子供がいる家選びのポイントは?駅近・学区・マンション・戸建て?
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日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
あきさん、こんにちは!
以前あきさんのブログから家計管理を実践して貯金ができるようになったとご連絡させていただ者です。
その中でずっと気になっていることがありお忙しい中恐縮ですがご連絡差し上げました。
それは住居費です。
5年ほど前に3100万でマンションを購入しており、管理費とあわせ月々10万円程度支払っています。
駅徒歩5分ほどで周りも大型モールなどもあり便利なのですが、
車を使用することも多い地域で、車の出し入れが面倒だったり(子供3人おり平置き駐車ですがやはり家までの距離が気になります)
今年修繕費が上がり、また数年後上がると言うことで改めて気づいたのですが家の中の設備費などの貯金が現在全くできていないということ。
マンション自体共有スペースも少なく無駄な部分はないと感じているのですが、やはり建物の修繕費が莫大ということ。
子供が3人いるため(全て未就学児)階下にものすごく気を使い、(引っ越した際階下にご挨拶に行った際もタイミングが悪かったようでどの時間帯でも会えませんでした。ご挨拶の品を玄関前に手紙添えで置いただけです。)3人揃う夕方などは走らないで、跳ばないでと毎日言うのも疲れてしまいました。
このこともありマンション住まい向いていないのかも?と薄々気づいていたのが今では毎日引っ越しを考えてしまっています。
来年1番上が小学生ということもあり学区が変更にならない区域で築3年程度で月々5万程度の支払いになる中古戸建てを見つけました。ですが、バスもありますが駅徒歩20 分程度あり子供たちが大きくなると不便なのかなとまた悩みます。
主人も、電車通勤ですが職業柄24時間勤務をしており週2,3回程度の出勤なのであまり駅徒歩にはこだわりがないようです。
また、マンション購入時に頭金を入れていたので大体ローン残高と売却価格はトントンのようです。
同じマンションでも我が家の残債以下の販売価格は出たことがないので、売却はなんとか出来そうかな?というイメージです。
子供の学区を考えなければ、隣駅などでもう少し駅徒歩近いところも探せそうなのですが、
私自身近所の子供繋がりのお母さんたちには親切にしてもらっており、この環境が居心地が良いという点もあります。
購入する際はあまり深く考えておらず家計と向き合った今になると気になる点が多い住居費ですがあきさんならどうされますか?
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家選びのポイント」についてですね。
子供がいると、何を重視して家を選んだらいいのか迷うことがありますよね。
・マンションがいい?
・一戸建てがいい?
・駅から近い方がいい?
・周辺環境は?
・学区を重視すべき?
・住宅ローンの金額を重視すべき?
など、何を重視して家を選ぶかによって選択する住宅も変わるものです。
ここでは家計簿&家計管理アドバイザー、3人の子供を持つママとして「子供がいるときの家選びのポイント」について紹介します。
子供がいるときの家選びのポイントはいくつか挙げられます。
お子さんがいる場合、住宅選びのひとつのポイントになるのが学区です。
近くに幼稚園や小学校や中学校があるかどうか
だけでなく、特に小学校、中学校については「学校の校風」なども気になるところです。
例えば、教育に力をいれているかどうかなどは学校によってかなり差が出ます。
塾に行っていなくても学習面で優秀なお子さんの中には小学校の時教育に力を入れている学校を選んでいたからという場合もあります。
スポーツや自然とのふれあいに力を入れている学校もありますので、学習面だけでなく総合的に調べておきたいものです。
なお、近年では「学習に力をいれている小学校に通わせたい」という理由で引っ越しをする方も増えてきました。
近隣に有名な小学校があるとその地域の住宅価格は大きく跳ね上がります。
駅近でもないのに、なぜこの地域周辺は住宅価格が高いのだろう…と気になるときはもしかしたらその地域に有名な学校があるのかもしれません。
さらにお子さんがいる場合に気になるのは周辺の環境です。
車の通りが多すぎないところの方が安心ですし、習い事や部活などからの帰宅時間が遅くなる時には帰り道に街灯などがないと心配ですよね。
特に小さなお子さんがいらっしゃる場合には、近くに公園があると助かりますし、スーパーやコンビニなども近くにあると助かります。
駅から近いかどうかという点もやはり重要なポイントになります。
駅から近い方が利便性がよく、将来売却することを考えた場合に売却価格にも差が出ます。
住宅を購入する際には売却するときのことも考えて購入しないと将来的に手放すことができず大きな負債になる可能性があります。
マンションを購入する場合に気をつけなくてはいけないのは「管理費」「修繕積立金」です。
質問者様もおっしゃっていますが、マンションの修繕積立金などは数年おきに値上がりするのが前提です。
購入時が一番低い金額で、数年ごとに値上がりし、何十年かに一度の超大規模修繕後に下がるというのが一般的です。
また、マンションの場合は住宅ローンは完済しても管理費や修繕積立金の支払いは一生残ります。
上記のようにマンションの場合は管理費や修繕積立金の支払いがなくならないという点はデメリットになります。
しかし、かといって戸建ての方が安く済ませられるかというと必ずしもそうとも言い切れません。
まず戸建ての方がマンションよりも価格が高い傾向にあること。
また、管理費や修繕積立金の支払いはありませんがその分修繕にかかる費用は自分で貯めなくてはいけません。
さらにセキュリティの面でも一般的にマンションより戸建ての方が劣るといわれます。
■参考:マンションと戸建てどちらを選ぶ?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13224
■参考:家は買った方がいい?借りた方がいい?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/17530
上記のように、お子さんがいらっしゃる場合の住宅の選び方には様々なポイントがあります。
質問者様も小さなお子さんが3人いらっしゃるということで、駅から遠くてもマンションより戸建ての方がいいのではないかとお考えのようですね。
確かに子供が小さいころというのは足音も響きますし、騒音などが気になる頃です。
しかし、それも数年のことです。
一番下のお子さんが小学生の中・高学年になる頃には聞き分けもでき、また学校や部活や習い事などで家にいない時間も増えますから子供の足音などに気を遣うのも一生のことではありません。
一生住む予定であれば老後は階段のないマンションの方が暮らしやすいという方もいます。
また一戸建てになると町内会費や地域のイベントへの参加が負担になる方もいます。マンションでは24時間ゴミが捨てられたのに、一戸建てになるとゴミが捨てられずさらにゴミ当番まで回ってくるのが負担だという方もいます。
駅から近いかどうかだけでなく、中学校が近くにあるか、高校に進学する場合は電車通学になるのか、町内会費や町内での活動内容、老後の住居としてはどうかなども併せて検討したうえで慎重に検討された方がよいでしょう。
高校生になるとお弁当になるのが通常ですので、電車通学のうえに駅まで遠いとその分早起きしてお弁当を毎日作らなくてなりません。部活が終わった後帰宅するのも遅くなり、夕飯が遅くなってしまうことや片付けが夜遅くまで終わらないということもありえます。また雨の日は来る前で送り迎えなどもしなくてはならい可能性もあります。
お子さんが3人いるとなおさら高校生活も長くなります。
子どもが小さいうちの少しのデメリットで駅から遠い物件を選んでしまい、その後高校生活が始まってから後悔することも十分にあり得ます。
買い替えをする場合は諸費用や引っ越し費用などもまた再度かかることになります。また買い替え時の売却益などについても考慮しなくてはなりません。各種手続きもまたやり直しになります。
詳しくは税理士さんの管轄となりますのでお伝え出来ませんが、一般的に住宅を売却して出た売却益には税金がかかります。
質問者様の場合はほぼトントンと見込まれるとのことですが、税金関係についてもしっかり調べたうえで買い替えを検討しましょう。
いずれにしても、住宅ローンと他の支出のとバランスを考えた購入ができていれば買い替えを行っても問題ありません。
質問者様はお子さんが3人ということですので、住宅費だけでなく教育費とのバランスやその後のライフスタイルも考慮する必要があります。
住宅は将来的に売却を考える場合もありますので、売却できる住宅かどうかについても併せて検討されてみてください。
おそらく買い替えをすると資金面でどうなるかという点だけでなく、利便性などその他の要因についてしっかり検討することが今回の買い替えのポイントになるのではないかなと推測されます。
ぜひ今後の家計も見据えたうえで慎重に決定されてくださいね。
■参考:他の支出のバランスを考えるための住居費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1958
■参考:他にもある!家計のやりくりアドバイスに関する記事はこちらにまとめてあります。
・家計のやりくりアドバイス(まとめ)
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
あきさん、こんにちは!
以前あきさんのブログから家計管理を実践して貯金ができるようになったとご連絡させていただ者です。
その中でずっと気になっていることがありお忙しい中恐縮ですがご連絡差し上げました。
それは住居費です。
5年ほど前に3100万でマンションを購入しており、管理費とあわせ月々10万円程度支払っています。
駅徒歩5分ほどで周りも大型モールなどもあり便利なのですが、
車を使用することも多い地域で、車の出し入れが面倒だったり(子供3人おり平置き駐車ですがやはり家までの距離が気になります)
今年修繕費が上がり、また数年後上がると言うことで改めて気づいたのですが家の中の設備費などの貯金が現在全くできていないということ。
マンション自体共有スペースも少なく無駄な部分はないと感じているのですが、やはり建物の修繕費が莫大ということ。
子供が3人いるため(全て未就学児)階下にものすごく気を使い、(引っ越した際階下にご挨拶に行った際もタイミングが悪かったようでどの時間帯でも会えませんでした。ご挨拶の品を玄関前に手紙添えで置いただけです。)3人揃う夕方などは走らないで、跳ばないでと毎日言うのも疲れてしまいました。
このこともありマンション住まい向いていないのかも?と薄々気づいていたのが今では毎日引っ越しを考えてしまっています。
来年1番上が小学生ということもあり学区が変更にならない区域で築3年程度で月々5万程度の支払いになる中古戸建てを見つけました。ですが、バスもありますが駅徒歩20 分程度あり子供たちが大きくなると不便なのかなとまた悩みます。
主人も、電車通勤ですが職業柄24時間勤務をしており週2,3回程度の出勤なのであまり駅徒歩にはこだわりがないようです。
また、マンション購入時に頭金を入れていたので大体ローン残高と売却価格はトントンのようです。
同じマンションでも我が家の残債以下の販売価格は出たことがないので、売却はなんとか出来そうかな?というイメージです。
子供の学区を考えなければ、隣駅などでもう少し駅徒歩近いところも探せそうなのですが、
私自身近所の子供繋がりのお母さんたちには親切にしてもらっており、この環境が居心地が良いという点もあります。
購入する際はあまり深く考えておらず家計と向き合った今になると気になる点が多い住居費ですがあきさんならどうされますか?
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家選びのポイント」についてですね。
子どもがいるときの家選び
子供がいると、何を重視して家を選んだらいいのか迷うことがありますよね。
・マンションがいい?
・一戸建てがいい?
・駅から近い方がいい?
・周辺環境は?
・学区を重視すべき?
・住宅ローンの金額を重視すべき?
など、何を重視して家を選ぶかによって選択する住宅も変わるものです。
ここでは家計簿&家計管理アドバイザー、3人の子供を持つママとして「子供がいるときの家選びのポイント」について紹介します。
子どもがいるときの家選びのポイントは?
子供がいるときの家選びのポイントはいくつか挙げられます。
学区
お子さんがいる場合、住宅選びのひとつのポイントになるのが学区です。
近くに幼稚園や小学校や中学校があるかどうか
だけでなく、特に小学校、中学校については「学校の校風」なども気になるところです。
例えば、教育に力をいれているかどうかなどは学校によってかなり差が出ます。
塾に行っていなくても学習面で優秀なお子さんの中には小学校の時教育に力を入れている学校を選んでいたからという場合もあります。
スポーツや自然とのふれあいに力を入れている学校もありますので、学習面だけでなく総合的に調べておきたいものです。
なお、近年では「学習に力をいれている小学校に通わせたい」という理由で引っ越しをする方も増えてきました。
近隣に有名な小学校があるとその地域の住宅価格は大きく跳ね上がります。
駅近でもないのに、なぜこの地域周辺は住宅価格が高いのだろう…と気になるときはもしかしたらその地域に有名な学校があるのかもしれません。
周辺の環境
さらにお子さんがいる場合に気になるのは周辺の環境です。
車の通りが多すぎないところの方が安心ですし、習い事や部活などからの帰宅時間が遅くなる時には帰り道に街灯などがないと心配ですよね。
特に小さなお子さんがいらっしゃる場合には、近くに公園があると助かりますし、スーパーやコンビニなども近くにあると助かります。
駅から近いかどうかという点もやはり重要なポイントになります。
駅から近い方が利便性がよく、将来売却することを考えた場合に売却価格にも差が出ます。
住宅を購入する際には売却するときのことも考えて購入しないと将来的に手放すことができず大きな負債になる可能性があります。
マンション
マンションを購入する場合に気をつけなくてはいけないのは「管理費」「修繕積立金」です。
質問者様もおっしゃっていますが、マンションの修繕積立金などは数年おきに値上がりするのが前提です。
購入時が一番低い金額で、数年ごとに値上がりし、何十年かに一度の超大規模修繕後に下がるというのが一般的です。
また、マンションの場合は住宅ローンは完済しても管理費や修繕積立金の支払いは一生残ります。
戸建て
上記のようにマンションの場合は管理費や修繕積立金の支払いがなくならないという点はデメリットになります。
しかし、かといって戸建ての方が安く済ませられるかというと必ずしもそうとも言い切れません。
まず戸建ての方がマンションよりも価格が高い傾向にあること。
また、管理費や修繕積立金の支払いはありませんがその分修繕にかかる費用は自分で貯めなくてはいけません。
さらにセキュリティの面でも一般的にマンションより戸建ての方が劣るといわれます。
■参考:マンションと戸建てどちらを選ぶ?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13224
■参考:家は買った方がいい?借りた方がいい?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/17530
住宅を買い替える場合は
上記のように、お子さんがいらっしゃる場合の住宅の選び方には様々なポイントがあります。
質問者様も小さなお子さんが3人いらっしゃるということで、駅から遠くてもマンションより戸建ての方がいいのではないかとお考えのようですね。
確かに子供が小さいころというのは足音も響きますし、騒音などが気になる頃です。
しかし、それも数年のことです。
一番下のお子さんが小学生の中・高学年になる頃には聞き分けもでき、また学校や部活や習い事などで家にいない時間も増えますから子供の足音などに気を遣うのも一生のことではありません。
一生住む予定であれば老後は階段のないマンションの方が暮らしやすいという方もいます。
また一戸建てになると町内会費や地域のイベントへの参加が負担になる方もいます。マンションでは24時間ゴミが捨てられたのに、一戸建てになるとゴミが捨てられずさらにゴミ当番まで回ってくるのが負担だという方もいます。
駅から近いかどうかだけでなく、中学校が近くにあるか、高校に進学する場合は電車通学になるのか、町内会費や町内での活動内容、老後の住居としてはどうかなども併せて検討したうえで慎重に検討された方がよいでしょう。
高校生になるとお弁当になるのが通常ですので、電車通学のうえに駅まで遠いとその分早起きしてお弁当を毎日作らなくてなりません。部活が終わった後帰宅するのも遅くなり、夕飯が遅くなってしまうことや片付けが夜遅くまで終わらないということもありえます。また雨の日は来る前で送り迎えなどもしなくてはならい可能性もあります。
お子さんが3人いるとなおさら高校生活も長くなります。
子どもが小さいうちの少しのデメリットで駅から遠い物件を選んでしまい、その後高校生活が始まってから後悔することも十分にあり得ます。
買い替えをする場合は諸費用や引っ越し費用などもまた再度かかることになります。また買い替え時の売却益などについても考慮しなくてはなりません。各種手続きもまたやり直しになります。
詳しくは税理士さんの管轄となりますのでお伝え出来ませんが、一般的に住宅を売却して出た売却益には税金がかかります。
質問者様の場合はほぼトントンと見込まれるとのことですが、税金関係についてもしっかり調べたうえで買い替えを検討しましょう。
住宅ローンとのバランスを考えよう
いずれにしても、住宅ローンと他の支出のとバランスを考えた購入ができていれば買い替えを行っても問題ありません。
質問者様はお子さんが3人ということですので、住宅費だけでなく教育費とのバランスやその後のライフスタイルも考慮する必要があります。
住宅は将来的に売却を考える場合もありますので、売却できる住宅かどうかについても併せて検討されてみてください。
おそらく買い替えをすると資金面でどうなるかという点だけでなく、利便性などその他の要因についてしっかり検討することが今回の買い替えのポイントになるのではないかなと推測されます。
ぜひ今後の家計も見据えたうえで慎重に決定されてくださいね。
■参考:他の支出のバランスを考えるための住居費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1958
関連記事
■参考:他にもある!家計のやりくりアドバイスに関する記事はこちらにまとめてあります。
・家計のやりくりアドバイス(まとめ)
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
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