6人家族で子供4人。年間190万円赤字の家計簿を改善するには?
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日頃の「家計管理に関する」ちょっとした疑問や質問にお答えします。
※その他免責事項をお読みください。
はじめまして
色々検索しているうちにこちらにたどり着きました
診断お願い致します
●家族構成●
夫(35)、妻(33)、子(小6)、子(小5)、子(小4)、子(年少)
1、収入
夫 年間630万円
手当 年間60万円
合計 年間690万円
私は下の子が幼稚園に上がったので働く予定です。年間100万程度の予定
2、銀行支出
家賃 年間120万円
光熱費 年間48万
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
小学生塾 年間72万
学校年間24万
幼稚園年間48万
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
駐車場年間24万
ネット、携帯5台、アイパッド
年間54万
負債100万程度月5万返済で年間60万
ETC.ガソリン含むクレジットカード年間100万円
合計 700万円
3、現金支出
食費 年間48万円(月4万円)
日用品 年間24万円(月2万円)
夫小遣い昼飯、タバコ、趣味代込み年間60万円(月5万円)
(特別費予定)
車税 5万8千円
車検 7万円
合計 844.8万円
昨年家賃5万のところから引っ越して家賃が倍になり部屋も5ldkとなり光熱費も上がってしまいました
そして下の子が幼稚園に上がってしまいかなりのマイナスで貯蓄が全て無くなりかけています
私が働いたところでまだマイナス状態です
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。
収支は年間約190万円の赤字の予定ということですね。
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
こちらの保険がもしかしたら貯蓄性がある可能性もありますが、貯蓄性がなければ別途計上できる貯蓄はないようです。
年間支出額を約845万円で見積もっていらっしゃいますが、880万円の計算違いのようです。
そのため年間190万円、約200万円近い赤字の出ている家計になっています。
質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。
まず質問者様の月の家計について見てみましょう。
家賃 年間120万円
光熱費 年間48万
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
小学生塾 年間72万
学校年間24万
幼稚園年間48万
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
駐車場年間24万
ネット、携帯5台、アイパッド 年間54万
負債100万程度月5万返済で年間60万
ETC.ガソリン含むクレジットカード年間100万円
食費 年間48万円(月4万円)
日用品 年間24万円(月2万円)
夫小遣い昼飯、タバコ、趣味代込み年間60万円(月5万円)
合計 867万円
質問者様の家計では月の支出が毎月約72.25万円。
質問者様のご主人の月収は分かりませんが、ボーナスがないとしても月52.5万円ですので、毎月20万円の赤字がある家計となります。
質問者様の家計うち、特別費にあたる支出は以下の通りです。
車税 5万8千円
車検 7万円
合計 12.8万円
車検費用の金額から考えると車の台数は1台ではないかと考えられます。
また、12.8万円とたいへん少ない金額を特別費として見積っていらっしゃいますが、おそらく月の支出に特別費が紛れてしまい、全体を把握できない状況になっていると考えられます。
質問者様の家計は、4人のお子さんを抱え、毎月20万円近い赤字のある家計設計になっています。
年間200万円近い赤字があることになりますので、家計はまさに火の車。
早急に以下の点について見直しをされることをご提案いたします。
■家賃、駐車場代
家賃 年間120万円
駐車場年間24万
合計 144万円(月12万円)
6人家族と考えれば大きなお住まいが必要と考える気持ちもわかりますが、家賃と駐車場代だけでも大変大きな金額になっています。
この金額でも赤字がなく問題なく払い続けられるのであればかまいませんが、現状は大幅な赤字です。
固定資産税の支払いの記載がありませんので賃貸住宅ではないかと推測いたしますが、このまま払い続けることが難しいようでしたら再度もう少し家賃などがかからない物件へのお引っ越しも視野に入れてもよいでしょう。
■水道光熱費
光熱費 年間48万
6人家族で5LDKということですから、多少水道光熱費が高くなってしまうのもやむをえません。
しかしそれでも現象大幅な赤字がでている家計ですから、月に数千円でも節約できないか検討してみましょう。
例えばお風呂は小さい子は一緒に入り、大きな子も続けて入るなどし、ガス代や水道代を節約するなど基本的な水道光熱費の節約を検討してみてはいかがでしょうか。
■保険
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
保険の支払いについても掛け捨てなのか掛け捨てではないのかなど再度確認しましょう。
掛け捨ての保険が多い場合は保険の見直しも検討してみてはいかがでしょうか。
■塾
小学生塾 年間72万
塾の費用も大きく家計を圧迫している支出です。6年生のお子さんがいらっしゃいますので、中学受験をされるのであればあと1年で支払いが終わることになります。
しかし、受験をしもし私立中学へ入学ということになれば、学費は塾以上にかかりますので注意が必要です。
進路についてもあわせてお子さんと相談されてみてはいかがでしょうか。
特に受験を考えていないのであれば塾については家計が立て直せるまでは一度お休みするという選択肢もあります。
お子さんの学力向上という意味では継続させてあげたい気持ちもわかりますが、お子さんが小学校の時点で借金を抱えてまで塾に行かせてもその後の進学費が捻出できなければ意味がありません。
現在の教育費と今後用意したい教育費のバランスについて検討しましょう。
■各種ローン
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
負債100万程度月5万返済で年間60万
車のローン、借金の返済、歯科矯正費用も大きく家計を圧迫しているようです。
ただし、こちらの支出は期間のある負債と考えられますので、いつ頃支払いが終わるのかを調べておきましょう。
■通信費
ネット、携帯5台、アイパッド 年間54万
6人家族ですので通信機器が必要という気持ちもわかります。
しかし、こちらも借金をしてまでどうしても持たなくてはいけないものではないのではないでしょうか。
携帯電話が5台あるということは、上のお子さん3人は携帯電話を持っていると考えられます。
ご夫婦の携帯電話は仕方がないとしても、お子さんの携帯電話については1台でも解約できないか検討してみましょう。
また、プランなどを見直すことも有効です。少なくとも月3万円以下にできるよう見直しを検討してみはいかがでしょうか。
■保育料
幼稚園年間48万
幼稚園の費用については今後幼児教育無償化の対象となる可能性があります。
対象となれば、月数万円程度の支払い額の減少が見込まれます。
減少した支出の分の支払いを安易に増やさない工夫を取り入れることをオススメします。
■参考:幼児教育無償化については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16151
■食費
食費 年間48万円(月4万円)
食費についてはお子さん4人の6人家族としては少なめと言えます。
無理のない節約をされているのであれば問題ありませんが、食費が足りないと感じるようなら無理をして削る必要があるのか検討してみてはいかがでしょうか。
■参考:食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11621
■日用品
日用品 年間24万円(月2万円)
日用品についてもオムツやミルクのお子さんがいらっしゃらないご家庭と考えるとやや高めと言えます。
月に数千円でも節約できないか、何の支出を日用品としているか見直してみてください。
■参考:日用品とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9776
■参考:日用品の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11628
■小遣い
夫小遣い昼飯、タバコ、趣味代込み年間60万円(月5万円)
家計が現状大幅な赤字である家計と考えると、旦那様のお小遣いもやや高めといえます。
どうしても必要なら仕方がありませんが、せめて大幅な赤字が改善するまでの間だけでももう少し抑えることができると節約になるのではないでしょうか。
家計の赤字は一人でなんとかするよりも、ご夫婦で話し合い、お互いに協力して改善に努められると理想的です。
■参考:夫の小遣いの金額の決め方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18284
■クレジットカード
ETC.ガソリン含むクレジットカード年間100万円
クレジットカードの支払いも内訳がやや不透明と言えます。
ETCやガソリン代だけで月8万円以上支払いがあるとは考えにくいので、何の支出をクレジットカードの支払いに入れているかを見直されることをオススメします。
例えば、食費の足りない分をクレジットカードで補っているという場合は、クレジットカード費ではなく食費として計上するなどクレジットカードの支払いを本来分類すべき支出に振り分けることで、無駄な支出がないか見直す効果が期待できます。
■参考:クレジットカードの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/969
■固定費
家賃 年間120万円
光熱費 年間48万
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
小学生塾 年間72万
学校年間24万
幼稚園年間48万
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
駐車場年間24万
ネット、携帯5台、アイパッド 年間54万
負債100万程度月5万返済で年間60万
合計 約635万円(約53万円)
質問者様の家計の特徴としては、収入に対して固定で支払わなくてはいけない支出が非常に多いという点が挙げられます。
毎月支払わなくてはいけない固定支出だけで月に約53万円の支出があります。
ご主人の月収がボーナスがなく毎月の月収が52.5万円であったとしても、ご主人のお給料はすべて固定費の支払いで消えてしまっている状況となります。
そのため、手当で生活しなくてはならないという家計設計になってしまっていると考えられます。
家計を本格的に見直すのであればまず収入に対する固定費の割合を下げる必要があります。
上記のうち、実行できそうなものがあれば少しでも実行し、固定費の割合を下げることで、毎月の支払いを減らすと家計が改善する可能性が高まります。
■参考:固定費の割合については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2055
上記の点を踏まえ、以下の予算のプランをご提案いたします。
■月の支出
家賃 年間120万円
光熱費 年間36万
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
小学生塾 年間72万
学校年間24万
幼稚園年間12万
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
駐車場年間24万
ネット、携帯5台、アイパッド 年間36万
負債100万程度月5万返済で年間60万
ETC.ガソリン含むクレジットカード年間0万円(各支出に振り分け)
食費 年間72万円(月6万円)
日用品 年間12万円(月1万円)
夫小遣い昼飯、タバコ、趣味代込み年間30万円(月2.5万円)
娯楽費 年間24万円(月2万円)
ガソリン 年間12万円(月1万円)
合計 719万円
■特別費
車税 5万8千円
車検 7万円
その他 特別費として 24万円
合計 36.8万円
支出合計約755.8.8万円となりますので、年間貯金額は75.8万円の赤字になるプランです。
現状不透明になりやすい支出、減らすことが可能と考えられる支出の予算配分を無理がない範囲で変えることで年間約115万円の家計改善が見込めるプランですが、それでも赤字のすべてを解消することはできません。
しかし、奥様が年間100万円ほど収入が得らえるようになると、家計は21.2万円の黒字に転じます。
その他、保険や塾の費用など現状では削っていない支出の見直しに成功することができればさらに貯蓄を伸ばせる可能性があります。
また借金の返済や歯科矯正の費用の支払いが終われば年間108万円の支払いがなくなることになりますので、さらに年間108万円貯蓄を伸ばせることになります。
すぐに大幅な黒字に持っていくことは難しい可能性もありますが、徐々に改善を続けることで年間100万円ほどの貯蓄はできるようになる可能性があります。
上記のように、段階的な家計改善を計画されてみてはいかがでしょうか。
質問者様の家計は本来であれば現在は貯め期となる時期です。
この時期に大幅な赤字を出してしまうと、本当に教育費がかかるようになるあと数年後の家計が心配です。
来年から上のお子さんは中学生。続いて2番目、3番目のお子さんが中学生になり…と次々に教育費が必要な時期がやってきます。制服代など入学にかかる支出も増えてきます。
上のお子さんが高校生になると、さらに教育費は増えていきます。
今年1年でどこまで家計が改善できるかで来年以降の教育費の増加に耐えられるかどうかが決まる可能性もありますので、早急に家計改善に着手された方がよいでしょう。
質問者様の家計では、「子供が4人いるからもっと広い部屋が必要」「6人家族だから大きい車が必要」「子供が大きくなったから携帯電話は5台必要、タブレットも必要」「学習のためには塾が必要」と、あれもこれも必要だからと支出を追加していくうちにいつの間にか支出が収入を超えてしまったのではないかと考えられます。
一度「これは絶対に必要」という思い込みをなくし、今後は収入に合わせた支出の選択を心がけることで、大幅な赤字を縮小していくことをオススメします。
なお、上記のような節約ができないのであれば、奥様は扶養ではなく正社員として復帰し、旦那様と同額ほど収入を得るということでも家計の赤字は解消しますので、ご自分に合った方法を選択されてください。
家計のタイプとしては高所得なのに貯められないタイプに近いのではないかと考えられます。
よろしければ合わせて下記お金が貯められないタイプ別診断の結果もご覧ください。
■参考:高所得なのに貯められない家計については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1844
■参考:チェックリストでわかる!お金が貯められないタイプ別診断については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/647
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収600万円台以上の家計のまとめ
■参考:その他の6人家族の家計簿は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18147
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
はじめまして
色々検索しているうちにこちらにたどり着きました
診断お願い致します
●家族構成●
夫(35)、妻(33)、子(小6)、子(小5)、子(小4)、子(年少)
1、収入
夫 年間630万円
手当 年間60万円
合計 年間690万円
私は下の子が幼稚園に上がったので働く予定です。年間100万程度の予定
2、銀行支出
家賃 年間120万円
光熱費 年間48万
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
小学生塾 年間72万
学校年間24万
幼稚園年間48万
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
駐車場年間24万
ネット、携帯5台、アイパッド
年間54万
負債100万程度月5万返済で年間60万
ETC.ガソリン含むクレジットカード年間100万円
合計 700万円
3、現金支出
食費 年間48万円(月4万円)
日用品 年間24万円(月2万円)
夫小遣い昼飯、タバコ、趣味代込み年間60万円(月5万円)
(特別費予定)
車税 5万8千円
車検 7万円
合計 844.8万円
昨年家賃5万のところから引っ越して家賃が倍になり部屋も5ldkとなり光熱費も上がってしまいました
そして下の子が幼稚園に上がってしまいかなりのマイナスで貯蓄が全て無くなりかけています
私が働いたところでまだマイナス状態です
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「家計診断」についてですね。
全体的な感想について
まずは、これだけの書き出し、お疲れさまでした。しっかり書き出しをしていただき、ありがとうございます。
年間収支は?
収入690万円
支出880万円
支出880万円
収支は年間約190万円の赤字の予定ということですね。
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
こちらの保険がもしかしたら貯蓄性がある可能性もありますが、貯蓄性がなければ別途計上できる貯蓄はないようです。
年間支出額を約845万円で見積もっていらっしゃいますが、880万円の計算違いのようです。
そのため年間190万円、約200万円近い赤字の出ている家計になっています。
家計のやりくりはどうする?
質問者様の家計へアドバイスさせていただきたい点は以下の通りです。
月の家計を見てみよう!
まず質問者様の月の家計について見てみましょう。
家賃 年間120万円
光熱費 年間48万
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
小学生塾 年間72万
学校年間24万
幼稚園年間48万
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
駐車場年間24万
ネット、携帯5台、アイパッド 年間54万
負債100万程度月5万返済で年間60万
ETC.ガソリン含むクレジットカード年間100万円
食費 年間48万円(月4万円)
日用品 年間24万円(月2万円)
夫小遣い昼飯、タバコ、趣味代込み年間60万円(月5万円)
合計 867万円
質問者様の家計では月の支出が毎月約72.25万円。
質問者様のご主人の月収は分かりませんが、ボーナスがないとしても月52.5万円ですので、毎月20万円の赤字がある家計となります。
特別費を見てみよう!
質問者様の家計うち、特別費にあたる支出は以下の通りです。
車税 5万8千円
車検 7万円
合計 12.8万円
車検費用の金額から考えると車の台数は1台ではないかと考えられます。
また、12.8万円とたいへん少ない金額を特別費として見積っていらっしゃいますが、おそらく月の支出に特別費が紛れてしまい、全体を把握できない状況になっていると考えられます。
家計を見直そう!
質問者様の家計は、4人のお子さんを抱え、毎月20万円近い赤字のある家計設計になっています。
年間200万円近い赤字があることになりますので、家計はまさに火の車。
早急に以下の点について見直しをされることをご提案いたします。
■家賃、駐車場代
家賃 年間120万円
駐車場年間24万
合計 144万円(月12万円)
6人家族と考えれば大きなお住まいが必要と考える気持ちもわかりますが、家賃と駐車場代だけでも大変大きな金額になっています。
この金額でも赤字がなく問題なく払い続けられるのであればかまいませんが、現状は大幅な赤字です。
固定資産税の支払いの記載がありませんので賃貸住宅ではないかと推測いたしますが、このまま払い続けることが難しいようでしたら再度もう少し家賃などがかからない物件へのお引っ越しも視野に入れてもよいでしょう。
■水道光熱費
光熱費 年間48万
6人家族で5LDKということですから、多少水道光熱費が高くなってしまうのもやむをえません。
しかしそれでも現象大幅な赤字がでている家計ですから、月に数千円でも節約できないか検討してみましょう。
例えばお風呂は小さい子は一緒に入り、大きな子も続けて入るなどし、ガス代や水道代を節約するなど基本的な水道光熱費の節約を検討してみてはいかがでしょうか。
■保険
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
保険の支払いについても掛け捨てなのか掛け捨てではないのかなど再度確認しましょう。
掛け捨ての保険が多い場合は保険の見直しも検討してみてはいかがでしょうか。
■塾
小学生塾 年間72万
塾の費用も大きく家計を圧迫している支出です。6年生のお子さんがいらっしゃいますので、中学受験をされるのであればあと1年で支払いが終わることになります。
しかし、受験をしもし私立中学へ入学ということになれば、学費は塾以上にかかりますので注意が必要です。
進路についてもあわせてお子さんと相談されてみてはいかがでしょうか。
特に受験を考えていないのであれば塾については家計が立て直せるまでは一度お休みするという選択肢もあります。
お子さんの学力向上という意味では継続させてあげたい気持ちもわかりますが、お子さんが小学校の時点で借金を抱えてまで塾に行かせてもその後の進学費が捻出できなければ意味がありません。
現在の教育費と今後用意したい教育費のバランスについて検討しましょう。
■各種ローン
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
負債100万程度月5万返済で年間60万
車のローン、借金の返済、歯科矯正費用も大きく家計を圧迫しているようです。
ただし、こちらの支出は期間のある負債と考えられますので、いつ頃支払いが終わるのかを調べておきましょう。
■通信費
ネット、携帯5台、アイパッド 年間54万
6人家族ですので通信機器が必要という気持ちもわかります。
しかし、こちらも借金をしてまでどうしても持たなくてはいけないものではないのではないでしょうか。
携帯電話が5台あるということは、上のお子さん3人は携帯電話を持っていると考えられます。
ご夫婦の携帯電話は仕方がないとしても、お子さんの携帯電話については1台でも解約できないか検討してみましょう。
また、プランなどを見直すことも有効です。少なくとも月3万円以下にできるよう見直しを検討してみはいかがでしょうか。
■保育料
幼稚園年間48万
幼稚園の費用については今後幼児教育無償化の対象となる可能性があります。
対象となれば、月数万円程度の支払い額の減少が見込まれます。
減少した支出の分の支払いを安易に増やさない工夫を取り入れることをオススメします。
■参考:幼児教育無償化については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/16151
■食費
食費 年間48万円(月4万円)
食費についてはお子さん4人の6人家族としては少なめと言えます。
無理のない節約をされているのであれば問題ありませんが、食費が足りないと感じるようなら無理をして削る必要があるのか検討してみてはいかがでしょうか。
■参考:食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11621
■日用品
日用品 年間24万円(月2万円)
日用品についてもオムツやミルクのお子さんがいらっしゃらないご家庭と考えるとやや高めと言えます。
月に数千円でも節約できないか、何の支出を日用品としているか見直してみてください。
■参考:日用品とは?については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/9776
■参考:日用品の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/11628
■小遣い
夫小遣い昼飯、タバコ、趣味代込み年間60万円(月5万円)
家計が現状大幅な赤字である家計と考えると、旦那様のお小遣いもやや高めといえます。
どうしても必要なら仕方がありませんが、せめて大幅な赤字が改善するまでの間だけでももう少し抑えることができると節約になるのではないでしょうか。
家計の赤字は一人でなんとかするよりも、ご夫婦で話し合い、お互いに協力して改善に努められると理想的です。
■参考:夫の小遣いの金額の決め方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18284
■クレジットカード
ETC.ガソリン含むクレジットカード年間100万円
クレジットカードの支払いも内訳がやや不透明と言えます。
ETCやガソリン代だけで月8万円以上支払いがあるとは考えにくいので、何の支出をクレジットカードの支払いに入れているかを見直されることをオススメします。
例えば、食費の足りない分をクレジットカードで補っているという場合は、クレジットカード費ではなく食費として計上するなどクレジットカードの支払いを本来分類すべき支出に振り分けることで、無駄な支出がないか見直す効果が期待できます。
■参考:クレジットカードの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/969
■固定費
家賃 年間120万円
光熱費 年間48万
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
小学生塾 年間72万
学校年間24万
幼稚園年間48万
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
駐車場年間24万
ネット、携帯5台、アイパッド 年間54万
負債100万程度月5万返済で年間60万
合計 約635万円(約53万円)
質問者様の家計の特徴としては、収入に対して固定で支払わなくてはいけない支出が非常に多いという点が挙げられます。
毎月支払わなくてはいけない固定支出だけで月に約53万円の支出があります。
ご主人の月収がボーナスがなく毎月の月収が52.5万円であったとしても、ご主人のお給料はすべて固定費の支払いで消えてしまっている状況となります。
そのため、手当で生活しなくてはならないという家計設計になってしまっていると考えられます。
家計を本格的に見直すのであればまず収入に対する固定費の割合を下げる必要があります。
上記のうち、実行できそうなものがあれば少しでも実行し、固定費の割合を下げることで、毎月の支払いを減らすと家計が改善する可能性が高まります。
■参考:固定費の割合については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/2055
家計の予算を作り直そう!
上記の点を踏まえ、以下の予算のプランをご提案いたします。
■月の支出
家賃 年間120万円
光熱費 年間36万
主人保険 年間32万
子供保険 年間9万
小学生塾 年間72万
学校年間24万
幼稚園年間12万
上2人矯正年間48万
車ローン年間96万
駐車場年間24万
ネット、携帯5台、アイパッド 年間36万
負債100万程度月5万返済で年間60万
ETC.ガソリン含むクレジットカード年間0万円(各支出に振り分け)
食費 年間72万円(月6万円)
日用品 年間12万円(月1万円)
夫小遣い昼飯、タバコ、趣味代込み年間30万円(月2.5万円)
娯楽費 年間24万円(月2万円)
ガソリン 年間12万円(月1万円)
合計 719万円
■特別費
車税 5万8千円
車検 7万円
その他 特別費として 24万円
合計 36.8万円
支出合計約755.8.8万円となりますので、年間貯金額は75.8万円の赤字になるプランです。
現状不透明になりやすい支出、減らすことが可能と考えられる支出の予算配分を無理がない範囲で変えることで年間約115万円の家計改善が見込めるプランですが、それでも赤字のすべてを解消することはできません。
しかし、奥様が年間100万円ほど収入が得らえるようになると、家計は21.2万円の黒字に転じます。
その他、保険や塾の費用など現状では削っていない支出の見直しに成功することができればさらに貯蓄を伸ばせる可能性があります。
また借金の返済や歯科矯正の費用の支払いが終われば年間108万円の支払いがなくなることになりますので、さらに年間108万円貯蓄を伸ばせることになります。
すぐに大幅な黒字に持っていくことは難しい可能性もありますが、徐々に改善を続けることで年間100万円ほどの貯蓄はできるようになる可能性があります。
上記のように、段階的な家計改善を計画されてみてはいかがでしょうか。
家計の今後はどうなる?
質問者様の家計は本来であれば現在は貯め期となる時期です。
この時期に大幅な赤字を出してしまうと、本当に教育費がかかるようになるあと数年後の家計が心配です。
来年から上のお子さんは中学生。続いて2番目、3番目のお子さんが中学生になり…と次々に教育費が必要な時期がやってきます。制服代など入学にかかる支出も増えてきます。
上のお子さんが高校生になると、さらに教育費は増えていきます。
今年1年でどこまで家計が改善できるかで来年以降の教育費の増加に耐えられるかどうかが決まる可能性もありますので、早急に家計改善に着手された方がよいでしょう。
質問者様の家計では、「子供が4人いるからもっと広い部屋が必要」「6人家族だから大きい車が必要」「子供が大きくなったから携帯電話は5台必要、タブレットも必要」「学習のためには塾が必要」と、あれもこれも必要だからと支出を追加していくうちにいつの間にか支出が収入を超えてしまったのではないかと考えられます。
一度「これは絶対に必要」という思い込みをなくし、今後は収入に合わせた支出の選択を心がけることで、大幅な赤字を縮小していくことをオススメします。
なお、上記のような節約ができないのであれば、奥様は扶養ではなく正社員として復帰し、旦那様と同額ほど収入を得るということでも家計の赤字は解消しますので、ご自分に合った方法を選択されてください。
家計のタイプとしては高所得なのに貯められないタイプに近いのではないかと考えられます。
よろしければ合わせて下記お金が貯められないタイプ別診断の結果もご覧ください。
■参考:高所得なのに貯められない家計については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/1844
■参考:チェックリストでわかる!お金が貯められないタイプ別診断については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/647
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■参考:同じくらいの年収の方の家計は以下にまとめてあります。
・手取り年収600万円台以上の家計のまとめ
■参考:その他の6人家族の家計簿は以下の記事にまとめてあります。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/18147
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