手取り年収600万円以上の家計

家計診断|高校生の子供の進学費700万円。これからの生活が不安です。

家計診断

読者の皆さんからの家計相談に家計簿&家計管理アドバイザーがお答えする無料家計相談&家計診断コーナー

今回の相談者様は、40代のご夫婦。高校生と中学生のお子さんがいらっしゃり、これから大きく学費がかかる予定の中、奥様の減収。

目に見えて貯金ができなくなり、現状では約2700万円の貯蓄があるもののこれからの生活がご不安とのことです。

※その他免責事項をお読みください。

今回のご相談内容

はじめまして。こちらのサイトを見て家計のやりくりを勉強中です。

1.ここ数年で私の収入がガクッと減り、目に見えて貯金ができなくなってしまいました。

2.夫の仕事柄(?)組合に支払ったり、自社製品を購入したり、自社保険に沢山入ったり…と、強制的に出て行くお金が多い家計です。

3.夫はとにかく外に遊びに行くのが好きな人で、私や子供を誘って休日ごとに車で近距離レジャーを楽しんでいます。

贅沢はしていませんが、これから学費がかかってくる今の時期にこんなに楽しんでいていいのかな?という思いがあります。

ただ、このレジャーは夫の生き甲斐でもあるので、あまりうるさくは言いたくありません。

4.これから子ども達が大学に進学し、(上の子はもう希望大学が決まっていて、4年間で700万弱かかりそうです…汗)
どうしてもお金がかかります。
下の子は、公立高校→私立大学進学予定です。

毎日の生活は回っていて、大きく我慢も贅沢もしていない家計だと思うのですが、このままで良いのか不安になり相談させていただきました。
切り詰められる所を切り詰めて、もっと貯蓄にまわした方が良いのか、今くらいゆるく毎日を楽しんでもなんとかなるのか、ぐるぐると考えています。

家計簿診断をよろしくお願いいたします。

●家族構成●
夫(45)、妻(44)、子(高2)、子(中1)

1、収入
夫(会社員)年間564万円(月36万円 ボーナス132万円)
妻(自営業)年間30万円
手当 年間12万円(児童手当)→学費用口座へ
臨時収入 年間20万円(中学入学祝い)→学費用口座へ
合計 年間  626万円

2、銀行支出
住宅ローン 年間 0円(完済)
管理費/修繕費 年間19.2万円(月1.6万円)
駐車場代 年間24万円 (月2万円)
電気代 年間14万円
ガス代 年間6.7万円
水道代 年間4.3万円
携帯電話(スマホ3台ガラケー1台ポケットwifiインターネット、家電話込み) 年間 21.6万円(月1.8万円)
ガソリン代(ほぼレジャー) 年間 7.8万円(月6000円)
ETC代(ほぼレジャー) 年間4.8万円
アップルミュージック、hulu、dマガジン、クックパッド 年間4万円(月3300円)
新聞 年間4.2万円(月3500円)
掛け捨て保険(夫妻子)年間14.4万円(月1.2万円)
貯蓄性の保険 年間40.8万円(月3.4万円)
(保険は夫の会社の絡みで解約不可)

合計165.8万円

3、現金支出
食費 年間72万円(月6万円)
日用品年間9.6万円(月8000円)
娯楽費(外食込) 年間72万円(月6万円)
夫小遣い 年間48万円(月4万円 散髪昼食飲み会代込み)
妻小遣い 年間18万円(月1.5万円 美容院化粧品洋服代込み)
子供小遣い 年間7.2万円(第1子月5000円(部活動中の間食代込み)第2子1000円)

(小計226.8万円)

夫の会社でかかる費用
組合費等 年間28.2万円(月23500円)
頒布会等(米や食品)年間7.2万円(月6000円)
自社製品購入等 年間24万円(月2万円)

(組合費は社員旅行や、会議、食事会費に充てられていて
頒布会や自社製品は、食品やちょっとした家電製品を選ぶ事はできます)

(小計59.4万円)

(特別費予定)
固定資産税 6.5万円
車税 4.5万円
自動車保険 7.8万円
車検 4万円(積立)
ペット費(予防注射等) 2万円
駅の駐輪場費 1.1万円
被服費 15万円
家具/電化製品 20.6万円(買い替えが重なりました)
帰省費 11万円(お互いの遠方の実家に年2回ずつ)
レジャー費 6.4万円
検診(夫妻)5万円
誕生日、クリスマス等 3万円
母の日 1.2万円
NHK 1.4万円

(小計89.5万円)

合計  375.7万円

支出合計  541.5万円

収支   84.5万円 →すべて学費用口座へ(現在の残高120万円)

(学費)→支払いはすべて学費用口座から
高校学費(私学/補助金有り)年間 50万円(←実際支払った額です)
中学学費(公立)年間 19.8万円(月16500円)
塾(下の子)年間14.4万円(月1.2万円)

合計84.2万円

<補足>
上記学費口座以外に、600万円程学資保険有り(現在支払い中のものも含む。今後第2子が大学2年生になるまで、毎年少しずつ振り込まれる予定)
後は養老保険が400万円(夫57歳時に満期)になります。
学費口座以外の貯蓄は1600万円程です(うち800万円は株式運用中)

こんにちは。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。ご相談者様は現在ご夫婦ともに40代。貯蓄はしっかりあるようですが、高校生、中学生がいるとこれからの学費も気になりますね。
奥様の減収により貯金もできなくなってきていることがご不安なのですね。

年間収支の確認

具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。

収入626万円
支出541.5万円

収支は年間約84.5万円の黒字の予定ということですね。

貯蓄性の保険 年間40.8万円(月3.4万円)
(保険は夫の会社の絡みで解約不可)

こちらがありますので、年間貯蓄額としては125.3万円ほどあるようです。

しかし、相談者様の家計では学費が別途84万円ほどありますので、実際にはほぼトントンの家計といえます。

家計を確認

次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。

高校生がいる家庭の家計簿(40代夫婦、4人家族)高校生がいる家庭の家計簿(40代夫婦、4人家族)

毎月の固定費や変動費に必要な基本的なお金は37万6千円(年間452万円)となっています。

別途計上している学費も月の支出として計算すると月45万円ほど必要な家計設計になっています。

固定資産税 6.5万円
車税 4.5万円
自動車保険 7.8万円
車検 4万円(積立)
ペット費(予防注射等) 2万円
駅の駐輪場費 1.1万円
被服費 15万円
家具/電化製品 20.6万円(買い替えが重なりました)
帰省費 11万円(お互いの遠方の実家に年2回ずつ)
レジャー費 6.4万円
検診(夫妻)5万円
誕生日、クリスマス等 3万円
母の日 1.2万円
NHK 1.4万円
合計 89.5万円

別途、特別費として約89.5万円の支出があるようです。

家計の見直し

ご相談者様の家計は、まず住宅ローンを完済されていることが大きなメリットです。高校生、中学生と大きなお子さんがいる家計ですが、よくまとまっています。また、貯蓄もすでにしっかりある点も大きなメリットになります。

奥様の減収があるということですので、その点を加味した上で下記の点について見直しをご提案いたします。

収入

夫(会社員)年間564万円(月36万円 ボーナス132万円)

ご相談者様の家計では奥様の収入の減収があったということですから、今後はご主人の収入内で生活されるように計画しておきましょう。

なおかつ今後も最低限収入の1割~2割は貯蓄すると考えると、56.4万円~112.8万円ほどの貯蓄が必要になり、全体的な支出は451.2~507.6万円以下におさめるのが望ましいと言えます。

参考:理想の年間貯金額

貯蓄

学費口座120万円
上記学費口座以外に、600万円程学資保険有り
養老保険が400万円(夫57歳時に満期)
学費口座以外の貯蓄は1600万円

ただし、現在の貯蓄は2720万円と非常に理想的です。
お子さんがお二人とし、お一人目のお子さんはすでに700万円の学費がかかることが決定しており、お二人目のお子さんはこれから500万円ほどかかるとしても、1500万円ほどは手元に残ると考えられます。
住宅のリフォームなどのに費用がかかるとしても、老後までに1000万円は最低限残すことが十分に可能な家計といえます。

単純に考えると、今後も収入の1割から2割は貯蓄するのが理想的ではありますが、加えて退職金などの予定があればひとまず定年後の貯蓄もあることになり、退職金が別途あるのであれば今後はそれほど大きく貯蓄の必要性がある家計とは言えません。

生活費

お子さんの基本的な進学費についてはすでに準備ができていると考えると、今後も大きな貯蓄が必要になる緊急性はありませんが、退職金などがない場合も考え、今後も少なくとも赤字のない家計を維持することが必要です。

ご主人の月収が36万円にたいし、月の生活費は学費を含めて45万円と、大きくはみ出しています。

そのためボーナスなどをつかって赤字を補填をすることが必要な家計設計になっています。

大きな貯蓄が今後必要ないと考えれば、現状の家計のままでも大きな問題はありませんが、あと少し月の生活費の節約を検討してもよいでしょう。

参考:ボーナスで赤字補填をやめる方法

レジャー費

ガソリン代(ほぼレジャー) 年間 7.8万円(月6000円)
ETC代(ほぼレジャー) 年間4.8万円
アップルミュージック、hulu、dマガジン、クックパッド 年間4万円(月3300円)
娯楽費(外食込) 年間72万円(月6万円)
被服費 15万円
レジャー費 6.4万円
合計110万円

相談者様の家計を見ると、非常にレジャー志向の強い家計ということが分かります。

大きな贅沢をしているつもりはないということですが、おもなレジャー関連費用を年間で計算すると約110万円。月9万円ほどレジャーに費やしている家計となります。

これだけレジャーの費用が取れているということは、日々の生活も充実し大変理想的ではありますが、月の生活費が赤字である点を考えると、もう少し意識して引き締めてもよいでしょう。

小遣い

夫小遣い 年間48万円(月4万円 散髪昼食飲み会代込み)
妻小遣い 年間18万円(月1.5万円 美容院化粧品洋服代込み)
被服費 15万円

月々のレジャー費の節約が難しい場合は、小遣いで調整するというのも一つの手です。
例えば、被服費は夫婦の小遣いの中でやりくりするなどでもよいでしょう。
月々のレジャーにはしっかりお金を割いていますから、夫婦の小遣いでまかなう支出の範囲をもう少し広げることで全体的な節約をすることも可能です。

参考:夫婦の小遣いの範囲

家計を見直すとどうなる?

上記の点を見直すことで、月数万円ほどの節約は十分に可能な家計といえます。

しかし、レジャー志向の強い家計の方というのは、レジャーの節約を行うことが苦手な傾向があります。

相談者様の場合は、貯蓄の緊急性がないことからこのままの家計を維持しても特に大きな問題は当面ありませんので、無理をしてまで節約する必要はありません。

お子さんが巣立つまであと6年ほど。

お子さんの学費の支払いを終えてもご主人の年齢がまだ50代前半と考えると、学費の支払いで目減りした貯蓄を取り戻す期間は健康であれば十分にとることができます。

したがって、家計の引き締めは6年後から始めて遅くはないでしょう。

6年後、学費などの支払いが終わってから、学費の支払いで目減りした貯蓄分を取り戻せるように計画しておくと、老後の資金の準備も十分に間に合うと考えられます。

お金が貯められないタイプ別診断でいうと、レジャー志向の強い家計のタイプといえます。

参考:チェックリストでできるお金が貯められないタイプ別診断

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ABOUT ME
あき
家計簿&家計管理アドバイザー。家計研究家。1000件以上の家計相談に回答。マネーライフプランナー、住宅ローンアドバイザー(住宅金融普及協会)資格所有。 節約や貯金術などお金に関する執筆多数。日本テレビ、NHK,フジテレビなどのテレビにも出演。著書に 「1日1行書くだけでお金が貯まる! 「ズボラ家計簿」練習帖 (講談社の実用BOOK)」「1日1ステップ 実行するうちにお金が貯まる!「ズボラ家計管理」トレーニング」他

POSTED COMMENT

  1. 相談者です より:

    あきさん、丁寧な診断とアドバイスをありがとうございます!
    闇雲に不安だった気持ちが落ち着き、引き締めながらも生活を楽しんで行こうという前向きな気持ちになれました♪

    老後の貯金も、学費の支払いが終わってからで間に合うとわかり、今きりきりに切り詰める必要はないんだー!と、本当にホッとしました(^^)

    ありがとうございました!

    • あき より:

      相談者さんコメントありがとうございます!
      相談者さんの家計は今は学費が一番多くかかる時期ですから無理をせず、数年後から一気に巻き返せるよう準備しておきましょう。

      これからもぜひ長い目で見た家計管理をされていってくださいね。応援しています!

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