50代の家計簿診断「食費予算月1万円でも生活が苦しい」
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読者の皆さんからの家計相談に家計簿&家計管理アドバイザーがお答えする無料家計相談&家計診断コーナー。
今回の相談者様は、50代のご夫婦。お子さん二人はともに20代と成人しています。
奥様が働けなくなりご主人だけの収入になったことで食費月1万円の予算でも生活が苦しいとご相談いただきました。
※その他免責事項をお読みください。
●家族構成●
夫(54)、妻(52)、子(22)、子(20)
●継続月数●
チャレンジ1ヵ月目
●予算●
食費 1万円
日用品 1万円
娯楽費 5000円
●実績●
収入 30万円
食費 1万円
日用品 1万円
夫小遣い 3万円
妻小遣い 1万円
娯楽費 2万円
特別費 2万円
うまくいかない。がちがちになりすぎて。娯楽が多い。
先生、診断お願いします。
赤字が多くて。
こんにちは。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。
ご相談者様は現在ご夫婦ともに50代。二人のお子さんは22歳、20歳とすでに成人されているようですね。お子さんが成人され、主な教育費の支払いも終盤。これからはご夫婦二人の生活を中心に家計を安定させたい時期です。
まず、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
毎月の生活に必要な基本的なお金は10万円(年間120万円)となっています。
ご相談者様の月収は30万円ですから、おおよそ月に必要なお金は20万円は余る計算になります。
しかし実際には「うまくいかない」と感じていらっしゃることから、実際にはもう少し支出があると想定されます。家賃や光熱費などの記載がないことから、基本的な支出の書き出しが必要な家計といえます。
ご相談者様の家計は、計算上では月20万円ほどの余剰がある家計となりますが、実際には家賃や光熱費などその他の支出があるものと想定されます。
おそらくこれまでは家計管理はしてきていない状況で、何から始めていいか分からないというところからのスタートではないかと想定されます。
したがって、今回いただいた内容についての節約を行うことよりも、家計全体をしっかり把握できる状況にしていく必要があります。
上記の点を考慮した上で、下記の点についての見直しをご提案いたします。
ご相談者様の家計では、固定費の書き出しがまずできていないということが挙げられます。
家賃や水道光熱費や生命保険料など毎月固定で支払っている支出を書き出すことから始めましょう。
■参考:家計簿の固定費については以下の記事で詳しく紹介しています。
ご相談者様の家計では、まず上記の通り、固定費の支出を書き出しを行い、次に今回書き出した生活費と合算してみましょう。
毎月の固定費が月15万円なら、今回いただいた内容によれば毎月の生活費は10万円ですので、ふたつをたしあげると基本的な生活に必要なお金は25万円と分かります。
■参考:家計の生活費については以下の記事で詳しく紹介しています。
特別費 2万円
ご相談者様の家計では、月々2万円の特別費を見込まれていますが、おそらく年間24万円には収まっていない可能性が考えられます。
今一度特別費についても書き出しを行ってみましょう。
■参考:特別費については以下の記事で詳しく紹介しています。
食費 1万円
ご相談者様の家計では、月の食費は1万円と極端に少ない予算でやりくりされていることが分かります。
お子さんは成人されていますが、ご一緒に住まれているのであれば4人家族。お二人とも独立されているのであれば2人家族となります。
仮に2人家族としても、総務省の家計調査によれば2人家族の食費の平均は56,222円です。
食費の平均に比べ、あまりに低すぎる食費は栄養の取れない食事となりますので、食費についてはもう少し多く取ってもよいでしょう。
■参考:食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:2人暮らしの食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
ご相談者様の家計では、上記の点についての見直しを行いながら、全体的な配分を考えると、最低限以下の程度の割合をまずは目指すところから始めるのが望ましいのではないかと考えます。
固定費 月15万円(固定費の割合50%)
生活費 月13万円(食費を月3万円増加と仮定)
貯蓄 月2万円
月2万円、年間24万円の貯蓄をするプランです。
ご年齢やご家族の状況を考えると、大きな教育費は今後必要なく、まもなく住宅ローンが終わるなど、固定費が削減できる可能性があればもう少し貯蓄が伸ばせる可能性も十分にあります。
また、ボーナスなどがあればさらに貯蓄を伸ばすこともできます。
全体的な収支のバランスを考えながら今一度再配分を検討してみましょう。
ご年齢から考えると、今から定年までの数年間は家計の中でも貯め期に当たります。
この時期を逃すと再び貯めにくい時期になってしまいますので、今のうちにしっかり家計を立て直しておくことをオススメします。
■参考:家計の見直しの基本については以下の記事で詳しく紹介しています。
読者の皆さんからいただいた月収から考える家計の過去記事一覧はみんなの家計簿公開からご覧いただけます。
■参考:月収、年収別の家計簿を公開しています。
今回の相談者様は、50代のご夫婦。お子さん二人はともに20代と成人しています。
奥様が働けなくなりご主人だけの収入になったことで食費月1万円の予算でも生活が苦しいとご相談いただきました。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
●家族構成●
夫(54)、妻(52)、子(22)、子(20)
●継続月数●
チャレンジ1ヵ月目
●予算●
食費 1万円
日用品 1万円
娯楽費 5000円
●実績●
収入 30万円
食費 1万円
日用品 1万円
夫小遣い 3万円
妻小遣い 1万円
娯楽費 2万円
特別費 2万円
うまくいかない。がちがちになりすぎて。娯楽が多い。
先生、診断お願いします。
赤字が多くて。
こんにちは。家計簿&家計管理アドバイザーのあきです。
ご相談者様は現在ご夫婦ともに50代。二人のお子さんは22歳、20歳とすでに成人されているようですね。お子さんが成人され、主な教育費の支払いも終盤。これからはご夫婦二人の生活を中心に家計を安定させたい時期です。
家計を確認
まず、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。
毎月の生活に必要な基本的なお金は10万円(年間120万円)となっています。
ご相談者様の月収は30万円ですから、おおよそ月に必要なお金は20万円は余る計算になります。
しかし実際には「うまくいかない」と感じていらっしゃることから、実際にはもう少し支出があると想定されます。家賃や光熱費などの記載がないことから、基本的な支出の書き出しが必要な家計といえます。
家計の見直し
ご相談者様の家計は、計算上では月20万円ほどの余剰がある家計となりますが、実際には家賃や光熱費などその他の支出があるものと想定されます。
おそらくこれまでは家計管理はしてきていない状況で、何から始めていいか分からないというところからのスタートではないかと想定されます。
したがって、今回いただいた内容についての節約を行うことよりも、家計全体をしっかり把握できる状況にしていく必要があります。
上記の点を考慮した上で、下記の点についての見直しをご提案いたします。
固定費
ご相談者様の家計では、固定費の書き出しがまずできていないということが挙げられます。
家賃や水道光熱費や生命保険料など毎月固定で支払っている支出を書き出すことから始めましょう。
■参考:家計簿の固定費については以下の記事で詳しく紹介しています。
固定費と生活費を足し上げる
ご相談者様の家計では、まず上記の通り、固定費の支出を書き出しを行い、次に今回書き出した生活費と合算してみましょう。
毎月の固定費が月15万円なら、今回いただいた内容によれば毎月の生活費は10万円ですので、ふたつをたしあげると基本的な生活に必要なお金は25万円と分かります。
■参考:家計の生活費については以下の記事で詳しく紹介しています。
特別費
特別費 2万円
ご相談者様の家計では、月々2万円の特別費を見込まれていますが、おそらく年間24万円には収まっていない可能性が考えられます。
今一度特別費についても書き出しを行ってみましょう。
■参考:特別費については以下の記事で詳しく紹介しています。
食費
食費 1万円
ご相談者様の家計では、月の食費は1万円と極端に少ない予算でやりくりされていることが分かります。
お子さんは成人されていますが、ご一緒に住まれているのであれば4人家族。お二人とも独立されているのであれば2人家族となります。
仮に2人家族としても、総務省の家計調査によれば2人家族の食費の平均は56,222円です。
食費の平均に比べ、あまりに低すぎる食費は栄養の取れない食事となりますので、食費についてはもう少し多く取ってもよいでしょう。
■参考:食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
■参考:2人暮らしの食費の平均については以下の記事で詳しく紹介しています。
家計を見直すとどうなる?
ご相談者様の家計では、上記の点についての見直しを行いながら、全体的な配分を考えると、最低限以下の程度の割合をまずは目指すところから始めるのが望ましいのではないかと考えます。
固定費 月15万円(固定費の割合50%)
生活費 月13万円(食費を月3万円増加と仮定)
貯蓄 月2万円
月2万円、年間24万円の貯蓄をするプランです。
ご年齢やご家族の状況を考えると、大きな教育費は今後必要なく、まもなく住宅ローンが終わるなど、固定費が削減できる可能性があればもう少し貯蓄が伸ばせる可能性も十分にあります。
また、ボーナスなどがあればさらに貯蓄を伸ばすこともできます。
全体的な収支のバランスを考えながら今一度再配分を検討してみましょう。
ご年齢から考えると、今から定年までの数年間は家計の中でも貯め期に当たります。
この時期を逃すと再び貯めにくい時期になってしまいますので、今のうちにしっかり家計を立て直しておくことをオススメします。
■参考:家計の見直しの基本については以下の記事で詳しく紹介しています。
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■参考:月収、年収別の家計簿を公開しています。
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