2年間で350万円貯めた!ズボラ主婦の節約家計簿管理ブログ

2年で350万円の貯蓄に成功したあきの「家計簿・節約・貯金・家計管理」の方法を公開しているブログです。ポイ活もしています。 家計簿歴10年以上なのに貯められなかった専業主婦が一転。 ケチケチ節約術を卒業し2年で350万円の貯蓄に成功しました!テレビ出演、書籍出版、掲載雑誌多数あります。

子供3人。借金返済中の家計簿。収入減で貯金なしです。

こちらは、読者の皆さんからの家計相談に家計管理アドバイザーがお答えするコーナーです。
今回の相談者様は、30代、40代のご夫婦。小学生のお子さん3人の5人家族。
本来なら貯め期にあたる時期ですが貯蓄ができないことに不安を感じご相談いただきました。

※その他免責事項をお読みください。
今回のご相談内容

はじめまして。

あきさんのブログ拝読しています。

そしてズボラ家計簿を購入し、参考にしながら家計簿を昨年四月よりつけています。

自分に甘いところがあって、締めなきゃいけないところも目をそらしていたため、現在も貯蓄はほぼありません。

夫の奨学金も滞納を重ねてしまい、残金300万円近く残っています。それを繰り上げ返済したく、色々とさまよい、あきさんのブログと本に出会いました。

家計簿を付ける前は、ピンチの時はキャッシング・ローンを利用していましたが、今はクレジットカードを一枚にし、支出も管理できています。小さな進歩でお恥ずかしいですが、あきさんにはとても感謝しています。ありがとうございます。

そして今、自分自身が病気にかかってしまいフルタイムで働くことが難しくなってしまい、収入が激減しました。

二本柱だから何とかなっていたところに、収入減。その上、今年は飛行機の距離の身内が亡くなったことで臨時費が10万以上、さらに妹の結婚式が3ヶ月後に決まったことでギリギリを超え、赤字の状態です。

どこをどう調整していくべきかわからくなってしまい、アドバイスをいただきたいと思い、メールさせていただきました。

よければ家計診断お願いいたします。

●家族構成●
夫(41)、妻(36)、子(小5)、子(小4)、子(小1)

1、収入(今まで→現在)
夫 年間354万円
妻 年間318万円→96万円
手当 年間42万円

合計 年間714万円→492万円

2、銀行支出
家賃    年間111.6万円(月9.3万円)
電気代   年間8.4万円(月0.7万円)
ガス代   年間7.2万円(月0.6万円)
水道    年間7.2万円(月0.6万円)
通信費   年間24万円(月2万円)
→16.8万円(月1.4万円)
ローン返済 年間48万円(月2万円)
奨学金返済 年間40.8万円(月3.4万円)
保険(夫生命保険と三子の学資保険)
年間36万円(月3万円)
車ローン返済(残り二年弱)
年間38万円(月2万円とボーナス払い7万円二回)
学童保育  年間12万円(月1万円)
→7.2万円(月0.6万円)
給食費・PTA費 年間14万円
習い事   年間15.6万円(月1.3万円)
駐車場   年間12万円(月1万円)
→0円
ヨシケイ利用 年間36万円(月三万円)
→0円

合計 410.8万円→350.8万円
※ヨシケイはやめました
※駐車場は通勤に必要でしたが、必要なくなりました。
※帰宅時間が早まるため学童一人やめます
※通信費はスマホ3台と光回線です。
乗り換えて少し下がりました。

3、現金支出
食費 年間60万円(月5万円)
日用品 年間19.2万円(月1.6万円)
夫小遣い 年間24万円(月2万円)
妻小遣い 年間12万円(月1万円)
教育費  年間12万円(月1万円)※文具や制服・上靴など
娯楽費  年間36万円(月3万円)※外食費・惣菜費など

合計163.2万円

(特別費)
火災保険 2万円(二年に一回)
車税 5.7万円(車二台)
車検 10万円(今年二台同時・二年に一回)
車保険 7万円(二台分)
衣服代 11万円
イベント 15万円
レジャー 20万円
子供の習いごとの発表会にかかる費用 8万円(二人分、年一回)

合計 405.1万円

※今年はここに、お葬式にでるための交通費など10万円+香典費1.5万円がかかり、これから妹の結婚式の費用 12万円ほどかかります。

(昨年度貯金実績)
貯金は少し貯まればキャッシングの返済していたためゼロに近いです。
そして今は完全に赤字です。

※子供の習い事をやめるのは出来るだけ避けたいです。
※車は二台必要な田舎です。

いままで正直外食・惣菜が多かったです。

春からはまた元の収入に戻るつもりですが、それも予定であることと、出来れば出費をおさえる癖をつけたいと思っています。
そして貯金ができる家計にしたいと切実に思っています。

とても自分に甘く、ゆるい家計だっため、厳しめのお言葉をいただきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします!


こんにちは。家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。

ご相談者様は現在30代と40代のご夫婦。小学校のお子さん3人の5人家族ですが、毎月赤字。ローンやキャッシングなどでしのぎながら過ごしてきたところに収入減があったということですね。

年間収支の確認


具体的なご相談に入る前に、ご相談者様の年間収支を見てみましょう。

収入492万円
支出592.7万円

収支は年間約100万円の赤字の予定ということですね。

保険(夫生命保険と三子の学資保険)年間36万円(月3万円)

貯蓄率100%以上の貯蓄性の保険であれば年間36万円の貯蓄はできているようです。

家計を確認


毎月の支出


次に、ご相談者様の毎月のやりくりに必要なお金を見てみましょう。

家賃    年間111.6万円(月9.3万円)
電気代   年間8.4万円(月0.7万円)
ガス代   年間7.2万円(月0.6万円)
水道    年間7.2万円(月0.6万円)
通信費   年間24万円(月2万円)
      →16.8万円(月1.4万円)
ローン返済 年間48万円(月2万円)
奨学金返済 年間40.8万円(月3.4万円)
保険(夫生命保険と三子の学資保険)
      年間36万円(月3万円)
車ローン返済(残り二年弱)
      年間38万円(月2万円とボーナス払い7万円二回)
学童保育  年間12万円(月1万円)
      →7.2万円(月0.6万円)
給食費・PTA費 年間14万円
習い事   年間15.6万円(月1.3万円)
駐車場   年間12万円(月1万円)
      →0円
ヨシケイ利用 年間36万円(月三万円)
       →0円
食費 年間60万円(月5万円)
日用品 年間19.2万円(月1.6万円)
夫小遣い 年間24万円(月2万円)
妻小遣い 年間12万円(月1万円)
教育費  年間12万円(月1万円)※文具や制服・上靴など
娯楽費  年間36万円(月3万円)※外食費・惣菜費など

合計 514万円

毎月の固定費や変動費に必要な基本的なお金は42万8千円となっています。

旦那様と奥様の収入をボーナスなしとして計算しても月収は37.5万円。ボーナスがあるのであれば毎月の収入はもう少し少ないと考えると、毎月赤字の家計です。

特別費


次に特別費の支出を見てみましょう。

火災保険 2万円(二年に一回)
車税 5.7万円(車二台)
車検 10万円(今年二台同時・二年に一回)
車保険 7万円(二台分)
衣服代 11万円
イベント 15万円
レジャー 20万円
子供の習いごとの発表会にかかる費用 8万円(二人分、年一回)

合計 78.7万円

別途、特別費として約79万円の支出があるようです。

特別費については、今年はさらに冠婚葬祭などがあるということですから、年間100万円前後はかかるものと考えてもよさそうです。


家計の見直し


ご相談者様の家計は、以前の収入であれば大きく貯金ができる見込みのある家計です。

しかし、今年は減収があるということで、年間100万円前後の赤字がある家計となり、非常に危険な状態であることが分かります。

まずは月42.8万円ほどである毎月の支出をもう少し減らすことを考えましょう。

すでにいくつかの支出については見直しをされているということですが、あと少し頑張りましょう。

日用品


日用品 年間19.2万円(月1.6万円)

日用品費については、オムツやミルクのお子さんがいらっしゃらないのであればもう少し削りたいところです。

ガソリン代などが日用品に含まれている可能性もありますが、あと月数千円でも安くできないか検討してみましょう。


娯楽費


娯楽費  年間36万円(月3万円)※外食費・惣菜費など

娯楽費についても、本来ならばこれくらいあっても問題ない家計ですが、あと少しこらえたいところです。

こちらも月数千円でも削れないか検討してみましょう。


保険


保険(夫生命保険と三子の学資保険) 年間36万円(月3万円)

保険についても、学資保険など貯蓄性のある保険であるとは思いますが、借金をしてまで続けていくべきなのかは検討してみましょう。


小遣い


夫小遣い 年間24万円(月2万円)
妻小遣い 年間12万円(月1万円)

小遣いについても、現状では多すぎるわけではありませんが、家計が大幅な赤字であれば見直しの対象としてもよいでしょう。


特別費


衣服代 11万円
イベント 15万円
レジャー 20万円

特別費のうち、娯楽にあたる支出も減収が続く間はこらえましょう。

年間100万円の赤字を抱えながら娯楽に関する費用を削れない状況ではさらに借金が増える可能性があり危険です。

家計の予算を作成しよう


ご相談者様の家計では、すでに大きな支出の見直しは済んでいます。

そのためさらに追加で見直しを行うとしても月に1,2万円削減できるかどうかというところになっています。

大幅に支出を削るのであれば娯楽に関する費用をこらえることを考える必要があります。

毎月の予算の見直し


家賃    年間111.6万円(月9.3万円)
電気代   年間8.4万円(月0.7万円)
ガス代   年間7.2万円(月0.6万円)
水道    年間7.2万円(月0.6万円)
通信費   年間24万円(月2万円)
      →16.8万円(月1.4万円)
ローン返済 年間48万円(月2万円)
奨学金返済 年間40.8万円(月3.4万円)
保険(夫生命保険と三子の学資保険)
      年間12万円(月3万円)
車ローン返済(残り二年弱)
      年間38万円(月2万円とボーナス払い7万円二回)
学童保育  年間12万円(月1万円)
      →7.2万円(月0.6万円)
給食費・PTA費 年間14万円
習い事   年間15.6万円(月1.3万円)
駐車場   年間12万円(月1万円)
      →0円
ヨシケイ利用 年間36万円(月三万円)
       →0円
食費 年間60万円(月5万円)
日用品 年間12万円(月1万円)
夫小遣い 年間18万円(月1.5万円)
妻小遣い 年間9.6万円(月1万円)
教育費  年間12万円(月1万円)※文具や制服・上靴など
娯楽費  年間24万円(月2万円)※外食費・惣菜費など

合計 462.4万円

特別費の見直し


火災保険 2万円(二年に一回)
車税 5.7万円(車二台)
車検 10万円(今年二台同時・二年に一回)
車保険 7万円(二台分)
衣服代 万円
イベント 10万円
レジャー 10万円
子供の習いごとの発表会にかかる費用 8万円(二人分、年一回)

合計 68.7万円

年間収支



年間収入 492万円
年間支出 531万円

学資保険などをやめ、さらに娯楽に関する費用も極力こらえた状況でもまだ年間で50万円ほど赤字が出てしまいます。

この50万円をさらに減らすのであれば、お子さんの習い事や学童もやめる必要が出てきます。

それでも年間数十万円の赤字は残ってしまいます。

食費と日用品を合わせてさらに月1万円ほど削れればなんとかとんとんまで持っていけるかどうかというところです。

娯楽に関する費用はほとんどなし、返済が多い家計になってしまいます。

ここまで切り詰めた生活をしてまで生活を維持すべきかは検討した方がよいでしょう。

奥様のご病気で働くことが難しいということですが、年間100万円ほど収入が増やせれば今と同じ生活を維持しながらとんとんの生活にすることもできます。

どのような生活をされたいのか今一度検討されてみてください。

今後はどうなる?


ご相談者様の家計は、現在は本来ならば貯め期にあたる時期です。

しかし、現状では減収もあり年間100万円前後の赤字をうめることも難しい状況になっています。

ただし、車のローンがあと残り2年弱とまもなく終わりが見えています。

こちらの支払いが終わるころ、一番上のお子さんが中学生になりさらにお金がかかる時期に入ります。

中学生のお子さんの費用を増やしすぎないように気を付けながら、車のローンが終わる2年後からしっかり収支のバランスを保つようにすると家計が改善していく見込みがあります。

2年後にやってくる家計改善のチャンスを逃さないようにしましょう。


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