これって特別費?特別費の項目に分類するか迷う支出一覧!
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こちらは、家計簿・家計管理アドバイザーが「家計管理の質問や疑問」にお答えするコーナーです。
※その他免責事項をお読みください。
特別費にするほど高額ではないけど購入頻度が少ない物の費目分けに悩んでいます。
娯楽費か特別費で悩んでいる物
・夫の仕事用の靴(1足5000円以下だったり10000円以下だったり、年に3回くらいの購入で2足買い替えが必要になりまとめて買う事もあり、金額と頻度の予測が難しいです^^;)
医療費か特別費かで悩んでいる物
・私の歯列矯正の調整代(3ヶ月に1度、4000円)
など、ちょっとした支出を特別費にした方がいいか他の支出にした方がいいか迷います。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「特別費かどうか迷う支出」についてですね。
家計には特別費と呼ばれる支出があります。
特別費とは、冠婚葬祭、固定資産税、車検など数年に一度または年に数回度など季節やイベントなどによって発生しやすい比較的高額な支出のことです。
上記のような冠婚葬祭、固定資産税、車検などは家計管理初心者でも比較的すぐに「これは特別費だな」と分かりやすいものですが、
家計を管理していると「これって特別費?」と迷う支出がありますよね。
ここでは「特別費にするか迷いやすい支出」について紹介します。

これって特別費?と迷いやすいちょっとした特別費としては、以下のような支出が挙げられます。
・習い事で合宿や発表会など年に1回程度あるイベントの支出
・受験などにかかる費用(交通費、宿泊費、受験料など)
・進級した際にかかる準備品
・タオルなどを一度に買い替えた場合
・コンタクトなどをまとめ買いした場合
・白髪染めなど美容品をまとめ買いした場合
・季節もののクリーニングをまとめて出した場合
・夫婦の仕事用品(スーツなど)
・子どもの美容院
・歯科検診(年に数回の定期健診)
・急な医療費(予定外の検査費など)
このような支出は「日用品」「教育費」「小遣い」「美容費」「医療費」「交通費」など、他の費目で管理した方が分かりやすいのではないかと思うような支出でもありますよね。
基本的には上記のような支出はご自分なりに分かりやすく分類できていれば何費にしていても間違いではありませんが、家計簿&家計管理アドバイザーとしては以下のように分類することをオススメします。
・習い事で合宿や発表会など年に1回程度あるイベントの支出→「習い事費」
合宿や発表会などのイベントは年に1回毎年同じ時期に開催されるなど、だいたい毎年恒例になっていることが予測されます。
したがって、合宿や発表会などの費用も含めて「習い事費」として毎年の予算にして構わないと考えます。
習い事費はイベントなどもあり、毎月の月謝だけでは支払いが済まないことが多いものです。
部活の費用も習い事費と同様に扱います。
■参考:習い事費については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:部活費については以下の記事で詳しく紹介しています。
・受験などにかかる費用(交通費、宿泊費、受験料など)→「特別費」
受験などにかかる費用は、毎年かかるような支出ではなく、まさに「今年だけの支出」になりやすい支出ですから、特別費となります。
しかし、今年は受験生ではないけれど、学校見学を兼ねて文化祭に少し遊びに行く、学校説明会に参加するなど少額な支出であれば「娯楽費」で充分です。
■参考:受験にかかる費用については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:娯楽費については以下の記事で詳しく紹介しています。
・進級した際にかかる準備品→「特別費」
進級などにより新たに体操服などの園や学校の用品をまとめて購入しなくてはいけない場合も「特別費」であらかじめ予算を立てておくと便利です。
ただし、体操服を1枚だけ追加で購入した、名札をなくしてしまい購入した、上履きがきつくなったので新しく購入した、水着や習字道具や裁縫道具などを学校取りまとめの集金で購入したというような日常的に起こる買い替え程度の支出であれば「教育費」などに分類してもよいでしょう。
より厳しく予算管理をしたい方は「娯楽費」に計上してもかまいません。
■参考:教育費については以下の記事で詳しく紹介しています。
・タオルなどを一度に買い替えた場合→「特別費」
・白髪染めなど美容品をまとめ買いした場合→「特別費」
・コンタクトなどをまとめ買いした場合→「特別費」
・季節もののクリーニングをまとめて出した場合→「特別費」
白髪染めや使い捨てコンタクトなどを1つだけ購入する場合は安価ですし、日常的に繰り返し購入する支出として「日用品」にします。
タオルについては毎月購入するようなものではありませんので時々まれに1枚だけ購入するなら「娯楽費」です。
しかし、年に1度まとめて1年分購入することが決まっているなど、毎年恒例のイベントとなっており、まとまった金額の支出となる場合は「特別費」としてあらかじめ予算にしておくことをオススメします。
なお、コンタクトや白髪染めなどは自分しか使わないのであれば「小遣い」から出すようにしてもよいでしょう。
■参考:コンタクトは何費?については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:クリーニングは何費?については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:年に数回のまとめ買いは何費にする?は以下の記事で詳しく紹介しています。
・夫婦の仕事用品(スーツなど)→「特別費」
スーツや靴やかばんなど、やや高額になるものを購入する場合も「特別費」としておくとよいでしょう。
今年いくらのものをどれだけ購入するかなどは予測しにくいものですので、年で5万円くらいは仕事の費用として予算を立てておくなどすると安心です。
なお、小遣いの金額が多くスーツなども小遣いから購入できるようでしたら「小遣い」でもかまいません。
個人的な支出はどこまでを小遣いからだし、どこまでを家計で出すのかの線引きをあらかじめある程度決めておくことをオススメします。
■参考:小遣いの範囲とは?は以下の記事で詳しく紹介しています。
・子どもの美容院→「特別費」
子どもの美容院の費用は少額だから何費にすればいいかわからないという方もいますが、美容院の費用は大人の美容院の費用とともに「特別費」にすることをオススメしています。
今は子どもの美容院の費用が少額で済ませられていても、次第に子供が大きくなると大人と同じように美容院の費用がかかるようになります。
したがって子供のうちから大人の美容院の費用と同様に「特別費」にしてしまうという方法です。
子供が大きくなるにつれて分類を変更するというのは手間になります。
■参考:美容院の費用は何費?については以下の記事で詳しく紹介しています。
・歯科検診(年に数回の定期健診)→「特別費」
・急な医療費(予定外の検査費など)→「特別費」
歯科検診やインフルエンザの予防接種など定期的に予測しているものは「特別費」で計上します。
急に歯が痛んで歯医者に数回通うことになった、体調不良で受診したところ精密検査が必要になった、入院した、年に数回整体に通っているというような場合も「特別費」で計上します。
腰に持病があり毎月整体に通っているなど毎月のように通院している場合は「医療費」という費目を作成してもよいでしょう。
なお、小遣いが充分にある場合は個人的な医療費は「小遣い」で負担してもかまいません。
■参考:急に歯が痛んで歯医者にかかったら何費にする?については以下の記事で詳しく紹介しています
■参考:そもそも医療費という費目は必要?については以下の記事で詳しく紹介しています
上記の観点から考えると、質問者様のおっしゃる「夫の仕事用の靴」「歯列矯正の調整代」は基本的には「特別費」でよいと考えます。
「歯列矯正の調整代」については気になるようなら特別費の内訳の費目として「医療費」という項目を作成してもよいでしょう。
質問者様は小遣いをもらっていないということですので該当しませんが、いずれも夫または妻の個人的な支出ですから小遣いが充分にある場合は「小遣い」からでもかまいません。
なお、なぜ上記のような分類をオススメするかというと、上記のように分類することで「予算が立てやすく守りやすい家計簿になる」と見込まれるからです。
何の支出をどこの支出として記入するかを工夫することで「予算が見える家計簿」にすることができますよ。
特別費というのは家計の中でも特に管理の難しい支出ですので、はじめのうちは混乱して当然です。特に家計簿初心者の方には非常に混乱を招きやすい支出です。
数年かけてゆっくりと自分なりの分類法を身につけられてくださいね。
■参考:特別費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:他にもある!特別費に関する記事はこちらにまとめてあります。
・特別費に関するご質問(まとめ)
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
特別費にするほど高額ではないけど購入頻度が少ない物の費目分けに悩んでいます。
娯楽費か特別費で悩んでいる物
・夫の仕事用の靴(1足5000円以下だったり10000円以下だったり、年に3回くらいの購入で2足買い替えが必要になりまとめて買う事もあり、金額と頻度の予測が難しいです^^;)
医療費か特別費かで悩んでいる物
・私の歯列矯正の調整代(3ヶ月に1度、4000円)
など、ちょっとした支出を特別費にした方がいいか他の支出にした方がいいか迷います。
ご質問ありがとうございます。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。
「特別費かどうか迷う支出」についてですね。
これって特別費?
家計には特別費と呼ばれる支出があります。
特別費とは、冠婚葬祭、固定資産税、車検など数年に一度または年に数回度など季節やイベントなどによって発生しやすい比較的高額な支出のことです。
上記のような冠婚葬祭、固定資産税、車検などは家計管理初心者でも比較的すぐに「これは特別費だな」と分かりやすいものですが、
家計を管理していると「これって特別費?」と迷う支出がありますよね。
ここでは「特別費にするか迷いやすい支出」について紹介します。
特別費か迷いやすい支出

これって特別費?と迷いやすいちょっとした特別費としては、以下のような支出が挙げられます。
・習い事で合宿や発表会など年に1回程度あるイベントの支出
・受験などにかかる費用(交通費、宿泊費、受験料など)
・進級した際にかかる準備品
・タオルなどを一度に買い替えた場合
・コンタクトなどをまとめ買いした場合
・白髪染めなど美容品をまとめ買いした場合
・季節もののクリーニングをまとめて出した場合
・夫婦の仕事用品(スーツなど)
・子どもの美容院
・歯科検診(年に数回の定期健診)
・急な医療費(予定外の検査費など)
このような支出は「日用品」「教育費」「小遣い」「美容費」「医療費」「交通費」など、他の費目で管理した方が分かりやすいのではないかと思うような支出でもありますよね。
迷いやすい特別費を分類してみよう!
基本的には上記のような支出はご自分なりに分かりやすく分類できていれば何費にしていても間違いではありませんが、家計簿&家計管理アドバイザーとしては以下のように分類することをオススメします。
・習い事で合宿や発表会など年に1回程度あるイベントの支出→「習い事費」
合宿や発表会などのイベントは年に1回毎年同じ時期に開催されるなど、だいたい毎年恒例になっていることが予測されます。
したがって、合宿や発表会などの費用も含めて「習い事費」として毎年の予算にして構わないと考えます。
習い事費はイベントなどもあり、毎月の月謝だけでは支払いが済まないことが多いものです。
部活の費用も習い事費と同様に扱います。
■参考:習い事費については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:部活費については以下の記事で詳しく紹介しています。
・受験などにかかる費用(交通費、宿泊費、受験料など)→「特別費」
受験などにかかる費用は、毎年かかるような支出ではなく、まさに「今年だけの支出」になりやすい支出ですから、特別費となります。
しかし、今年は受験生ではないけれど、学校見学を兼ねて文化祭に少し遊びに行く、学校説明会に参加するなど少額な支出であれば「娯楽費」で充分です。
■参考:受験にかかる費用については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:娯楽費については以下の記事で詳しく紹介しています。
・進級した際にかかる準備品→「特別費」
進級などにより新たに体操服などの園や学校の用品をまとめて購入しなくてはいけない場合も「特別費」であらかじめ予算を立てておくと便利です。
ただし、体操服を1枚だけ追加で購入した、名札をなくしてしまい購入した、上履きがきつくなったので新しく購入した、水着や習字道具や裁縫道具などを学校取りまとめの集金で購入したというような日常的に起こる買い替え程度の支出であれば「教育費」などに分類してもよいでしょう。
より厳しく予算管理をしたい方は「娯楽費」に計上してもかまいません。
■参考:教育費については以下の記事で詳しく紹介しています。
・タオルなどを一度に買い替えた場合→「特別費」
・白髪染めなど美容品をまとめ買いした場合→「特別費」
・コンタクトなどをまとめ買いした場合→「特別費」
・季節もののクリーニングをまとめて出した場合→「特別費」
白髪染めや使い捨てコンタクトなどを1つだけ購入する場合は安価ですし、日常的に繰り返し購入する支出として「日用品」にします。
タオルについては毎月購入するようなものではありませんので時々まれに1枚だけ購入するなら「娯楽費」です。
しかし、年に1度まとめて1年分購入することが決まっているなど、毎年恒例のイベントとなっており、まとまった金額の支出となる場合は「特別費」としてあらかじめ予算にしておくことをオススメします。
なお、コンタクトや白髪染めなどは自分しか使わないのであれば「小遣い」から出すようにしてもよいでしょう。
■参考:コンタクトは何費?については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:クリーニングは何費?については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:年に数回のまとめ買いは何費にする?は以下の記事で詳しく紹介しています。
・夫婦の仕事用品(スーツなど)→「特別費」
スーツや靴やかばんなど、やや高額になるものを購入する場合も「特別費」としておくとよいでしょう。
今年いくらのものをどれだけ購入するかなどは予測しにくいものですので、年で5万円くらいは仕事の費用として予算を立てておくなどすると安心です。
なお、小遣いの金額が多くスーツなども小遣いから購入できるようでしたら「小遣い」でもかまいません。
個人的な支出はどこまでを小遣いからだし、どこまでを家計で出すのかの線引きをあらかじめある程度決めておくことをオススメします。
■参考:小遣いの範囲とは?は以下の記事で詳しく紹介しています。
・子どもの美容院→「特別費」
子どもの美容院の費用は少額だから何費にすればいいかわからないという方もいますが、美容院の費用は大人の美容院の費用とともに「特別費」にすることをオススメしています。
今は子どもの美容院の費用が少額で済ませられていても、次第に子供が大きくなると大人と同じように美容院の費用がかかるようになります。
したがって子供のうちから大人の美容院の費用と同様に「特別費」にしてしまうという方法です。
子供が大きくなるにつれて分類を変更するというのは手間になります。
■参考:美容院の費用は何費?については以下の記事で詳しく紹介しています。
・歯科検診(年に数回の定期健診)→「特別費」
・急な医療費(予定外の検査費など)→「特別費」
歯科検診やインフルエンザの予防接種など定期的に予測しているものは「特別費」で計上します。
急に歯が痛んで歯医者に数回通うことになった、体調不良で受診したところ精密検査が必要になった、入院した、年に数回整体に通っているというような場合も「特別費」で計上します。
腰に持病があり毎月整体に通っているなど毎月のように通院している場合は「医療費」という費目を作成してもよいでしょう。
なお、小遣いが充分にある場合は個人的な医療費は「小遣い」で負担してもかまいません。
■参考:急に歯が痛んで歯医者にかかったら何費にする?については以下の記事で詳しく紹介しています
■参考:そもそも医療費という費目は必要?については以下の記事で詳しく紹介しています
これって特別費?(まとめ)
上記の観点から考えると、質問者様のおっしゃる「夫の仕事用の靴」「歯列矯正の調整代」は基本的には「特別費」でよいと考えます。
「歯列矯正の調整代」については気になるようなら特別費の内訳の費目として「医療費」という項目を作成してもよいでしょう。
質問者様は小遣いをもらっていないということですので該当しませんが、いずれも夫または妻の個人的な支出ですから小遣いが充分にある場合は「小遣い」からでもかまいません。
なお、なぜ上記のような分類をオススメするかというと、上記のように分類することで「予算が立てやすく守りやすい家計簿になる」と見込まれるからです。
何の支出をどこの支出として記入するかを工夫することで「予算が見える家計簿」にすることができますよ。
特別費というのは家計の中でも特に管理の難しい支出ですので、はじめのうちは混乱して当然です。特に家計簿初心者の方には非常に混乱を招きやすい支出です。
数年かけてゆっくりと自分なりの分類法を身につけられてくださいね。
■参考:特別費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
関連記事
■参考:他にもある!特別費に関する記事はこちらにまとめてあります。
・特別費に関するご質問(まとめ)
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
コメント
コメント一覧 (2)
迷う事の多かった費目分け、とても勉強になりました!
ありがとうございました。
家計簿はちょっとした支出の分類などは迷いやすいものですよね。
必ずしも完ぺきに振り分ける必要はありませんので、ご自分なりに分かりやすい方法で続けられてくださいね。
こちらこそご利用ありがとうございます。またのご利用を楽しみにお待ちしております。