通帳の残高がマイナスになる。定期預金を解約すべき?
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こちらは、家計簿&家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。
今回は「通帳の残高がマイナスになる」というご相談です。
※その他免責事項をお読みください。
1ヶ月ほど前にあきさんのブログに出会って目からウロコでした。
ひとり娘が中学生なった今年になって、ふと高校、大学に必要な教育資金などを考え始めたのですが、全く貯金ができてないことに改めて自分にドン引きでした。
どうにもクレジットカードでの支払いが多いことに着目し、数ヶ月我慢をしようと思っています。
そしてまずは家計簿を日々つけていこうと思っています。
さて、クレジットカードの引き落としがいくらになるのか、いつも引き落とし日まで把握していなかったため、不足がある場合に備えて総合通帳の裏に定期預金をしていました。
結果、常に普通預金はマイナス状態が続いていて、せっかく夫が残業を頑張ってくれたお給料もマイナスを埋めることにしかならず、常に焼け石に水なのです。
今月より家計簿をしっかりつけて行こうと思っているですが、裏の担保定期預金を解約してマイナスをなくすところから始めた方がよいでしょうか。
まだ家計簿を始めたばかりで、定期預金がないとハラハラしそうなんですが…(T_T)
なにかアドバイスをいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「通帳の残高がマイナスになる」ということについてですね。
通帳の残高はマイナスになるということがあるのをご存知でしょうか。
実はわが家も通帳の残高がマイナスになってしまったことがあります。
10年以上の前のことですが、実際に通帳の残高にマイナスが表示されています。
毎月足りなくなったらちょこちょこお金をおろし、何を思ったのか給料日の数日前に、当時の月収と同額を引き出し大幅なマイナスになっています。
この当時はまだ上手にお金を管理することができず、当然貯金も思うようにできていなかった時期です。
口座の残高内でしかお金は引き出すことができないはずなのに、なんで通帳の残高がマイナスになることがあるの?と思う方もいるかもしれません。
実は、銀行口座には自動融資機能というものが備わっています。
普通預金口座に、口座残高を超えるような自動引き落としなどがあった場合に、定期預金を担保に自動的に融資が行われます(定期預金額の90%までが上限)。
このような機能が備わっているため、引き落としができない金額の請求があると自動的に銀行から融資されてしまうのですね。
このような融資を受けると後日自動的に利息が引かれていくことになります。
公式:ゆうちょ銀行(貯金担保自動貸付け)
上記の通り、当時のわが家でも、給料日まであと数日だけどお金が足りないという時は、給料日より前にお金を引き出してしまい通帳残高がマイナスに…。
当日の感覚としては、数日間はマイナスになるけど、数日後に給料が入るし、まあいいかというような軽い気持ちでした。
しかし、それから数年後、住宅ローンの借り入れ審査を行ったとき、なんと自動融資をされて通帳残高がマイナスになった銀行からは「住宅ローンの借り入れ不可」の通達が!
年収的には問題ない金額のはずなのに、なぜ住宅ローンの審査が不可だったのかと考えた結果、通帳残高がマイナスになっていた時期があることで返済能力が信頼されなかったのではないかと自分なりに推測しました。
もちろん銀行の住宅ローンの審査の条件は明らかにされていませんので、あくまでも推測となります。
通帳の残高がマイナスになってしまった時、定期預金を担保とした自動融資がされないように定期預金を解約した方がいいのだろうかとご相談者様は悩まれているようですね。
結論からお伝えすると、ひとまずそのままとし、今後は徐々に通帳口座からマイナスがでないように工夫することをオススメします。
数カ月はマイナスが出ることもあるでしょうが、徐々に家計が整ってくれば自然にマイナスがでない家計にすることができるようになります。
貯金を崩して清算するのは簡単ですが、貯金は崩すのは一瞬。崩してしまった貯金を取り戻すには時間がかかるものです。
一度崩した貯金がいつ取り戻せるかもわからない状況で貯金を崩しても、崩した貯金を取り戻すのに数年もかかってしまっては「貯金がない期間が長く続いてしまう」ことになります。
貯金がない状況が長く続くと、万が一大きな出費が必要になったときに新たな借金を背負うリスクが生じます。
借金などがあり「どうしても今すぐ貯金を崩して返済しなくてはいけない」というほどの緊急性がない場合は、多少苦しくても貯金を崩さずにやりくり力を高めることで正常な家計に修正する方が最終的に貯金が残せることがあります。
ご相談者様の場合は、それほど緊急性が高い状況とは感じませんので、ひとまず今行っている家計の改善にしっかり取り組み、今後はマイナスの出ない家計管理ができるように修正していきましょう。
その他の借金やローンに関するご質問やご相談は借金・ローンカテゴリーからご覧いただけます。
https://kakeibo.kosodate-info.com/archives/19131
今回は「通帳の残高がマイナスになる」というご相談です。
※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容
1ヶ月ほど前にあきさんのブログに出会って目からウロコでした。
ひとり娘が中学生なった今年になって、ふと高校、大学に必要な教育資金などを考え始めたのですが、全く貯金ができてないことに改めて自分にドン引きでした。
どうにもクレジットカードでの支払いが多いことに着目し、数ヶ月我慢をしようと思っています。
そしてまずは家計簿を日々つけていこうと思っています。
さて、クレジットカードの引き落としがいくらになるのか、いつも引き落とし日まで把握していなかったため、不足がある場合に備えて総合通帳の裏に定期預金をしていました。
結果、常に普通預金はマイナス状態が続いていて、せっかく夫が残業を頑張ってくれたお給料もマイナスを埋めることにしかならず、常に焼け石に水なのです。
今月より家計簿をしっかりつけて行こうと思っているですが、裏の担保定期預金を解約してマイナスをなくすところから始めた方がよいでしょうか。
まだ家計簿を始めたばかりで、定期預金がないとハラハラしそうなんですが…(T_T)
なにかアドバイスをいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
(あきの答え)
ご質問ありがとうございます。家計簿&家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。
「通帳の残高がマイナスになる」ということについてですね。
通帳がマイナスになる
通帳の残高はマイナスになるということがあるのをご存知でしょうか。
実はわが家も通帳の残高がマイナスになってしまったことがあります。
10年以上の前のことですが、実際に通帳の残高にマイナスが表示されています。
毎月足りなくなったらちょこちょこお金をおろし、何を思ったのか給料日の数日前に、当時の月収と同額を引き出し大幅なマイナスになっています。
この当時はまだ上手にお金を管理することができず、当然貯金も思うようにできていなかった時期です。
通帳がマイナスになる理由とは?
口座の残高内でしかお金は引き出すことができないはずなのに、なんで通帳の残高がマイナスになることがあるの?と思う方もいるかもしれません。
実は、銀行口座には自動融資機能というものが備わっています。
普通預金口座に、口座残高を超えるような自動引き落としなどがあった場合に、定期預金を担保に自動的に融資が行われます(定期預金額の90%までが上限)。
このような機能が備わっているため、引き落としができない金額の請求があると自動的に銀行から融資されてしまうのですね。
このような融資を受けると後日自動的に利息が引かれていくことになります。
公式:ゆうちょ銀行(貯金担保自動貸付け)
通帳の残高がマイナスになってしまったわが家
上記の通り、当時のわが家でも、給料日まであと数日だけどお金が足りないという時は、給料日より前にお金を引き出してしまい通帳残高がマイナスに…。
当日の感覚としては、数日間はマイナスになるけど、数日後に給料が入るし、まあいいかというような軽い気持ちでした。
しかし、それから数年後、住宅ローンの借り入れ審査を行ったとき、なんと自動融資をされて通帳残高がマイナスになった銀行からは「住宅ローンの借り入れ不可」の通達が!
年収的には問題ない金額のはずなのに、なぜ住宅ローンの審査が不可だったのかと考えた結果、通帳残高がマイナスになっていた時期があることで返済能力が信頼されなかったのではないかと自分なりに推測しました。
もちろん銀行の住宅ローンの審査の条件は明らかにされていませんので、あくまでも推測となります。
通帳の残高がマイナスになってしまった時
通帳の残高がマイナスになってしまった時、定期預金を担保とした自動融資がされないように定期預金を解約した方がいいのだろうかとご相談者様は悩まれているようですね。
結論からお伝えすると、ひとまずそのままとし、今後は徐々に通帳口座からマイナスがでないように工夫することをオススメします。
数カ月はマイナスが出ることもあるでしょうが、徐々に家計が整ってくれば自然にマイナスがでない家計にすることができるようになります。
貯金を崩して清算するのは簡単ですが、貯金は崩すのは一瞬。崩してしまった貯金を取り戻すには時間がかかるものです。
一度崩した貯金がいつ取り戻せるかもわからない状況で貯金を崩しても、崩した貯金を取り戻すのに数年もかかってしまっては「貯金がない期間が長く続いてしまう」ことになります。
貯金がない状況が長く続くと、万が一大きな出費が必要になったときに新たな借金を背負うリスクが生じます。
借金などがあり「どうしても今すぐ貯金を崩して返済しなくてはいけない」というほどの緊急性がない場合は、多少苦しくても貯金を崩さずにやりくり力を高めることで正常な家計に修正する方が最終的に貯金が残せることがあります。
ご相談者様の場合は、それほど緊急性が高い状況とは感じませんので、ひとまず今行っている家計の改善にしっかり取り組み、今後はマイナスの出ない家計管理ができるように修正していきましょう。
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