エクセル家計簿で電子マネーを利用時の簡単なつけ方とは?
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エクセルで家計簿をつけていると、電子マネーの支払いは家計簿にはどう入力したらいいの?
と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
これまで多くの方の家計を拝見してきましたが、電子マネーの支払いをどのように扱えばよいか分からないという方は非常に多くみられます。
家計簿&家計管理アドバイザーとしてたくさん家計相談をお引き受けしてきた実績から「電子マネーを利用した時のエクセル家計簿のつけ方」を紹介します。
なお、こちらの記事の内容は書籍(あきのズボラ家計簿 講談社)に基づき作成されています。
エクセルで家計簿をつけている場合、電子マネーで支払いをした時の家計簿へのつけ方はおもに4通りです。
1.電子マネーをチャージ(入金)した時に、入金額を記入する
2.電子マネーをチャージ(入金)した時に、入金額を記入するとともに明細も記入する
3.電子マネーにチャージ(入金)した金額は記入せず、利用明細を記入する
4.クレジットカードから引き落としがあった時に記入する
エクセルで電子マネーの支払いを入力する場合は、上記の4つの方法うちのいずれかで対応することをオススメします。
以下、各4つの方法についてそれぞれメリット・デメリットとともに詳しく紹介します。
まず、上記のひとつ目の方法
1.電子マネーをチャージ(入金)した時に、入金額を記入する
について解説します。
電子マネーの支払いは、現金でチャージする方法、クレジットカードからチャージする方法などがありますが、こちらは「チャージした時にチャージした金額を家計簿につける方法」となります。
こちらの方法では
・クレジットカードまたは現金で電子マネーをチャージ(入金)した時に入金額を家計簿につける
・実際に電子マネーを利用した時の利用明細は家計簿にはつけない
という方法を採用します。
具体的な家計簿のつけ方としては以下のようになります。

1.クレジットカードまたは現金でチャージ(入金)した電子マネーの金額を家計簿に記入する。
2.利用明細は家計簿には記入しない。
上記の例ですと、「食費」として利用する電子マネーを1万円分チャージし残高が3万円になったという意味の家計簿になります。
10000円分チャージした電子マネーを利用して「実際に1000円分の食費の買い物をした」場合、この1000円については家計簿にはつけません。
また、クレジットカードからチャージをした場合は、チャージした金額を記入するとともに、お財布から現金を抜き、引き落とし月に口座に入金することで現金払いと同じ扱いにしなくては残高が合わなくなります。
■参考:クレジットカードの家計管理方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/19589
上記の方法を採用するメリット・デメリットについて解説します。
■メリット
上記の方法ですと、明細を家計簿に記入する手間が省けるため、家計簿に記入する内容が非常に少なく済むというメリットがあります。
記入内容が少ないため、作業効率もよく、時間がかからず家計簿を続けるのが簡単になります。
また、記入量が少ないため、家計簿自体もスッキリした家計簿になります。
■デメリット
上記の方法ですと、家計簿に記入する内容は少なく済ませられるというメリットはありますが、明細を記入しないため、何にいくら使ったということが分からなくなります。
また、上記の例では「食費」として電子マネーをチャージしましたが、「食費」だけでなく「日用品費」や「娯楽費」など様々な項目の支払いに電子マネーを利用すると「食費」の欄にチャージ額を記載した意味がなくなります。
「食費」としてチャージした電子マネーは「食費」にしか利用しないなど、できるだけチャージした電子マネーの利用用途を限定することをオススメします。
他の利用用途にも使いたい場合は以下のように対応することをオススメします。

1.クレジットカードまたは現金で食費に10000円として記入したものの、娯楽におおよそ2000円を利用したので、娯楽費欄に2000円と入力する。
2.一度10000円と記入した食費欄のチャージ額を「=10000円-2000円」と入力し、8000円分チャージしたことに変更する
このように対応することで、他の利用用途にも電子マネーを使うことができます。
おおよその金額を記載するだけですので、正確性には欠けますが、記入量を少なく済ませられる利便性は維持することができ、おおよそのお金の動きはつかむことができます。
次に、上記のふたつ目の方法
2.電子マネーをチャージ(入金)した時に、入金額を記入するとともに明細も記入する
について解説します。
こちらは、クレジットカードや現金で電子マネーをチャージした際、「チャージした金額とともに実際に電子マネーを利用した時の利用金額も家計簿につける方法」となります。
こちらの方法では
・クレジットカードまたは現金で電子マネーをチャージ(入金)した時に入金額を家計簿につける
・実際に電子マネーを利用した時の利用明細も家計簿につける
という方法を採用します。
具体的な家計簿のつけ方としては以下のようになります。

1.クレジットカードまたは現金でチャージ(入金)した電子マネーの金額を家計簿に記入する。
2.利用明細も家計簿にメモとして記入する。
上記の例ですと、「食費」として利用する電子マネーを1万円分チャージし、うち2000円分を食費として利用したという意味の家計簿になります。
電子マネーの利用明細を記入していますが、家計簿の残高には利用明細の金額を反映させないようにすることがこの家計簿のつけ方のポイントです。
なぜなら、チャージした金額を家計簿に記入し、さらに利用金額も家計簿に記入し、両方の金額を支出をしてみなしてしまうと、支出の2重書きになり、残高の計算に狂いが出るからです。
あくまで利用明細の記入は利用内容のメモであるという認識を持つと計算違いを起こしにくい家計簿にすることができます。
上記の方法を採用するメリット・デメリットについて解説します。
■メリット
上記の方法ですと、チャージした金額だけでなく、利用した明細も家計簿に記入するため、何にいくら電子マネーを利用したかが明確に分かるというメリットがあります。
何にいくら使ったかが明確に残りますので、どのような支出が無駄だったかなど、支出の振り返りをすることができるため、家計簿を細かく管理したい方に向いています。
■デメリット
上記の方法ですと、明細を残すことができるため、より詳細に支出状況を把握できるというメリットはありますが、明細を記入する手間が発生します。
また、「残高管理」が複雑になりやすい傾向があるため、計算間違いにも注意する必要があります。
ただし、計算間違いには注意する必要はありますが、注意をすれば最終的に計算を合わせることは可能です。
さらに、上記の三つ目の方法
3.電子マネーにチャージ(入金)した金額は記入せず、利用明細を記入する
について解説します。
こちらは、クレジットカードや現金で電子マネーチャージした際、「チャージした金額は家計簿にはつけませんが、実際に電子マネーを利用した時の利用金額のみを家計簿につける方法」となります。
こちらの方法では
・クレジットカードまたは現金で電子マネーをチャージ(入金)した時に入金額は家計簿につけない
・実際に電子マネーを利用した時の利用明細は家計簿につける
という方法を採用します。
具体的な家計簿のつけ方としては以下のようになります。

1.クレジットカードまたは現金でチャージ(入金)した電子マネーの金額は家計簿に記入しない
2.実際に電子マネーを利用した時に、利用明細を家計簿に記入する。
上記の例ですと、チャージした金額は家計簿にかかず、次の日に利用した1000円のみを食費として家計簿につけたという意味の家計簿になります。
この方法を採用した場合、電子マネーのチャージ金額は記入していませんので、お財布に残っている残高と家計簿上の残高が合わなくなるのがこの家計簿のつけ方の特徴です。
また、チャージしたお金を使い切らずに翌月に繰り越した時など家計簿の締め日までに使い切れなかった金額があるとさらに残高管理が複雑になる傾向があります。
上記の方法を採用するメリット・デメリットについて解説します。
■メリット
上記の方法ですと、チャージした金額は書かず、利用した明細のみを家計簿に記入するため、何にいくら電子マネーを利用したかだけを管理すればよいというメリットがあります。
何にいくら使ったかの明確が残るので、どのような支出が無駄だったかなど、支出の振り返りができる機能があります。
しかし、残高は合わなくなる可能性が高まりますのでそもそも家計簿で残高を管理していない方に向いています。
■デメリット
上記の方法ですと、明細を残すことができるため、より詳細に支出状況を把握できるというメリットはありますが、「残高管理」が複雑になるデメリットが発生します。
お財布に残っている残高と、家計簿に記入している残高が合わない、まだ使い切っていない電子マネーの扱い方をどうすればいいのかなど、運用面でのちのち混乱が生じる可能性があります。
最後に、上記の4つ目の方法
4.クレジットカードから引き落としがあった時に記入する
について解説します。
こちらは、クレジットカードからのみ電子マネーをチャージしている方向けの方法となります。
こちらの方法では
・クレジットカードで電子マネーをチャージ(入金)した時に入金額を家計簿にはつけない
・クレジットカードの利用明細が届いてから引き落とし月に支出額を記入する
という方法を採用します。
具体的な家計簿のつけ方としては以下のようになります。

1.クレジットカードの引き落としを記入する項目を「銀行引き落とし分を記入する家計簿」に作成する
2.クレジットカードの引き落とし額を引き落とし月の支出として記入する
上記の例ですと、4月に10000円分の電子マネーのクレジットカードの引き落としがあったという意味の家計簿になります。
電子マネーの利用明細は記入せず、引き落とされた金額のみを記入しています。
先ほどまでの毎月の家計簿とは違い、年間の家計簿を利用します。
■参考:クレジットカードの家計簿のつけ方(エクセル)については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/19017
上記の方法を採用するメリット・デメリットについて解説します。
■メリット
上記の方法ですと、月にいくらチャージしたかなどにとらわれず、引き落とされた金額だけを記入するため記入する内容が非常に少なく時間がかからないというメリットがあります。
ただし、何にいくら使ったか明細は残りませんので、支出の振り返りをすることができません。
支出の振り返りができませんので、無駄遣いの洗い出しなどはせず家計簿をとにかく簡単につけたい方に向いています。
■デメリット
上記の方法ですと、支出の明細を家計簿に記入する手間がなく管理が簡単であるというメリットはありますが、使い過ぎに気が付かないというデメリットが発生します。
家計簿のつけ方は簡単ですが、ついついクレジットカードを使いすぎる可能性が高まり、浪費につながる可能性があります。
エクセルで作成された家計簿に電子マネーでの支払いを家計簿のつける場合は、上記の4つの方法のいずれかで対応することをオススメします。
この4つの方法のどちらを利用しても間違いではありませんが、オススメは1番目または2番目です。なお、わが家では1番目の方法を採用し、家計簿につける手間を省いています。
1番目の方法を使うことで、1週間分の食費の項目に入力する内容が「チャージ10000円」など1行で済ませられるようになったので、わが家の家計簿をつける作業がさらに楽になりましたよ。
■参考:手書き家計簿の電子マネーの支払いの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6740723
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■参考:皆さまから寄せられたエクセル家計簿に関するご質問のまとめはこちらから
・エクセル家計簿に関するご質問(まとめ)
■参考:エクセルで家計簿をつける方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13071
と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
これまで多くの方の家計を拝見してきましたが、電子マネーの支払いをどのように扱えばよいか分からないという方は非常に多くみられます。
家計簿&家計管理アドバイザーとしてたくさん家計相談をお引き受けしてきた実績から「電子マネーを利用した時のエクセル家計簿のつけ方」を紹介します。
なお、こちらの記事の内容は書籍(あきのズボラ家計簿 講談社)に基づき作成されています。
エクセルで電子マネーの支払いを家計簿につける方法
エクセルで家計簿をつけている場合、電子マネーで支払いをした時の家計簿へのつけ方はおもに4通りです。
1.電子マネーをチャージ(入金)した時に、入金額を記入する
2.電子マネーをチャージ(入金)した時に、入金額を記入するとともに明細も記入する
3.電子マネーにチャージ(入金)した金額は記入せず、利用明細を記入する
4.クレジットカードから引き落としがあった時に記入する
エクセルで電子マネーの支払いを入力する場合は、上記の4つの方法うちのいずれかで対応することをオススメします。
以下、各4つの方法についてそれぞれメリット・デメリットとともに詳しく紹介します。
エクセルで電子マネーの支払いを家計簿につける方法1
まず、上記のひとつ目の方法
1.電子マネーをチャージ(入金)した時に、入金額を記入する
について解説します。
電子マネーの支払いは、現金でチャージする方法、クレジットカードからチャージする方法などがありますが、こちらは「チャージした時にチャージした金額を家計簿につける方法」となります。
こちらの方法では
・クレジットカードまたは現金で電子マネーをチャージ(入金)した時に入金額を家計簿につける
・実際に電子マネーを利用した時の利用明細は家計簿にはつけない
という方法を採用します。
具体的な家計簿のつけ方としては以下のようになります。

1.クレジットカードまたは現金でチャージ(入金)した電子マネーの金額を家計簿に記入する。
2.利用明細は家計簿には記入しない。
上記の例ですと、「食費」として利用する電子マネーを1万円分チャージし残高が3万円になったという意味の家計簿になります。
10000円分チャージした電子マネーを利用して「実際に1000円分の食費の買い物をした」場合、この1000円については家計簿にはつけません。
また、クレジットカードからチャージをした場合は、チャージした金額を記入するとともに、お財布から現金を抜き、引き落とし月に口座に入金することで現金払いと同じ扱いにしなくては残高が合わなくなります。
■参考:クレジットカードの家計管理方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/19589
メリット・デメリット
上記の方法を採用するメリット・デメリットについて解説します。
■メリット
上記の方法ですと、明細を家計簿に記入する手間が省けるため、家計簿に記入する内容が非常に少なく済むというメリットがあります。
記入内容が少ないため、作業効率もよく、時間がかからず家計簿を続けるのが簡単になります。
また、記入量が少ないため、家計簿自体もスッキリした家計簿になります。
■デメリット
上記の方法ですと、家計簿に記入する内容は少なく済ませられるというメリットはありますが、明細を記入しないため、何にいくら使ったということが分からなくなります。
また、上記の例では「食費」として電子マネーをチャージしましたが、「食費」だけでなく「日用品費」や「娯楽費」など様々な項目の支払いに電子マネーを利用すると「食費」の欄にチャージ額を記載した意味がなくなります。
「食費」としてチャージした電子マネーは「食費」にしか利用しないなど、できるだけチャージした電子マネーの利用用途を限定することをオススメします。
他の利用用途にも使いたい場合は以下のように対応することをオススメします。

1.クレジットカードまたは現金で食費に10000円として記入したものの、娯楽におおよそ2000円を利用したので、娯楽費欄に2000円と入力する。
2.一度10000円と記入した食費欄のチャージ額を「=10000円-2000円」と入力し、8000円分チャージしたことに変更する
このように対応することで、他の利用用途にも電子マネーを使うことができます。
おおよその金額を記載するだけですので、正確性には欠けますが、記入量を少なく済ませられる利便性は維持することができ、おおよそのお金の動きはつかむことができます。
エクセルで電子マネーの支払いを家計簿につける方法2
次に、上記のふたつ目の方法
2.電子マネーをチャージ(入金)した時に、入金額を記入するとともに明細も記入する
について解説します。
こちらは、クレジットカードや現金で電子マネーをチャージした際、「チャージした金額とともに実際に電子マネーを利用した時の利用金額も家計簿につける方法」となります。
こちらの方法では
・クレジットカードまたは現金で電子マネーをチャージ(入金)した時に入金額を家計簿につける
・実際に電子マネーを利用した時の利用明細も家計簿につける
という方法を採用します。
具体的な家計簿のつけ方としては以下のようになります。

1.クレジットカードまたは現金でチャージ(入金)した電子マネーの金額を家計簿に記入する。
2.利用明細も家計簿にメモとして記入する。
上記の例ですと、「食費」として利用する電子マネーを1万円分チャージし、うち2000円分を食費として利用したという意味の家計簿になります。
電子マネーの利用明細を記入していますが、家計簿の残高には利用明細の金額を反映させないようにすることがこの家計簿のつけ方のポイントです。
なぜなら、チャージした金額を家計簿に記入し、さらに利用金額も家計簿に記入し、両方の金額を支出をしてみなしてしまうと、支出の2重書きになり、残高の計算に狂いが出るからです。
あくまで利用明細の記入は利用内容のメモであるという認識を持つと計算違いを起こしにくい家計簿にすることができます。
メリット・デメリット
上記の方法を採用するメリット・デメリットについて解説します。
■メリット
上記の方法ですと、チャージした金額だけでなく、利用した明細も家計簿に記入するため、何にいくら電子マネーを利用したかが明確に分かるというメリットがあります。
何にいくら使ったかが明確に残りますので、どのような支出が無駄だったかなど、支出の振り返りをすることができるため、家計簿を細かく管理したい方に向いています。
■デメリット
上記の方法ですと、明細を残すことができるため、より詳細に支出状況を把握できるというメリットはありますが、明細を記入する手間が発生します。
また、「残高管理」が複雑になりやすい傾向があるため、計算間違いにも注意する必要があります。
ただし、計算間違いには注意する必要はありますが、注意をすれば最終的に計算を合わせることは可能です。
エクセルで電子マネーの支払いを家計簿につける方法3
さらに、上記の三つ目の方法
3.電子マネーにチャージ(入金)した金額は記入せず、利用明細を記入する
について解説します。
こちらは、クレジットカードや現金で電子マネーチャージした際、「チャージした金額は家計簿にはつけませんが、実際に電子マネーを利用した時の利用金額のみを家計簿につける方法」となります。
こちらの方法では
・クレジットカードまたは現金で電子マネーをチャージ(入金)した時に入金額は家計簿につけない
・実際に電子マネーを利用した時の利用明細は家計簿につける
という方法を採用します。
具体的な家計簿のつけ方としては以下のようになります。

1.クレジットカードまたは現金でチャージ(入金)した電子マネーの金額は家計簿に記入しない
2.実際に電子マネーを利用した時に、利用明細を家計簿に記入する。
上記の例ですと、チャージした金額は家計簿にかかず、次の日に利用した1000円のみを食費として家計簿につけたという意味の家計簿になります。
この方法を採用した場合、電子マネーのチャージ金額は記入していませんので、お財布に残っている残高と家計簿上の残高が合わなくなるのがこの家計簿のつけ方の特徴です。
また、チャージしたお金を使い切らずに翌月に繰り越した時など家計簿の締め日までに使い切れなかった金額があるとさらに残高管理が複雑になる傾向があります。
メリット・デメリット
上記の方法を採用するメリット・デメリットについて解説します。
■メリット
上記の方法ですと、チャージした金額は書かず、利用した明細のみを家計簿に記入するため、何にいくら電子マネーを利用したかだけを管理すればよいというメリットがあります。
何にいくら使ったかの明確が残るので、どのような支出が無駄だったかなど、支出の振り返りができる機能があります。
しかし、残高は合わなくなる可能性が高まりますのでそもそも家計簿で残高を管理していない方に向いています。
■デメリット
上記の方法ですと、明細を残すことができるため、より詳細に支出状況を把握できるというメリットはありますが、「残高管理」が複雑になるデメリットが発生します。
お財布に残っている残高と、家計簿に記入している残高が合わない、まだ使い切っていない電子マネーの扱い方をどうすればいいのかなど、運用面でのちのち混乱が生じる可能性があります。
エクセルで電子マネーの支払いを家計簿につける方法4
最後に、上記の4つ目の方法
4.クレジットカードから引き落としがあった時に記入する
について解説します。
こちらは、クレジットカードからのみ電子マネーをチャージしている方向けの方法となります。
こちらの方法では
・クレジットカードで電子マネーをチャージ(入金)した時に入金額を家計簿にはつけない
・クレジットカードの利用明細が届いてから引き落とし月に支出額を記入する
という方法を採用します。
具体的な家計簿のつけ方としては以下のようになります。

1.クレジットカードの引き落としを記入する項目を「銀行引き落とし分を記入する家計簿」に作成する
2.クレジットカードの引き落とし額を引き落とし月の支出として記入する
上記の例ですと、4月に10000円分の電子マネーのクレジットカードの引き落としがあったという意味の家計簿になります。
電子マネーの利用明細は記入せず、引き落とされた金額のみを記入しています。
先ほどまでの毎月の家計簿とは違い、年間の家計簿を利用します。
■参考:クレジットカードの家計簿のつけ方(エクセル)については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/19017
メリット・デメリット
上記の方法を採用するメリット・デメリットについて解説します。
■メリット
上記の方法ですと、月にいくらチャージしたかなどにとらわれず、引き落とされた金額だけを記入するため記入する内容が非常に少なく時間がかからないというメリットがあります。
ただし、何にいくら使ったか明細は残りませんので、支出の振り返りをすることができません。
支出の振り返りができませんので、無駄遣いの洗い出しなどはせず家計簿をとにかく簡単につけたい方に向いています。
■デメリット
上記の方法ですと、支出の明細を家計簿に記入する手間がなく管理が簡単であるというメリットはありますが、使い過ぎに気が付かないというデメリットが発生します。
家計簿のつけ方は簡単ですが、ついついクレジットカードを使いすぎる可能性が高まり、浪費につながる可能性があります。
電子マネーでの支払いのエクセル家計簿のつけ方(まとめ)
エクセルで作成された家計簿に電子マネーでの支払いを家計簿のつける場合は、上記の4つの方法のいずれかで対応することをオススメします。
この4つの方法のどちらを利用しても間違いではありませんが、オススメは1番目または2番目です。なお、わが家では1番目の方法を採用し、家計簿につける手間を省いています。
1番目の方法を使うことで、1週間分の食費の項目に入力する内容が「チャージ10000円」など1行で済ませられるようになったので、わが家の家計簿をつける作業がさらに楽になりましたよ。
■参考:手書き家計簿の電子マネーの支払いの家計簿のつけ方については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/6740723
関連記事
合わせてご覧いただくと、理解が深まります!
■参考:皆さまから寄せられたエクセル家計簿に関するご質問のまとめはこちらから
・エクセル家計簿に関するご質問(まとめ)
■参考:エクセルで家計簿をつける方法については以下の記事で詳しく紹介しています。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/13071
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