7人家族の家計簿公開!月収32万円。毎月赤字でボーナスで補填!
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日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
はじめまして。
あきさんの家計簿を参考にし、家計簿をつけ始め8ヶ月です。いつも拝見させて頂き、勉強させて頂いてます。
夫の両親と賃貸にて同居中です。
毎月の収支は、特別費積立や教育費等の貯金を毎月から定額支出している為、結局いつも赤字になり、ボーナスは殆ど赤字補填に使ってしまいます。赤字用に用意してあるプール金から使い、ボーナス時に補填してます。
車は普通車2台持ち、特に旦那の車は古いスポーツカーの為、保険やガソリン代等維持費が高いです。今年の11月に2台車検があり、次の車検の2年後または4年後にどちらかの車を中古軽(60万位で)へ買い替え考えています。2台目は車必須ではないですが、現状子供か小さい為、保育園の送り迎えや買い物など車がないと大変です。
上の子が小学校に上がる前に(約2年半後までに)住宅購入を考えていますが、教育費の貯金を優先したいので頭金がなかなか貯まりません。現在は臨時収入(祖父からのお小遣いや失業手当)やボーナスの余りを頭金として貯蓄してます。
今は年間100万以内で働いておりますが、転職し年間130万まで働くか検討中です。
以下詳細を記載しますので、アドバイスの程お願いします。
【家族構成】
夫(32)、妻(30)、子(4、年少)、子(1)、父(70)、母(65)
【収入】
手取り 夫 22万/月(264万/年)
※18万〜25万 残業時間により変動
妻 8万/月(96万/年)
同居親年金補助 2万(24万/年)
児童手当 30万/年
ボーナス 50万/年
収入総額 32万/月(464万/年)
※自動車任意保険1万8千(2台)、旦那生命保険3千(死亡保障4000万)、妻生命保険500円?(死亡保障500万)は給料天引き
※数千円の医療保険検討中
※児童手当は全て貯金(大学費用として)
【支出】
◆口座支出
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
水道代 6千
保育園代(2人)3万2千
ガソリン代(カード払い) 2万〜2万5千
携帯・WiFi代(2台) 2万
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
→上の子18歳時に約300万解約返戻金
※ガス電気代は同居親が支払い
※食費も同居親とは殆ど別
※下の子の学資保険はボーナスより12万5千(年払い)
◆現金支出
食費 3万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 1万5 千〜2万
お小遣い 旦那3万
妻5千
特別費積立 3万2500
→イベント費1万3千、教育費雑費2千、自動車税(2台)7千、全保連・家財・地震保険1400、予備費9千100(車整備少額、旦那飲み会、少額医療費等)
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
車買い替え費積立 1万
教育費(制服等進学費用) 1万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 1万
支出総額 35万500/月
◆ボーナス支出
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
赤字補填 24万〜36万(毎月約2〜3万赤字)
夫小遣い 3万
【貯蓄】
定期預金 100万
普通預金 370万
→教育費(進学用)44万、児童手当79万、臨時費積立3万5千、子供用貯金40万、住宅頭金26万、使用未定178万
貯蓄総額 470万
以上です。
長々と書いてしまいましたが、お時間ある時にアドバイス頂けますと嬉しいです。宜しくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。
収支は年間約0万円の黒字の予定ということですね。
現状では収支に幅があり、正確な収支はよくわかりません。
ただ、多少の幅はありますが現状では収入のすべては何かに振り分けられている状況と考えられます。
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
車買い替え費積立 1万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 1万
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
こちらがありますので年間54万5千円は貯蓄があるようです。
質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。
まず質問者様の月の家計について見てみましょう。
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
水道代 6千
保育園代(2人)3万2千
ガソリン代(カード払い) 2万〜2万5千
携帯・WiFi代(2台) 2万
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
食費 3万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 1万5千〜2万
お小遣い 旦那3万
妻5千
特別費積立 3万2500
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
車買い替え費積立 1万
教育費(制服等進学費用) 1万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 1万
支出総額 35万500/月
質問者様の家計では月の支出が毎月約35万円。
質問者様の月収は月32万円ですから、毎月3万円の赤字のある家計となります。
質問者様の家計うち、特別費にあたる支出は以下の通りです。
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
赤字補填 24万〜36万(毎月約2〜3万赤字)
夫小遣い 3万
合計 39.5万円~51.5万円
特別費の費用はこちらの記載とは別に毎月の積み立てにも記載があります。
質問者様の家計は、基本的にはよく考えて毎月しっかりお金の管理をされていることがわかる家計です。
食費 3万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 1万5千〜2万
合計 6.3万円
と、基本的な生活にかかる支出も7人家族としてはとても少なく、日ごろからよく節約していることが分かります。
ただ一部家計のやりくりについて混乱されている状況が見受けられますので、以下の点についての見直しをオススメします。
■保育料
保育園代(2人)3万2千
質問者様の家計では現状では二人分の保育料がかかっていますが、まもなく幼児教育無償化により一人分の保育料で済ませられるようになるのではないかと考えられます。
保育料が一人分になれば月1万円程度は支出が減るのではないかと推測されます。
■参考:幼児教育無償化については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16151
■車
駐車場代(2台) 1万4千
ガソリン代(カード払い) 2万〜2万5千
自動車任意保険1万8千(2台)
車の費用についても収入に対して負担は重いといえます。
2台目は必須ではない、1代目はスポーツカーのためガソリン代などがかかると質問者様も車にかかる費用が負担になっていることに自覚があるようです。
現状の家計の内容ですと、全体的によく節約されているのでこれだけの車の費用があっても支払っていくことは可能です。
しかし、今後お子さんが大きくなり時に習い事などを検討する年齢になると「車の費用が多くお子さんの習い事にはお金はかけられない」という家計になる可能性が非常に高いといえます。
あと5年以内にはお子さんの教育への投資とご主人のスポーツカーへの出費のどちらを優先するか選ばなくてはいけない時期がくると考えておきましょう。
特にガソリン代と自動車の任意保険についてはもう少し見直せないか検討してみてください。
自動車の任意保険は給料天引きのようですので、こちらを節約できれば手元に残る手取り収入も増えることになります。
■通信費
携帯・WiFi代(2台) 2万
通信費についても、2台分と考えるとやや高いようです。
その他の費用が含まれている場合は仕方がありませんが、携帯電話とWIFIだけの費用であれば少なくともあと数千円は安くできる可能性があります。
プラン変更だけでも検討してみましょう。
■食費
食費 3万
米 6千
車や保険などにはしっかりお金を配分されていますが、反対に食費などについては7人家族としては少なすぎるほど節約されているようです。
同居されているご両親からの食糧の援助などがある可能性もありますが、援助がなければ7人家族で月3.6万円の食費は少なすぎます。
小さなお子さんが3人ですので、お子さんの食費はまだそれほどかからない時期ですから、今後あと5年もすると月2,3万円は食費が増加してもおかしくありません。
■参考:食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11621
■小遣い
お小遣い 旦那3万
夫小遣い 3万(ボーナス)
お小遣いについても、ご主人のお小遣いがご主人の収入に対してやや多いといえます。
こちらもお子さんが小さいうちは現状のままでもなんとかなりますが、やはり5年以内には現状の収入のままでは現状の小遣いを渡すのは厳しくなることが予測されます。
ご主人へのお小遣いは家計に余裕があればたくさん渡してあげたいものですが、お子さんの年齢やご家族構成を考えると現状のままでは少し厳しいといえます。
■参考:夫の小遣いについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18263
■積み立て
特別費積立 3万2500
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
車買い替え費積立 1万
教育費(制服等進学費用) 1万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 1万
質問者様の家計では月8万円の積み立てがあるようです。
月収に対して積み立ての額が多すぎるため現状では毎月赤字になっているようです。
これからくる支出に対して先取り貯金や積み立てで備えるという姿勢は立派ですが、月収を超えて毎月赤字になるようなやりくりでは意味がありません。
現状ではボーナスで補填しているということですが、結局ボーナスで補填するなら初めからボーナスを取り分けておいても結果は同じになります。
もしかしたら「月収でなんでもやりくりし、ボーナスはなるべく全額貯金しなくてはいけない」という意識があるのかもしません。
先取り貯金や積み立てのために毎月赤字、ボーナスで補填を繰り返す家計は本末転倒な家計ですので無理な先取り貯金や積み立ては控えることをオススメします。
特に子供用貯金ですが、家計に余裕がある場合はしてもかまいませんが、家計に大きなゆとりのない状況でお子さんが独立後の資金まで貯める必要があるのかという点が疑問です。
まずは住宅資金などを重点的に貯め、お子さんの教育費にかかる支出が落ち着いてからお子さんの独立後の資金を貯めるということでも十分に間に合うのではないでしょうか。
また、お子さんの独立後の資金については、本来お子さんが成人してから自分で貯めるだけでも十分な資金であり、家計にゆとりがある方以外は必要ない貯金といえます。
教育費積み立てについても、その年の特別費として計上すればよい支出ですので、特に積み立てまでする必要はないと考えます。
■参考:先取り貯金で赤字については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6757636
上記の点を踏まえ、以下の予算のプランをご提案いたします。
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
水道代 6千
保育園代(2人)2万2千
ガソリン代(カード払い) 2万5千
携帯・WiFi代(2台) 1万8千円
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
食費 4万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 2万
お小遣い 旦那2万5千円
妻5千
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
車買い替え費積立 1万
教育費(制服等進学費用) 0万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 0万
住宅積立 3万円
支出総額 32万円/月
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
夫小遣い 3万
特別費積立 44.5万円
合計 60万円
支出合計約444万円となりますので、年間貯金額は46.4万円となります。
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
車買い替え費積立 1万
住宅積立 3万円
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
別途積立や保険で年間78.5万円の貯蓄ができますので、上記の貯金と合わせて年間124.9万円を貯蓄するプランです。
特別費の積み立てをボーナスからにすることでやりくりがしにくいと感じるようでしたら、以下のプランでもよいでしょう。
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
水道代 6千
保育園代(2人)2万2千
ガソリン代(カード払い) 2万5千
携帯・WiFi代(2台) 1万8千円
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
食費 4万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 2万
お小遣い 旦那2万5千円
妻5千
特別費積立 3万5千円
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
支出総額 約32万円/月
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
夫小遣い 3万
住宅積立 36万円
車買い替え費積立 12万
合計 63.5万円
年間貯金額はほとんど変更ありません。
毎月特別費積み立ては継続するものの、赤字を出す積み立てについてはボーナスなどからに変更するというプランです。
上記のようにして毎月の赤字を解消することで、やりくりの訳が分からなくなることがなくなりますので、やりくりも簡単になり住宅取得のための積み立ても容易になります。
なお、家計は現状が貯め期となりますので、これから5年ほど集中して貯蓄を行うことを検討した方がよいでしょう。
■参考:貯め期については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16674
質問者様の家計は上記の通り今から5年ほどが一生のうちでも一番の家計の貯め期になります。
下のお子さんが大学を卒業するころにはご主人は54歳。お子さんが独立後の資金を貯めたい場合は54歳から定年までの間に老後の資金とともに並行して貯めるとよいでしょう。
ただ家計は今が貯め期なので、一番上のお子さんがまもなく中学生をになる8年後前後から下のお子さんが大学生になる18年後前後の10年の家計が特に苦しくなる可能性があります。
ご夫婦ともにまだお若いですので、そのころにちょうど収入が上がっていれば問題ありませんが、収入の増加が見込めない場合には家計は今のうちから引き締めておくことが必要です。
数年後には住宅取得を検討しているということですが、住宅ローンで借り入れられる金額や支払い金額には少し気を付けた方がよいでしょう。
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
こちらの金額を参考に、現状の住宅費よりも多い金額、かつご主人が65歳までの返済とすると借入額は2100万円前後までに抑えておいた方が安心です(楽天銀行住宅ローンシミュレーションより月々返済額を月7万円30年、フラット35利用で試算した場合)。より安心を求めるなら1800万円ほどの借り入れに抑えた方がよいでしょう(同シミュレーションより60歳までとして試算)。
今後の計画次第では下のお子さんが大学進学を迎えるまで非常に苦しい家計に転落する可能性がありますので、住宅の取得を含め今後の家計のやりくりについては慎重に検討されてください。
家計簿のご利用早8か月。基本的な節約はとても上手ですから、今後についてのプランを検討したやりくりができれば、さらにやりくり力は上達すると考えられます。
■参考:当方の家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2178
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収400万円台以上の家計のまとめ
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
はじめまして。
あきさんの家計簿を参考にし、家計簿をつけ始め8ヶ月です。いつも拝見させて頂き、勉強させて頂いてます。
夫の両親と賃貸にて同居中です。
毎月の収支は、特別費積立や教育費等の貯金を毎月から定額支出している為、結局いつも赤字になり、ボーナスは殆ど赤字補填に使ってしまいます。赤字用に用意してあるプール金から使い、ボーナス時に補填してます。
車は普通車2台持ち、特に旦那の車は古いスポーツカーの為、保険やガソリン代等維持費が高いです。今年の11月に2台車検があり、次の車検の2年後または4年後にどちらかの車を中古軽(60万位で)へ買い替え考えています。2台目は車必須ではないですが、現状子供か小さい為、保育園の送り迎えや買い物など車がないと大変です。
上の子が小学校に上がる前に(約2年半後までに)住宅購入を考えていますが、教育費の貯金を優先したいので頭金がなかなか貯まりません。現在は臨時収入(祖父からのお小遣いや失業手当)やボーナスの余りを頭金として貯蓄してます。
今は年間100万以内で働いておりますが、転職し年間130万まで働くか検討中です。
以下詳細を記載しますので、アドバイスの程お願いします。
【家族構成】
夫(32)、妻(30)、子(4、年少)、子(1)、父(70)、母(65)
【収入】
手取り 夫 22万/月(264万/年)
※18万〜25万 残業時間により変動
妻 8万/月(96万/年)
同居親年金補助 2万(24万/年)
児童手当 30万/年
ボーナス 50万/年
収入総額 32万/月(464万/年)
※自動車任意保険1万8千(2台)、旦那生命保険3千(死亡保障4000万)、妻生命保険500円?(死亡保障500万)は給料天引き
※数千円の医療保険検討中
※児童手当は全て貯金(大学費用として)
【支出】
◆口座支出
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
水道代 6千
保育園代(2人)3万2千
ガソリン代(カード払い) 2万〜2万5千
携帯・WiFi代(2台) 2万
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
→上の子18歳時に約300万解約返戻金
※ガス電気代は同居親が支払い
※食費も同居親とは殆ど別
※下の子の学資保険はボーナスより12万5千(年払い)
◆現金支出
食費 3万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 1万5 千〜2万
お小遣い 旦那3万
妻5千
特別費積立 3万2500
→イベント費1万3千、教育費雑費2千、自動車税(2台)7千、全保連・家財・地震保険1400、予備費9千100(車整備少額、旦那飲み会、少額医療費等)
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
車買い替え費積立 1万
教育費(制服等進学費用) 1万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 1万
支出総額 35万500/月
◆ボーナス支出
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
赤字補填 24万〜36万(毎月約2〜3万赤字)
夫小遣い 3万
【貯蓄】
定期預金 100万
普通預金 370万
→教育費(進学用)44万、児童手当79万、臨時費積立3万5千、子供用貯金40万、住宅頭金26万、使用未定178万
貯蓄総額 470万
以上です。
長々と書いてしまいましたが、お時間ある時にアドバイス頂けますと嬉しいです。宜しくお願い致します。
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。
全体的な感想について
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。
年間収支は?
収入464万円
支出約464万円
支出約464万円
収支は年間約0万円の黒字の予定ということですね。
現状では収支に幅があり、正確な収支はよくわかりません。
ただ、多少の幅はありますが現状では収入のすべては何かに振り分けられている状況と考えられます。
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
車買い替え費積立 1万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 1万
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
こちらがありますので年間54万5千円は貯蓄があるようです。
家計のやりくりはどうする?
質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。
月の家計を見てみよう!
まず質問者様の月の家計について見てみましょう。
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
水道代 6千
保育園代(2人)3万2千
ガソリン代(カード払い) 2万〜2万5千
携帯・WiFi代(2台) 2万
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
食費 3万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 1万5千〜2万
お小遣い 旦那3万
妻5千
特別費積立 3万2500
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
車買い替え費積立 1万
教育費(制服等進学費用) 1万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 1万
支出総額 35万500/月
質問者様の家計では月の支出が毎月約35万円。
質問者様の月収は月32万円ですから、毎月3万円の赤字のある家計となります。
特別費を見てみよう!
質問者様の家計うち、特別費にあたる支出は以下の通りです。
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
赤字補填 24万〜36万(毎月約2〜3万赤字)
夫小遣い 3万
合計 39.5万円~51.5万円
特別費の費用はこちらの記載とは別に毎月の積み立てにも記載があります。
家計を見直そう!
質問者様の家計は、基本的にはよく考えて毎月しっかりお金の管理をされていることがわかる家計です。
食費 3万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 1万5千〜2万
合計 6.3万円
と、基本的な生活にかかる支出も7人家族としてはとても少なく、日ごろからよく節約していることが分かります。
ただ一部家計のやりくりについて混乱されている状況が見受けられますので、以下の点についての見直しをオススメします。
■保育料
保育園代(2人)3万2千
質問者様の家計では現状では二人分の保育料がかかっていますが、まもなく幼児教育無償化により一人分の保育料で済ませられるようになるのではないかと考えられます。
保育料が一人分になれば月1万円程度は支出が減るのではないかと推測されます。
■参考:幼児教育無償化については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16151
■車
駐車場代(2台) 1万4千
ガソリン代(カード払い) 2万〜2万5千
自動車任意保険1万8千(2台)
車の費用についても収入に対して負担は重いといえます。
2台目は必須ではない、1代目はスポーツカーのためガソリン代などがかかると質問者様も車にかかる費用が負担になっていることに自覚があるようです。
現状の家計の内容ですと、全体的によく節約されているのでこれだけの車の費用があっても支払っていくことは可能です。
しかし、今後お子さんが大きくなり時に習い事などを検討する年齢になると「車の費用が多くお子さんの習い事にはお金はかけられない」という家計になる可能性が非常に高いといえます。
あと5年以内にはお子さんの教育への投資とご主人のスポーツカーへの出費のどちらを優先するか選ばなくてはいけない時期がくると考えておきましょう。
特にガソリン代と自動車の任意保険についてはもう少し見直せないか検討してみてください。
自動車の任意保険は給料天引きのようですので、こちらを節約できれば手元に残る手取り収入も増えることになります。
■通信費
携帯・WiFi代(2台) 2万
通信費についても、2台分と考えるとやや高いようです。
その他の費用が含まれている場合は仕方がありませんが、携帯電話とWIFIだけの費用であれば少なくともあと数千円は安くできる可能性があります。
プラン変更だけでも検討してみましょう。
■食費
食費 3万
米 6千
車や保険などにはしっかりお金を配分されていますが、反対に食費などについては7人家族としては少なすぎるほど節約されているようです。
同居されているご両親からの食糧の援助などがある可能性もありますが、援助がなければ7人家族で月3.6万円の食費は少なすぎます。
小さなお子さんが3人ですので、お子さんの食費はまだそれほどかからない時期ですから、今後あと5年もすると月2,3万円は食費が増加してもおかしくありません。
■参考:食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11621
■小遣い
お小遣い 旦那3万
夫小遣い 3万(ボーナス)
お小遣いについても、ご主人のお小遣いがご主人の収入に対してやや多いといえます。
こちらもお子さんが小さいうちは現状のままでもなんとかなりますが、やはり5年以内には現状の収入のままでは現状の小遣いを渡すのは厳しくなることが予測されます。
ご主人へのお小遣いは家計に余裕があればたくさん渡してあげたいものですが、お子さんの年齢やご家族構成を考えると現状のままでは少し厳しいといえます。
■参考:夫の小遣いについては以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18263
■積み立て
特別費積立 3万2500
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
車買い替え費積立 1万
教育費(制服等進学費用) 1万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 1万
質問者様の家計では月8万円の積み立てがあるようです。
月収に対して積み立ての額が多すぎるため現状では毎月赤字になっているようです。
これからくる支出に対して先取り貯金や積み立てで備えるという姿勢は立派ですが、月収を超えて毎月赤字になるようなやりくりでは意味がありません。
現状ではボーナスで補填しているということですが、結局ボーナスで補填するなら初めからボーナスを取り分けておいても結果は同じになります。
もしかしたら「月収でなんでもやりくりし、ボーナスはなるべく全額貯金しなくてはいけない」という意識があるのかもしません。
先取り貯金や積み立てのために毎月赤字、ボーナスで補填を繰り返す家計は本末転倒な家計ですので無理な先取り貯金や積み立ては控えることをオススメします。
特に子供用貯金ですが、家計に余裕がある場合はしてもかまいませんが、家計に大きなゆとりのない状況でお子さんが独立後の資金まで貯める必要があるのかという点が疑問です。
まずは住宅資金などを重点的に貯め、お子さんの教育費にかかる支出が落ち着いてからお子さんの独立後の資金を貯めるということでも十分に間に合うのではないでしょうか。
また、お子さんの独立後の資金については、本来お子さんが成人してから自分で貯めるだけでも十分な資金であり、家計にゆとりがある方以外は必要ない貯金といえます。
教育費積み立てについても、その年の特別費として計上すればよい支出ですので、特に積み立てまでする必要はないと考えます。
■参考:先取り貯金で赤字については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6757636
家計の予算を作り直そう!
上記の点を踏まえ、以下の予算のプランをご提案いたします。
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
水道代 6千
保育園代(2人)2万2千
ガソリン代(カード払い) 2万5千
携帯・WiFi代(2台) 1万8千円
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
食費 4万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 2万
お小遣い 旦那2万5千円
妻5千
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
車買い替え費積立 1万
教育費(制服等進学費用) 0万
子供用貯金(独立後渡す用、2人分) 0万
住宅積立 3万円
支出総額 32万円/月
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
夫小遣い 3万
特別費積立 44.5万円
合計 60万円
支出合計約444万円となりますので、年間貯金額は46.4万円となります。
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
車買い替え費積立 1万
住宅積立 3万円
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
別途積立や保険で年間78.5万円の貯蓄ができますので、上記の貯金と合わせて年間124.9万円を貯蓄するプランです。
特別費の積み立てをボーナスからにすることでやりくりがしにくいと感じるようでしたら、以下のプランでもよいでしょう。
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
水道代 6千
保育園代(2人)2万2千
ガソリン代(カード払い) 2万5千
携帯・WiFi代(2台) 1万8千円
妻終身保険(学資保険代り) 1万5千
食費 4万
米 6千
日用品 7千
娯楽費 2万
お小遣い 旦那2万5千円
妻5千
特別費積立 3万5千円
臨時費積立(家電・家具・高額な医療費) 1万
車検・高額車整備費積立 8千
支出総額 約32万円/月
下の子学資保険 12万5千(年払い、18歳時200万)
夫小遣い 3万
住宅積立 36万円
車買い替え費積立 12万
合計 63.5万円
年間貯金額はほとんど変更ありません。
毎月特別費積み立ては継続するものの、赤字を出す積み立てについてはボーナスなどからに変更するというプランです。
上記のようにして毎月の赤字を解消することで、やりくりの訳が分からなくなることがなくなりますので、やりくりも簡単になり住宅取得のための積み立ても容易になります。
なお、家計は現状が貯め期となりますので、これから5年ほど集中して貯蓄を行うことを検討した方がよいでしょう。
■参考:貯め期については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16674
今後の家計はどうなる?
質問者様の家計は上記の通り今から5年ほどが一生のうちでも一番の家計の貯め期になります。
下のお子さんが大学を卒業するころにはご主人は54歳。お子さんが独立後の資金を貯めたい場合は54歳から定年までの間に老後の資金とともに並行して貯めるとよいでしょう。
ただ家計は今が貯め期なので、一番上のお子さんがまもなく中学生をになる8年後前後から下のお子さんが大学生になる18年後前後の10年の家計が特に苦しくなる可能性があります。
ご夫婦ともにまだお若いですので、そのころにちょうど収入が上がっていれば問題ありませんが、収入の増加が見込めない場合には家計は今のうちから引き締めておくことが必要です。
数年後には住宅取得を検討しているということですが、住宅ローンで借り入れられる金額や支払い金額には少し気を付けた方がよいでしょう。
家賃・共益費 6万
駐車場代(2台) 1万4千
こちらの金額を参考に、現状の住宅費よりも多い金額、かつご主人が65歳までの返済とすると借入額は2100万円前後までに抑えておいた方が安心です(楽天銀行住宅ローンシミュレーションより月々返済額を月7万円30年、フラット35利用で試算した場合)。より安心を求めるなら1800万円ほどの借り入れに抑えた方がよいでしょう(同シミュレーションより60歳までとして試算)。
今後の計画次第では下のお子さんが大学進学を迎えるまで非常に苦しい家計に転落する可能性がありますので、住宅の取得を含め今後の家計のやりくりについては慎重に検討されてください。
家計簿のご利用早8か月。基本的な節約はとても上手ですから、今後についてのプランを検討したやりくりができれば、さらにやりくり力は上達すると考えられます。
■参考:当方の家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2178
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■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収400万円台以上の家計のまとめ
■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105
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