という費目を作成することをオススメします。
「教育費」ではなく子供の年齢に応じて「保育園費」「幼稚園費」「小学校費」「中学校費」「高校費」「大学費」などと費目名を変更してもかまいません。
卒業対策費用、修学旅行代など一度にまとまって高額になる支出についてはお好みに応じて後述する「特別費」に分類しても構いません。
■参考:教育費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/8636254
■習い事に関わる支出
・習い事に関わる支出
・習い事をしておらず部活の場合は部活の支出
習い事にかかる支出については「習い事費(部活費)」という費目を作成することをオススメします。
■参考:習い事費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/15900
■小遣いに関わる支出
・子供に小遣いを渡すようになった場合にかかる費用
子供の小遣いにかかる支出については「娯楽費」または「小遣い」という費目を作成することをオススメします。
子供がまだ小さく「お手伝いをしたら10円渡す」という程度の小遣いの場合は、他の支出と一緒にまとめて管理する「娯楽費」。
子供が大きくなり、毎月定額の小遣いを渡す場合は「小遣い」という費目で対応することをオススメします。
なお、小遣いに関しては家族の名前がついていても構いません。
例えば、パパ小遣い、ママ小遣い、〇〇ちゃん小遣いというような具合です。
■参考:娯楽費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/10890
■参考:小遣いについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4732
■一度で高額になる支出
・ベビーカー、ベビーベット、寝具などの赤ちゃん用品
・七五三のようなお祝いなどにかかる支出
・入園・入学、卒園・卒業に関わる支出
子どもが小さい時にかかるベビーカー、ベビーベット、赤ちゃん用の寝具など一度の支払いが高額になる支出については「特別費」という費目で対応することをオススメします。
入園・入学、卒園・卒業でフォーマルな洋服を親子で購入したというような場合も「特別費」で分類します。
制服の購入など一度にまとまった支払いが必要な場合は「特別費」または「教育費」で分類します。
■参考:特別費については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239
POINT・子供に関わる支出は、本来分類すべき項目に分類する
子ども費(まとめ)
上記のように家計簿をつけるなら「子ども費」という項目は作らず他の項目を作成して分類することをオススメします。
上記のように子どもに関わる支出を分類することで、以下のような効果が期待できます。
・一度で高額になる支出が日常的に含まれないため、予算管理がしやすくなる
・予算が立てやすく守りやすくなる
・予算を意識した管理ができるようになるため、無駄に支出が増えない(浪費が減る)
予算が立てやすく守りやすい状況を作ることができれば、支出のコントロールをすることが可能になりますので「つけるだけで貯まる家計簿」にすることができるという仕組みです。
必要に応じてご自身の家計簿にも取り入れてみてくださいね。
POINT・家計簿に子供費という項目を作らないことで、浪費が減る効果が期待できる
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合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:他にもある!家計簿に作っていはいけない項目(費目)については以下にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/4219
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