2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

50代の家計簿公開!月収54万円。老後資金を貯めたいです。

日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

あきさん、こんばんは。

初めてメールします。

家族構成
夫(57)私(55)
次女(23)

老後の資金を貯めるために、あきさんの家計簿を真似てやっていますが、なかなか貯蓄ができません。

車を二台所有し持ち家です。住宅ローンは来年で完済です。

夫が60歳になると、収入が激減するので、今のうちに貯めたいです。もっと貯金を増やしたいです。宜しくお願いします。

手取り年収は698万円くらいです。

夫360万
私は288万
ボーナスは二人で年間50万くらい

年間
住宅ローン 120万
特別費54.8万
車費用36万
公共料金34万
食費60万
雑費12万
娯楽費、冠婚葬祭費など48万
二人分小遣い 54万
年金保険24万
二人分電話13.2万
生命保険28.8万
イデコ27.6万
積み立てニーサ32万
貯金94万
財形年金24万
不明金35万?

貯金は財形、イデコ、ニーサ、年金保険、貯金で年間200万くらいです。

宜しくお願いします。


ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。

全体的な感想について


まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。

年間収支は?


収入698万円
支出498万円

収支は年間約200万円の黒字の予定ということですね。

家計のやりくりはどうする?


質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。

月の家計を見てみよう!


まず質問者様の月の家計について見てみましょう。

住宅ローン 120万
特別費54.8万
車費用36万
公共料金34万
食費60万
雑費12万
娯楽費、冠婚葬祭費など48万
二人分小遣い 54万
年金保険24万
二人分電話13.2万
生命保険28.8万
イデコ27.6万
積み立てニーサ32万
財形年金24万
不明金35万?

合計 603.4万円(月約50.2万円)

質問者様の家計では月の支出が毎月約50.2万円

質問者様のご夫婦合わせての月収は54万円ですので、毎月約4万円の黒字がある家計となります。

毎月約4万円の黒字ボーナス50万円年間98万円の貯金ができているようです。

特別費についても月の支出として計上されていますが、月収が高いため特別費まで含めてもやりくりが可能な家計となっています。

家計を見直そう!


質問者様の家計は、お子さんも成人されており、教育費がかからないこともあり非常に貯めやすい家計と言えます。

一方、家計簿をつけているのに一部不明金があるなど、管理しきれていない支出もあるようです。

不明金も含め、以下の点について見直しをされることをご提案いたします。

■車費
車費用36万
車の費用についてですが、どこまでの支出が車費として計上されているのかが分かりません。

ガソリン代・ETCのみの費用なのか車検や自動車税や自動車保険まで含めての金額なのかが見えません。

家計簿をつけるのであれば、ガソリン費や必要なETCまでは月の支出として構いませんが、自動車税や自動車保険は特別費として計算した方がよいでしょう。

上記のように車の費用を分類することで、必要な車費とそうでない車費を明確にわけることができるため節約の効果が見込まれます。

■参考:家計簿の車費とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/19268

■公共料金
公共料金34万

公共料金についても、水道光熱費だけなのか、NHK受信料なども含めて公共料金としているのかなど、何をどこまで公共料金としているかが分かりません。

仮に水道光熱費のみとすると、月に2.8万円がかかっていることになりますので、世帯構成から考えるとやや多めと言えます。

事情があって水道光熱費が高い場合は仕方がありませんが、ムダな水道光熱費がないか今一度確認しましょう。

■雑費
雑費12万

雑費についても、日用品費としての雑費なのか日用品は食費などに含まれており、別途雑費があるのかが分かりません。

日用品なのであれば項目名は日用品にした方がよいでしょう。
また、日用品ではなくその他の支出という意味でしたら雑費という項目はない方がよいでしょう。

予算もやや多めと感じます。

■参考:雑費については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/5961924

■娯楽費
娯楽費、冠婚葬祭費など48万

娯楽費についても、冠婚葬祭が含まれており、必要な娯楽費が分かりません。

ちょっとしたお付き合い程度であれば今後も娯楽費を利用しても構いませんが、高額になりがちな冠婚葬祭費は特別費にしましょう。

娯楽費の予算がやや高めですので、本来特別費でもよい支出を外した時にどれくらいの予算になるか今一度検討してみてください。

■参考:娯楽費については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/10890

■参考:特別費については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/7062239

■不明金
不明金35万

家計簿をつけているのに不明金があるということは現状では家計簿がうまくつけられていない可能性があります。

クレジットカードの支払いを別にし集計していない支出があるなど、集計が漏れている支出がないか今一度確認してみてください。

■参考:クレジットカードの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/969

以上の点から考えると、家計簿はつけていらっしゃるということではありますが、今一歩不足している点があり貯まる効果が大きく実感できていない可能性が考えられます。

せっかく家計簿をつけているのに効果を実感できないのはもったいないことです。

方向性として大きく間違ってはいませんが上記の点について見直すとより貯まりやすい家計簿になると考えられます。

■参考:つけても貯まらない家計簿については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18087

家計の予算を作り直そう!


上記の点を踏まえ、以下の予算のプランをご提案いたします。

住宅ローン 120万
特別費80万
車費用36万
公共料金34万
食費60万
雑費6万
娯楽費36万
二人分小遣い 54万
年金保険24万
二人分電話13.2万
生命保険28.8万
イデコ27.6万
積み立てニーサ32万
財形年金24万
不明金0万(特別費へ)

合計 575.6万円(月約48万円)

支出合計約576万円となりますので、年間貯金額は122万円になるプランです。

別途貯蓄が年間100万円ほどありますので、年間貯蓄額は225万円前後になります。

車費や雑費などの内訳によってはもう少し貯蓄額を増やすことも可能になります。

来年住宅ローンが終わればさらに年間120万円貯蓄を増やすことができます。

ご主人が60歳になるまでの2年ほどは325万円の貯蓄を行うとすると4年間で1100万円を貯めるプランになります。

老後に貯めておきたい金額と相談しながら貯蓄額を具体的に定めておきましょう。

■参考:老後の家計簿については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/908

家計の今後はどうなる?


質問者様の家計はまさに今から数年が貯め期の家計となります。

60歳になると収入が激減するということですので、60歳以降収入が少なくなった時の生活費を把握しておくことが大切です。

貯蓄を崩しながら生活するだけでなく、上記の支出のうち60歳以降も残る支出を計算しながら極力赤字の少ない家計設計にできるよう検討しましょう。

特別費80万
車費用36万
公共料金34万
食費60万
雑費6万
娯楽費36万
二人分小遣い 54万
二人分電話13.2万
合計 319.2万円(26.6万円)

仮に住宅ローンが終わり各種生命保険などの支払いが60歳で終わると仮定しても月26万円前後の支払いは残ると考えられます。

月収26万円は維持できるように計画しておくと赤字により老後の資金が目減りすることがなくなります。

このようにして、これから老後までのライフプランを作成することでより安心できる家計を維持できると考えられます。

ライフプラン表の作成についても検討されても良いでしょう。

全体的に家計は貯めやすい優秀な家計と言えます。ただし現状では収入に対して支出が少ないことでやや浪費が全体的に膨らんでいる家計にも見受けられます。

よろしければ下記貯められないタイプ別診断についても合わせてご覧いただければ幸いです。

■参考:高所得なのに貯められない家計については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1844

■参考:チェックリストでわかる!お金が貯められないタイプ別診断については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/647

■参考:ライフプラン表の作成方法については以下の記事で詳しく紹介しています。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/8650699
関連記事

合わせてご覧いただくと、理解が深まります!

■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収600万円台以上の家計のまとめ

■参考:その他のご質問は以下の記事にまとめてあります。

https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2105

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コメント

 コメント一覧 (2)

    • 1. ひろ
    • December 15, 2019 15:48
    • こんにちは。
      家計簿をつけ始めて 3年経ちました。
      子供が、4人いて  なかなか貯金ができませんでしたが、
      来月に、やっと 家の外壁塗装ができることになりました。20年 放ったらかしだったので あちこちかかりそうですが、お陰様で 一括払いができそうです。 車の購入は、ローンでしたので  一括払いができるなんて夢のようです。
      あきさんの 家計簿を見習いながら 自分なりにがんばりました。 本当にありがとうございます。
    • 2. あき
    • December 26, 2019 04:44
    • ひろさんコメントありがとうございます!
      ひろさんは4人のお子さんをお育てになっていらっしゃるのですね。
      子供が多いと、お金の面では大変ですよね。
      そんな中、家計簿をつけることで外装塗装や車の現金一括購入までできるようになったとは
      本当に素晴らしい成果ですね!おめでとうございます。
      またいつでもご連絡くださいませ。楽しみにお待ちしております。
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