子どもの小遣いの平均はいくらが相場?小・中学生・高校生でどう変わる?
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子どもが大きくなると月いくらお小遣いを渡せばいいの?
みんなは平均いくらお小遣いを渡してるの?
子どもがいるとお小遣いの金額の決め方に悩む人も多いのではないでしょうか。
小学生、中学生、高校生と子どもが大きくなるにつれて必要になる小遣いの金額も変わるもの。
家計簿&家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた実績から「子どもの小遣いの平均的な相場と金額の変化」を紹介します。
子どもの学年に応じた小遣いの金額は以下の通りです。
■小学生(月に1回小遣いをもらっている場合)
■中学生
■高校生
小学生の小遣いは500円~1000円程度、中学生の小遣いは1000円~2500円程度、高校生は5000円程度の方が多いと言えます。
※引用:金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」
月500円~1000円程度の小遣いをもらい、お菓子やジュースなどを購入する子どもが多いことが分かります。
月に500円~1000円程度の小遣いでは購入できる品物の範囲も限られているため、このような使い道になることが多いのではないかと推測されます。
また、小学校中学年では第9位に「休みの日に遊びにいくときの交通費」がランクイン。
高学年では第9位に「友達との食事・おやつ代」、第10位に「休みの日に遊びにいくときの交通費」がランクイン。
小学校低学年の頃は一人で行動する範囲も狭いものですが、中学年、高学年と成長するに従い「友達との交際費」が占める割合が上がってくることが分かります。
中学生の小遣いは1000円~2500円程度と考えると、友人との交際はそれほど頻繁ではないと想像できますが、小学校中学年以降から始まる友達とのより親密なおつきあいがさらに増え、ひとりで行動する範囲も広がるため、小学生の頃よりも「友人との交際費」がさらに増えるという特徴があると言えます。
なお「文房具」は第4位にランクインしていますが、衣類など子どもの生活に必要な支出はランクインしていないことから、それらの支出は別途親が負担しているというケースが多いようです。
高校生になると、小学校中学年以降から始まる友達とのおつきあいは小学生・中学生よりもさらに増えることが分かります。
「休日に遊びにいくときの交通費」の占める割合が中学生より上がることから、高校生になると電車やバスなど料金のかかる交通手段を利用し、友人と広い交際範囲で遊びに行く傾向があると推測できます。
ただし、中学生と同様に衣類など子どもの生活に必要な支出はランクインしていないことから、それらの支出は別途親が負担しているというケースが多いようです。
子どもは小遣いをもらうことで
・自分の好きなものを自分の小遣いで買う
・自分のしたいことをする
という体験はできますが、使い道が「お菓子やジュース」となると、家計の浪費が増えるだけと言わざるをえません。
さらに、中学生、高校生と大きくなるにつれて友人の交際費も増え、小遣いの金額も増えるため子どもの小遣いも家計の負担になる可能性があると考えられます。
特に子どもが高校生になり月5000円の小遣いを与えるようになると、年間で6万円の小遣いを家計で負担することになり、さらに高校の学費も小学校、中学校の時よりも増加。
携帯電話など通信機器も自分で持つようになり、通信費も増加。給食がなくなることで食費も増えると考えると、子どもが高校生になる頃には家計全体の支出が大きく膨らむようになると予測できます。
子どもにある程度の交際費を認めることは社会勉強にもなりますが、子どもの支出が家計の負担になりすぎないよう子どもの浪費ばかりを増やさないようにする工夫も必要なのではないでしょうか。
このような浪費につながる支出は、ある程度は黙認しても構いませんが、浪費ばかりを増やさないように伝えることは、子どもに正常な金銭感覚を養わせる訓練にもなると考えられます。
なお、子どもが3人いるわが家では小学校中学年から月3000円と平均を大きく上回る金額を子供に小遣いとして渡していますが、使い道は「洋服」など自分に必要なものを中心とした小遣いの使い方になるように伝えることで浪費は増やしすぎないよう工夫しています。
現在お子さんが小さく小遣いが特に必要のない年齢であっても、将来的には上記程度の小遣いが子どもに必要になると考えておくことで「子どもが小さいうちは貯蓄ができたのに子どもが大きくなるに従い貯蓄ができなくなってしまった」という家計の問題にもいち早く対応できますので、参考になさってみてください。
■参考:わが家の子どもの小遣いの決め方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/14366
■参考:他にもある!夫と妻と子どもの小遣いに関するご質問はこちらから
・夫と妻と子どもの小遣いの質問(まとめ)
みんなは平均いくらお小遣いを渡してるの?
子どもがいるとお小遣いの金額の決め方に悩む人も多いのではないでしょうか。
小学生、中学生、高校生と子どもが大きくなるにつれて必要になる小遣いの金額も変わるもの。
家計簿&家計管理アドバイザーとして1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた実績から「子どもの小遣いの平均的な相場と金額の変化」を紹介します。
子供の小遣いの平均はいくら?
金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」によると小学生の7割強、中学生の8割強、高校生の約8割がお小遣いをもらっていると回答しているそうです。子どもの学年に応じた小遣いの金額は以下の通りです。
■小学生(月に1回小遣いをもらっている場合)
学年 | 最頻値 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|---|
小学校(低学年) | 500円 | 1,004円 | 500円 |
小学校(中学年) | 500円 | 864円 | 500円 |
小学校(高学年) | 500円 | 1,085円 | 1000円 |
■中学生
学年 | 最頻値 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|---|
中学生 | 1,000円 | 2,536円 | 2,000円 |
■高校生
学年 | 最頻値 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|---|
高校生 | 5,000円 | 5,114円 | 5,000円 |
小学生の小遣いは500円~1000円程度、中学生の小遣いは1000円~2500円程度、高校生は5000円程度の方が多いと言えます。
※引用:金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度」
小学生の小遣い
上記調査によると小学生の小遣いの使い道のランキング1位は「おかしやジュース」。小学校低学年、中学年、高学年のすべての学年で第一位となっていました。月500円~1000円程度の小遣いをもらい、お菓子やジュースなどを購入する子どもが多いことが分かります。
月に500円~1000円程度の小遣いでは購入できる品物の範囲も限られているため、このような使い道になることが多いのではないかと推測されます。
また、小学校中学年では第9位に「休みの日に遊びにいくときの交通費」がランクイン。
高学年では第9位に「友達との食事・おやつ代」、第10位に「休みの日に遊びにいくときの交通費」がランクイン。
小学校低学年の頃は一人で行動する範囲も狭いものですが、中学年、高学年と成長するに従い「友達との交際費」が占める割合が上がってくることが分かります。
中学生の小遣い
上記調査によると中学生の小遣いの使い道のランキング1位は「友達との外食・軽食代」。第2位は「おやつなどの飲食物」。第3位は「友達へのプレゼント」となっています。中学生の小遣いは1000円~2500円程度と考えると、友人との交際はそれほど頻繁ではないと想像できますが、小学校中学年以降から始まる友達とのより親密なおつきあいがさらに増え、ひとりで行動する範囲も広がるため、小学生の頃よりも「友人との交際費」がさらに増えるという特徴があると言えます。
なお「文房具」は第4位にランクインしていますが、衣類など子どもの生活に必要な支出はランクインしていないことから、それらの支出は別途親が負担しているというケースが多いようです。
高校生の小遣い
上記調査によると高校生の小遣いの使い道のランキング1位は「友達との外食・軽食代」。第2位は「おやつなどの飲食物」。第3位は「休日に遊びにいくときの交通費」となっています。高校生になると、小学校中学年以降から始まる友達とのおつきあいは小学生・中学生よりもさらに増えることが分かります。
「休日に遊びにいくときの交通費」の占める割合が中学生より上がることから、高校生になると電車やバスなど料金のかかる交通手段を利用し、友人と広い交際範囲で遊びに行く傾向があると推測できます。
ただし、中学生と同様に衣類など子どもの生活に必要な支出はランクインしていないことから、それらの支出は別途親が負担しているというケースが多いようです。
子どもの小遣いが家計に与える影響
上記の調査結果をもとに、家計簿&家計管理アドバイザーとしての見解を添えるとすると、子どもは小遣いをもらうことで
・自分の好きなものを自分の小遣いで買う
・自分のしたいことをする
という体験はできますが、使い道が「お菓子やジュース」となると、家計の浪費が増えるだけと言わざるをえません。
さらに、中学生、高校生と大きくなるにつれて友人の交際費も増え、小遣いの金額も増えるため子どもの小遣いも家計の負担になる可能性があると考えられます。
特に子どもが高校生になり月5000円の小遣いを与えるようになると、年間で6万円の小遣いを家計で負担することになり、さらに高校の学費も小学校、中学校の時よりも増加。
携帯電話など通信機器も自分で持つようになり、通信費も増加。給食がなくなることで食費も増えると考えると、子どもが高校生になる頃には家計全体の支出が大きく膨らむようになると予測できます。
子どもにある程度の交際費を認めることは社会勉強にもなりますが、子どもの支出が家計の負担になりすぎないよう子どもの浪費ばかりを増やさないようにする工夫も必要なのではないでしょうか。
このような浪費につながる支出は、ある程度は黙認しても構いませんが、浪費ばかりを増やさないように伝えることは、子どもに正常な金銭感覚を養わせる訓練にもなると考えられます。
なお、子どもが3人いるわが家では小学校中学年から月3000円と平均を大きく上回る金額を子供に小遣いとして渡していますが、使い道は「洋服」など自分に必要なものを中心とした小遣いの使い方になるように伝えることで浪費は増やしすぎないよう工夫しています。
現在お子さんが小さく小遣いが特に必要のない年齢であっても、将来的には上記程度の小遣いが子どもに必要になると考えておくことで「子どもが小さいうちは貯蓄ができたのに子どもが大きくなるに従い貯蓄ができなくなってしまった」という家計の問題にもいち早く対応できますので、参考になさってみてください。
■参考:わが家の子どもの小遣いの決め方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/14366
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・夫と妻と子どもの小遣いの質問(まとめ)
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