こちらは、家計簿＆家計管理アドバイザーが日頃の「家計管理に関する疑問や質問」にお答えするコーナーです。

今回は「借金返済と貯金のバランス」についてのご相談です。

※その他免責事項をお読みください。

（あきの答え）

ご質問ありがとうございます。家計簿＆家計管理アドバイザー、家計研究家のあきです。

「借金返済と貯金のバランス」についてですね。

借金返済と貯金のバランス

借金があると、借金返済を優先すべきか貯金をした方がいいのか迷うことがありますよね。

そのような時は、借金返済と貯金のバランスを考えることが大切です。

例えば手元の貯金すべてを借金返済に充ててしまうと、貯金はゼロになってしまいます。

貯金がゼロになってしまうと急に大きな出費があったときに対応することができません。

たとえ借金を返済しても、新たな借金ができてしまっては本末転倒です。

手元にある程度の資金を残しながら借金を返済していくという方が安全です。

借金返済をする時の考え方

借金返済をするのであれば、消費者金融など利息の高いものから順に返済しましょう。

利息の高い借金を返済すれば、その後の家計運営も楽になります。

なお、借金の中には優先して返済しなくてもよい借金もあります。

例えば住宅ローンや車のローンなど家計管理をするうえで予測される基本的なローンなどについてはあわてて繰り上げ返済をする必要はありません。

あくまでも優先して借金返済をした方がよいのは、消費者金融をはじめとした生活費や事業の赤字補填などのための借金がある場合です。

借金返済と貯金の優先順位

さて、ご相談者様の場合は現在返済を考えている借金はセゾン30万ということです。

この程度の金額であれば一括して返済してしまってもよいのではないでしょうか。

ただし、返済することで貯金がゼロになってしまうようでは心配です。

あくまでも手元にある程度資金残るのであればということになります。

ただ、月４万円ずつ返済をしているということですから、分割して支払ってもあと7か月ほどです。

繰り上げて返済することで浮く利息などを計算した上で、それほど多くの利息が戻らないのであればこのまま分割して支払うというのも一つの手です。

貯金というのは崩すのは一瞬ですが貯めるのには時間がかかるものです。

また、貯金が苦手な方というのは、借金返済が終わってもその分貯金をふやせないというケースが多々あります。

支出が減った分また新たな支出を増やしてしまうというパータンですね。

多少利息を払っても、あと数か月であれば貯金のペースを崩さずに支払うことで最終的には貯金が残せるというケースもありますのでご自分の性格などを考慮したうえで決断しましょう。

ご主人様の件、こころからお悔やみ申し上げます。今後の家計が良い方向に行かれることをこころからお祈り申し上げます。

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